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異世界旅行
216 メルリス魔法学校を出てから
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永華視点
メルリス魔法学校、というかメルトポリア王国を出てから四週間がたった。
隣国に向かう途中、私たちは厄介ごとに巻き込まれてしまった。
まず、二日前にのっていた馬車が盗賊に襲われることになった。
戦えるものは私とカルタだけで、退けることはできたのだが馬車の車輪が壊れてしまった。
それに関しては物を浮かせる魔法の応用でどうにかなった。
これに関しては良い、お陰で馬車代がただになったからだ。
そこら辺を考えると、巻き込まれた甲斐があるかなって思ったりもする。
宿を取った私たちは夕食のため、宿泊施設と併設卯されている飯屋に行くことにした。
メルトポリア王国の王都にあった宿屋に泊まったときも飯屋が併設されているところがあったけれど、もしかしてこの世界ではよくあるものなんだろうか。
しかし、メルトポリア王国程でないにしろ、人がいるな。
飯屋でカルタはビーフストロガノフを、私はハンバーグを頼んだ。
そのうち、ご飯を食べ終えて会計をすませると私たちは一方の部屋に集まってこれからのことについて話し合うことにした。
「これからどこに行く?具体的に決めてなかったでしょ」
「まずは情報を集めるべきだ。アイツらに関する情報を集め、追いかけて帰る方法を聞き出す。キャシーからなんの情報もとれなかったのは痛手だな」
「情報ねえ……。あの時のことを考えるとそうそう簡単に手に入らないと思うけど……」
う~ん、適当に裏社会の人間を叩いて情報を吐かせる?
「絶対物騒なことを考えてるだろ……。まあ、恐らく君が考えているだろう方法でも良いが、それだと余計な敵を作ってしまうから却下だな」
「なんでわかるの……」
「危険度度外視で手っ取り早い方法だと適当に叩いて吐かせるのが一番だからな」
カルタはそう言って本のページをめくる。
「仮になにもしてなくても寄ってくるとして、人の多いところにいるのは被害ヤバイんじゃ……」
「どちらにしろ、僕達の目撃情報を流さなければ向こうは来ないだろうある程度ここに留まって情報を流あいてつるし上げる」
つるし上げるって、行ってることが怖いな……。
「人の過去を知れるような奴らが私たちのいる場所探すのに情報なんている?」
「いるだろうな。でなければ、あれほど狙っていた僕達のことを一年近くも放置すると思うか?」
「しないね」
というか、なんで最初の一年を放置したんだろう?
……そういえば、あの時、近くにドラゴンがいたな。
「あれか」
「何が?」
「私たちのこと見失ったんじゃないかな。最初、ドラゴンいたじゃん」
「なるほど、ドラゴンがやってくるのが見えて逃げたて僕らを見失って、一年も放置することになったのか」
あの時、ドラゴンが三体もいたから逃げるのも妥当だよね……。
「ドラゴン……。ドラゴンって言えばさ、神鋼龍の防具とか一回見てみたいよね。ロマン~」
「アルバシェラ公国は割りと近い、距離からして確実に来年にはなるだろうがいずれ行く事になるかもな」
「やった~」
私の予想通り、この世界にいるドラゴンも一部を除いて、とても好戦的で戦闘本能が高く、主によってはあっという間に国一つ滅ぼす力も持っているのだという。
そして、その一部のドラゴンは神鋼龍と言うらしく、ドラゴンのなかでも一際鱗が頑丈で切付けた剣が爪楊枝のように折れてしまう程固いのだ。
その固さから防具として冒険者や軍なんかの戦闘職に人気であり、とても高値で取引できるのだ。
その防御力のたかさとは裏腹に人に対して、とても友好的であり、自分の剥がれた鱗を交渉材料として食料となる家畜を交換を願い出るのだ。
神鋼龍との関わりのある国はメルトポリア王国とためをはれるレベルで大国であり、軍事国家として名高いアルバシェラ帝国だ。
「あ、ここにはいつもで留まる予定なの?どうせ決めてるでしょ」
「そうだな……。大体、1ヶ月だな。それだけあれば情報が広まるだろう」
「そしたら、そのうちに観光しとかないとね」
「遊びじゃないんだが……」
カルタは呆れの目を私に向けた。
「だって、連れるまで暇じゃん。一生に一度来れるかどうかわからないんだし、そもそもいつ死ぬかもわからない旅なんだから楽しまないと損じゃん?」
窓から見える、この国の景色はこの世界の住人からすればどこにでもある風景かもしれないけれど、私たちのような異世界の人間からしたら未知の光景だ。
「そうか」
「返事が簡素~」
カルタは前よりも反応が柔らかくなっているし、物言いが柔らかくなっているし……気がするけど相変わらず口数は少ないし愛想もない。
笑ったのを見たのだって、メルトポリア王国で入院していたときの一回っきりだ。
「さて、そろそろ寝ろ。情報を流すためにあちこち動き回る予定だから、寝ておかないと体力が持たないぞ」
「はいはーい。それじゃあ、おやすみ」
「おやすみ」
カルタの部屋からでて、自分の部屋に戻る。
荷物の確認だけして、早々にベッドに寝転んだ。
メルリス魔法学校に三年間通うための貯金が二人分と人身売買事件やヘラクレス冤罪事件の褒賞金なんかがあるから、金銭的な余裕はある。
戦闘面では幹部や幹部級との戦闘に不安を感じるものの、そこら辺の野盗や盗賊が相手ならば簡単に負ける気はないから……まあ、不安はない。
リコスさんを探し出すことは、目印になるダバリア帝国という言葉があるが全くもってダバリア帝国については何もわかっていないから、リコスさんを見つけられるかは不安だ。
「まあ、カルタに言ったみたいに折角の異世界旅行なんだから楽しまないと損だよね」
さて、明日は何をしようか。
この国名産の食べ物を食べ歩くのも良いし、この観光名所を回ってみるのも良いな。
あぁ、金策や知名度上げ、実力の底上げのためにギルドで依頼を請けるというのもありだな。
そう考えている間に、私の意識は遠退いて眠りに落ちた。
翌日、私たちは隣国の観光地を回ることにした。
この国の観光地には大きな湖をがあり、季節が秋だということもあり湖に浮かぶ紅葉と青空が、とても綺麗でこれを一目見ようとたくさんの人が集まっていた。
ある程度観光地を回ったところで、今度は名物の食べ物を色々と食べ歩いて見ることにした。
この辺りの国はヨーロッパ付近の文化と酷似しているからか、名物のなかには見知った洋食がちらほらと散見された。
そして、ある程度楽しんだ私たちはギルドにて、国内で収まるものに限定していろんな依頼を請けていくことになった。
バイスの町でやったような薬草集めや、老夫婦がやっているお店の荷物運び、この国の一角に住み着いて村を襲っている盗賊の退治、畑を荒らす魔獣の退治、本当にいろんな依頼をこなした。
依頼を請けるついでにギルドで情報収集を試みたが、収穫はない。
真正面から都市伝説のような存在であり、犯罪組織であるSDSについて聞くわけにも行かず、仮に聞いたとしても既に知っている都市伝説としてのSDSの話しかくれなかった。
そして、隣国での収穫がないまま一ヶ月が過ぎ去ろうとしており、出立の日取りが近づいてきている。
なった、のだが……。
問題が一つ、浮上した。
この問題はメルトポリア王国を出立するときに、どうにかしておくべき問題であったし、忘れるべきものではなかった。
なんで、忘れてたんだろう……。
メルリス魔法学校、というかメルトポリア王国を出てから四週間がたった。
隣国に向かう途中、私たちは厄介ごとに巻き込まれてしまった。
まず、二日前にのっていた馬車が盗賊に襲われることになった。
戦えるものは私とカルタだけで、退けることはできたのだが馬車の車輪が壊れてしまった。
それに関しては物を浮かせる魔法の応用でどうにかなった。
これに関しては良い、お陰で馬車代がただになったからだ。
そこら辺を考えると、巻き込まれた甲斐があるかなって思ったりもする。
宿を取った私たちは夕食のため、宿泊施設と併設卯されている飯屋に行くことにした。
メルトポリア王国の王都にあった宿屋に泊まったときも飯屋が併設されているところがあったけれど、もしかしてこの世界ではよくあるものなんだろうか。
しかし、メルトポリア王国程でないにしろ、人がいるな。
飯屋でカルタはビーフストロガノフを、私はハンバーグを頼んだ。
そのうち、ご飯を食べ終えて会計をすませると私たちは一方の部屋に集まってこれからのことについて話し合うことにした。
「これからどこに行く?具体的に決めてなかったでしょ」
「まずは情報を集めるべきだ。アイツらに関する情報を集め、追いかけて帰る方法を聞き出す。キャシーからなんの情報もとれなかったのは痛手だな」
「情報ねえ……。あの時のことを考えるとそうそう簡単に手に入らないと思うけど……」
う~ん、適当に裏社会の人間を叩いて情報を吐かせる?
「絶対物騒なことを考えてるだろ……。まあ、恐らく君が考えているだろう方法でも良いが、それだと余計な敵を作ってしまうから却下だな」
「なんでわかるの……」
「危険度度外視で手っ取り早い方法だと適当に叩いて吐かせるのが一番だからな」
カルタはそう言って本のページをめくる。
「仮になにもしてなくても寄ってくるとして、人の多いところにいるのは被害ヤバイんじゃ……」
「どちらにしろ、僕達の目撃情報を流さなければ向こうは来ないだろうある程度ここに留まって情報を流あいてつるし上げる」
つるし上げるって、行ってることが怖いな……。
「人の過去を知れるような奴らが私たちのいる場所探すのに情報なんている?」
「いるだろうな。でなければ、あれほど狙っていた僕達のことを一年近くも放置すると思うか?」
「しないね」
というか、なんで最初の一年を放置したんだろう?
……そういえば、あの時、近くにドラゴンがいたな。
「あれか」
「何が?」
「私たちのこと見失ったんじゃないかな。最初、ドラゴンいたじゃん」
「なるほど、ドラゴンがやってくるのが見えて逃げたて僕らを見失って、一年も放置することになったのか」
あの時、ドラゴンが三体もいたから逃げるのも妥当だよね……。
「ドラゴン……。ドラゴンって言えばさ、神鋼龍の防具とか一回見てみたいよね。ロマン~」
「アルバシェラ公国は割りと近い、距離からして確実に来年にはなるだろうがいずれ行く事になるかもな」
「やった~」
私の予想通り、この世界にいるドラゴンも一部を除いて、とても好戦的で戦闘本能が高く、主によってはあっという間に国一つ滅ぼす力も持っているのだという。
そして、その一部のドラゴンは神鋼龍と言うらしく、ドラゴンのなかでも一際鱗が頑丈で切付けた剣が爪楊枝のように折れてしまう程固いのだ。
その固さから防具として冒険者や軍なんかの戦闘職に人気であり、とても高値で取引できるのだ。
その防御力のたかさとは裏腹に人に対して、とても友好的であり、自分の剥がれた鱗を交渉材料として食料となる家畜を交換を願い出るのだ。
神鋼龍との関わりのある国はメルトポリア王国とためをはれるレベルで大国であり、軍事国家として名高いアルバシェラ帝国だ。
「あ、ここにはいつもで留まる予定なの?どうせ決めてるでしょ」
「そうだな……。大体、1ヶ月だな。それだけあれば情報が広まるだろう」
「そしたら、そのうちに観光しとかないとね」
「遊びじゃないんだが……」
カルタは呆れの目を私に向けた。
「だって、連れるまで暇じゃん。一生に一度来れるかどうかわからないんだし、そもそもいつ死ぬかもわからない旅なんだから楽しまないと損じゃん?」
窓から見える、この国の景色はこの世界の住人からすればどこにでもある風景かもしれないけれど、私たちのような異世界の人間からしたら未知の光景だ。
「そうか」
「返事が簡素~」
カルタは前よりも反応が柔らかくなっているし、物言いが柔らかくなっているし……気がするけど相変わらず口数は少ないし愛想もない。
笑ったのを見たのだって、メルトポリア王国で入院していたときの一回っきりだ。
「さて、そろそろ寝ろ。情報を流すためにあちこち動き回る予定だから、寝ておかないと体力が持たないぞ」
「はいはーい。それじゃあ、おやすみ」
「おやすみ」
カルタの部屋からでて、自分の部屋に戻る。
荷物の確認だけして、早々にベッドに寝転んだ。
メルリス魔法学校に三年間通うための貯金が二人分と人身売買事件やヘラクレス冤罪事件の褒賞金なんかがあるから、金銭的な余裕はある。
戦闘面では幹部や幹部級との戦闘に不安を感じるものの、そこら辺の野盗や盗賊が相手ならば簡単に負ける気はないから……まあ、不安はない。
リコスさんを探し出すことは、目印になるダバリア帝国という言葉があるが全くもってダバリア帝国については何もわかっていないから、リコスさんを見つけられるかは不安だ。
「まあ、カルタに言ったみたいに折角の異世界旅行なんだから楽しまないと損だよね」
さて、明日は何をしようか。
この国名産の食べ物を食べ歩くのも良いし、この観光名所を回ってみるのも良いな。
あぁ、金策や知名度上げ、実力の底上げのためにギルドで依頼を請けるというのもありだな。
そう考えている間に、私の意識は遠退いて眠りに落ちた。
翌日、私たちは隣国の観光地を回ることにした。
この国の観光地には大きな湖をがあり、季節が秋だということもあり湖に浮かぶ紅葉と青空が、とても綺麗でこれを一目見ようとたくさんの人が集まっていた。
ある程度観光地を回ったところで、今度は名物の食べ物を色々と食べ歩いて見ることにした。
この辺りの国はヨーロッパ付近の文化と酷似しているからか、名物のなかには見知った洋食がちらほらと散見された。
そして、ある程度楽しんだ私たちはギルドにて、国内で収まるものに限定していろんな依頼を請けていくことになった。
バイスの町でやったような薬草集めや、老夫婦がやっているお店の荷物運び、この国の一角に住み着いて村を襲っている盗賊の退治、畑を荒らす魔獣の退治、本当にいろんな依頼をこなした。
依頼を請けるついでにギルドで情報収集を試みたが、収穫はない。
真正面から都市伝説のような存在であり、犯罪組織であるSDSについて聞くわけにも行かず、仮に聞いたとしても既に知っている都市伝説としてのSDSの話しかくれなかった。
そして、隣国での収穫がないまま一ヶ月が過ぎ去ろうとしており、出立の日取りが近づいてきている。
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