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子は鎹
215 殺し文句
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木と木が打ち合う音が森に響く。
ここは魔法学校の裏にある森、永華とリアンさんが打ち合うときに使っている場所だ。
今日も二人は打ち合っている。
幾ばくかして、決着が付いた。
勝者はリアンさんだった。
「ぐあ~……。いけそうだと思ったのに……」
「まだまだ甘いな」
永華とリアンさん曰く、前よりは断然強くなったらしい。
永華は瞬殺されることがなくなり、時間としては十分程度もつようになったが今だ勝ててはいなかった。
「……本当に行くのか?」
「行くよ。中途半端であることは承知だし、リアンさんの課題を手伝えないのは申し訳ないんだけど、これ以上いる意味もないと言えば無いし、危険に晒すのもね……」
「……いや、君たちが決めたのならば私がとやかく言うことではないだろう。最後まで面倒が見られないのは残念だがな」
「私事で申し訳ない……」
二人のやり取りは今日で最後となるだろう。
だって、僕たちは今日、メルリス魔法学校から出ていくのだから。
それから一時間後、カリヤ先輩主催のお茶会に顔を出していた。
そこには卒業生であるビーグル先輩とカリヤ先輩の兄であるネレーオさん、ナーズビアがいた。
「本当に行くんですの?」
「そりゃ自分達の目的のためには、ずっとここにいる訳には行けませんからね」
「卒業してから行けばいいのに、勿体ないの……」
「しかたねえだろ。二人は狙われの身、一応事件が解決したとはいえ根本的な解決にはなってないんだから、保護者達がいい顔しねえ」
「出ていく理由はそれじゃありませんよ?」
今までの事件はある程度の隠蔽が効いたし、きちんと解決してきた。
でも、今回は違う。
根本的な解決はできていないし、死人__狙われて僕たちだけど__がでかけた。
あれだけの大騒ぎ、情報を塞き止めるのも無理があり根本的な解決ができていないこともあって魔法学校に通っている生徒達の保護者は僕らがこのまま魔法学校に在籍することにいい顔はしなかった。
自分の子供がろくでもない陰謀に巻き込まれるかもしれないんだから、当然のことだろう。
「まあ、噂に尾びれや背鰭が付く前に出ていくのは得策だと思うよ。過激なのがいないとはいえ無いからね。でも、近々冬が来るのに大丈夫か?せめて冬が開けるまで待てばいい」
「それはわかってるんですけど、探してる人もいるのでなるべき早く動きたいんです」
「ちょっと前まで、ここにいたんですけど用事終わっちゃって返っちゃったし」
「ふうん……。まあ、恩もあるし何かあれば手紙でも送ればいいよ。手伝えることは手伝ってあげるから、その代わり__」
「何かあれば、でしょう?」
「そうそう」
「俺んとこもよろしく頼むぜ」
「うちも~……。あんまり実家に関わらせたくないけど……」
貴族にバックアップを確約されるって心強いな。
程なくして僕たちはお茶会を後にすることにして、今度は職員室に向かった。
僕達が魔法学校から出ることを伝えたときは騒ぎになった反面、納得している人たちもいた。
先生たちが知っている僕達の目標は“王宮魔導師”だったが、僕らの本来の目的は元の世界に帰ることであり、王宮魔導師はその手段に過ぎない。
その手段が使えないというのならば、また別の者を探すのは妥当だろう。
「本当に行くんですね」
「気を付けろよ~」
「今はまだ暑いから良いですけど、これから冬が来るんですから寒さには気を付けるんですよ」
「いつでも戻ってきて良いですからね~」
「武運を祈ります」
と、行った感じで先生たちと話し、別れた後ヘルスティーナ先生に呼ばれた。
呼ばれた先は空き教室だった。
「これは選別じゃ」
そう言って渡されたのは薄い金属のプレートに見たこともない魔方陣が堀こまれたチャームがついている組み紐だった。
「なんです?この魔方陣」
「見たこと無いね」
「伝を使ってな、正規の方法で呼ばれた異世界の者は加護を受けるとうのは知っておるな?」
ヘルスティーナ先生の言葉に頷く。
入院中に聞いた話だ。
「これを持っている限り、その加護を受けている者が使える魔法やワシの自己魔法と同じ属性の魔法が使えるようになる。まあ、使える魔法の種類はそこまでないがな」
ヘルスティーナ先生の自己魔法って……あの神々しい光で黒いスライムみたいなものを消し飛ばした魔法のことか。
「あれらに狙われている君たちは必然とあのスライムもどきや薬と遭遇することが増えるだろう。そのときに他所方がなければ困るだろう?うまく使いなさい」
「わかりました」
「ありがとうございます」
薬を使用した場合、能力が飛躍的に上がり対処が困難となるから、薬対策のものを手元に置けるのはとてもありがたい。
これを用意できたヘルスティーナ先生の伝というのが気になったが、野暮だと思ったので聞くことはしなかった。
にしても、異世界の者が受けるはずの加護と同じ力を何でヘルスティーナ先生が扱えて、それを魔方陣におとしこめる伝があるんだろうか?
ヘルスティーナ先生と別れて廊下を歩いているとマッドサイエンティストに捕まった……。
「やあ、実験対象たち」
「その呼び方やめましょう?」
「出たな。マッドサイエンティスト」
これから何が起こるのかと身構えていると、どこかからスノー先輩がニョッとはえてきた。
「コラコラ、明日でお別れなんだから波風たてない」
「先輩どこから来たの?」
「それはどうでもいいだろ?」
「えぇ……」
ケイネ先輩も大概マッドサイエンティストだがスノー先輩も大概どこかしらがおかしいよな……。
「君たちが異様に気になると思ったら会えない確率の方が高い異世界人だったとはな。実験に付き合って貰いたいが……故郷に帰ろうと模索している者を引き留めるほど私はマッドサイエンティストではない。感謝しろ」
「あんたが最初から諦めていたら良いだろ……」
本当に、狙われてるこっちの身にもなってくれ。
「ケイネちゃんが諦めるなんて珍しい……。あ、そうだ。明日の朝、出立の前に整備した弓を取りに来てね」
「あ、わかりました。出立の前にうかがいますね」
それからケイネ先輩の実験の話になり、長くなりそうだったので途中で切り上げて、いつも集まっている木陰に向かっていく。
「おい」
声をかけてきたのはロンテ先輩だった。
「お、ロンテだ」
「行くのか?」
「私たちの目的は帰ることですからね」
「ふ~ん……気を付けろよ」
ロンテ先輩はそれだけ言って消えていった。
なんだったんだ?
ロンテ先輩の行動に首をかしげつつも、僕らは歩を進めた。
「あ、来た」
「こっち、こっち~」
向かった先にいたのはいつものメンバーだ。
「はあ、まさか二人が異世界の人だとは思わなかったよ」
「よくよく考えれば色々となっとくできるがな」
「そうよね。知識はあるけど常識がないって言うか……。アタシ達の当たり前が通じに無いことがあったものね」
「しかも妙に雰囲気が違うと思いましたけどねえ」
「いきなり誘拐されてメルトポリア王国の端の森に置き去りにされるなんてことあるのかなって思ってたけど……」
「いきなり召喚されたのなら納得ですわ」
これらはいつも通りの代わり映えの無いやり取りであり、近々別れではあるが、それを感じさせない振る舞いである。
先輩達やネレーオさん達とは違い、こうも日常的であるのは僕からすれば何故か嬉しい気もするのが不思議だ。
ベイノット曰く、今生の別れでもないのだから、いつも通りで良いだろ?だそうだ。
そのうち、ララが何かを思い出したかのように手紙を取り出した。
「これ、兄さんからの手紙よ」
渡されたのはヘラクレスからの手紙だ。
内容は出立に立ち会えないから、変わりに手紙を出す。
妹と仲良くしてくれたこと、バイスの町で助けてくれたことへの感謝。
それから君たちはトラブルメーカーとはいかずとも台風の目のような存在だから何かあれば頼るようにと、そんな感じの内容だった。
台風の目って……。
まあ、今までのことを考えれば否定もできないことだ。
そんな風にメルリス魔法学校での最後の一日を過ごし、スノー先輩のところに寄ってから、皆に見送られてメルリス魔法学校を後にした。
道中、ギルドに寄って国外でも通用する身分証を手に入れて、隣国行きの馬車に乗る。
「いい天気だねえ」
「そうだな」
天気は快晴、出立にはいい天気だ。
「いたっ!」
「どうした?」
「目に何かはいった……」
行きなり声を上げたかと思えば、目に埃か何か入ってしまったようで涙目で目を擦っていた。
「うぅ……」
「何やってるんだ……」
「目ぇ痛い……」
「そのまま涙を流していれば取れるだろ。今さら馬車から降りるわけにもいかないんだし、ちょっと我慢しろ。それとも魔法で出した水で目を洗うか?多分びしょ濡れになるぞ」
「がまんする……」
「そうか」
永華は目から大粒の涙をこぼしている。
涙、か。
永華の涙で思い出したが、キャシーのところに監禁されていたのを永華が見つけたときに、僕は置いていけと言った。
あの時、永華は__
__「私は……。私はね、篠野部がいなくなったら、ずっと泣いて暮らさないといけなくなる」__
あの時の光景と永華の声がフラッシュバックする。
まだ泣いている永華をチラリと見てから空を見上げた。
あれ、なかなかの殺し文句だったな。
ここは魔法学校の裏にある森、永華とリアンさんが打ち合うときに使っている場所だ。
今日も二人は打ち合っている。
幾ばくかして、決着が付いた。
勝者はリアンさんだった。
「ぐあ~……。いけそうだと思ったのに……」
「まだまだ甘いな」
永華とリアンさん曰く、前よりは断然強くなったらしい。
永華は瞬殺されることがなくなり、時間としては十分程度もつようになったが今だ勝ててはいなかった。
「……本当に行くのか?」
「行くよ。中途半端であることは承知だし、リアンさんの課題を手伝えないのは申し訳ないんだけど、これ以上いる意味もないと言えば無いし、危険に晒すのもね……」
「……いや、君たちが決めたのならば私がとやかく言うことではないだろう。最後まで面倒が見られないのは残念だがな」
「私事で申し訳ない……」
二人のやり取りは今日で最後となるだろう。
だって、僕たちは今日、メルリス魔法学校から出ていくのだから。
それから一時間後、カリヤ先輩主催のお茶会に顔を出していた。
そこには卒業生であるビーグル先輩とカリヤ先輩の兄であるネレーオさん、ナーズビアがいた。
「本当に行くんですの?」
「そりゃ自分達の目的のためには、ずっとここにいる訳には行けませんからね」
「卒業してから行けばいいのに、勿体ないの……」
「しかたねえだろ。二人は狙われの身、一応事件が解決したとはいえ根本的な解決にはなってないんだから、保護者達がいい顔しねえ」
「出ていく理由はそれじゃありませんよ?」
今までの事件はある程度の隠蔽が効いたし、きちんと解決してきた。
でも、今回は違う。
根本的な解決はできていないし、死人__狙われて僕たちだけど__がでかけた。
あれだけの大騒ぎ、情報を塞き止めるのも無理があり根本的な解決ができていないこともあって魔法学校に通っている生徒達の保護者は僕らがこのまま魔法学校に在籍することにいい顔はしなかった。
自分の子供がろくでもない陰謀に巻き込まれるかもしれないんだから、当然のことだろう。
「まあ、噂に尾びれや背鰭が付く前に出ていくのは得策だと思うよ。過激なのがいないとはいえ無いからね。でも、近々冬が来るのに大丈夫か?せめて冬が開けるまで待てばいい」
「それはわかってるんですけど、探してる人もいるのでなるべき早く動きたいんです」
「ちょっと前まで、ここにいたんですけど用事終わっちゃって返っちゃったし」
「ふうん……。まあ、恩もあるし何かあれば手紙でも送ればいいよ。手伝えることは手伝ってあげるから、その代わり__」
「何かあれば、でしょう?」
「そうそう」
「俺んとこもよろしく頼むぜ」
「うちも~……。あんまり実家に関わらせたくないけど……」
貴族にバックアップを確約されるって心強いな。
程なくして僕たちはお茶会を後にすることにして、今度は職員室に向かった。
僕達が魔法学校から出ることを伝えたときは騒ぎになった反面、納得している人たちもいた。
先生たちが知っている僕達の目標は“王宮魔導師”だったが、僕らの本来の目的は元の世界に帰ることであり、王宮魔導師はその手段に過ぎない。
その手段が使えないというのならば、また別の者を探すのは妥当だろう。
「本当に行くんですね」
「気を付けろよ~」
「今はまだ暑いから良いですけど、これから冬が来るんですから寒さには気を付けるんですよ」
「いつでも戻ってきて良いですからね~」
「武運を祈ります」
と、行った感じで先生たちと話し、別れた後ヘルスティーナ先生に呼ばれた。
呼ばれた先は空き教室だった。
「これは選別じゃ」
そう言って渡されたのは薄い金属のプレートに見たこともない魔方陣が堀こまれたチャームがついている組み紐だった。
「なんです?この魔方陣」
「見たこと無いね」
「伝を使ってな、正規の方法で呼ばれた異世界の者は加護を受けるとうのは知っておるな?」
ヘルスティーナ先生の言葉に頷く。
入院中に聞いた話だ。
「これを持っている限り、その加護を受けている者が使える魔法やワシの自己魔法と同じ属性の魔法が使えるようになる。まあ、使える魔法の種類はそこまでないがな」
ヘルスティーナ先生の自己魔法って……あの神々しい光で黒いスライムみたいなものを消し飛ばした魔法のことか。
「あれらに狙われている君たちは必然とあのスライムもどきや薬と遭遇することが増えるだろう。そのときに他所方がなければ困るだろう?うまく使いなさい」
「わかりました」
「ありがとうございます」
薬を使用した場合、能力が飛躍的に上がり対処が困難となるから、薬対策のものを手元に置けるのはとてもありがたい。
これを用意できたヘルスティーナ先生の伝というのが気になったが、野暮だと思ったので聞くことはしなかった。
にしても、異世界の者が受けるはずの加護と同じ力を何でヘルスティーナ先生が扱えて、それを魔方陣におとしこめる伝があるんだろうか?
ヘルスティーナ先生と別れて廊下を歩いているとマッドサイエンティストに捕まった……。
「やあ、実験対象たち」
「その呼び方やめましょう?」
「出たな。マッドサイエンティスト」
これから何が起こるのかと身構えていると、どこかからスノー先輩がニョッとはえてきた。
「コラコラ、明日でお別れなんだから波風たてない」
「先輩どこから来たの?」
「それはどうでもいいだろ?」
「えぇ……」
ケイネ先輩も大概マッドサイエンティストだがスノー先輩も大概どこかしらがおかしいよな……。
「君たちが異様に気になると思ったら会えない確率の方が高い異世界人だったとはな。実験に付き合って貰いたいが……故郷に帰ろうと模索している者を引き留めるほど私はマッドサイエンティストではない。感謝しろ」
「あんたが最初から諦めていたら良いだろ……」
本当に、狙われてるこっちの身にもなってくれ。
「ケイネちゃんが諦めるなんて珍しい……。あ、そうだ。明日の朝、出立の前に整備した弓を取りに来てね」
「あ、わかりました。出立の前にうかがいますね」
それからケイネ先輩の実験の話になり、長くなりそうだったので途中で切り上げて、いつも集まっている木陰に向かっていく。
「おい」
声をかけてきたのはロンテ先輩だった。
「お、ロンテだ」
「行くのか?」
「私たちの目的は帰ることですからね」
「ふ~ん……気を付けろよ」
ロンテ先輩はそれだけ言って消えていった。
なんだったんだ?
ロンテ先輩の行動に首をかしげつつも、僕らは歩を進めた。
「あ、来た」
「こっち、こっち~」
向かった先にいたのはいつものメンバーだ。
「はあ、まさか二人が異世界の人だとは思わなかったよ」
「よくよく考えれば色々となっとくできるがな」
「そうよね。知識はあるけど常識がないって言うか……。アタシ達の当たり前が通じに無いことがあったものね」
「しかも妙に雰囲気が違うと思いましたけどねえ」
「いきなり誘拐されてメルトポリア王国の端の森に置き去りにされるなんてことあるのかなって思ってたけど……」
「いきなり召喚されたのなら納得ですわ」
これらはいつも通りの代わり映えの無いやり取りであり、近々別れではあるが、それを感じさせない振る舞いである。
先輩達やネレーオさん達とは違い、こうも日常的であるのは僕からすれば何故か嬉しい気もするのが不思議だ。
ベイノット曰く、今生の別れでもないのだから、いつも通りで良いだろ?だそうだ。
そのうち、ララが何かを思い出したかのように手紙を取り出した。
「これ、兄さんからの手紙よ」
渡されたのはヘラクレスからの手紙だ。
内容は出立に立ち会えないから、変わりに手紙を出す。
妹と仲良くしてくれたこと、バイスの町で助けてくれたことへの感謝。
それから君たちはトラブルメーカーとはいかずとも台風の目のような存在だから何かあれば頼るようにと、そんな感じの内容だった。
台風の目って……。
まあ、今までのことを考えれば否定もできないことだ。
そんな風にメルリス魔法学校での最後の一日を過ごし、スノー先輩のところに寄ってから、皆に見送られてメルリス魔法学校を後にした。
道中、ギルドに寄って国外でも通用する身分証を手に入れて、隣国行きの馬車に乗る。
「いい天気だねえ」
「そうだな」
天気は快晴、出立にはいい天気だ。
「いたっ!」
「どうした?」
「目に何かはいった……」
行きなり声を上げたかと思えば、目に埃か何か入ってしまったようで涙目で目を擦っていた。
「うぅ……」
「何やってるんだ……」
「目ぇ痛い……」
「そのまま涙を流していれば取れるだろ。今さら馬車から降りるわけにもいかないんだし、ちょっと我慢しろ。それとも魔法で出した水で目を洗うか?多分びしょ濡れになるぞ」
「がまんする……」
「そうか」
永華は目から大粒の涙をこぼしている。
涙、か。
永華の涙で思い出したが、キャシーのところに監禁されていたのを永華が見つけたときに、僕は置いていけと言った。
あの時、永華は__
__「私は……。私はね、篠野部がいなくなったら、ずっと泣いて暮らさないといけなくなる」__
あの時の光景と永華の声がフラッシュバックする。
まだ泣いている永華をチラリと見てから空を見上げた。
あれ、なかなかの殺し文句だったな。
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