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子は鎹
181 疑惑
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永華視点
襲撃を受けた翌日、夏休みの最終日だ。
篠野部が見つからないままに夏休みが終わろうとしている現実にため息に続いてあくびが出る。
しかも夏休みの課題も微妙に残っていたことから夜遅くまで起きることになっちゃったせいで、ちょっと寝不足だし……。
ふらふらと購買で買ったサンドイッチを食べながら廊下を歩いていると、どうにも校門の方が騒がしいことに気がついた。
急いでサンドイッチを完食して校門の方向に向かい、建物の影に隠れて覗き込んでみると校門の前に軍服を着た人達がいた。
そこにはヘラクレスの姿はないし、ヘラクレスをパン屋にまで回収しに来た人も、バイスの町で見たヘラクレスと同じ舞台に配属されている人もいない。
昨日の今日で現場検証に来たんだろうか?
いや、それは昨日のうちに魔導警察の人達が終わらせていたし、先生達が犯人を捕まえたことや事件の内容や被害のこともあって、わりとアッサリ終わったはずだ。
何かわかったとか?
だったらララが呼んだこともあって、今回の件の担当になっているらしいヘラクレスや、その周囲のものが来ていても可笑しくないのだが……。
一体なんでここに来て、しかも騒がしくしているのだろうか?
目を凝らしてみれば教師陣に紛れてララの姿が確認できた。
先生達はわかるけど、なんでララがここにいるんだ?
あまりにも可笑しな事態に、また何かが起こっているのではないかと思い、人にばれないように魔方陣を使って会話を盗み聞きしてみることにした。
……これは、大変なことになった。
その会話の内容に、背や汗が背筋を流れた。
「昨夜未明、先日、メルリス魔法学校にて囚われた三名が牢屋にて死亡しているのが発見された」
思考は驚愕に染まり、次には混乱一色になるが私を置いて話しは進んでいく。
「我々は推定死亡時刻付近にラクレス・アリスが三名の牢屋にはいることを目撃されていること、他の目撃証言がないこと、牢屋の鍵をヘラクレス・アリスが所持していたことから、ヘラクレス・アリスが容疑者としてあげられた」
衝撃の発言により、思わず声が漏れそうなのを口を押さえて何とか止める。
一体、どう言うことだろうか?
騎士が、ヘラクレスが、襲撃犯を殺した容疑者になっている?
いや、いやいやいや……。
「兄が、兄さんがそんなことするわけ無いでしょう!?」
そうだ、付き合いが浅いとはいえ、到底ヘラクレスが襲撃犯の三人を殺すようには思えない。
仮にそう言う刑が下っていたとしても、情報も何も引き出せていないだろう現状、襲撃犯達を殺すなんて情報を闇に葬るも同義じゃないか。
そういう風に、独断でヘラクレスが動いたとしても、自分が疑われるだけでいいことなんて何もないとわかるはずだ。
なんで……。
「ララ・アリス、永華・戌井、両名の出頭を命じる」
考えていると、更に爆弾を落とされた。
私とララが出頭?
なんで?
本当に思考が追い付かない状態で、なんでそんなことを言っているのか、理由がわからないまま唖然として先生とララ、見覚えの無い軍の人達との会話を聞き続ける。
見覚えの無い軍人曰く、ララはヘラクレスの身内であるために共謀した可能性があり、そうでなくとも何かしらの情報を持っている可能性があるので尋問する。
私の方も、メルリス学校にはいる前からの付き合いであることと働いていた店の常連のようになっていた親しさから何か知っている可能性があり、今回殺された三人は私を襲ったもの達だから関与している可能性があるとして尋問をしたい。
ヘラクレスは最後に三人の牢屋にはいるところを目撃されていることと、牢屋の鍵を持っていたことから犯人の最有力候補として見られているが、本人が否認していることから情報を集めている。
そういった内容だった。
言っていることは理屈が通っているからわかるが、心が追い付かない。
兄が犯人にされそうなことに腹を立てて軍人に噛みつくララと、そんなララをいさめる教師と軍に対して色々と聞いている教師陣、依然として態度を全く変えない軍人。
一体何が起こっているのか……。
いや、何が起こってるのかは大雑把にはわかっているのだが、なぜこんなことに……。
いい加減、話が進まないことに苛立った軍人が乱暴にララの腕をつかんだ。
「……まぁ、何が起こってようと“出ていかない”はできないか」
そっと魔方陣を解体して、念のためにバレなさそうなところに幾つか糸を隠しておく。
これなら何かあったときに応戦できるだろう。
まあ、モカノフ達を叩き潰すまでは油断させておきたいからなるべく魔法は使いたくないんだけど、糸で作った魔方陣なら服の下に隠しておけばある程度の者なら気がつかないだろう。
前はいきなりすぎて思い付かなかったんだよね……。
まあ、そんなのどうでもいいや。
校舎の影から出て、いまだ騒がしいままの校門へ向かう。
向かっている最中に軍人の一人と目があった。
「お前が永華・戌井か?」
「そうだけど……」
“人の名前を聞く前に自分から名乗ったら?”と嫌味を言いたくなったが、それを飲み込んで答える。
「ついてこい」
この人、私が盗み聞きしていたからいいけど、何も説明なしって公職の人間としては、ちょっとどうなのよ。
「この人達、兄さんが襲撃犯を三人も殺したって言ってるのよ!?命令があるわけでもないのに、兄さんがそんなことするわけ無いじゃない!ふざけているわ!」
まったくもって同意である。
「殺したとは断言していないでしょう?容疑者になっているとは言ってますけどね」
なんか胡散臭そうな優男が出てきた……。
「俗に言う事情聴取のようなものですよ。君はヘラクレスさんと親しいですし襲撃犯に狙われた身ですし、妹さんは身内です。何か知っているかも知れませんから、お話が聞きたいんです」
「悪いけど、私は何も知りません。襲撃された理由だって、わからないんでね」
「アタシもよ!」
「本当にそうですか?嘘をついている可能性はありませんか?嘘かどうか判別するため、ついてきてもらいたいんです」
つまり、乱暴な言い方にはなるが「お前らのことは信用も信頼もしてないし怪しいから尋問するために軍の施設に連れていく」ってところだろうか。
これはいくら拒否したところでひいてはくれないだろうな……。
「事情聴取なら軍じゃなくて警察でやればいいじゃない!」
「無関係なものをあまりか変わらせたくないんだよ」
大柄なのが答える。
確かに外部といえば外部だが、専門家である魔導警察を抜きにしてことを進ませようとしているのは違和感を感じるな。
まぁ、国を守るための公職も一枚岩じゃないってことでしょ。
一応、他組織なら尚更だ。
「ララ、大人しくついていこう」
「なっ!でも……」
ララは何か言いかけたが、口をつぐんだ。
「抵抗し続けたって怪しまれるだけだよ。大人しくついていって、騎士の容疑を晴らしたほうがいい」
「アタシは、まだ良いとしても、貴女は何度も襲撃を受けてる狙われの身なのよ!?」
「流石に“安全のために魔法学校に引きこもってた私を理由つけて外に連れていく”んだし、守ってくれるって。犯罪者でもなんでもないんだから、国民を守るべき軍人さんなんもの」
「守ってくれなかったらどうするのよ」
なんか、今日の__っていうか。
ここに来てる軍人に対しての辺りが妙にきつくない?
もしかして、何かに気がついているのかな……。
「どうするって、そりゃあ……」
ふむ……。
ララの耳元に口を寄せる。
「囮にして逃げる」
「貴女、無慈悲ね?でも採用」
「無慈悲なのはララもでしょ……」
嫌がるララを説得して、軍人さん達について行く事になった。
襲撃を受けた翌日、夏休みの最終日だ。
篠野部が見つからないままに夏休みが終わろうとしている現実にため息に続いてあくびが出る。
しかも夏休みの課題も微妙に残っていたことから夜遅くまで起きることになっちゃったせいで、ちょっと寝不足だし……。
ふらふらと購買で買ったサンドイッチを食べながら廊下を歩いていると、どうにも校門の方が騒がしいことに気がついた。
急いでサンドイッチを完食して校門の方向に向かい、建物の影に隠れて覗き込んでみると校門の前に軍服を着た人達がいた。
そこにはヘラクレスの姿はないし、ヘラクレスをパン屋にまで回収しに来た人も、バイスの町で見たヘラクレスと同じ舞台に配属されている人もいない。
昨日の今日で現場検証に来たんだろうか?
いや、それは昨日のうちに魔導警察の人達が終わらせていたし、先生達が犯人を捕まえたことや事件の内容や被害のこともあって、わりとアッサリ終わったはずだ。
何かわかったとか?
だったらララが呼んだこともあって、今回の件の担当になっているらしいヘラクレスや、その周囲のものが来ていても可笑しくないのだが……。
一体なんでここに来て、しかも騒がしくしているのだろうか?
目を凝らしてみれば教師陣に紛れてララの姿が確認できた。
先生達はわかるけど、なんでララがここにいるんだ?
あまりにも可笑しな事態に、また何かが起こっているのではないかと思い、人にばれないように魔方陣を使って会話を盗み聞きしてみることにした。
……これは、大変なことになった。
その会話の内容に、背や汗が背筋を流れた。
「昨夜未明、先日、メルリス魔法学校にて囚われた三名が牢屋にて死亡しているのが発見された」
思考は驚愕に染まり、次には混乱一色になるが私を置いて話しは進んでいく。
「我々は推定死亡時刻付近にラクレス・アリスが三名の牢屋にはいることを目撃されていること、他の目撃証言がないこと、牢屋の鍵をヘラクレス・アリスが所持していたことから、ヘラクレス・アリスが容疑者としてあげられた」
衝撃の発言により、思わず声が漏れそうなのを口を押さえて何とか止める。
一体、どう言うことだろうか?
騎士が、ヘラクレスが、襲撃犯を殺した容疑者になっている?
いや、いやいやいや……。
「兄が、兄さんがそんなことするわけ無いでしょう!?」
そうだ、付き合いが浅いとはいえ、到底ヘラクレスが襲撃犯の三人を殺すようには思えない。
仮にそう言う刑が下っていたとしても、情報も何も引き出せていないだろう現状、襲撃犯達を殺すなんて情報を闇に葬るも同義じゃないか。
そういう風に、独断でヘラクレスが動いたとしても、自分が疑われるだけでいいことなんて何もないとわかるはずだ。
なんで……。
「ララ・アリス、永華・戌井、両名の出頭を命じる」
考えていると、更に爆弾を落とされた。
私とララが出頭?
なんで?
本当に思考が追い付かない状態で、なんでそんなことを言っているのか、理由がわからないまま唖然として先生とララ、見覚えの無い軍の人達との会話を聞き続ける。
見覚えの無い軍人曰く、ララはヘラクレスの身内であるために共謀した可能性があり、そうでなくとも何かしらの情報を持っている可能性があるので尋問する。
私の方も、メルリス学校にはいる前からの付き合いであることと働いていた店の常連のようになっていた親しさから何か知っている可能性があり、今回殺された三人は私を襲ったもの達だから関与している可能性があるとして尋問をしたい。
ヘラクレスは最後に三人の牢屋にはいるところを目撃されていることと、牢屋の鍵を持っていたことから犯人の最有力候補として見られているが、本人が否認していることから情報を集めている。
そういった内容だった。
言っていることは理屈が通っているからわかるが、心が追い付かない。
兄が犯人にされそうなことに腹を立てて軍人に噛みつくララと、そんなララをいさめる教師と軍に対して色々と聞いている教師陣、依然として態度を全く変えない軍人。
一体何が起こっているのか……。
いや、何が起こってるのかは大雑把にはわかっているのだが、なぜこんなことに……。
いい加減、話が進まないことに苛立った軍人が乱暴にララの腕をつかんだ。
「……まぁ、何が起こってようと“出ていかない”はできないか」
そっと魔方陣を解体して、念のためにバレなさそうなところに幾つか糸を隠しておく。
これなら何かあったときに応戦できるだろう。
まあ、モカノフ達を叩き潰すまでは油断させておきたいからなるべく魔法は使いたくないんだけど、糸で作った魔方陣なら服の下に隠しておけばある程度の者なら気がつかないだろう。
前はいきなりすぎて思い付かなかったんだよね……。
まあ、そんなのどうでもいいや。
校舎の影から出て、いまだ騒がしいままの校門へ向かう。
向かっている最中に軍人の一人と目があった。
「お前が永華・戌井か?」
「そうだけど……」
“人の名前を聞く前に自分から名乗ったら?”と嫌味を言いたくなったが、それを飲み込んで答える。
「ついてこい」
この人、私が盗み聞きしていたからいいけど、何も説明なしって公職の人間としては、ちょっとどうなのよ。
「この人達、兄さんが襲撃犯を三人も殺したって言ってるのよ!?命令があるわけでもないのに、兄さんがそんなことするわけ無いじゃない!ふざけているわ!」
まったくもって同意である。
「殺したとは断言していないでしょう?容疑者になっているとは言ってますけどね」
なんか胡散臭そうな優男が出てきた……。
「俗に言う事情聴取のようなものですよ。君はヘラクレスさんと親しいですし襲撃犯に狙われた身ですし、妹さんは身内です。何か知っているかも知れませんから、お話が聞きたいんです」
「悪いけど、私は何も知りません。襲撃された理由だって、わからないんでね」
「アタシもよ!」
「本当にそうですか?嘘をついている可能性はありませんか?嘘かどうか判別するため、ついてきてもらいたいんです」
つまり、乱暴な言い方にはなるが「お前らのことは信用も信頼もしてないし怪しいから尋問するために軍の施設に連れていく」ってところだろうか。
これはいくら拒否したところでひいてはくれないだろうな……。
「事情聴取なら軍じゃなくて警察でやればいいじゃない!」
「無関係なものをあまりか変わらせたくないんだよ」
大柄なのが答える。
確かに外部といえば外部だが、専門家である魔導警察を抜きにしてことを進ませようとしているのは違和感を感じるな。
まぁ、国を守るための公職も一枚岩じゃないってことでしょ。
一応、他組織なら尚更だ。
「ララ、大人しくついていこう」
「なっ!でも……」
ララは何か言いかけたが、口をつぐんだ。
「抵抗し続けたって怪しまれるだけだよ。大人しくついていって、騎士の容疑を晴らしたほうがいい」
「アタシは、まだ良いとしても、貴女は何度も襲撃を受けてる狙われの身なのよ!?」
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「守ってくれなかったらどうするのよ」
なんか、今日の__っていうか。
ここに来てる軍人に対しての辺りが妙にきつくない?
もしかして、何かに気がついているのかな……。
「どうするって、そりゃあ……」
ふむ……。
ララの耳元に口を寄せる。
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