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#14 2500年後の涙
#5 ショウタイム
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さて、陽一の謀略によりクルッと方針転換を許した御嬢様は、お供を連れてスタスタと目的地へと驀地。そして着いた場所はどこぞの劇場のような、ちょっと怪しげな建物である。その怪しさの要因となっているのが、先ほど陽一をぶっ飛ばした背の高い男が入口付近に立っていたせいもあるだろう。
その男が陽一に気が付くと、その視線だけで「やはりな、来ると思っていたさ」と云ったようである。それに、「いや、来たには来たが、別に集会に興味あるわけじゃないぞ」と、口元を歪めることで答えた陽一、「ふっ、来ただけでも感心だ。まあぁ、どっちでもいいさ。さあ、ついてきな」と、目を細めた男は踵を返すと、背中で陽一たちを誘い、それで何かの引力でも働いたのか、引き寄せられるように建物の中へと吸い込まれて行く陽一たちであったぁぁぁ。
そこはまるで映画館のような、——いやいや、確かに映画館だろう。それも陽一の知る、複数の重そうな扉が弧を描くように幾つか並んでいる古の映画館である。もちろん、建物の外見に劣らず、敷き詰められたカーペットはギタンギタンのケチョンケチョンに小汚く、元の色が何色だったのかは、それを知る者はおそらくこの世の者ではないはず。で、それを薄暗い照明でゴマかしているいるのだろう、古き良き時代の遺跡とでも伝えておこう。
先導する背の高い男が中央の扉をギシギシと、——いや、スッと開いてしまったが、それでも見た目だけは重そうな扉を片手で押さえなが、振り向くことなく立ち止まった。それは背中で「覚悟はいいか? てめえら。この先に一歩でも足を踏み入れたら、それはもう、元の世界には戻れないってことだぜ」と語ったようである。それにブルブルと何かが込み上げてきそうな、——いや、今にもチビリそうな陽一。でも俺だって、やる時はヤル覚悟ぐらいは、——いや、一体、何の覚悟だっていうんだ、——俺は何でこんな所にいるんだよ、と自問自答の自販機と化した陽一である。
そんな時、陽一と同様にプルプルと、繋いでいる手を震わせる御嬢様、——当然である。何せ、見た目は子供であっても、その実態は産声をあげてから一年も経たぬ赤子同然の御嬢様である、無理もなかろう。きっと、見るもの聞くもの全てが恐怖の対象であるに違いないのだ。そんな幼気な御嬢様を目にしたことで、臆病風、若しくは極限まで縮んだ売り切れ御免の勇気を適当に見繕うことで我を取り戻し、汚そうな床に膝を付けて御嬢様と視線を合わせる陽一である。
「御嬢様、心配はありません。何があっても起ころうとも、この私が一緒に居る限り……、いや、居なくても御安心ください。ここは、その、作りは貧相ですが、とっても楽しい? 愉快なところですから」
もちろん、声掛けの最後には『微笑みを添えて』の陽一である。しかし、その口元から漏れる、使い古された歯が光輝くことはなかった、キラッ。
「はあ? 私は大丈夫。ただ……この様なところは初めてだから。……」
御嬢様の虚ろな目に、精一杯、背伸びをしているのだな、と見透かす陽一である。そこは下賤の身なれど、大人は大人である、大地のように揺るがぬ、——いや、たまに地震はあるかもしれないが、——いや、そうではないと自身を鼓舞、またはゴマかしながら、
「大丈夫です、怖くはありませんよ。私が付いていますから、直にその震えも止まることでしょう、はい。それに、……それは誰にでもあることですから、はい」と、まるで赤子の手を捻るなど造作もないぞと言いたげな『勝利の高笑い』を浮かべたが、その瞬間、握っていた、もとい、陽一に掴まれていた腕を払うかのように、エイッ・ヤーと振り解く御嬢様である。その表情と態度は、どこか御立腹のような、——そうではないような、です。
「これは、……これは武者震いじゃ。勘違いするでない、チッ」と、舌打ちをしたような、しなかったような御嬢様です。それに驚きを隠せない陽一は「武者震い? じゃ?」と、御嬢様が言った言葉を心の中でクルクルと回しながら、——「いったい、どこでそんな言葉を覚えてきたんだ? なにそれ、えっと、それって、そう、可愛くないぞ、お嬢さまぁぁぁ」、と狼狽する陽一であった。そう、それは陽一の描く幼女像が現実の光によって、全てが明るみに曝された瞬間でもあった、ようだ。
「お、御嬢様? えっと、その、私は、ですね——」
そう言いかけた時、陽一は左肩に強い衝撃を受け、思わずその場でゴロンとなった、——いや、これ以上の醜態は御免と、床に手をつくことで辛うじて耐えたのだった。そう、耐えることこそ『おっさん』の特権なのだ。で、陽一を襲った悲劇とは、例の背の高い男が半開きにしていた、——ほら、スッと開いた扉が、その支えを失ったことにより、扉がゴツンと陽一にぶつかったのである。それは、何時までもそんなところに佇んでいた陽一が悪いのか、それとも扉から手を離した男の方か。しかし、それらを理解する時間を与えないかのように、または無視したように、
「中で待っていてくれ。すぐに、……始まる」と、今度は背中ではなく声にしたものの、それだけを言い残し、ススッと中に消えて行く男である。
その後ろ姿を目で追いながら、序でに中の様子を伺うと、——おっと、それなりに混雑しており、これは何か人気がありそうなところに来てしまったぞ、という『お得感』を抱いた陽一である。ただ、その賑わいが自分と同じような人の集まりであることに首をかしげたくなったが、それはきっと気のせいだと思うことにしたようだ。それでも辺りをクルクルと見渡し、どこかに女性が、それも特に美しい方は居ないかと目を凝らすと、——おっと、御嬢様が不機嫌そうな、いや、何か軽蔑の眼差しで「おい、お前の用事は済んだのか」と言わんばかりであった。勿論これに慌てた、若しくはチビッた陽一はスクッと立ち上がり、
「御嬢様、間も無く楽しい催しが始まるようですよ。ササッ、中に参りましょう」と何事も無かったかのように大人の威厳と落ち着きを演出、が、そんな陽一には興味も視線も合わせなかった御嬢様である。
◇
陽一たちが踏み入れたその先は、てっきり映画館か劇場だとばかり思っていたようだが、そこには客席のようなものは無く、ワラワラと人が立っているばかりであった。しかしその奥の方にはステージというか舞台のような一段高い場所があり、強ち間違いとも言い切れない。それと、照明は有るものの、それは薄暗く、却ってそれが『らしさ』を醸し出してもいたりする。
しかし、しかししかし、陽一にとって重要かつ致命的だったのは、どこをどう見渡しても、自分と同じくらいか、それ以上の『おっさん』しか見当たらなかったことだろう。その効用で、ショック、衝撃、落胆、吐き気、目眩、頭痛などが一気に襲ってきたようだ。おまけに、先程の薄暗い照明が、それらを一層際立たせていることに一躍かっていることは間違いない。勿論、その『おっさん』たちはスーツ姿などではなく、薄そうなジャンパーにヨレヨレのズボンなどなど、薄幸を絵に描いたような人たちである。それに比べれば、まだまだ陽一の方が恵まれている、とも云えるかもしれない。
そんな『おっさん』たちの集まる所に来てしまったことを後悔し、このまま外に出てしまおうかと思いつつも、何故か、その場を彷徨う陽一である。それは、既にこの雰囲気に飲まれてしまったのか、それとも同化することで自分の居場所をサクッと築き上げたのか。そう、その場の流れに身を委ねることも『おっさん』としての技である。当然、それを身につけ習得している陽一にとっては造作もないことであり、無意識にそうした行動に出たのかも、しれない。
一方、『おっさん』だらけと云っても、背の低い御嬢様にとっては草木が密集するジャングルといったところだろうか。しかしそれはそれで、あれこれと想像を膨らませるには十分なのだが、実際のジャングルとは決定的に何かが違う(と云っても、それも想像である)を感じずにはいられない御嬢様である。
そこで、——クンカクンカ、むむっ、これはっ。——そう、臭うのだ。それはもうプンプンとな。そうして陽一を見上げ、「おい、これは何だ! これだよ、これ。この匂いは、……むむっ、お主からも臭うぞ、こらぁっ!」と云いたげな不機嫌極まりない表情を向けるのだった。
そんな御嬢様の態度に、「なんで俺が責められるんだよ。なんで? なに怒ってんの?」と云いたくて堪らない陽一である。そこに、天からの助けか、それとも日頃の行いか、会場の照明がスゥゥゥっと暗くなると、今まで『わらわら』と騒がしかった連中のダミ声が、何かを期待するかのような響めきへと変化。これに陽一はギョッとし、御嬢様は、何か得体の知れないワクワクが胸の奥底からフツフツと湧き上がってくるのを感じたようだ。そうして辺りがしっかりと暗くなると、壇上だけが明るく照らされたのであった。
◇◇
その男が陽一に気が付くと、その視線だけで「やはりな、来ると思っていたさ」と云ったようである。それに、「いや、来たには来たが、別に集会に興味あるわけじゃないぞ」と、口元を歪めることで答えた陽一、「ふっ、来ただけでも感心だ。まあぁ、どっちでもいいさ。さあ、ついてきな」と、目を細めた男は踵を返すと、背中で陽一たちを誘い、それで何かの引力でも働いたのか、引き寄せられるように建物の中へと吸い込まれて行く陽一たちであったぁぁぁ。
そこはまるで映画館のような、——いやいや、確かに映画館だろう。それも陽一の知る、複数の重そうな扉が弧を描くように幾つか並んでいる古の映画館である。もちろん、建物の外見に劣らず、敷き詰められたカーペットはギタンギタンのケチョンケチョンに小汚く、元の色が何色だったのかは、それを知る者はおそらくこの世の者ではないはず。で、それを薄暗い照明でゴマかしているいるのだろう、古き良き時代の遺跡とでも伝えておこう。
先導する背の高い男が中央の扉をギシギシと、——いや、スッと開いてしまったが、それでも見た目だけは重そうな扉を片手で押さえなが、振り向くことなく立ち止まった。それは背中で「覚悟はいいか? てめえら。この先に一歩でも足を踏み入れたら、それはもう、元の世界には戻れないってことだぜ」と語ったようである。それにブルブルと何かが込み上げてきそうな、——いや、今にもチビリそうな陽一。でも俺だって、やる時はヤル覚悟ぐらいは、——いや、一体、何の覚悟だっていうんだ、——俺は何でこんな所にいるんだよ、と自問自答の自販機と化した陽一である。
そんな時、陽一と同様にプルプルと、繋いでいる手を震わせる御嬢様、——当然である。何せ、見た目は子供であっても、その実態は産声をあげてから一年も経たぬ赤子同然の御嬢様である、無理もなかろう。きっと、見るもの聞くもの全てが恐怖の対象であるに違いないのだ。そんな幼気な御嬢様を目にしたことで、臆病風、若しくは極限まで縮んだ売り切れ御免の勇気を適当に見繕うことで我を取り戻し、汚そうな床に膝を付けて御嬢様と視線を合わせる陽一である。
「御嬢様、心配はありません。何があっても起ころうとも、この私が一緒に居る限り……、いや、居なくても御安心ください。ここは、その、作りは貧相ですが、とっても楽しい? 愉快なところですから」
もちろん、声掛けの最後には『微笑みを添えて』の陽一である。しかし、その口元から漏れる、使い古された歯が光輝くことはなかった、キラッ。
「はあ? 私は大丈夫。ただ……この様なところは初めてだから。……」
御嬢様の虚ろな目に、精一杯、背伸びをしているのだな、と見透かす陽一である。そこは下賤の身なれど、大人は大人である、大地のように揺るがぬ、——いや、たまに地震はあるかもしれないが、——いや、そうではないと自身を鼓舞、またはゴマかしながら、
「大丈夫です、怖くはありませんよ。私が付いていますから、直にその震えも止まることでしょう、はい。それに、……それは誰にでもあることですから、はい」と、まるで赤子の手を捻るなど造作もないぞと言いたげな『勝利の高笑い』を浮かべたが、その瞬間、握っていた、もとい、陽一に掴まれていた腕を払うかのように、エイッ・ヤーと振り解く御嬢様である。その表情と態度は、どこか御立腹のような、——そうではないような、です。
「これは、……これは武者震いじゃ。勘違いするでない、チッ」と、舌打ちをしたような、しなかったような御嬢様です。それに驚きを隠せない陽一は「武者震い? じゃ?」と、御嬢様が言った言葉を心の中でクルクルと回しながら、——「いったい、どこでそんな言葉を覚えてきたんだ? なにそれ、えっと、それって、そう、可愛くないぞ、お嬢さまぁぁぁ」、と狼狽する陽一であった。そう、それは陽一の描く幼女像が現実の光によって、全てが明るみに曝された瞬間でもあった、ようだ。
「お、御嬢様? えっと、その、私は、ですね——」
そう言いかけた時、陽一は左肩に強い衝撃を受け、思わずその場でゴロンとなった、——いや、これ以上の醜態は御免と、床に手をつくことで辛うじて耐えたのだった。そう、耐えることこそ『おっさん』の特権なのだ。で、陽一を襲った悲劇とは、例の背の高い男が半開きにしていた、——ほら、スッと開いた扉が、その支えを失ったことにより、扉がゴツンと陽一にぶつかったのである。それは、何時までもそんなところに佇んでいた陽一が悪いのか、それとも扉から手を離した男の方か。しかし、それらを理解する時間を与えないかのように、または無視したように、
「中で待っていてくれ。すぐに、……始まる」と、今度は背中ではなく声にしたものの、それだけを言い残し、ススッと中に消えて行く男である。
その後ろ姿を目で追いながら、序でに中の様子を伺うと、——おっと、それなりに混雑しており、これは何か人気がありそうなところに来てしまったぞ、という『お得感』を抱いた陽一である。ただ、その賑わいが自分と同じような人の集まりであることに首をかしげたくなったが、それはきっと気のせいだと思うことにしたようだ。それでも辺りをクルクルと見渡し、どこかに女性が、それも特に美しい方は居ないかと目を凝らすと、——おっと、御嬢様が不機嫌そうな、いや、何か軽蔑の眼差しで「おい、お前の用事は済んだのか」と言わんばかりであった。勿論これに慌てた、若しくはチビッた陽一はスクッと立ち上がり、
「御嬢様、間も無く楽しい催しが始まるようですよ。ササッ、中に参りましょう」と何事も無かったかのように大人の威厳と落ち着きを演出、が、そんな陽一には興味も視線も合わせなかった御嬢様である。
◇
陽一たちが踏み入れたその先は、てっきり映画館か劇場だとばかり思っていたようだが、そこには客席のようなものは無く、ワラワラと人が立っているばかりであった。しかしその奥の方にはステージというか舞台のような一段高い場所があり、強ち間違いとも言い切れない。それと、照明は有るものの、それは薄暗く、却ってそれが『らしさ』を醸し出してもいたりする。
しかし、しかししかし、陽一にとって重要かつ致命的だったのは、どこをどう見渡しても、自分と同じくらいか、それ以上の『おっさん』しか見当たらなかったことだろう。その効用で、ショック、衝撃、落胆、吐き気、目眩、頭痛などが一気に襲ってきたようだ。おまけに、先程の薄暗い照明が、それらを一層際立たせていることに一躍かっていることは間違いない。勿論、その『おっさん』たちはスーツ姿などではなく、薄そうなジャンパーにヨレヨレのズボンなどなど、薄幸を絵に描いたような人たちである。それに比べれば、まだまだ陽一の方が恵まれている、とも云えるかもしれない。
そんな『おっさん』たちの集まる所に来てしまったことを後悔し、このまま外に出てしまおうかと思いつつも、何故か、その場を彷徨う陽一である。それは、既にこの雰囲気に飲まれてしまったのか、それとも同化することで自分の居場所をサクッと築き上げたのか。そう、その場の流れに身を委ねることも『おっさん』としての技である。当然、それを身につけ習得している陽一にとっては造作もないことであり、無意識にそうした行動に出たのかも、しれない。
一方、『おっさん』だらけと云っても、背の低い御嬢様にとっては草木が密集するジャングルといったところだろうか。しかしそれはそれで、あれこれと想像を膨らませるには十分なのだが、実際のジャングルとは決定的に何かが違う(と云っても、それも想像である)を感じずにはいられない御嬢様である。
そこで、——クンカクンカ、むむっ、これはっ。——そう、臭うのだ。それはもうプンプンとな。そうして陽一を見上げ、「おい、これは何だ! これだよ、これ。この匂いは、……むむっ、お主からも臭うぞ、こらぁっ!」と云いたげな不機嫌極まりない表情を向けるのだった。
そんな御嬢様の態度に、「なんで俺が責められるんだよ。なんで? なに怒ってんの?」と云いたくて堪らない陽一である。そこに、天からの助けか、それとも日頃の行いか、会場の照明がスゥゥゥっと暗くなると、今まで『わらわら』と騒がしかった連中のダミ声が、何かを期待するかのような響めきへと変化。これに陽一はギョッとし、御嬢様は、何か得体の知れないワクワクが胸の奥底からフツフツと湧き上がってくるのを感じたようだ。そうして辺りがしっかりと暗くなると、壇上だけが明るく照らされたのであった。
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