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記憶旅行編
第86話 希望の音
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「なんですって!?」
真っ先に声を上げたのはカロリナだった。組んでいた腕を外し、ニコライ執事長に詰め寄る。
「どういうこと!? 敵は、反乱軍なの? 被害はどのくらい?」
執事長は慌てる様子のカロリナの肩に手を置くと、落ち着かせるためにあえてゆっくり言葉を発した。
「反乱軍、との情報が入りました。元王国軍のアルヴィス将軍と、長い白髪の少年の姿が目撃されています」
凶剣を振るい、舞うように兵士たちをなぎ倒していった白髪の姿が浮かび上がる。──間違いない、あいつだ。
「シグルド王子が緊急会議を召集しています。ハルトも含め、皆さまご参加を」
呼びかけに全員が動き、早足で部屋を出ていく。
「執事長、ディサナスは?」
「ディサナス様には、緊急事態でしたので、今、シグルド王子の許可の元、事情を説明してマリー様についてもらっています」
「了解です」
よりにもよってマリーだって? あとできちんと説明する必要があるな。
「それにしても妙ですね」
クラーラ王女がブロンドヘアを上下に揺らしながら、口元に指を当ててぶつぶつと呟く。
「なにがおかしいんですか?」
「ノーゲスト市はグラシア海を挟んでアーテムヘル神聖国とのちょうど境目となる位置にあります。そこを攻めることはスルノア国だけでなく神聖国をも敵に回すということ。それも現時点での襲撃は、女神ユセフィナへのあからさまな挑戦と映ります」
「クラーラ王女。ですが、ハルトから聞いた限りだと、やつらの目的は世界への復讐のはずです。その世界がそもそもの今の秩序のことを指すのならば」
「ええ。ですが、引っ掛かるのです。タイミングも、我々がようやく反乱軍の目的を知ることができた直後に報告が来るなんて」
横を歩くカロリナと一瞬視線を合わせる。何も言わずとも、その目は「まだ黙ってて」と伝えていた。シグルド王子とともに話した内通者の問題は、当然カロリナにも伝わっているのだろう。だが、タセットのメンバーを除いてそれ以外に情報は漏れてはいない。国家の威厳にかけて知られるわけにはいかない重要事項だからだ。当然、宗主国の王女であるクラーラ王女にも知られるわけにはいかない。まだ、今は。
これから行われる会議でもそこまでの問題は触れられず、一般的な軍の介入の方向性をどうするかの議論に留まるもののと思われる。なにせ、該当人物のバルバロッサ卿が出席しているのだから。
執事長が、子どもたちに魔法を教えていた一階の大広間の扉を両手で押し開けた。金色に輝く大型シャンデリアの灯りに照らされ、すでに多数の人で埋め尽くされていた。
「カロリナ王女、そしてアーテムヘル神聖国第三王女クラーラ様が到着いたしました」
執事長の声が静まり返ったホールを揺らすと、全員が一斉にひざまづく。中心にいるシグルド王子含め、ぐるりと一目では見渡せないほどの巨大な弧を描くように並んだ大臣各級以下貴族、そして甲冑に身を固めた騎士、兵士全員が。
「貴方もよ」
カロリナに襟首を引っ張られ、慌てて僕も同じポーズを取った。そうか、クラーラ王女、いやユセフィナに対する謝罪か。
「皆さん、どうぞ顔を上げてください。今回の事件は、ユセフィナの名を罵り、ユセフィナの名に挑戦する悪の意思そのものの行為です。すでに多数のユセフィナの無垢なる民がその純粋なる命を落とし、なおも多数の勇敢なる民がユセフィナの祈りを待っています。悔やんでいる暇《いとま》はありません。今こそ、ユセフィナの名のもとに全身全霊を捧げようではありませんか」
耳を震わすような力強いクラーラ王女の演説に、全員が起立し声を上げた。シャンデリアが落ちるんじゃないかと思うほど、大きく揺れる。
その中を銀色に輝く胸当てを身につけたシグルド王子が一歩踏み出し、威厳に満ちた猛禽類のような鋭い目付きを全員に浴びせ、クラーラ王女に目を止めた。
「我が女神ユセフィナ」
「はい」
透き通る声をホール中に響かせると、王女もその舞台に上がった。いつもの微笑を封印して誰をも寄せ付けないような強い意思でシグルド王子を見つめる。
「本来ならば、我々は塵一つともユセフィナの名のもとに従わなければならない身であることを承知で申し上げます。この度の事態、早急に収拾するためにこの愚鈍の我が身にその力、御貸しいただけることを」
「許可します。我が子シグルド・ジグスムント・ヴァーサ・ユセフィナ・カールステッド。今からそなたの命令はユセフィナのもの。ユセフィナの名に背くことなかれ」
シグルド王子は再びクラーラ王女の前でひざまづき、頭を垂れた。
「全てはユセフィナの民のために」
その頭に手を置くと、クラーラ王女の掌から、あの眩いほどの白光が発せられ、一瞬で広間を包み込んでいく。光が止むと同時に手を離し、王女はただ真っ直ぐに前だけを見つめて歩き、やがて、人群れに降りた。ようやく、格式張った儀式は終わったか?
「それでは、皆の者。今から私が全権を担う。まず、状況の説明を。ヴェンバリ大将!」
久しぶりに見たフェルセン中将に付き添われ、ところどころ白髪の目立つライトブラウンの髪を撫で付けるように左右に分けたヴェンバリ大将がシグルドの王子の横へと向かった。がっしりとした体格に似つかわしくない細面は、いつも以上に皺が刻まれているように見えて、心労がうかがえる。
「端的に状況を説明します。賊は、複数都市に対し同時に攻撃を開始したと思われます。すなわち、最北端に位置するノーゲスト市、その領地近隣各市。特に同市の被害が甚大ですでに数百の死傷者が報告されている模様。駐屯部隊、同市ギルドに加わり、北方方面部隊も応戦に当たっていますが非常に苦戦しています。賊は人間だけでなく多数の魔物を率いている。それはまるでグラシア海の厚い氷を埋め尽くすような光景──との現地からの報告あり。この特徴から、我が宮殿を襲った反乱軍と思われます」
グラシア海は、スルノア国と神聖国との間にある広大な内海らしい。まだ見ぬ海だが、比較的穏やかな海らしく、豊富な資源の眠る恵みの海であると同時に争いを生む海でもあった。言語習得のために過去の伝承集を読んだときには、海賊と思われる侵略者とのたたかいや凍りついた海を渡って敵国の陣営に乗り込んでいった話などが載っていた。それだけ身近で馴染み深いその海の上に、突如やつらは姿を現したのだ。
「敵戦力の構成は」
赤髪のバルバロッサ卿が列から数歩前へ進み、手を上げた。
「失礼、敵戦力の構成はお分かりになっているのでしょうか」
「主力は魔物。他にアルヴィス元将軍と魔法の効かない白髪の少年のほかに複数の魔法使いの姿も確認されています」
フェルセン中将が手元の資料を見ながらよく通る声で答えた。
「魔法使い? 先の戦いにはいませんでしたね」
隣にいたカロリナの拳が握り締められる。暗めの赤い簡素なドレスが小刻みに揺れる。事情を知ってる側からすれば、どうしても白々しい質問だと感じてしまう。
「詳細はわかりませんが、先の戦いで捕虜になった女性と同じく、上級魔法――すなわち、音楽魔法の使い手の可能性があります」
広間が少しざわめき出した。
「なるほど、音楽魔法ですか」
いつの間にか隣へ戻ってきたクラーラ王女がぼそぼそと呟く。ユセフィナの使いからただの王女に戻り、どこか空中の一点だけを注視して思考を重ねているようだ。
「音楽魔法とは穏やかではないですね」
再び話し始めたバルバロッサ卿の方へ視線を移す。
「もう一つおたずねしますが、この騒動の裏に旧アレニウス王家唯一の生き残り、シグリッド元王子、あるいは――そう、街を丸ごと滅ぼした、あの悪魔の手、エルサ――」
「それ以上戯言で貴重な時間を潰すようなら、ここから出ていってもらうぞ、ハンリ」
シグルド王子の苛立ちも含んだ冷厳な声がバルバロッサ卿の演説を止めた。いや、というよりもこの場における全ての言動を止めた。普段、ほとんど感情を表に出すことのない王子の静かな怒気が全員を圧倒していた。バルバロッサ卿は何も反論できなくなり、笑顔で一礼すると列に戻っていく。
一気に静まり返った広間の真ん中でシグルド王子はそっと息を吐いた。
「詳細は不明な点も多い。敵の戦力も能力も判然としない。だが、民は我々を待っている。我々の足音を。我々の希望の音を」
赤いマントを翻してシグルド王子は一人一人に熱っぽく語り掛けた。いまやこの場にいる全員の視線が、その大きな英雄の姿に注がれた。
「矢を射るよりも疾《はや》く、旋律を奏でるよりも速く、民の元へ。民の盾となり剣となれ。敵が魔物を引き連れ、音楽魔法まで使いこなすと言うのなら、我々とて全てを尽くさなければならない。総員、出撃だ」
割れんばかりの喊声《かんせい》が鼓膜を突いた。……僕らを除いて。
「ハルト、お願いがあります」
何かを思いついたように顔を上げたクラーラ王女は、とんでもない提案をしてきた。
「私を本国へ連れていってください」
真っ先に声を上げたのはカロリナだった。組んでいた腕を外し、ニコライ執事長に詰め寄る。
「どういうこと!? 敵は、反乱軍なの? 被害はどのくらい?」
執事長は慌てる様子のカロリナの肩に手を置くと、落ち着かせるためにあえてゆっくり言葉を発した。
「反乱軍、との情報が入りました。元王国軍のアルヴィス将軍と、長い白髪の少年の姿が目撃されています」
凶剣を振るい、舞うように兵士たちをなぎ倒していった白髪の姿が浮かび上がる。──間違いない、あいつだ。
「シグルド王子が緊急会議を召集しています。ハルトも含め、皆さまご参加を」
呼びかけに全員が動き、早足で部屋を出ていく。
「執事長、ディサナスは?」
「ディサナス様には、緊急事態でしたので、今、シグルド王子の許可の元、事情を説明してマリー様についてもらっています」
「了解です」
よりにもよってマリーだって? あとできちんと説明する必要があるな。
「それにしても妙ですね」
クラーラ王女がブロンドヘアを上下に揺らしながら、口元に指を当ててぶつぶつと呟く。
「なにがおかしいんですか?」
「ノーゲスト市はグラシア海を挟んでアーテムヘル神聖国とのちょうど境目となる位置にあります。そこを攻めることはスルノア国だけでなく神聖国をも敵に回すということ。それも現時点での襲撃は、女神ユセフィナへのあからさまな挑戦と映ります」
「クラーラ王女。ですが、ハルトから聞いた限りだと、やつらの目的は世界への復讐のはずです。その世界がそもそもの今の秩序のことを指すのならば」
「ええ。ですが、引っ掛かるのです。タイミングも、我々がようやく反乱軍の目的を知ることができた直後に報告が来るなんて」
横を歩くカロリナと一瞬視線を合わせる。何も言わずとも、その目は「まだ黙ってて」と伝えていた。シグルド王子とともに話した内通者の問題は、当然カロリナにも伝わっているのだろう。だが、タセットのメンバーを除いてそれ以外に情報は漏れてはいない。国家の威厳にかけて知られるわけにはいかない重要事項だからだ。当然、宗主国の王女であるクラーラ王女にも知られるわけにはいかない。まだ、今は。
これから行われる会議でもそこまでの問題は触れられず、一般的な軍の介入の方向性をどうするかの議論に留まるもののと思われる。なにせ、該当人物のバルバロッサ卿が出席しているのだから。
執事長が、子どもたちに魔法を教えていた一階の大広間の扉を両手で押し開けた。金色に輝く大型シャンデリアの灯りに照らされ、すでに多数の人で埋め尽くされていた。
「カロリナ王女、そしてアーテムヘル神聖国第三王女クラーラ様が到着いたしました」
執事長の声が静まり返ったホールを揺らすと、全員が一斉にひざまづく。中心にいるシグルド王子含め、ぐるりと一目では見渡せないほどの巨大な弧を描くように並んだ大臣各級以下貴族、そして甲冑に身を固めた騎士、兵士全員が。
「貴方もよ」
カロリナに襟首を引っ張られ、慌てて僕も同じポーズを取った。そうか、クラーラ王女、いやユセフィナに対する謝罪か。
「皆さん、どうぞ顔を上げてください。今回の事件は、ユセフィナの名を罵り、ユセフィナの名に挑戦する悪の意思そのものの行為です。すでに多数のユセフィナの無垢なる民がその純粋なる命を落とし、なおも多数の勇敢なる民がユセフィナの祈りを待っています。悔やんでいる暇《いとま》はありません。今こそ、ユセフィナの名のもとに全身全霊を捧げようではありませんか」
耳を震わすような力強いクラーラ王女の演説に、全員が起立し声を上げた。シャンデリアが落ちるんじゃないかと思うほど、大きく揺れる。
その中を銀色に輝く胸当てを身につけたシグルド王子が一歩踏み出し、威厳に満ちた猛禽類のような鋭い目付きを全員に浴びせ、クラーラ王女に目を止めた。
「我が女神ユセフィナ」
「はい」
透き通る声をホール中に響かせると、王女もその舞台に上がった。いつもの微笑を封印して誰をも寄せ付けないような強い意思でシグルド王子を見つめる。
「本来ならば、我々は塵一つともユセフィナの名のもとに従わなければならない身であることを承知で申し上げます。この度の事態、早急に収拾するためにこの愚鈍の我が身にその力、御貸しいただけることを」
「許可します。我が子シグルド・ジグスムント・ヴァーサ・ユセフィナ・カールステッド。今からそなたの命令はユセフィナのもの。ユセフィナの名に背くことなかれ」
シグルド王子は再びクラーラ王女の前でひざまづき、頭を垂れた。
「全てはユセフィナの民のために」
その頭に手を置くと、クラーラ王女の掌から、あの眩いほどの白光が発せられ、一瞬で広間を包み込んでいく。光が止むと同時に手を離し、王女はただ真っ直ぐに前だけを見つめて歩き、やがて、人群れに降りた。ようやく、格式張った儀式は終わったか?
「それでは、皆の者。今から私が全権を担う。まず、状況の説明を。ヴェンバリ大将!」
久しぶりに見たフェルセン中将に付き添われ、ところどころ白髪の目立つライトブラウンの髪を撫で付けるように左右に分けたヴェンバリ大将がシグルドの王子の横へと向かった。がっしりとした体格に似つかわしくない細面は、いつも以上に皺が刻まれているように見えて、心労がうかがえる。
「端的に状況を説明します。賊は、複数都市に対し同時に攻撃を開始したと思われます。すなわち、最北端に位置するノーゲスト市、その領地近隣各市。特に同市の被害が甚大ですでに数百の死傷者が報告されている模様。駐屯部隊、同市ギルドに加わり、北方方面部隊も応戦に当たっていますが非常に苦戦しています。賊は人間だけでなく多数の魔物を率いている。それはまるでグラシア海の厚い氷を埋め尽くすような光景──との現地からの報告あり。この特徴から、我が宮殿を襲った反乱軍と思われます」
グラシア海は、スルノア国と神聖国との間にある広大な内海らしい。まだ見ぬ海だが、比較的穏やかな海らしく、豊富な資源の眠る恵みの海であると同時に争いを生む海でもあった。言語習得のために過去の伝承集を読んだときには、海賊と思われる侵略者とのたたかいや凍りついた海を渡って敵国の陣営に乗り込んでいった話などが載っていた。それだけ身近で馴染み深いその海の上に、突如やつらは姿を現したのだ。
「敵戦力の構成は」
赤髪のバルバロッサ卿が列から数歩前へ進み、手を上げた。
「失礼、敵戦力の構成はお分かりになっているのでしょうか」
「主力は魔物。他にアルヴィス元将軍と魔法の効かない白髪の少年のほかに複数の魔法使いの姿も確認されています」
フェルセン中将が手元の資料を見ながらよく通る声で答えた。
「魔法使い? 先の戦いにはいませんでしたね」
隣にいたカロリナの拳が握り締められる。暗めの赤い簡素なドレスが小刻みに揺れる。事情を知ってる側からすれば、どうしても白々しい質問だと感じてしまう。
「詳細はわかりませんが、先の戦いで捕虜になった女性と同じく、上級魔法――すなわち、音楽魔法の使い手の可能性があります」
広間が少しざわめき出した。
「なるほど、音楽魔法ですか」
いつの間にか隣へ戻ってきたクラーラ王女がぼそぼそと呟く。ユセフィナの使いからただの王女に戻り、どこか空中の一点だけを注視して思考を重ねているようだ。
「音楽魔法とは穏やかではないですね」
再び話し始めたバルバロッサ卿の方へ視線を移す。
「もう一つおたずねしますが、この騒動の裏に旧アレニウス王家唯一の生き残り、シグリッド元王子、あるいは――そう、街を丸ごと滅ぼした、あの悪魔の手、エルサ――」
「それ以上戯言で貴重な時間を潰すようなら、ここから出ていってもらうぞ、ハンリ」
シグルド王子の苛立ちも含んだ冷厳な声がバルバロッサ卿の演説を止めた。いや、というよりもこの場における全ての言動を止めた。普段、ほとんど感情を表に出すことのない王子の静かな怒気が全員を圧倒していた。バルバロッサ卿は何も反論できなくなり、笑顔で一礼すると列に戻っていく。
一気に静まり返った広間の真ん中でシグルド王子はそっと息を吐いた。
「詳細は不明な点も多い。敵の戦力も能力も判然としない。だが、民は我々を待っている。我々の足音を。我々の希望の音を」
赤いマントを翻してシグルド王子は一人一人に熱っぽく語り掛けた。いまやこの場にいる全員の視線が、その大きな英雄の姿に注がれた。
「矢を射るよりも疾《はや》く、旋律を奏でるよりも速く、民の元へ。民の盾となり剣となれ。敵が魔物を引き連れ、音楽魔法まで使いこなすと言うのなら、我々とて全てを尽くさなければならない。総員、出撃だ」
割れんばかりの喊声《かんせい》が鼓膜を突いた。……僕らを除いて。
「ハルト、お願いがあります」
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