【完結】眠れぬ異界の少年、祓魔師の愛に微睡む

丑三とき

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東の祓魔師と側仕えの少年

60.※久しぶりの入浴にかける思い③※

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「そ、そろそろ出ようかハルオミ」

うん、それがいいかもしれない。
お互い色々と意識してしまう空間は危ない。これは危険だ。
そう思い、立ちあがろうと身じろぐ。

——ゴリッ

「……っ」

フレイヤさんの硬くて大きなものが僕の尾骶骨をゴリッと力強く撫でたので、立ち上がるどころでは無くなってしまった。体が硬直して動かない。僕の肌が、彼の大きさや熱までもをダイレクトに感じ取る。

こんなのが、僕の中に入ってたんだ……

一瞬でも思考を支配されたのを後悔した。意識した途端体のいろんな部分が反応する。これが単なる熱なのか、彼を想う熱なのか、答えは明白だった。

「ハルオミ、大大大かい?」

動かない僕を不思議に思ったのか後ろから顔を覗き込もうとしてくるフレイヤさん。ちょっとでも動かれたらやばいのに、彼はぐっと体を近づけて僕に顔を寄せた。そう、ぐっと体を近づけて。

「フレイヤ、さん……」

「っ!」

きっと情けない顔をしていると思う。
だって彼が欲しくてたまらないという欲望に体も心も支配されてしまって、理性が働こうとしないから。

ああ、フレイヤさんを困らせている。
僕の求めていることを彼が一番わかっている。

「いけないよハルオミ。君の体に負担がかかってしまう」

フレイヤさんは僕の体を気遣って体を離そうとしている。僕を立ち上がらせようと腰を掴み、そのなんてことない刺激にも体は恐ろしいまでの反応を見せた。

「わかってるけど、でもフレイヤさん、僕……」

下半身がウズウズして、どうしようもなく辛い。こんなに近いのにおあずけされる方が体に悪い。


そうだ。いいこと思いついた。
フレイヤさんのことをその気にさせたらいいんだ。



悪巧みが働いた僕の体は自然に動いていた。フレイヤさんの大きなものに腰を擦り付けて熱をダイレクトに感じてみる。どんどん硬さを増すそれは僕の腰を暴力的に撫で回す。



——バシャッ

「うわあっ」

不意に体が浮いたと思ったら、くるっと後ろ向きされフレイヤさんと対面する形で彼の脚を跨ぐ形で座らせれていた。

「ハルオミ、君は自分が今何をしているか分かっているのかい?」

フレイヤさんの鋭い目が僕を貫く。
もしかしたら好き勝手して少し怒らせたかもしれない。しかし鋭い目の奥はとても熱く滾っていて、僕に興奮してくれていることがわかる。

「分かってる。フレイヤさんのこと、誘っ……てるの…」

精一杯の訴え。今までは何度も不発に終わったけれど、それは彼が僕を思ってのことだった。でも今はもう何の障壁も無いじゃないか。だったら全部に素直になって、たくさんフレイヤさんと触れ合いたい。

「だめ……?」

助けを求めるように彼に縋り付くと、はぁ、とひとつ苦しげなため息を吐いて言った。

「本当は、しばらく何もしないつもりだったんだけどな」

——グイッ

「ッ!あぁ、っ」

彼は僕の腰を自分の方に引き寄せた。引き寄せたことによって僕の昂りはフレイヤさんのそれにピッタリ触れて、言いようのない快感が柔く体を駆け巡った。

そして彼は二人分の熱をまとめて大きな手に収めてゆっくりと扱き始めたのである。

「んっ、ぁぁ、フレイ、ヤ…さん」

とても熱い。
陰茎の裏筋がどくどくと熱い脈を打っている。
息も絶え絶えになりながら、僕は目の前の大きな胸に頭を預けた。

「ぁぁあ、っんんっ」

僕より遥かに大きなフレイヤさんのものが、彼の手の中で僕のと一緒に暴れ回っている。

お湯の中で二人分の熱がいっしょくたに混じり合っている事実に頭が沸騰しそうなほど興奮する。

先端に指をたてたり、にぎにぎと僕の陰茎をフレイヤさんのそれに擦り付けられたりして、彼に弄ばれた昂りは張り詰め悲鳴を上げていた。

「あぁぁっ、あぁっ、あ……んんっ!」

「ハルオミ、いけない腰だ」

僕は気づかないうちにゆらゆらと腰を動かしてひたすらに快感を追っていた。

「だっ…て…ぁぁっ! やだ、ぁあっもう、いっちゃ…」

眠っている期間も含めると、長いこと何の刺激も無かった下腹部はあっという間に限界を迎えたのだった。


「ぁぁっ!  ん、フレイヤさん、でちゃう…」

「いいよ、私もっ、もう限界だ」

「あぁあっ、んあっ、あっぁぁ!」

「……っ!」



お風呂の中で粗相をしてしまったことに我に返りつつも体力は限界を迎え、彼の放った芳しく甘い香りに侵されながら僕はゆっくりと意識を失った。






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