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#2 原始 セリス編
#2.1 恐竜の里〜女神イリア様 爆誕! (1/2)
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原始の森。
そびえ立つ木は、見上げると首が痛くなるほど高く、ひょろ長い。ああ、森の中だ。それのちょっと開けた場所。周囲は不気味なはど静まり返っている。俺達は、原始世界に、舞い降りた。
「ユウキ! ここはどこ? 私は誰?」
「君はイリア、ここは森の中。以上」
「ここがユウキの星? なんて田舎なの? 私、帰る!」
帰ると言われましても、困るんですけど。
誰もいない森。木が細いせいか、結構、見通しがいい。上を見れば、多分、何も汚染されていない青い空が見える。下を見れば、俺は斧を、イリアは槍を持っている。これが初期装備品というわけか。これで戦えと。イリアが俺を槍で突かないことを祈ろう。
「ユウキ? それで私を襲うつもり?」
「イリア、その槍で俺を刺さないでくれよ」
共に戦う同志じゃないのか?
二人の睨み合いを中断する出来事が起きた。イベント発生のようだ。遠くの方からドーンと地響きのような音と振動が伝わってくる。今まで大人しかった森が騒めき始めた。何かが来る。野生の感がそう囁く。運よく生き抜けと。
ドーンがドンに変わり、それがドンドン…と次第に連続音になった。怯えるイリアを守らなければ。おやっさんから預かった大事な娘だ。俺が責任を持って……そういえば、おやっさんは知らないんだよな、イリアを連れてきたことを。心配しているだろうか? いや、ミヨさんと、宜しくやっているに違いない。娘のいないことをいいことに、あんなことや、こんなことをって考えている場合じゃない。イリアを守らなければ。
イリアは音のする方向に槍を向けている。既に戦闘準備完了のようだ。その勢いで俺も守ってはくれないか。俺も斧を持って、……どう構えるんだ?
何か大きなものが、すごい勢いでやってくる。デカイ、大きい、ビッグだ、恐竜だ!
「逃げよう、イリア!」
イリアは既に全開で逃げていた。
「ユウキ! 走って! 死ぬわよ!」
置いて行かないでくれ! イリア!
旅行社のお姉さんが言っていた。
「異世界で死んだら、どうなりますか?」
『普通に、死にますよ』
「ええ! それはまずいじゃないですか」
『冗談ですよ、冗談。異世界で死亡した場合、その時点で旅行は終了となります。そして、”現実”に強制送還され、契約終了となります。ですから、早い段階で死亡されますと損ですよ』
「継続できないんですか?」
『はい、継続は出来ないことになっています」
「厳しいですね」
『異世界で亡くなられると、その時の記憶を維持したまま現実に戻ってきますので、死に方によっては精神的ショックで本当に死んで…ショックが大きいですから、なるべく死なないよう、気をつけてくださいね。現実《リアル》をとことん追求する当社のセールスポイントにもなっていますよ。良い旅を。命を大切にね』
大切な命と払ったお金。ここで落とす訳にはいかない。
俺達は走った、逃げた。
森の空気は新鮮だ。イリアに追いつけない。なんて逃げ足が速いんだ。恐竜が雄叫びをあげる。その度、ドスンと音がする。振り向く余裕は無い。けど、振り向いた。
誰もいない森。それは何処にいったのか?
恐竜に、人が木から飛び移り、槍を突き立てる。それも、わんさかと。その度、恐竜は地団駄踏み、ドスンと大きな音を立てる。しかし、恐竜も負けてはいない。身震いするだけで、わんさかと群がる人を蹴散らす。そして、なんだかこっちに向かって突進してくる。
命のやり取りだ。
だが、交換する訳にはいかない。大切な命と払ったお金だ。
恐竜の雄叫、ドスン、ワー、ブルブル、恐竜の雄叫、ドスン……。この繰り返しのおかげで、俺達はなんとか逃げ切れている。やっとイリアに追いついた。
「イリア! ハアハア、帰ってもいいよ!、ハアハア」
「ハアハア、どこに?、ハアハア」
「ハアハア、帰りたい、ハアハア、んだろう? ハアハア」
「ハアハア、ユウキ! ハアハア、これで、ハアハア、刺すわよー ハアハア」
「ハアハア、それは、ハアハア、痛いから、ハアハア、やめてよー ハアハア」
「ハアハア、ユウキ! ハアハア、私が帰れる、ハアハア、所はね、ハアハア」
「ハアハア、なんだって! ハアハア」
「ハアハア、ユウキ! ハアハア、あなたの所しか、ハアハア、ないのよー」
「ええ!?」
俺は力尽きて、倒れた。ついでに、イリアも倒れた。万事休す。絶体絶命。
「ラー、ラー、ラー」
歌声が聞こえる。
「ラー、ラー、ラー」
透き通る、いい声だ。そして力強く、勇気が湧いてくる。誰だろう? こんな辺鄙《へんぴ》な所で。
「ラー、ラー、ラー」
前方から聞こえてくる。そしてだんだんと近づいてくる。後方からはドスン、ワー、ブルブルのワルツ。力尽きた俺達はただ、聞き入っているだけだった。
「シャー」
倒れたイリアは闘う意志を失ってはいない。槍を空中に向かって築き上げている。イリアは一体、何と戦っているのだろう。
「ラー、ラー、ラー」
その正体が判明する時が来た。ものすごく長い槍を持ち、ロープにぶら下がって振り子のように向かってくる、正体不明の…確認中…確認中…確認中。
「オラオラオラー」
野人だ。まるでワイヤーアクションのように登場した。そして、振り子が最高到達点に達するとロープは切れ、野人は地面に墜落した。その勢いは野人を何回転も転がし続け、俺の眼の前で止まった。死んだか?
「おい、あんた。大丈夫か?」
返事がない。息絶えたようだ。目が合ったイリアに、ダメの合図を送った。途中まではカッコよかったのに。恥ずかしい最後だった。あんたのことは、後で思い出して笑ってしまうかもしれない。でも、決して悪気がある訳じゃない。許してくれ、すぐに忘れるから。
しかしだ。見えてるぞ。お前、〇〇を履いてないじゃないか。いいのか? まあ、これもすぐに忘れるから。
だがしかし、野人は、こんなことぐらいは日常のようだ。野人はすくっと立ち上がると、何にもなかったかのように叫びながら、俺達の前を通り過ぎて行った。
「オラオラオラー」
走りながら叫ぶ野人は、長い槍を棒高跳びのように地面に突き刺し、恐竜の頭に飛び乗った。
「おめーら! だらしがないぞ!」
その声を合図に、振り落とされた人達が一斉に恐竜に襲いかかる。それでも恐竜は背中に何本もの槍が刺さっているにも関わらず余裕のようだ。倒れる気配が全くない。
「オラオラオラー、いっくぞー」
野人は、その長い槍をを天に向けると、一気に恐竜の首に差し込んだ。恐竜の前進は止まり、その場で最後の抵抗をしている。
「おめーら! 今だ! 気、抜くなー」
野人は叫び、戦意を高揚させる。いいチームだ。これなら勝てる。全国制覇も夢じゃない。
恐竜は、今晩のメシになるため倒れた。どっと、勝利の雄叫びが響き渡り、野人が勝ち名乗りを挙げる。
戦いぶりを観戦していた俺達の前に、その野人がやってきた。
「お前達、見ない顔だな。どっから来た?」
イリアが黙って天を指差した。すると野人は一歩下がり、驚いた表情で俺達を見定めていた。何か、まずいことをしたのか?
「バッキャヤロー。そんなはずが…あるわけねー。
まあいい、お前達も戦ったんだ。分け前をやるから、ついて来い」
疑念は確信へと変わった。さっきから口の悪い野人。言葉だけでは理解しがたいが、紛れもなく、ワイルドな格好をした少女だった。報告が遅れたのを申し訳なく思う。俺もなかなか確信が持てなかったのだ。こうして目の前で話してみるまでは。
◇
そびえ立つ木は、見上げると首が痛くなるほど高く、ひょろ長い。ああ、森の中だ。それのちょっと開けた場所。周囲は不気味なはど静まり返っている。俺達は、原始世界に、舞い降りた。
「ユウキ! ここはどこ? 私は誰?」
「君はイリア、ここは森の中。以上」
「ここがユウキの星? なんて田舎なの? 私、帰る!」
帰ると言われましても、困るんですけど。
誰もいない森。木が細いせいか、結構、見通しがいい。上を見れば、多分、何も汚染されていない青い空が見える。下を見れば、俺は斧を、イリアは槍を持っている。これが初期装備品というわけか。これで戦えと。イリアが俺を槍で突かないことを祈ろう。
「ユウキ? それで私を襲うつもり?」
「イリア、その槍で俺を刺さないでくれよ」
共に戦う同志じゃないのか?
二人の睨み合いを中断する出来事が起きた。イベント発生のようだ。遠くの方からドーンと地響きのような音と振動が伝わってくる。今まで大人しかった森が騒めき始めた。何かが来る。野生の感がそう囁く。運よく生き抜けと。
ドーンがドンに変わり、それがドンドン…と次第に連続音になった。怯えるイリアを守らなければ。おやっさんから預かった大事な娘だ。俺が責任を持って……そういえば、おやっさんは知らないんだよな、イリアを連れてきたことを。心配しているだろうか? いや、ミヨさんと、宜しくやっているに違いない。娘のいないことをいいことに、あんなことや、こんなことをって考えている場合じゃない。イリアを守らなければ。
イリアは音のする方向に槍を向けている。既に戦闘準備完了のようだ。その勢いで俺も守ってはくれないか。俺も斧を持って、……どう構えるんだ?
何か大きなものが、すごい勢いでやってくる。デカイ、大きい、ビッグだ、恐竜だ!
「逃げよう、イリア!」
イリアは既に全開で逃げていた。
「ユウキ! 走って! 死ぬわよ!」
置いて行かないでくれ! イリア!
旅行社のお姉さんが言っていた。
「異世界で死んだら、どうなりますか?」
『普通に、死にますよ』
「ええ! それはまずいじゃないですか」
『冗談ですよ、冗談。異世界で死亡した場合、その時点で旅行は終了となります。そして、”現実”に強制送還され、契約終了となります。ですから、早い段階で死亡されますと損ですよ』
「継続できないんですか?」
『はい、継続は出来ないことになっています」
「厳しいですね」
『異世界で亡くなられると、その時の記憶を維持したまま現実に戻ってきますので、死に方によっては精神的ショックで本当に死んで…ショックが大きいですから、なるべく死なないよう、気をつけてくださいね。現実《リアル》をとことん追求する当社のセールスポイントにもなっていますよ。良い旅を。命を大切にね』
大切な命と払ったお金。ここで落とす訳にはいかない。
俺達は走った、逃げた。
森の空気は新鮮だ。イリアに追いつけない。なんて逃げ足が速いんだ。恐竜が雄叫びをあげる。その度、ドスンと音がする。振り向く余裕は無い。けど、振り向いた。
誰もいない森。それは何処にいったのか?
恐竜に、人が木から飛び移り、槍を突き立てる。それも、わんさかと。その度、恐竜は地団駄踏み、ドスンと大きな音を立てる。しかし、恐竜も負けてはいない。身震いするだけで、わんさかと群がる人を蹴散らす。そして、なんだかこっちに向かって突進してくる。
命のやり取りだ。
だが、交換する訳にはいかない。大切な命と払ったお金だ。
恐竜の雄叫、ドスン、ワー、ブルブル、恐竜の雄叫、ドスン……。この繰り返しのおかげで、俺達はなんとか逃げ切れている。やっとイリアに追いついた。
「イリア! ハアハア、帰ってもいいよ!、ハアハア」
「ハアハア、どこに?、ハアハア」
「ハアハア、帰りたい、ハアハア、んだろう? ハアハア」
「ハアハア、ユウキ! ハアハア、これで、ハアハア、刺すわよー ハアハア」
「ハアハア、それは、ハアハア、痛いから、ハアハア、やめてよー ハアハア」
「ハアハア、ユウキ! ハアハア、私が帰れる、ハアハア、所はね、ハアハア」
「ハアハア、なんだって! ハアハア」
「ハアハア、ユウキ! ハアハア、あなたの所しか、ハアハア、ないのよー」
「ええ!?」
俺は力尽きて、倒れた。ついでに、イリアも倒れた。万事休す。絶体絶命。
「ラー、ラー、ラー」
歌声が聞こえる。
「ラー、ラー、ラー」
透き通る、いい声だ。そして力強く、勇気が湧いてくる。誰だろう? こんな辺鄙《へんぴ》な所で。
「ラー、ラー、ラー」
前方から聞こえてくる。そしてだんだんと近づいてくる。後方からはドスン、ワー、ブルブルのワルツ。力尽きた俺達はただ、聞き入っているだけだった。
「シャー」
倒れたイリアは闘う意志を失ってはいない。槍を空中に向かって築き上げている。イリアは一体、何と戦っているのだろう。
「ラー、ラー、ラー」
その正体が判明する時が来た。ものすごく長い槍を持ち、ロープにぶら下がって振り子のように向かってくる、正体不明の…確認中…確認中…確認中。
「オラオラオラー」
野人だ。まるでワイヤーアクションのように登場した。そして、振り子が最高到達点に達するとロープは切れ、野人は地面に墜落した。その勢いは野人を何回転も転がし続け、俺の眼の前で止まった。死んだか?
「おい、あんた。大丈夫か?」
返事がない。息絶えたようだ。目が合ったイリアに、ダメの合図を送った。途中まではカッコよかったのに。恥ずかしい最後だった。あんたのことは、後で思い出して笑ってしまうかもしれない。でも、決して悪気がある訳じゃない。許してくれ、すぐに忘れるから。
しかしだ。見えてるぞ。お前、〇〇を履いてないじゃないか。いいのか? まあ、これもすぐに忘れるから。
だがしかし、野人は、こんなことぐらいは日常のようだ。野人はすくっと立ち上がると、何にもなかったかのように叫びながら、俺達の前を通り過ぎて行った。
「オラオラオラー」
走りながら叫ぶ野人は、長い槍を棒高跳びのように地面に突き刺し、恐竜の頭に飛び乗った。
「おめーら! だらしがないぞ!」
その声を合図に、振り落とされた人達が一斉に恐竜に襲いかかる。それでも恐竜は背中に何本もの槍が刺さっているにも関わらず余裕のようだ。倒れる気配が全くない。
「オラオラオラー、いっくぞー」
野人は、その長い槍をを天に向けると、一気に恐竜の首に差し込んだ。恐竜の前進は止まり、その場で最後の抵抗をしている。
「おめーら! 今だ! 気、抜くなー」
野人は叫び、戦意を高揚させる。いいチームだ。これなら勝てる。全国制覇も夢じゃない。
恐竜は、今晩のメシになるため倒れた。どっと、勝利の雄叫びが響き渡り、野人が勝ち名乗りを挙げる。
戦いぶりを観戦していた俺達の前に、その野人がやってきた。
「お前達、見ない顔だな。どっから来た?」
イリアが黙って天を指差した。すると野人は一歩下がり、驚いた表情で俺達を見定めていた。何か、まずいことをしたのか?
「バッキャヤロー。そんなはずが…あるわけねー。
まあいい、お前達も戦ったんだ。分け前をやるから、ついて来い」
疑念は確信へと変わった。さっきから口の悪い野人。言葉だけでは理解しがたいが、紛れもなく、ワイルドな格好をした少女だった。報告が遅れたのを申し訳なく思う。俺もなかなか確信が持てなかったのだ。こうして目の前で話してみるまでは。
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