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第29話 王都に到着しました。
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教皇を捕らえ少女を救った僕とティア。
転移を終え馬車へ戻った僕たちは、家族みんなで和やかに談笑していた。
「ねえライト?あなた殿下のお願い、ちゃんとできたの?」
「うん。キャルン姉さま。問題ないよ」
「さすがね。やっぱりライト、かっこいい♡」
目をハートにしてうっとり僕を見つめるキャルン姉さま。
最近どんどん可愛く成長していて、ますます美しくなってきている。
僕は思わず顔を染め窓の外に視線を逃がした。
「あらあら。ふふっ、キャルン?あなた脈はありそうね。でも良いの?ライトはきっと英雄になる。多くの女性がライトを求めるわ。……大好きでも独占できないのよ?」
お母様は膝で可愛い寝息を立てているルードリッヒの髪を撫でながら少し寂しそうな笑顔を浮かべる。
なんかお母様怖いこと言っているけど…
うう、否定できない?!
「問題ありませんわ。ライトは凄い男の子。近くに居られるだけでわたくしは嬉しいのです。いつかわたくしとライトの赤ちゃん。お母様に最初に見せますわね♡」
「まあ。ふふっ。あんまり慌てないでね?まだおばあちゃんにはなりたくないもの」
そしてなぜか顔を染め父上に体を寄せる。
父上の顔がうっすらと赤くなっていく。
「お、おい。いくら家族内だとしても、こんな明るいうちからそのような話…それにミリナは美しいんだ。おばあちゃんなどと言うな。……俺はいつまでもお前だけを愛している」
「……ノイド様……はあ♡…お慕いしております」
「う、うむ」
父上の腕をとりうっとりとするお母様。
うん。
我が母ながらめっちゃ可愛い。
「ふふっ。本当に素敵な家族なのですねライト様♡」
「うん。僕もそう思うよ。…ありがとうございます父上」
「……はあ。何を言うんだライト。むしろお礼を言いたいのは俺の方だ。……王都でもしっかり学ぶとよい。いくら強いとはいえお前はまだ9歳なんだ。いいな?」
「はい」
馬車は進む。
暖かい雰囲気に包まれて。
※※※※※
王都ウイリーノット。
マイハルド王国最大の都市で主要な施設の殆どが王宮のあるこの都市に集中していた。
やがて貴族街にライトたちが乗り込む馬車が入っていく。
初めて見る多くの邸宅が並ぶさまにライトとキャルンは目を輝かせる。
「ふわー、凄くたくさんの邸宅が並んでいますわ。街並みもキレイ♡」
「うん。うちは周りが森だからね。なんか新鮮な感じがする」
貴族教育を受けているとはいえキャルンはまだ11歳。
ライトは顔を上気させ窓の外を眺めているそんな姉を優しい瞳で見つめていた。
「うん?ああ、あの邸宅だな。着いたようだ。さあ、降りる準備をしてくれ」
父上がそう言い、お母さまの膝で寝ているルードリッヒを優しく抱きかかえた。
「ミリナ、疲れただろう?小さいとはいえルードも8歳だ。足は大丈夫か?」
「ええ。あなた。…ふふっ、ルードは大物ね。ずっと寝ているのですもの。…あなたに似て度胸があるわ」
ちょっとしたことでも父上はお母様を気にかけている。
そんな様子にライトは胸が温かくなるのを感じていた。
午後2時前――
幾つもの植樹がされているエントランスで止まる馬車。
中でも目を引くこの世界では珍しい美しい薄紅色の花が咲き誇り、柔い日差しに照らされていた。
そんな中この周りでは中規模となる邸宅の玄関から数人が出てきて、僕たちの馬車の前で整列。
進み出る紳士。
おもむろに頭を下げ、口上を述べる。
「長旅お疲れさまでした。ガルデス辺境伯様。…私はこの屋敷の主人、ロイニド・オーウェンでございます。以後お見知りおきを。…どうぞ狭い場所ではありますが自宅と思ってお寛ぎ下さいませ」
「ロイニド卿、歓迎感謝する。すまないが暫く世話になる」
見た目40代半ばの上品な紳士。
父上よりは間違いなく年配ではあるが爵位上格下になる。
こういうところはきっかりとする必要があるのだ。
「ミリナ様、相変わらずお美しい。ようこそわが家へ」
「ありがとうございますマルメイナ様。お世話になります」
お母様を迎える女性。
オーウェン伯爵の奥様マルメイナ様だ。
優しい雰囲気の40代の女性。
以前から親交のあるお母様はにっこりとほほ笑んで挨拶を交わしていた。
そんな中降り立つ僕とティア。
事前に話を聞いていた伯爵を始め今ここにいる全ての人たちが跪く。
「女神ティアリーナ様。ようこそ我がオーウェン伯爵家へ。ご降臨に際します事、この上ない喜びにございます」
「ありがとう存じます。さあ、お顔をお上げください。わたくしは確かに女神。ですがお世話になる身。そのようにかしこまれては…どうぞ良しなにお願いいたしますわ」
「おお、なんという…かしこまりました。どうぞごゆるりとお過ごしいただきたく」
まあね。
ほぼ伝説だったこの世界でのティアの立場。
こういう対応になっちゃうよね。
何はともあれ一連の挨拶を経て、僕たちは屋敷へと招かれた。
いよいよ王都での生活が始まる。
※※※※※
一方王宮。
ロキラス殿下が戻り、教皇の身柄を確保した知らせとともに今王宮は混乱の最中にあった。
多くの信者がいる女神教。
そのトップの拘束は、公表すらしていないにもかかわらず瞬く間に王都中に広がっていた。
「宰相、どういうことだ?まだ1日しか経過していないにもかかわらずこの騒ぎ。誰かが情報をリークしたとしか思えん。あの時近衛の責任者は誰だ?」
「はっ。オルブート伯爵です」
「オルブート伯爵?……彼は女神教の信者ではないのだろう?まあ良い。ここへ呼べ。話を聞きたい」
「はっ、直ちに」
教皇は間違いなく真っ黒だ。
しかし民はそれを知らない。
ここ最近不穏な空気に包まれていたこともあり、町に住む民たちも漠然とした不安に包まれていた。
そしてここに来て教会のトップである教皇の拘束。
精神的支柱ともいえる教会に手を出したことで、王国に対する不信感はかつてないほどに高まっていた。
「厄介だな…何事も起こらなければよいが」
王のつぶやきに、ここにいる全員がぶるりと体を震わせていた。
不穏な気配。
この後起こる騒動の、プレリュードを奏でていた。
転移を終え馬車へ戻った僕たちは、家族みんなで和やかに談笑していた。
「ねえライト?あなた殿下のお願い、ちゃんとできたの?」
「うん。キャルン姉さま。問題ないよ」
「さすがね。やっぱりライト、かっこいい♡」
目をハートにしてうっとり僕を見つめるキャルン姉さま。
最近どんどん可愛く成長していて、ますます美しくなってきている。
僕は思わず顔を染め窓の外に視線を逃がした。
「あらあら。ふふっ、キャルン?あなた脈はありそうね。でも良いの?ライトはきっと英雄になる。多くの女性がライトを求めるわ。……大好きでも独占できないのよ?」
お母様は膝で可愛い寝息を立てているルードリッヒの髪を撫でながら少し寂しそうな笑顔を浮かべる。
なんかお母様怖いこと言っているけど…
うう、否定できない?!
「問題ありませんわ。ライトは凄い男の子。近くに居られるだけでわたくしは嬉しいのです。いつかわたくしとライトの赤ちゃん。お母様に最初に見せますわね♡」
「まあ。ふふっ。あんまり慌てないでね?まだおばあちゃんにはなりたくないもの」
そしてなぜか顔を染め父上に体を寄せる。
父上の顔がうっすらと赤くなっていく。
「お、おい。いくら家族内だとしても、こんな明るいうちからそのような話…それにミリナは美しいんだ。おばあちゃんなどと言うな。……俺はいつまでもお前だけを愛している」
「……ノイド様……はあ♡…お慕いしております」
「う、うむ」
父上の腕をとりうっとりとするお母様。
うん。
我が母ながらめっちゃ可愛い。
「ふふっ。本当に素敵な家族なのですねライト様♡」
「うん。僕もそう思うよ。…ありがとうございます父上」
「……はあ。何を言うんだライト。むしろお礼を言いたいのは俺の方だ。……王都でもしっかり学ぶとよい。いくら強いとはいえお前はまだ9歳なんだ。いいな?」
「はい」
馬車は進む。
暖かい雰囲気に包まれて。
※※※※※
王都ウイリーノット。
マイハルド王国最大の都市で主要な施設の殆どが王宮のあるこの都市に集中していた。
やがて貴族街にライトたちが乗り込む馬車が入っていく。
初めて見る多くの邸宅が並ぶさまにライトとキャルンは目を輝かせる。
「ふわー、凄くたくさんの邸宅が並んでいますわ。街並みもキレイ♡」
「うん。うちは周りが森だからね。なんか新鮮な感じがする」
貴族教育を受けているとはいえキャルンはまだ11歳。
ライトは顔を上気させ窓の外を眺めているそんな姉を優しい瞳で見つめていた。
「うん?ああ、あの邸宅だな。着いたようだ。さあ、降りる準備をしてくれ」
父上がそう言い、お母さまの膝で寝ているルードリッヒを優しく抱きかかえた。
「ミリナ、疲れただろう?小さいとはいえルードも8歳だ。足は大丈夫か?」
「ええ。あなた。…ふふっ、ルードは大物ね。ずっと寝ているのですもの。…あなたに似て度胸があるわ」
ちょっとしたことでも父上はお母様を気にかけている。
そんな様子にライトは胸が温かくなるのを感じていた。
午後2時前――
幾つもの植樹がされているエントランスで止まる馬車。
中でも目を引くこの世界では珍しい美しい薄紅色の花が咲き誇り、柔い日差しに照らされていた。
そんな中この周りでは中規模となる邸宅の玄関から数人が出てきて、僕たちの馬車の前で整列。
進み出る紳士。
おもむろに頭を下げ、口上を述べる。
「長旅お疲れさまでした。ガルデス辺境伯様。…私はこの屋敷の主人、ロイニド・オーウェンでございます。以後お見知りおきを。…どうぞ狭い場所ではありますが自宅と思ってお寛ぎ下さいませ」
「ロイニド卿、歓迎感謝する。すまないが暫く世話になる」
見た目40代半ばの上品な紳士。
父上よりは間違いなく年配ではあるが爵位上格下になる。
こういうところはきっかりとする必要があるのだ。
「ミリナ様、相変わらずお美しい。ようこそわが家へ」
「ありがとうございますマルメイナ様。お世話になります」
お母様を迎える女性。
オーウェン伯爵の奥様マルメイナ様だ。
優しい雰囲気の40代の女性。
以前から親交のあるお母様はにっこりとほほ笑んで挨拶を交わしていた。
そんな中降り立つ僕とティア。
事前に話を聞いていた伯爵を始め今ここにいる全ての人たちが跪く。
「女神ティアリーナ様。ようこそ我がオーウェン伯爵家へ。ご降臨に際します事、この上ない喜びにございます」
「ありがとう存じます。さあ、お顔をお上げください。わたくしは確かに女神。ですがお世話になる身。そのようにかしこまれては…どうぞ良しなにお願いいたしますわ」
「おお、なんという…かしこまりました。どうぞごゆるりとお過ごしいただきたく」
まあね。
ほぼ伝説だったこの世界でのティアの立場。
こういう対応になっちゃうよね。
何はともあれ一連の挨拶を経て、僕たちは屋敷へと招かれた。
いよいよ王都での生活が始まる。
※※※※※
一方王宮。
ロキラス殿下が戻り、教皇の身柄を確保した知らせとともに今王宮は混乱の最中にあった。
多くの信者がいる女神教。
そのトップの拘束は、公表すらしていないにもかかわらず瞬く間に王都中に広がっていた。
「宰相、どういうことだ?まだ1日しか経過していないにもかかわらずこの騒ぎ。誰かが情報をリークしたとしか思えん。あの時近衛の責任者は誰だ?」
「はっ。オルブート伯爵です」
「オルブート伯爵?……彼は女神教の信者ではないのだろう?まあ良い。ここへ呼べ。話を聞きたい」
「はっ、直ちに」
教皇は間違いなく真っ黒だ。
しかし民はそれを知らない。
ここ最近不穏な空気に包まれていたこともあり、町に住む民たちも漠然とした不安に包まれていた。
そしてここに来て教会のトップである教皇の拘束。
精神的支柱ともいえる教会に手を出したことで、王国に対する不信感はかつてないほどに高まっていた。
「厄介だな…何事も起こらなければよいが」
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