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第1章 洞窟出現編
13話 異世界での生活 Ⅲ
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カクは舞が来てからずっと楽しくて仕方なかった。
舞が異世界から来た事実や、舞が持ってきてくれた初めて見る医薬品など、興味をそそる事ばかりであったのだ。
なかでも、一番気になったのは舞のことであった。
話を聞くと、舞は若く見えるが、自分とあまり変わらない歳の女性だったのだ。
黒髪で黒い瞳の女性を見るのが初めてだった。
そう・・・初めて見た時から、自分にとって、舞は素敵で目が離せない存在であったのだ。
そして、この世界について何もわからない舞に色々教えてあげる事が、楽しかったのだ。
「カクはすごいね!」と言って、見つめられるたびに嬉しくて仕方なかった。
先日、町を案内したのだが、この世界の薬師の女性が着る服を舞に着てもらったのだ。
そんな姿を見て、一緒に歩いていたら、舞がいつまでもここにいてくれればと思うのであった。
しかし、こんなに浮かれてることを知られるのはまずいと思い、自分の気持ちを悟られないようにし、クールな自分を演じて見せているのである。
一方、舞は異世界で数日過ごす間に色々とわかった事があった。
まずは自分がここに呼ばれた理由である。
それは、今後魔人との戦いを想定して、秘密の調合の薬を作る事で死傷者を避けたいとの考えからのようだ。
戦いが起きれば、この世界の医療の現状を考えると、かなりのダメージがあると思われるのだ。
しかも、理由は不明だが、私のいる異世界との繋がりは、ケイシ一族と王様とその側近のみが知っているだけで、今後も公には出来ないとのことだ。
だから、カクに街を案内してもらうときも、白衣や私の普段着ではなく、カクにこちらの世界の薬師の服をお願いして、あまり目立たないようにしたのだ。
そして、カクの自宅は祖父であるヨクとの二人暮らしで、数人の使用人がいるだけであった。
詳しくはわからないが、カクの両親は亡くなっているらしい。
ヨクが師匠となり色々と薬師の仕事を教えているようだった。
カクは王室に仕えているようで、今後私も王様に会うことになるとヨクから聞いていた。
カクは私に色々な事を教えてくれるし、なんでもやってくれる優しい青年であった。
しかし、よく観察してみると、初めて見た時の印象とは全く違った。
イケメンではあるが、優等生タイプでは無かったのだ。
よく忘れ物をしたり、焦ってしまうのか、物を落としたり、壊したり、いつもバタバタしている雰囲気があった。
一生懸命やってはいるが空回りして、なんだか少しポンコツな部分があるのだ。
しかし、私の前では、出来る先輩風を吹かせているところが、なかなか面白いのである。
異世界に来て、不安な事もあったが、そんなカクを見ているとホッとするのであった。
だから、いつも尊敬の眼差しをしている後輩を演じてあげる事にしたのだ。
異世界に来てから、数日は思ったよりものんびりとした生活が出来たのだ。
ヨクから調合の仕方を習い、色々な回復薬などを作成するのはもちろん、この世界の鉱石を使った道具や魔法陣の使い方も教えてもらったのである。
ただ、ヨクは毎日のように王室に行き、王様たちと話し合いをして忙しそうであった。
カクも王室に行く事はあるが、ほとんどは一緒に過ごしていたのだ。
ヨクから言われていたのもあるが、王室の長老達と顔を合わせているより、私に色々教えている方が楽しかったのかもしれない。
そんな中、王様から王室に来るようにと知らせが入ったのである。
どうやら、洞窟に動きがあったようなのだ。
「さあ、準備をしておくれ。オウギ様から、二人も連れてくるようにと言われたのだよ。」
ヨクが今までになく、真剣な顔で話したので、一気に二人の中でも緊張感が高まったのである。
舞が異世界から来た事実や、舞が持ってきてくれた初めて見る医薬品など、興味をそそる事ばかりであったのだ。
なかでも、一番気になったのは舞のことであった。
話を聞くと、舞は若く見えるが、自分とあまり変わらない歳の女性だったのだ。
黒髪で黒い瞳の女性を見るのが初めてだった。
そう・・・初めて見た時から、自分にとって、舞は素敵で目が離せない存在であったのだ。
そして、この世界について何もわからない舞に色々教えてあげる事が、楽しかったのだ。
「カクはすごいね!」と言って、見つめられるたびに嬉しくて仕方なかった。
先日、町を案内したのだが、この世界の薬師の女性が着る服を舞に着てもらったのだ。
そんな姿を見て、一緒に歩いていたら、舞がいつまでもここにいてくれればと思うのであった。
しかし、こんなに浮かれてることを知られるのはまずいと思い、自分の気持ちを悟られないようにし、クールな自分を演じて見せているのである。
一方、舞は異世界で数日過ごす間に色々とわかった事があった。
まずは自分がここに呼ばれた理由である。
それは、今後魔人との戦いを想定して、秘密の調合の薬を作る事で死傷者を避けたいとの考えからのようだ。
戦いが起きれば、この世界の医療の現状を考えると、かなりのダメージがあると思われるのだ。
しかも、理由は不明だが、私のいる異世界との繋がりは、ケイシ一族と王様とその側近のみが知っているだけで、今後も公には出来ないとのことだ。
だから、カクに街を案内してもらうときも、白衣や私の普段着ではなく、カクにこちらの世界の薬師の服をお願いして、あまり目立たないようにしたのだ。
そして、カクの自宅は祖父であるヨクとの二人暮らしで、数人の使用人がいるだけであった。
詳しくはわからないが、カクの両親は亡くなっているらしい。
ヨクが師匠となり色々と薬師の仕事を教えているようだった。
カクは王室に仕えているようで、今後私も王様に会うことになるとヨクから聞いていた。
カクは私に色々な事を教えてくれるし、なんでもやってくれる優しい青年であった。
しかし、よく観察してみると、初めて見た時の印象とは全く違った。
イケメンではあるが、優等生タイプでは無かったのだ。
よく忘れ物をしたり、焦ってしまうのか、物を落としたり、壊したり、いつもバタバタしている雰囲気があった。
一生懸命やってはいるが空回りして、なんだか少しポンコツな部分があるのだ。
しかし、私の前では、出来る先輩風を吹かせているところが、なかなか面白いのである。
異世界に来て、不安な事もあったが、そんなカクを見ているとホッとするのであった。
だから、いつも尊敬の眼差しをしている後輩を演じてあげる事にしたのだ。
異世界に来てから、数日は思ったよりものんびりとした生活が出来たのだ。
ヨクから調合の仕方を習い、色々な回復薬などを作成するのはもちろん、この世界の鉱石を使った道具や魔法陣の使い方も教えてもらったのである。
ただ、ヨクは毎日のように王室に行き、王様たちと話し合いをして忙しそうであった。
カクも王室に行く事はあるが、ほとんどは一緒に過ごしていたのだ。
ヨクから言われていたのもあるが、王室の長老達と顔を合わせているより、私に色々教えている方が楽しかったのかもしれない。
そんな中、王様から王室に来るようにと知らせが入ったのである。
どうやら、洞窟に動きがあったようなのだ。
「さあ、準備をしておくれ。オウギ様から、二人も連れてくるようにと言われたのだよ。」
ヨクが今までになく、真剣な顔で話したので、一気に二人の中でも緊張感が高まったのである。
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