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第51話 今日はボクの番、ボクの番!!ボクの番っっっ!!!
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殿下の話。
非常に興味を引く内容だった。
結論から言うと、彼は違う摂理の場所からの転生者。
あのクソッたれな創世神の『枠の外』の存在だった。
「…ねえライト…そ、その。…ルシェード殿下は味方なの?」
同じく話を聞き、いまいち理解しきれていないキャルン姉さまがおそるおそる僕に問いかける。
何故かティアも頭を抱えているし?
「あー、うん。とりあえず敵対する意思はないみたいだね。…僕よりもかなり弱いしね」
こっそりとおこなった鑑定、彼のレベルは100そこそこだった。
まあ。
隠蔽している可能性は高いので…
もっと強いのだろうけど。
取り敢えず問題なく対応できるレベルだ。
「…ライト様?この事…国王様には…」
「報告はするよ?なにしろ『異星の神』たちが来るほどこの星には注目が集まっているんだ。きっと創世神の思惑も絡んでいるみたいだしね。…何より僕の魔力でこの世界を包んでいる今の状態、把握するなら早い方がいい」
「っ!?創世神?!…世界を包む?!…ハハ、ハ。…もうすでに想像すらできないですね…」
もちろん事細かい内容は今のところサルツさんとは共有はしていない。
でも。
もうそんな段階は超えそうだ。
「サルツ兄さん…覚悟はおありですか?…この世界の秘密、そして僕の使命…全てを受け入れる覚悟が。…もしあるのならすべて共有します。…もちろん断ってくださっても今まで通りです」
僕の問いに冷や汗を流すサルツさん。
そして真直ぐに僕の瞳を見つめる。
「…はあ。『毒を喰らわば何とやら』…ですね。…ええ。もう私はあなたから離れる気ありません。…お願いします」
当然僕が転生者であり超絶者であること、サルツさんは既に知っている。
でも。
今回僕が追放された根幹、それについてサルツさんは知らない。
「分かったよ。サルツ兄さん。…心を楽にしてほしい。…キャルン姉さま?…姉さまはどうします?…知らない方が幸せかも、ですけど」
僕の大切な家族である姉さま。
正直うすうす感づいてはいるのだろうけど。
まだ僕の秘密、姉さまは知らない。
「…あ、当たり前でしょ?私はあなたの姉で…そして婚約者です。…あ、愛する人の事…知りたいに決まっている」
真剣な表情で、真直ぐ僕を見てくれる姉さま。
ああ。
僕は。
本当に恵まれている。
そんな僕の腕をいきなり取るココナ。
「わ、わたしも。…教えてほしいです。…私もライト様の…こ、婚約者です」
「…うん。分かったよ。…ふふっ。ココナは本当に可愛いね」
「あうっ♡」
「まったく。本当にライト様は酷いお方です。そうやって全員に愛を振りまくのですね。…もう何も言いません。…どうか全力で共有お願いします」
「そうだね。ティアもみんなも座ってくれる?…心を楽にして…きっと怖い事もあると思う。でも僕が絶対に守るから…行くよっ!」
そして全員が僕の魔力に包まれ…
僕の秘密、そして使命。
そのすべてが共有されたんだ。
※※※※※
「とりあえず殿下との会談は、国王様にも相談してから決めよう。確かに僕の案件だとは思うけど、僕は今ただの伯爵だ。この星の命運にかかわること…魔王であるルイにも伝えた方がいいね」
夕食後。
あの後再起動したココナとサルツさんが用意してくれた美味しい夕食を取り、今僕たちはリビングで寛いでいるところだ。
「悔しいですが。確かに魔王には伝えるべきですね。…ライト様?」
「うん?」
「…今夜、彼女に『する』のですか?」
突然絶対零度の魔力を噴き上げるティア。
何故かキャルン姉さまとココナも僕を睨み付けてくる。
「うあ、え、えっと…ハハ、ハ…い、一応約束?だから…あっ、で、でも…今いないってことは、ルイ、忘れているかも…」
「ライトー!!!」
突然ドアが開かれ乱入してくるルイ。
なぜかやたらと色っぽい格好をしている?!
「んふふ。来たよ♡…ねえねえ、早く、早く♡」
「来たな?!この淫乱魔王め!!」
「ふん。淫乱駄女神には言われたくないね!!」
忘れて…無かったのね…
ハハ、ハ。
「コホン。ねえルイ?」
「ん?」
「…やっぱり無しじゃ……ダメ?」
正直僕は今、ルイの事はそこまで好きではない。
いや、勘違いしてほしくないんだけど…
好きか嫌いかなら当然好きだよ?
でも、そ、その。
抱きたいほど好きか?と、問われれば。
そういう好きではないんだよね。
僕は別に大の女好きではない。
ないったらない。
突然立ち昇る絶望を纏う魔力がルイから吹き上がる。
思わず僕までもが背筋に寒いものを感じてしまうほどその魔力は膨大だ。
「……………は?」
うう。
マジで怖いんですけど?!
「うあ、そ、その…だ、だって…ル、ルイだって…そ、そこまで僕のこと…好きじゃない…」
「ライトの馬鹿―」
「おぶうっ?!」
伝説の右アッパー。
それに吹き飛ばされまさにキリモミ状に地面に突き刺さる僕。
「…でしょ」
「…え?」
「大好きに決まってるでしょ!!今日はボクの番なの!!ボクの番!!ボクの番!!!!」
そう言い僕に抱き着くルイ。
うあ、彼女の感触が…
めっちゃいい匂い?
や、やばい?!
「それに…」
突然彼女を纏う怒りの魔力が霧散し、今度はなぜかいじらしいオーラが沸き立つ。
「…初めて見た時から…ボク…ライトのこと好きになったの…酷いこと言わないで…お願い」
そして目を潤ませ、上目遣いで僕を見つめるルイ。
…っ!?ふ、震えて?
ああ。
僕はなんて愚かだったんだ。
彼女の決意、そして覚悟。
僕の何倍もそれは強かったんだ。
僕はティアとキャルン姉さま、そしてココナに視線を向けた。
「しばらく僕とルイだけにしてほしい。…これは僕のけじめだし、ルイの気持ちに対する覚悟だ。…色々と言いたいことはあると思う。でも…」
大きくため息をつくティアとキャルン、そしてココナ。
「…もう。あなたまだ9歳なのに…そう言う表情されちゃえば…何も言えないじゃん。…はあ。本当に人たらしなんだから」
「私はそんなライト様を好きになったのです。…いつか私にもしてくださいね?」
「はあ。しょうがありません。…でも一番はわたくしです。良いですね?」
ボクの愛するティアとキャルン姉さま。
そして大切なココナ。
ああ。
改めて僕は本当に恵まれているんだ。
※※※※※
僕の自室。
今ここには僕とルイの二人だけだ。
別に実際にそういう事をするわけではないのだけれど…
めっちゃ緊張してしまう。
「ね、ねえ…そ、その…ボ、ボクね…経験ないの」
「う、うん」
「だから…ゆっくり…ね?」
全言撤回。
ヤバイ。
何この可愛い生き物!?
※※※※※
一応断っておくけど。
僕は今9歳。
ルイは悪魔なので数千歳だけど見た目は15歳くらい。
だけど地球では成人女性として生活していた。
何よりこの世界の15歳は『既に出産をも経験している年』だ。
(何しろお母様、13歳でキャルン姉さまうんでるし?)
それに僕は1億年を超える経験と知識がある。
今から行う魔力抱擁、問題は無いのだ。
※※※※※
僕はそっとルイの手を取り――
『魔力による抱擁』それを始めたんだ。
「んう…あ、あ…んん…ふわ…幸せ…いい…あ、あああああっっ?!」
「うあ?!…こ、こんなに?…ぎゃ、逆流が…くううっっ?!!!」
とてつもない多幸感と満足感が僕たち二人を包み込む。
心の領域を問答無用で埋め尽くす感覚――
僕とルイはたまらず意識を手放した。
※※※※※
これはマジで僕は死ぬかもしれない。
まだ成長途中の僕の身体が、魔力共鳴に混乱していた。
きっと。
全てを塗りつぶす圧倒的な多幸感。
もちろん悪い感情ではないのだけれど。
過剰なそれは、僕の精神を蝕んでいた。
『本来の男性』なら解消できるそれ。
今だ『少年』の僕。
頼むから。
さっさと精通してよね?!
マジで狂っちゃうよ!?
すやすやと可愛い寝息を立てている、満足気なルイ。
愛おしさに包まれつつ、僕は心の中で絶叫していたんだ。
非常に興味を引く内容だった。
結論から言うと、彼は違う摂理の場所からの転生者。
あのクソッたれな創世神の『枠の外』の存在だった。
「…ねえライト…そ、その。…ルシェード殿下は味方なの?」
同じく話を聞き、いまいち理解しきれていないキャルン姉さまがおそるおそる僕に問いかける。
何故かティアも頭を抱えているし?
「あー、うん。とりあえず敵対する意思はないみたいだね。…僕よりもかなり弱いしね」
こっそりとおこなった鑑定、彼のレベルは100そこそこだった。
まあ。
隠蔽している可能性は高いので…
もっと強いのだろうけど。
取り敢えず問題なく対応できるレベルだ。
「…ライト様?この事…国王様には…」
「報告はするよ?なにしろ『異星の神』たちが来るほどこの星には注目が集まっているんだ。きっと創世神の思惑も絡んでいるみたいだしね。…何より僕の魔力でこの世界を包んでいる今の状態、把握するなら早い方がいい」
「っ!?創世神?!…世界を包む?!…ハハ、ハ。…もうすでに想像すらできないですね…」
もちろん事細かい内容は今のところサルツさんとは共有はしていない。
でも。
もうそんな段階は超えそうだ。
「サルツ兄さん…覚悟はおありですか?…この世界の秘密、そして僕の使命…全てを受け入れる覚悟が。…もしあるのならすべて共有します。…もちろん断ってくださっても今まで通りです」
僕の問いに冷や汗を流すサルツさん。
そして真直ぐに僕の瞳を見つめる。
「…はあ。『毒を喰らわば何とやら』…ですね。…ええ。もう私はあなたから離れる気ありません。…お願いします」
当然僕が転生者であり超絶者であること、サルツさんは既に知っている。
でも。
今回僕が追放された根幹、それについてサルツさんは知らない。
「分かったよ。サルツ兄さん。…心を楽にしてほしい。…キャルン姉さま?…姉さまはどうします?…知らない方が幸せかも、ですけど」
僕の大切な家族である姉さま。
正直うすうす感づいてはいるのだろうけど。
まだ僕の秘密、姉さまは知らない。
「…あ、当たり前でしょ?私はあなたの姉で…そして婚約者です。…あ、愛する人の事…知りたいに決まっている」
真剣な表情で、真直ぐ僕を見てくれる姉さま。
ああ。
僕は。
本当に恵まれている。
そんな僕の腕をいきなり取るココナ。
「わ、わたしも。…教えてほしいです。…私もライト様の…こ、婚約者です」
「…うん。分かったよ。…ふふっ。ココナは本当に可愛いね」
「あうっ♡」
「まったく。本当にライト様は酷いお方です。そうやって全員に愛を振りまくのですね。…もう何も言いません。…どうか全力で共有お願いします」
「そうだね。ティアもみんなも座ってくれる?…心を楽にして…きっと怖い事もあると思う。でも僕が絶対に守るから…行くよっ!」
そして全員が僕の魔力に包まれ…
僕の秘密、そして使命。
そのすべてが共有されたんだ。
※※※※※
「とりあえず殿下との会談は、国王様にも相談してから決めよう。確かに僕の案件だとは思うけど、僕は今ただの伯爵だ。この星の命運にかかわること…魔王であるルイにも伝えた方がいいね」
夕食後。
あの後再起動したココナとサルツさんが用意してくれた美味しい夕食を取り、今僕たちはリビングで寛いでいるところだ。
「悔しいですが。確かに魔王には伝えるべきですね。…ライト様?」
「うん?」
「…今夜、彼女に『する』のですか?」
突然絶対零度の魔力を噴き上げるティア。
何故かキャルン姉さまとココナも僕を睨み付けてくる。
「うあ、え、えっと…ハハ、ハ…い、一応約束?だから…あっ、で、でも…今いないってことは、ルイ、忘れているかも…」
「ライトー!!!」
突然ドアが開かれ乱入してくるルイ。
なぜかやたらと色っぽい格好をしている?!
「んふふ。来たよ♡…ねえねえ、早く、早く♡」
「来たな?!この淫乱魔王め!!」
「ふん。淫乱駄女神には言われたくないね!!」
忘れて…無かったのね…
ハハ、ハ。
「コホン。ねえルイ?」
「ん?」
「…やっぱり無しじゃ……ダメ?」
正直僕は今、ルイの事はそこまで好きではない。
いや、勘違いしてほしくないんだけど…
好きか嫌いかなら当然好きだよ?
でも、そ、その。
抱きたいほど好きか?と、問われれば。
そういう好きではないんだよね。
僕は別に大の女好きではない。
ないったらない。
突然立ち昇る絶望を纏う魔力がルイから吹き上がる。
思わず僕までもが背筋に寒いものを感じてしまうほどその魔力は膨大だ。
「……………は?」
うう。
マジで怖いんですけど?!
「うあ、そ、その…だ、だって…ル、ルイだって…そ、そこまで僕のこと…好きじゃない…」
「ライトの馬鹿―」
「おぶうっ?!」
伝説の右アッパー。
それに吹き飛ばされまさにキリモミ状に地面に突き刺さる僕。
「…でしょ」
「…え?」
「大好きに決まってるでしょ!!今日はボクの番なの!!ボクの番!!ボクの番!!!!」
そう言い僕に抱き着くルイ。
うあ、彼女の感触が…
めっちゃいい匂い?
や、やばい?!
「それに…」
突然彼女を纏う怒りの魔力が霧散し、今度はなぜかいじらしいオーラが沸き立つ。
「…初めて見た時から…ボク…ライトのこと好きになったの…酷いこと言わないで…お願い」
そして目を潤ませ、上目遣いで僕を見つめるルイ。
…っ!?ふ、震えて?
ああ。
僕はなんて愚かだったんだ。
彼女の決意、そして覚悟。
僕の何倍もそれは強かったんだ。
僕はティアとキャルン姉さま、そしてココナに視線を向けた。
「しばらく僕とルイだけにしてほしい。…これは僕のけじめだし、ルイの気持ちに対する覚悟だ。…色々と言いたいことはあると思う。でも…」
大きくため息をつくティアとキャルン、そしてココナ。
「…もう。あなたまだ9歳なのに…そう言う表情されちゃえば…何も言えないじゃん。…はあ。本当に人たらしなんだから」
「私はそんなライト様を好きになったのです。…いつか私にもしてくださいね?」
「はあ。しょうがありません。…でも一番はわたくしです。良いですね?」
ボクの愛するティアとキャルン姉さま。
そして大切なココナ。
ああ。
改めて僕は本当に恵まれているんだ。
※※※※※
僕の自室。
今ここには僕とルイの二人だけだ。
別に実際にそういう事をするわけではないのだけれど…
めっちゃ緊張してしまう。
「ね、ねえ…そ、その…ボ、ボクね…経験ないの」
「う、うん」
「だから…ゆっくり…ね?」
全言撤回。
ヤバイ。
何この可愛い生き物!?
※※※※※
一応断っておくけど。
僕は今9歳。
ルイは悪魔なので数千歳だけど見た目は15歳くらい。
だけど地球では成人女性として生活していた。
何よりこの世界の15歳は『既に出産をも経験している年』だ。
(何しろお母様、13歳でキャルン姉さまうんでるし?)
それに僕は1億年を超える経験と知識がある。
今から行う魔力抱擁、問題は無いのだ。
※※※※※
僕はそっとルイの手を取り――
『魔力による抱擁』それを始めたんだ。
「んう…あ、あ…んん…ふわ…幸せ…いい…あ、あああああっっ?!」
「うあ?!…こ、こんなに?…ぎゃ、逆流が…くううっっ?!!!」
とてつもない多幸感と満足感が僕たち二人を包み込む。
心の領域を問答無用で埋め尽くす感覚――
僕とルイはたまらず意識を手放した。
※※※※※
これはマジで僕は死ぬかもしれない。
まだ成長途中の僕の身体が、魔力共鳴に混乱していた。
きっと。
全てを塗りつぶす圧倒的な多幸感。
もちろん悪い感情ではないのだけれど。
過剰なそれは、僕の精神を蝕んでいた。
『本来の男性』なら解消できるそれ。
今だ『少年』の僕。
頼むから。
さっさと精通してよね?!
マジで狂っちゃうよ!?
すやすやと可愛い寝息を立てている、満足気なルイ。
愛おしさに包まれつつ、僕は心の中で絶叫していたんだ。
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