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異世界旅行
218 悪夢
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色々と詰め込んだ荷物を背負って宿屋の部屋を出る。
宿屋の二階にある受付の人にお金を払い、宿屋をあとにした。
一ヶ月も滞在していたせいで宿代が中々で、停滞出費になったがギルドでの依頼でかせいだ分を思えば、そこまでの痛手にはならないだろう。
手続きをして国から外に出る。
ここから先は馬車は出ていないし、商会の人が乗せてくれる可能性も無いに等しい。
しかも、これから段々と寒くなっていくから覚悟しなければいけないだろう。
「雪って降るのかなあ?」
「この寒さなら、まだ降らないだろうが時間の問題だろうな。この辺りは元の世界で言うところのヨーロッパのようだから、降ってもおかしくない」
「なら早めに次のところにいなかいとね」
いささか重たいリュックを背負って草原を歩いていく。
天気は雲はあるが雨が降りそうと言うこともない。
お昼は隣国を出る前にたまたま見つけたパン屋で買ったサンドイッチを、木陰の下で食べることにした。
そして、また歩を進める。
地図をカルタが、周囲の警戒を私が行う。
「は~……せめて何かしらの乗り物があればな」
「たらればを言っている場合ではないだろう。とにかく進むしかない」
「はーい」
特に何か起こると言ったこととなく、日が暮れて私たちは、この場で初の野宿を行うことになった。
すぐにテントを張り、焚き火に使えそうな枝を集めて着火材とジッポライターの火である程度積み上げた木の枝に火をつける。
ごうごうと燃える焚き火はかじかんだ指や冷えた体を暖める。
暖めたとたん、端から冷えていくものだから荷物の中から毛布を取り出して体に巻き付ける。
「あったか~……」
「カイロとか欲しいな」
こう、無くて分かるありがたさって言うの?まさか、それを異世界に来てそれを味わうことになるとは到底思わなかったな……。
「風魔法で温風出す奴なかったっけ?」
「あるけど、これだけ開けていたら意味ないだろう。やるんならテントの中でやったほうがいい。今のうちから暖めておけば暖かいまま寝れるんじゃないか?」
「やろう、やろう。暖めとこう、寒いのやだからね」
寒さに耐えながら寝るなんて、本当に勘弁だからね。
「やるなら魔方陣でやれよ。魔力注げば注いだ分だけ動き続けるんだから」
「分かってるって」
えぇっと、温風が出せる魔方陣は……。
あれ?なんか記憶が曖昧で、魔方陣がこれであっているのか分かんなくなってきたぞ……。
曖昧な記憶に不安になり、一先ず曖昧な記憶を便りに紙に魔方陣を書き起こしてみるが、どうにもこれであっているのかと言う不安がぬぐえない。
「カルタ、魔方陣これであってる?」
「あってる、あってる」
なら大丈夫か。
またまた荷物から縫い糸を引っ張り出してテントの中に入り、なるべく中心部分になる部分に縫い糸で魔方陣を縫い付けていく。
大きさは中くらい、というか鍋が一つ入るくらいの大きさにすして、縫い終わったところで魔力を注いで、あとは放置だ。
もちろん、暖かい空気が逃げたらダメだからテントの入り口は閉めておく。
「これでよーし!」
魔方陣の設置を完了してルンルン気分で外に出る。
次にするのは夕食の準備である。
と思ったのだが焼ける音と美味しそうな匂いがしたので振り向いてみればカルタが今晩の夕飯にする予定で買っていたお肉を焼いているところだった。
ちなみにだが、夕食はカルタが作る予定だ。
「シンプルに塩コショウ?」
「あぁ、野菜切っといてくれ」
「はーい」
野宿初日で生物や野菜が腐る心配とかなかったので今日と明日の分だけ、野菜と生のお肉を買っていた。
トマトとレタス、きゅうり、なんかの野菜を薄くスライスしたり、半分に切ったり、食べやすいサイズにちぎっていく。
野菜の準備が終わり、カルタがまだ肉を焼いているのを見てお昼のサンドイッチ同じく、見かけたパン屋で買っていた二人分のパンを取り出す。
カルタがお肉を焼き終わったようで塩なんかの調味料をだして、コップにお水をいれて、渡してくれた。
食器に関しては荒いものを極力減らしていきたいのでお肉はフライパンから、野菜とパンは大皿に乗せたままいただくことになった。
「いただきま~す」
「いただきます」
雲がない夜空、元の世界とは違う正座の星空が空に広がっており、文明がそこまで進んでおらず工場などがなくて空気が澄んでいて、寒いせいか星が綺麗に見える。
ていうか、空気が冷たいせいでお肉が覚めるのが早いし、お水が冷たくてしかたがない。
そのうちに、ごはんを食べ終わりフライパンなんかの食器は石鹸ではなく、日の終わりと言うこともあって魔法を使ってパパッと使った食器たちを綺麗にする。
広げた荷物を片付けて、もうあった待っただろうテントの中に運びいれる。
テントの出入り口を上げると暖かい空気が流れてきた。
「暖かくなってる!」
「咲きに魔方陣を仕込んでおいてよかったな」
暖かい空気を逃す前にササッと荷物を放り込んで、焚き火の火も消して、早々にテントの中に入りこんでランタンをつける。
「あったか~……」
「ふぅ……」
暖かいテントの中でホッと息をついていると、一日中歩いていた疲れと、暖かさからか、段々と目蓋が重たくなってくる。
思わずあくびが出てきてしまう。
「眠たいのか?」
「うん。寝るよ」
「そうしろ。明日も一日中歩く頃になるからな」
次の国まで歩くのも距離があるからね。
またもや私があくびをしているとカルタが立ち上がって、簡易的な仕切りを作り出した。
簡易的な仕切りと言ってもテントの中にある輪っかに紐をはって、その糸に布を吊るしてカーテンのようにしているものだ。
眠い目を擦りつつ、カルタが仕切りを用意している間に寝袋や枕、毛布を取り出して寝る準備をする。
この寝袋、思ったよりも薄いけどほんとに寒くないんだろうか……?
ちょっと不安になりつつも寝袋の中に入りこめば、思ったほど寒くない。
「おやすみ~」
「あぁ、おやすみ」
カルタがランタンの火を消して、すぐに私は意識を手放した。
カルタ視点
今日は初の野宿であり、一日中歩き回った疲れで、すぐに眠りについてしまったのだが、どういうわけか夜中に目が覚めてしまった。
中々寝付けなくて、少しだけ散歩しようとテントから出ようとしたとき、永華がいないことに気がついた。
一瞬、誘拐されたんじゃないか?と思うが、永華ならば大暴れして、寝ている場合ではなくなるだろう。
となれば、自分で外に出たんだろうか?
誘拐の可能性が考えられるものの、その可能性の方が高そうである。
念のため弓と持って、ランタンに火を灯してテントからでる。
夜更けであるからか、寝る前よりもだいぶん寒い。
永華を探して外を歩いていると、案外簡単に見つかった。
テントから少しはなれた場所にある木の側で、毛布にくるまりながらボーッと空を見上げている。
何でこんな夜更けに一人で外にいるんだろう。
回りに何もいないことを確認してから、弓をしまう。
「永華」
呼び掛けると驚いたように肩を揺らし、目元をぬぐうような動きをすると、こちらに振り向いた。
「……ん?」
「なんでこんな時間に外にいるんだ?危ないし、寒いだろ」
「それはわかってるんだけど……」
永華はばつが悪そうに目をそらして、口を閉じてしまった。
多分、目元をぬぐうような仕草をしていたから泣いていたんだろうが……もしかすると悪い夢でも見て、気晴らしに外にでていたのかもしれない。
「悪い夢でも見たのか?」
少し間が空いて、頷いた。
慣れない環境と疲れが夢に出たか。
「気晴らしをするのは良いが、せめて暖かいテントの中にいろ」
「でも、カルタのこと起こしたらダメだと思って……」
「もう起きてる。とにかく、戻るぞ。というか、寝るぞ。明日も動き回るって言っただろう」
「……うん」
そういって、どこかにフラット消えてしまいそうな永華の手を握ると氷のように冷たくなっていた。
これだけ冷たくなっているって、一体どれだけ外にいたんだ……。
冷えた永華を連れてテントに戻り、寝袋を着せて毛布でぐるぐる巻きにして転がしておく。
不服そうだったが冷えているのが悪いんだから、知りもしないことだ。
僕も寝袋に潜り込んで、少し考える。
昔、悪夢を見たときにお母さんは何をしてくれただろうか。
おとぎ話なんて年でもないし、添い寝はちょっとあれだし……。
そこまで考えて、手を握ってくれていたこと思い出した。
これが正解なのか分からないけれど、布の仕切りのしたに手を通してみる。
「ん」
そういって手を揺らしてみる、疑問の声が帰ってきた。
「えっと、何?」
「夢見が悪いんなら、手を繋いでみるか……?」
「……」
黙ってしまった。
いや、らしくないことを言った自覚があるけれど何か言ってくれても言いと思うんだが……。
一人勝手に気まずくなっていると冷たい手が、僕の手に触れた。
「ごめん」
「気にするな」
そうして、手を握っていると、いつのまにか寝てしまった。
翌日、起きたときに永華が朝食を用意していて、昨日はごめんと謝ってきた。
本当に、気にしなくても良いのに。
宿屋の二階にある受付の人にお金を払い、宿屋をあとにした。
一ヶ月も滞在していたせいで宿代が中々で、停滞出費になったがギルドでの依頼でかせいだ分を思えば、そこまでの痛手にはならないだろう。
手続きをして国から外に出る。
ここから先は馬車は出ていないし、商会の人が乗せてくれる可能性も無いに等しい。
しかも、これから段々と寒くなっていくから覚悟しなければいけないだろう。
「雪って降るのかなあ?」
「この寒さなら、まだ降らないだろうが時間の問題だろうな。この辺りは元の世界で言うところのヨーロッパのようだから、降ってもおかしくない」
「なら早めに次のところにいなかいとね」
いささか重たいリュックを背負って草原を歩いていく。
天気は雲はあるが雨が降りそうと言うこともない。
お昼は隣国を出る前にたまたま見つけたパン屋で買ったサンドイッチを、木陰の下で食べることにした。
そして、また歩を進める。
地図をカルタが、周囲の警戒を私が行う。
「は~……せめて何かしらの乗り物があればな」
「たらればを言っている場合ではないだろう。とにかく進むしかない」
「はーい」
特に何か起こると言ったこととなく、日が暮れて私たちは、この場で初の野宿を行うことになった。
すぐにテントを張り、焚き火に使えそうな枝を集めて着火材とジッポライターの火である程度積み上げた木の枝に火をつける。
ごうごうと燃える焚き火はかじかんだ指や冷えた体を暖める。
暖めたとたん、端から冷えていくものだから荷物の中から毛布を取り出して体に巻き付ける。
「あったか~……」
「カイロとか欲しいな」
こう、無くて分かるありがたさって言うの?まさか、それを異世界に来てそれを味わうことになるとは到底思わなかったな……。
「風魔法で温風出す奴なかったっけ?」
「あるけど、これだけ開けていたら意味ないだろう。やるんならテントの中でやったほうがいい。今のうちから暖めておけば暖かいまま寝れるんじゃないか?」
「やろう、やろう。暖めとこう、寒いのやだからね」
寒さに耐えながら寝るなんて、本当に勘弁だからね。
「やるなら魔方陣でやれよ。魔力注げば注いだ分だけ動き続けるんだから」
「分かってるって」
えぇっと、温風が出せる魔方陣は……。
あれ?なんか記憶が曖昧で、魔方陣がこれであっているのか分かんなくなってきたぞ……。
曖昧な記憶に不安になり、一先ず曖昧な記憶を便りに紙に魔方陣を書き起こしてみるが、どうにもこれであっているのかと言う不安がぬぐえない。
「カルタ、魔方陣これであってる?」
「あってる、あってる」
なら大丈夫か。
またまた荷物から縫い糸を引っ張り出してテントの中に入り、なるべく中心部分になる部分に縫い糸で魔方陣を縫い付けていく。
大きさは中くらい、というか鍋が一つ入るくらいの大きさにすして、縫い終わったところで魔力を注いで、あとは放置だ。
もちろん、暖かい空気が逃げたらダメだからテントの入り口は閉めておく。
「これでよーし!」
魔方陣の設置を完了してルンルン気分で外に出る。
次にするのは夕食の準備である。
と思ったのだが焼ける音と美味しそうな匂いがしたので振り向いてみればカルタが今晩の夕飯にする予定で買っていたお肉を焼いているところだった。
ちなみにだが、夕食はカルタが作る予定だ。
「シンプルに塩コショウ?」
「あぁ、野菜切っといてくれ」
「はーい」
野宿初日で生物や野菜が腐る心配とかなかったので今日と明日の分だけ、野菜と生のお肉を買っていた。
トマトとレタス、きゅうり、なんかの野菜を薄くスライスしたり、半分に切ったり、食べやすいサイズにちぎっていく。
野菜の準備が終わり、カルタがまだ肉を焼いているのを見てお昼のサンドイッチ同じく、見かけたパン屋で買っていた二人分のパンを取り出す。
カルタがお肉を焼き終わったようで塩なんかの調味料をだして、コップにお水をいれて、渡してくれた。
食器に関しては荒いものを極力減らしていきたいのでお肉はフライパンから、野菜とパンは大皿に乗せたままいただくことになった。
「いただきま~す」
「いただきます」
雲がない夜空、元の世界とは違う正座の星空が空に広がっており、文明がそこまで進んでおらず工場などがなくて空気が澄んでいて、寒いせいか星が綺麗に見える。
ていうか、空気が冷たいせいでお肉が覚めるのが早いし、お水が冷たくてしかたがない。
そのうちに、ごはんを食べ終わりフライパンなんかの食器は石鹸ではなく、日の終わりと言うこともあって魔法を使ってパパッと使った食器たちを綺麗にする。
広げた荷物を片付けて、もうあった待っただろうテントの中に運びいれる。
テントの出入り口を上げると暖かい空気が流れてきた。
「暖かくなってる!」
「咲きに魔方陣を仕込んでおいてよかったな」
暖かい空気を逃す前にササッと荷物を放り込んで、焚き火の火も消して、早々にテントの中に入りこんでランタンをつける。
「あったか~……」
「ふぅ……」
暖かいテントの中でホッと息をついていると、一日中歩いていた疲れと、暖かさからか、段々と目蓋が重たくなってくる。
思わずあくびが出てきてしまう。
「眠たいのか?」
「うん。寝るよ」
「そうしろ。明日も一日中歩く頃になるからな」
次の国まで歩くのも距離があるからね。
またもや私があくびをしているとカルタが立ち上がって、簡易的な仕切りを作り出した。
簡易的な仕切りと言ってもテントの中にある輪っかに紐をはって、その糸に布を吊るしてカーテンのようにしているものだ。
眠い目を擦りつつ、カルタが仕切りを用意している間に寝袋や枕、毛布を取り出して寝る準備をする。
この寝袋、思ったよりも薄いけどほんとに寒くないんだろうか……?
ちょっと不安になりつつも寝袋の中に入りこめば、思ったほど寒くない。
「おやすみ~」
「あぁ、おやすみ」
カルタがランタンの火を消して、すぐに私は意識を手放した。
カルタ視点
今日は初の野宿であり、一日中歩き回った疲れで、すぐに眠りについてしまったのだが、どういうわけか夜中に目が覚めてしまった。
中々寝付けなくて、少しだけ散歩しようとテントから出ようとしたとき、永華がいないことに気がついた。
一瞬、誘拐されたんじゃないか?と思うが、永華ならば大暴れして、寝ている場合ではなくなるだろう。
となれば、自分で外に出たんだろうか?
誘拐の可能性が考えられるものの、その可能性の方が高そうである。
念のため弓と持って、ランタンに火を灯してテントからでる。
夜更けであるからか、寝る前よりもだいぶん寒い。
永華を探して外を歩いていると、案外簡単に見つかった。
テントから少しはなれた場所にある木の側で、毛布にくるまりながらボーッと空を見上げている。
何でこんな夜更けに一人で外にいるんだろう。
回りに何もいないことを確認してから、弓をしまう。
「永華」
呼び掛けると驚いたように肩を揺らし、目元をぬぐうような動きをすると、こちらに振り向いた。
「……ん?」
「なんでこんな時間に外にいるんだ?危ないし、寒いだろ」
「それはわかってるんだけど……」
永華はばつが悪そうに目をそらして、口を閉じてしまった。
多分、目元をぬぐうような仕草をしていたから泣いていたんだろうが……もしかすると悪い夢でも見て、気晴らしに外にでていたのかもしれない。
「悪い夢でも見たのか?」
少し間が空いて、頷いた。
慣れない環境と疲れが夢に出たか。
「気晴らしをするのは良いが、せめて暖かいテントの中にいろ」
「でも、カルタのこと起こしたらダメだと思って……」
「もう起きてる。とにかく、戻るぞ。というか、寝るぞ。明日も動き回るって言っただろう」
「……うん」
そういって、どこかにフラット消えてしまいそうな永華の手を握ると氷のように冷たくなっていた。
これだけ冷たくなっているって、一体どれだけ外にいたんだ……。
冷えた永華を連れてテントに戻り、寝袋を着せて毛布でぐるぐる巻きにして転がしておく。
不服そうだったが冷えているのが悪いんだから、知りもしないことだ。
僕も寝袋に潜り込んで、少し考える。
昔、悪夢を見たときにお母さんは何をしてくれただろうか。
おとぎ話なんて年でもないし、添い寝はちょっとあれだし……。
そこまで考えて、手を握ってくれていたこと思い出した。
これが正解なのか分からないけれど、布の仕切りのしたに手を通してみる。
「ん」
そういって手を揺らしてみる、疑問の声が帰ってきた。
「えっと、何?」
「夢見が悪いんなら、手を繋いでみるか……?」
「……」
黙ってしまった。
いや、らしくないことを言った自覚があるけれど何か言ってくれても言いと思うんだが……。
一人勝手に気まずくなっていると冷たい手が、僕の手に触れた。
「ごめん」
「気にするな」
そうして、手を握っていると、いつのまにか寝てしまった。
翌日、起きたときに永華が朝食を用意していて、昨日はごめんと謝ってきた。
本当に、気にしなくても良いのに。
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