7 / 9
7
しおりを挟む
フレデリクは細くてしなやかな長い指を絡めて手を繋ぎ、組み敷いたヴィクトリアの頬に唇に何度もキスを落とした。彼女の口から漏れる甘い喘ぎを聞き、征服した悦びに舞い上がり満面の笑みを浮かべる。
「ヴィク、ああ、ヴィク、やっと俺のものになった。」
彼女の胸元を覆う邪魔な布を押し退けながら、首筋から鎖骨へ乳房の谷間へと愛撫を落とし腹へ茂みへ舌先を進める。秘裂に辿り着くと啄むように蜜を啜った。
「フフ、こんなにグチャグチャに濡らして。俺が欲しくてしょうがないんだね。」
「んっ、はぁ、フレド……ああぁっ!」
柔らかな金色の巻き毛を指に絡みつけ、ヴィクトリアは呻いた。ついさっき琥珀色の短い髪を愛おしんだばかりなのに。肉厚の舌で蕩かされた秘裂からあの時と同じように蜜が零れ落ちる。なんて淫乱な身体なのだ。男の情欲に振り回され、熱に溶かされ喘ぎ悶えるとは。これが、私か?こんなに淫らな人間だったのか?
「ああっ、もう、繋がりたい。ねぇ、ヴィクが挿れて、手で掴んで、俺を誘って。」
フレデリクは固くなった己を蜜に擦りつけ、強請るように耳元で囁いた。
「そんなことをしても、私はフレドのものにはならない。」
不意に冷ややかな言葉で突かれ、フレデリクはハッと身を竦めた。その隙を突き、ヴィクトリアは体勢を入れ替え、ぐいと彼の肩を掴んでベッドに捻じ伏せた。突きつけられた拒絶にガチリと心を拘束されたフレデリクは、怒りを宿す紺碧の瞳に捉えられ身動き出来ずにいた。
「力ずくで私を手に入れられると思うなよ、フレデリク。」
「じゃあ、どうしたら、ヴィクは俺のものになるの?どうしたら、ヴィクは愛してくれるの?」
叱られた幼い子供のようにフレデリクはヴィクトリアの胸に縋り付いた。
「フレドのことは愛している、今も昔も変わらずに。」
「違う!俺が欲しいのはそんな愛じゃない!」
「大人なら、自分の気持ちばかりを相手に押し付けるな。」
フレデリクの頬を両手で挟み、ヴィクトリアはそっと唇を重ねた。
「可愛いフレド、私はあなたを愛している。だからそう焦るな。」
「嫌だ!今手に入れなきゃヴィクはまた遠くに行っちゃうんだ!だから今、俺のものになって!」
「私は誰のものでもない。私は私のもの、私の人生は私が決める。」
金色の巻き毛にキスを落とし、ヴィクトリアは優しくフレデリクの頭を撫でた。
「出立は明日の朝にしよう。こんな暗く寒い夜に出掛けるのでは御者も馬も可哀想だ。途中で道に迷うこともある。」
「でも!」
「いいよ、今夜はフレドと一緒に眠る。だけど最後まではしないからね。私の言いつけが聞けないなら、隣りの部屋で一人で眠りなさい。」
「ヴィク……」
「大丈夫、どこにも行かない、痛い目にも合わせない。私はフレドのそばにいる。だから、ゆっくりお休みなさい。」
クスリと微笑みフレデリクに跨がると、彼の首に腕を回しぎゅっと抱きしめ顔を埋めた。
「ズルイよ、ヴィク!……最後までしちゃダメなの?」
「ダメ、我慢しなさい。」
「こんなにぎゅっとされたら、ドキドキして眠れないよ!」
「じゃあ、昔みたいに子守唄をうたってやろうか?」
「子供扱いしないで!」
「ウフフ、フレドはまだ子供だ。もっと良い男にならなきゃ、私はこの身をあなたには預けられないよ?」
「良い男になる!だから、俺のものになって、ヴィク!」
「分かった、だから、お休み。」
スリスリと頭を撫でると、諦めたのかフレデリクはヴィクトリアを抱え込み頬に顔を寄せ目を閉じた。しばらくして、すうすうと穏やかな寝息を立てた。
「……姫さま、あの、お出掛けはいかがいたします?」
どうやら隣りの部屋で様子をうかがっていたらしいマリアンヌが恐る恐る顔を覗かせた。
「明日の朝一番に出掛けるよ。今日はすまなかったな、マリアンヌ。」
「いえ、姫さまこそお疲れでしょう?」
「大したことではない。まったく、子供のくせに図体ばかり大きくなって。」
「フレデリクさまは、お小さい頃から姫さまにぞっこんでしたからね!」
あどけない顔で寝入るフレデリクを覗き込み、マリアンヌはフフと笑った。
「でも、どうなさるおつもりですか?このまま王都にお帰りになったら、嫌でもフレデリクさまとご結婚なさることになりますよ?」
「それも一興かもしれないね。」
「ヴィクトリアさまったら!……まさか、それは本心ですか?」
「今夜一晩、この子の寝顔を見ながら考えることにするよ。」
「ええ、分かりました。それで、あの……マチアスのことは……」
「アレがどうした?」
「いえ、何でも……姫さまは、マチアスがお好きなのかと思っていたのです。」
「そうだな、でも人の心など儚いものだ。通じ合っていると思っていたのに、それは思い違いだったかもしれない。」
「そんなことは……!」
「お休みマリアンヌ。明日は朝から、また忙しいよ。」
「畏まりました。では。」
マリアンヌはふと眉を寄せ、そして部屋を出るとカチャリと鍵を掛けた。
朝になり、北壁の猛者達はざわざわと噂話をし合った。ヴィクトリアとフレデリクが仲良く手を繋ぎ、揃って王都に向かう姿を眺め、皆が一斉にため息を吐いた。
「姫さまは、あの男と結婚するのか?」
「そうしたら、この砦の司令官は誰になるんだ。」
「あの、南方司令部の腑抜け野郎だよ。」
「姫さま、どうかして、結婚なんぞ取りやめてくれればよいのに!」
厳つい身なりの男たちが挙ってヴィクトリアの去就に惑い狼狽えた。
「マチアス、マチアスは居るか!」
振り返り声を張り、ヴィクトリアは目当ての男の姿を群衆の中から探した。
「ここに居ります。」
青ざめた顔をしたマチアスがふらりと現れた。
「なんだまた朝まで飲んでいたのか?ずいぶんと情けない顔をしているじゃないか。」
「お前はずいぶんと色艶のいい顔をしている。昨夜は王子に思う存分可愛がられたのか?」
「マチアスに気遣われる筋合いではない。」
ドンとマチアスの胸に拳を突きつけ、ヴィクトリアは舐めるようにマチアスを下から見上げた。
「私がいない間、ここの留守番を頼んだぞ。」
くるりと踵を返すと、フレデリクを伴い馬車に乗り込んだ。
「姫さまが行ってしまわれる……」
残された男たちは涙を流さんばかりに森の道を走り去る馬車の行方を追った。
「いいのかマチアス、このままで。」
ぼんやりと佇むマチアスの横に立ち、ジョゼフがそっと囁いた。
「俺は命じられた通り留守番をしているよ。」
ニコリと微笑み、マチアスはその場を去った。
梯子を上り櫓のてっぺんに辿り着く。北壁を囲む深い森は今日も凍るほど冷たい風に吹きさらされる。この場でヴィクトリアと二人で警備をした時をマチアスは思い出した。
風の冷たい日だった。珍しくヴィクトリアが不安げに顔を曇らせ、つい手を伸ばして彼女を囲い込んだ。優しい温もり、柔らかな感触、今でもありありと思い出せる。
もう、あれは俺のものにはならないのか。
「……留守番なんかしていられるか!」
マチアスは梯子を一気に下り、士官の執務室に飛び込むと、その場で煙草を燻らせていたジョゼフに掴みかかった。
「俺も王都に行く!ヴィクを取り返してくる!」
「ああ、行っておいで、お前の気が済むようにしておいで。留守番なら、わしらに任せておきなさい。」
「ありがとう!」
厩に走り、一番早い馬に乗り鞭を打つ。逸る気持ちを抑えきれない。
「ヴィク、ヴィク、待っていろよ!」
王都へ向かう雪の街道を、マチアスは急ぎ馬を走らせた。
「ヴィク、ああ、ヴィク、やっと俺のものになった。」
彼女の胸元を覆う邪魔な布を押し退けながら、首筋から鎖骨へ乳房の谷間へと愛撫を落とし腹へ茂みへ舌先を進める。秘裂に辿り着くと啄むように蜜を啜った。
「フフ、こんなにグチャグチャに濡らして。俺が欲しくてしょうがないんだね。」
「んっ、はぁ、フレド……ああぁっ!」
柔らかな金色の巻き毛を指に絡みつけ、ヴィクトリアは呻いた。ついさっき琥珀色の短い髪を愛おしんだばかりなのに。肉厚の舌で蕩かされた秘裂からあの時と同じように蜜が零れ落ちる。なんて淫乱な身体なのだ。男の情欲に振り回され、熱に溶かされ喘ぎ悶えるとは。これが、私か?こんなに淫らな人間だったのか?
「ああっ、もう、繋がりたい。ねぇ、ヴィクが挿れて、手で掴んで、俺を誘って。」
フレデリクは固くなった己を蜜に擦りつけ、強請るように耳元で囁いた。
「そんなことをしても、私はフレドのものにはならない。」
不意に冷ややかな言葉で突かれ、フレデリクはハッと身を竦めた。その隙を突き、ヴィクトリアは体勢を入れ替え、ぐいと彼の肩を掴んでベッドに捻じ伏せた。突きつけられた拒絶にガチリと心を拘束されたフレデリクは、怒りを宿す紺碧の瞳に捉えられ身動き出来ずにいた。
「力ずくで私を手に入れられると思うなよ、フレデリク。」
「じゃあ、どうしたら、ヴィクは俺のものになるの?どうしたら、ヴィクは愛してくれるの?」
叱られた幼い子供のようにフレデリクはヴィクトリアの胸に縋り付いた。
「フレドのことは愛している、今も昔も変わらずに。」
「違う!俺が欲しいのはそんな愛じゃない!」
「大人なら、自分の気持ちばかりを相手に押し付けるな。」
フレデリクの頬を両手で挟み、ヴィクトリアはそっと唇を重ねた。
「可愛いフレド、私はあなたを愛している。だからそう焦るな。」
「嫌だ!今手に入れなきゃヴィクはまた遠くに行っちゃうんだ!だから今、俺のものになって!」
「私は誰のものでもない。私は私のもの、私の人生は私が決める。」
金色の巻き毛にキスを落とし、ヴィクトリアは優しくフレデリクの頭を撫でた。
「出立は明日の朝にしよう。こんな暗く寒い夜に出掛けるのでは御者も馬も可哀想だ。途中で道に迷うこともある。」
「でも!」
「いいよ、今夜はフレドと一緒に眠る。だけど最後まではしないからね。私の言いつけが聞けないなら、隣りの部屋で一人で眠りなさい。」
「ヴィク……」
「大丈夫、どこにも行かない、痛い目にも合わせない。私はフレドのそばにいる。だから、ゆっくりお休みなさい。」
クスリと微笑みフレデリクに跨がると、彼の首に腕を回しぎゅっと抱きしめ顔を埋めた。
「ズルイよ、ヴィク!……最後までしちゃダメなの?」
「ダメ、我慢しなさい。」
「こんなにぎゅっとされたら、ドキドキして眠れないよ!」
「じゃあ、昔みたいに子守唄をうたってやろうか?」
「子供扱いしないで!」
「ウフフ、フレドはまだ子供だ。もっと良い男にならなきゃ、私はこの身をあなたには預けられないよ?」
「良い男になる!だから、俺のものになって、ヴィク!」
「分かった、だから、お休み。」
スリスリと頭を撫でると、諦めたのかフレデリクはヴィクトリアを抱え込み頬に顔を寄せ目を閉じた。しばらくして、すうすうと穏やかな寝息を立てた。
「……姫さま、あの、お出掛けはいかがいたします?」
どうやら隣りの部屋で様子をうかがっていたらしいマリアンヌが恐る恐る顔を覗かせた。
「明日の朝一番に出掛けるよ。今日はすまなかったな、マリアンヌ。」
「いえ、姫さまこそお疲れでしょう?」
「大したことではない。まったく、子供のくせに図体ばかり大きくなって。」
「フレデリクさまは、お小さい頃から姫さまにぞっこんでしたからね!」
あどけない顔で寝入るフレデリクを覗き込み、マリアンヌはフフと笑った。
「でも、どうなさるおつもりですか?このまま王都にお帰りになったら、嫌でもフレデリクさまとご結婚なさることになりますよ?」
「それも一興かもしれないね。」
「ヴィクトリアさまったら!……まさか、それは本心ですか?」
「今夜一晩、この子の寝顔を見ながら考えることにするよ。」
「ええ、分かりました。それで、あの……マチアスのことは……」
「アレがどうした?」
「いえ、何でも……姫さまは、マチアスがお好きなのかと思っていたのです。」
「そうだな、でも人の心など儚いものだ。通じ合っていると思っていたのに、それは思い違いだったかもしれない。」
「そんなことは……!」
「お休みマリアンヌ。明日は朝から、また忙しいよ。」
「畏まりました。では。」
マリアンヌはふと眉を寄せ、そして部屋を出るとカチャリと鍵を掛けた。
朝になり、北壁の猛者達はざわざわと噂話をし合った。ヴィクトリアとフレデリクが仲良く手を繋ぎ、揃って王都に向かう姿を眺め、皆が一斉にため息を吐いた。
「姫さまは、あの男と結婚するのか?」
「そうしたら、この砦の司令官は誰になるんだ。」
「あの、南方司令部の腑抜け野郎だよ。」
「姫さま、どうかして、結婚なんぞ取りやめてくれればよいのに!」
厳つい身なりの男たちが挙ってヴィクトリアの去就に惑い狼狽えた。
「マチアス、マチアスは居るか!」
振り返り声を張り、ヴィクトリアは目当ての男の姿を群衆の中から探した。
「ここに居ります。」
青ざめた顔をしたマチアスがふらりと現れた。
「なんだまた朝まで飲んでいたのか?ずいぶんと情けない顔をしているじゃないか。」
「お前はずいぶんと色艶のいい顔をしている。昨夜は王子に思う存分可愛がられたのか?」
「マチアスに気遣われる筋合いではない。」
ドンとマチアスの胸に拳を突きつけ、ヴィクトリアは舐めるようにマチアスを下から見上げた。
「私がいない間、ここの留守番を頼んだぞ。」
くるりと踵を返すと、フレデリクを伴い馬車に乗り込んだ。
「姫さまが行ってしまわれる……」
残された男たちは涙を流さんばかりに森の道を走り去る馬車の行方を追った。
「いいのかマチアス、このままで。」
ぼんやりと佇むマチアスの横に立ち、ジョゼフがそっと囁いた。
「俺は命じられた通り留守番をしているよ。」
ニコリと微笑み、マチアスはその場を去った。
梯子を上り櫓のてっぺんに辿り着く。北壁を囲む深い森は今日も凍るほど冷たい風に吹きさらされる。この場でヴィクトリアと二人で警備をした時をマチアスは思い出した。
風の冷たい日だった。珍しくヴィクトリアが不安げに顔を曇らせ、つい手を伸ばして彼女を囲い込んだ。優しい温もり、柔らかな感触、今でもありありと思い出せる。
もう、あれは俺のものにはならないのか。
「……留守番なんかしていられるか!」
マチアスは梯子を一気に下り、士官の執務室に飛び込むと、その場で煙草を燻らせていたジョゼフに掴みかかった。
「俺も王都に行く!ヴィクを取り返してくる!」
「ああ、行っておいで、お前の気が済むようにしておいで。留守番なら、わしらに任せておきなさい。」
「ありがとう!」
厩に走り、一番早い馬に乗り鞭を打つ。逸る気持ちを抑えきれない。
「ヴィク、ヴィク、待っていろよ!」
王都へ向かう雪の街道を、マチアスは急ぎ馬を走らせた。
0
あなたにおすすめの小説
俺を振ったはずの腐れ縁幼馴染が、俺に告白してきました。
true177
恋愛
一年前、伊藤 健介(いとう けんすけ)は幼馴染の多田 悠奈(ただ ゆうな)に振られた。それも、心無い手紙を下駄箱に入れられて。
それ以来悠奈を避けるようになっていた健介だが、二年生に進級した春になって悠奈がいきなり告白を仕掛けてきた。
これはハニートラップか、一年前の出来事を忘れてしまっているのか……。ともかく、健介は断った。
日常が一変したのは、それからである。やたらと悠奈が絡んでくるようになったのだ。
彼女の狙いは、いったい何なのだろうか……。
※小説家になろう、ハーメルンにも同一作品を投稿しています。
※内部進行完結済みです。毎日連載です。
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
婚約解消されたら隣にいた男に攫われて、強請るまで抱かれたんですけど?〜暴君の暴君が暴君過ぎた話〜
紬あおい
恋愛
婚約解消された瞬間「俺が貰う」と連れ去られ、もっとしてと強請るまで抱き潰されたお話。
連れ去った強引な男は、実は一途で高貴な人だった。
初色に囲われた秘書は、蜜色の秘処を暴かれる
ささゆき細雪
恋愛
樹理にはかつてひとまわり年上の婚約者がいた。けれど樹理は彼ではなく彼についてくる母親違いの弟の方に恋をしていた。
だが、高校一年生のときにとつぜん幼い頃からの婚約を破棄され、兄弟と逢うこともなくなってしまう。
あれから十年、中小企業の社長をしている父親の秘書として結婚から逃げるように働いていた樹理のもとにあらわれたのは……
幼馴染で初恋の彼が新社長になって、専属秘書にご指名ですか!?
これは、両片想いでゆるふわオフィスラブなひしょひしょばなし。
※ムーンライトノベルズで開催された「昼と夜の勝負服企画」参加作品です。他サイトにも掲載中。
「Grand Duo * グラン・デュオ ―シューベルトは初恋花嫁を諦めない―」で当て馬だった紡の弟が今回のヒーローです(未読でもぜんぜん問題ないです)。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
溺愛のフリから2年後は。
橘しづき
恋愛
岡部愛理は、ぱっと見クールビューティーな女性だが、中身はビールと漫画、ゲームが大好き。恋愛は昔に何度か失敗してから、もうするつもりはない。
そんな愛理には幼馴染がいる。羽柴湊斗は小学校に上がる前から仲がよく、いまだに二人で飲んだりする仲だ。実は2年前から、湊斗と愛理は付き合っていることになっている。親からの圧力などに耐えられず、酔った勢いでついた嘘だった。
でも2年も経てば、今度は結婚を促される。さて、そろそろ偽装恋人も終わりにしなければ、と愛理は思っているのだが……?
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
愛されないと吹っ切れたら騎士の旦那様が豹変しました
蜂蜜あやね
恋愛
隣国オデッセアから嫁いできたマリーは次期公爵レオンの妻となる。初夜は真っ暗闇の中で。
そしてその初夜以降レオンはマリーを1年半もの長い間抱くこともしなかった。
どんなに求めても無視され続ける日々についにマリーの糸はプツリと切れる。
離縁するならレオンの方から、私の方からは離縁は絶対にしない。負けたくない!
夫を諦めて吹っ切れた妻と妻のもう一つの姿に惹かれていく夫の遠回り恋愛(結婚)ストーリー
※本作には、性的行為やそれに準ずる描写、ならびに一部に性加害的・非合意的と受け取れる表現が含まれます。苦手な方はご注意ください。
※ムーンライトノベルズでも投稿している同一作品です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる