1 / 3
プロローグ
しおりを挟む
僕が出会ったのは声の出ない君だった。
君と知り合ったのはインターネットでだった。軽い奴だと誤解されたくないから言っておくが、僕は自分から女の子に声をかけるタイプではない。
ないのだが、君を見つけ、話をしたいと思いメッセージを送った。なぜか君が寂しそうに感じたから、放っておけなかった。
僕の性癖を暴露してしまうと、僕は年下が好きだ。だから、年上の君と恋愛関係になるとは欠片も思っていなかった。
ネットで仲良くなってから、急に君から食事の誘いが来た。だが、怪我で退院したばかりだったし、車もないし、お金もなかったからその旨を伝えて断った。が、君は“お金なら出してあげるよ”と言って再度僕を食事に誘った。断る理由はもうなかったから、知らない人の車に乗るのは少し怖かったけど、僕は君に会うことにした。
待ち合わせ場所に教えてくれたナンバーの車がやってくる。ドキドキしながら車に乗って挨拶をした。が、なかなか反応が返って来なくて、何か悪いことをしたのだろうか、見た目がダサいと思われているのだろうかとマイナスな思いが頭の中をぐるぐると回っていく。
“隠しててごめんね。私、声が出ない病気なんだ”
手渡された小さなメモ帳には綺麗な字でそう書かれていた。
君と知り合ったのはインターネットでだった。軽い奴だと誤解されたくないから言っておくが、僕は自分から女の子に声をかけるタイプではない。
ないのだが、君を見つけ、話をしたいと思いメッセージを送った。なぜか君が寂しそうに感じたから、放っておけなかった。
僕の性癖を暴露してしまうと、僕は年下が好きだ。だから、年上の君と恋愛関係になるとは欠片も思っていなかった。
ネットで仲良くなってから、急に君から食事の誘いが来た。だが、怪我で退院したばかりだったし、車もないし、お金もなかったからその旨を伝えて断った。が、君は“お金なら出してあげるよ”と言って再度僕を食事に誘った。断る理由はもうなかったから、知らない人の車に乗るのは少し怖かったけど、僕は君に会うことにした。
待ち合わせ場所に教えてくれたナンバーの車がやってくる。ドキドキしながら車に乗って挨拶をした。が、なかなか反応が返って来なくて、何か悪いことをしたのだろうか、見た目がダサいと思われているのだろうかとマイナスな思いが頭の中をぐるぐると回っていく。
“隠しててごめんね。私、声が出ない病気なんだ”
手渡された小さなメモ帳には綺麗な字でそう書かれていた。
0
あなたにおすすめの小説
一条さん結婚したんですか⁉︎
あさとよる
恋愛
みんなの憧れハイスペックエリートサラリーマン『一条 美郷(※超イケメン)』が、結婚してしまった⁉︎
嫁ラブの旦那様と毒舌地味嫁(花ちゃん)....とっ!その他大勢でお送りしますっ♡
((残念なイケメンの一途過ぎる溺愛♡))のはじまりはじまり〜
⭐︎本編は完結しております⭐︎
⭐︎番外編更新中⭐︎
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
旦那様の愛が重い
おきょう
恋愛
マリーナの旦那様は愛情表現がはげしい。
毎朝毎晩「愛してる」と耳元でささやき、隣にいれば腰を抱き寄せてくる。
他人は大切にされていて羨ましいと言うけれど、マリーナには怖いばかり。
甘いばかりの言葉も、優しい視線も、どうにも嘘くさいと思ってしまう。
本心の分からない人の心を、一体どうやって信じればいいのだろう。
愛のかたち
凛子
恋愛
プライドが邪魔をして素直になれない夫(白藤翔)。しかし夫の気持ちはちゃんと妻(彩華)に伝わっていた。そんな夫婦に訪れた突然の別れ。
ある人物の粋な計らいによって再会を果たした二人は……
情けない男の不器用な愛。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる