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潮風のキャラメル
休息、進展…
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お弁当箱を空にしても尚、物足りない。
やはり父の生姜焼きは別腹だったようだ。
しかし、この時間ではもう購買は売り切れているだろう。
この学校は、一度校内へと足を踏み入れたとあらば、やむを得ない事情がない限り、放課後まで勝手に外へ出ることや、コンビニなどへ買い物に行くのが校則で禁じられているのでそれすら叶わない。
もっと早くに家を出て、学校に到着する前に何か買っておけば良かった。
物足りない…と言うだけで、耐え難い程の空腹という訳では無いので、我慢は出来る。
私はお弁当箱を包み直して体の横に置き、抱えた膝で右頬を押し潰しながら外を眺めた。
最初に降り始めてから既に三時間は経っているが、未だ止む気配は見られない。
ザーザーと言うよりも、ドボドボと言った風な音で表す方が的確と思える程に大粒で、それが砕け散った時に出来た破片が、地面に落ちた時も、音が発生しているのでは無いかと思う程、雨音は激しかった。
一枚のガラスの扉を隔ててある外から聞こえてくる大合奏を聞きながら、ぼんやりと滴の大群を眺める。
程なくして、雷が再び鳴り始めた。
どうやら私は寝ていたらしく、雷の音で気がついたのだ。
まだ寝ぼけ眼で頭が働かないが、スカートのポケットに入れてあったスマホで時間を確認する。
午後の授業が始まるまで、まだ結構時間が残っている。
予鈴は鳴らない為スマホのアラームをセットして、残る眠気に素直に従い、再度眠りに落ちた。
規則的に聞こえてくる雨音を掻き乱す雷鳴が轟いていたと思われるのに、寝不足気味だった事も手伝って、アラームがなるまで目が覚めること無く熟睡していた。
あと数分で授業だと分かっては居るものの、割と深い眠りの時に目を覚ましたので、気怠さが凄まじい。
このまま午後はバックレて仕舞いたいが、あとたった二時間を逃げて、午前中の我慢を水の泡に還したくは無いので、お弁当箱を手に持ち、非常に重たい腰を上げ、教室へと足を運ぶ。
自分の席に着いてすぐ、授業開始のチャイムが鳴った。
私は身長と視力がある為、一番後の席にしかならない。
個人的には窓際が居心地良くて好きなのだが、今回はど真ん中だった。
なので、窓の外を見ようとすると、誰かを見ているようになってしまって、気まずいので黒板や自分のノートに目を向けるしかない。
それでも天気が気になって、チラリと盗み見るように窓の外へ目を向けても、相も変わらず土砂降りだ。
あの場所が氾濫していたらどうしよう。
待ち望んだ放課後が近付くに連れ、この天気に不安を覚える。
彼はあの場所に居るのだろうか。
…恐らく、彼は私の学校が終わるであろう時間を予想して、その時間にはもう既に待っているだろう。
それは、この悪天候であろうとも変わらない。
彼と出会ってまだ日は浅いが、何となく律儀な人だというのは理解している。
恐らく、この土砂降りの中でも彼は来るだろう。
なので私も、彼に会いに行く。
約束をしたのだ。
いや、そんな事より私は彼に会いたい。
会って今日一日頑張ったのだと伝えて、褒めてもらいたい。
凄い…偉いねと、たった一言彼の口から聞けたのなら、私は今日の労苦に報いることが出来る。
幸いにも、風は強くないので波の心配は要らなそうだ。
晴れていたなら、コンビニででもお菓子を買って行き、一緒に食べようなんて考えていたのに、傘をさしてもズブ濡れになるのが分かりきっている中、ゆっくり腰を据えて…だなんてのは、気温が高いこの時期であっても遠慮したい。
今日は近くのカフェや、ファミレスか何かに誘ってみてもいいかもしれない。
彼はきっと甘い物が好きなのだろう。
でなければ、キャラメルなんて持ち歩かない。
そう言えば、昨日貰った一粒をスクールバッグの外ポケットにしまい込んだままな事を思い出した。
午後の授業の一つが終わり、数分の休憩時間がやって来た。
私は先程思い出した物を、恐る恐る取り出す。
すると、それは貰った時の形をキチンと保っていて、包装紙を剥い出みたものの、何処も溶けた様子が見当たらない。
そこで若干の、食べられるのか、本当にキャラメルなのか…と言う不安を覚えたが、包を取り去らって剥き出しになった茶色い固形物からは、甘くていい香りが漂ってくる。
私は意を決して、キャラメルであって欲しい物体を口に入れた。
甘いものがそこまで好きではない私が、素直に美味しいと思える様な、しつこ過ぎない甘味で、仄かにバターとアーモンドが香る。
手に持っていたときは固かったのに、口に入れたらあっという間に柔らかくなって、どんどん溶けていく。
もっとゆっくり楽しみたいが、きっと授業が始まる前には溶けてしまうという予感が確信に変わって、残念に思う。
しかし、溶けてしまうものは仕方が無いので、味と香りを堪能する事に専念する。
予期せぬ清涼効果をもたらしたキャラメルのお陰と、残り一教科は現代文で、昔何かと凄い賞を取った、先生お気に入りの小説の映画化された物を鑑賞するだけだそうなので余裕で乗り越えられそうで、離れていても癒してくれる彼と、楽な授業に私は心から感謝した。
そして、待ちに待った放課後がやって来た。
ホームルームが終わると、私は逸る気持ちを抑えつけ、荷物をまとめて下駄箱へと早足で向かう。
先程までの暗雲は、先刻の授業中に退散したようで、今はもう朝と変わらぬ晴天に成り代わっていた。
気付くと私は小走りになっていて、すれ違った、顔だけ見たことのある、名前もなんの教科かも知らない先生に注意され、一言簡単に謝罪を述べて歩調を緩める。
上履きを脱ぎ、入れ替えるように自分の下駄箱にある外履きを指に引っ掛けて、足場の簀子を避けて放るように足元に置く。
靴につま先を突っ込んだら、踵を潰してしまわないよう、多少気を配りつつ校門へと進む。
校舎から一歩踏み出したと同時に、私は駆け出した。
アスファルトの湿り気と、所々に残る水溜りを消し去ろうとしている太陽の所為で、吸い込む空気がとても重い。
それでも気分は軽くて、頬が筋肉痛になってしまいそうだ。
周りの風景なんぞに目を向ける余裕なんて消えていて、私はただひたすらに彼の元へ足を向かわせる。
二十分弱走り続け、やっとの事であの場所が見えてきた。
そして思い出した、コンビニに寄ろうと思っていたことを。
「思ってたより早かったね、お疲れ様」
今から最寄りのコンビニに行って何か買ってこようと体を反転させたら、後から声を掛けられた。
振り向くと、あの場所へと続く砂浜から歩いてくる彼の姿が目に入った。
「いつから居たの?」
まさかとは思うが、あの土砂降りの中待っていた…なんて事はやめて欲しい。
「雨が止んでから、家を出てきた感じかな」
その返答を聞いて胸をなで下ろす。
彼も買い物に誘って一緒に買いに行けばいいと思い、口を開きかけたら彼が何か言おうとしているのに気がついた。
「どうかした?」
もしかして今日はこれから用事があって、今すぐ帰らなければならないとか、そういった事を言われるのかと少し構える。
すると彼は申し訳なさそうに眉を下げて、
「いつもの場所、雨で水浸しになってて座れそうも無かった」
と頭を垂れた。
彼の可愛らしい仕草に心臓を鷲掴みにされて反応が遅れたが、これは今日はもう帰ろう…と言う事だろうか。
あまりしつこく誘って嫌な思いをさせたくないし、二度と会いたくないと言われたら立ち直れそうもないので、思い描いていた雨が止まなかった場合に行こうとしていた、色々な場所の提案をぐっと飲み下す。
「そっか、じゃあ今日はもう帰る?」
やっとの事で発した言葉は、謀らずも素っ気なくて冷たかった。
「君が疲れてて帰りたいならそうしよう」
それに対して彼はあっさりそう言った。
やはり今日は気分では無かったのだろう。
それでもちゃんと会いに来てくれたのだからありがたい。
私も喜ぶべきだ…分かっていても、どんどん気分は沈んで行く。
そんな私の心境を知らない彼は、何か言いたそうにしている。
「どうしたの?」
明らかに沈んだ声色だったが、最早それを気にしていられる程の余裕が無くなった今ではどうでもいい事だ。
すると、彼はおずおずと口を開く。
「もし、大丈夫なら…ウチ来る?」
まさかのお誘いに、私は数秒の間その言葉の理解が出来なかった。
やはり父の生姜焼きは別腹だったようだ。
しかし、この時間ではもう購買は売り切れているだろう。
この学校は、一度校内へと足を踏み入れたとあらば、やむを得ない事情がない限り、放課後まで勝手に外へ出ることや、コンビニなどへ買い物に行くのが校則で禁じられているのでそれすら叶わない。
もっと早くに家を出て、学校に到着する前に何か買っておけば良かった。
物足りない…と言うだけで、耐え難い程の空腹という訳では無いので、我慢は出来る。
私はお弁当箱を包み直して体の横に置き、抱えた膝で右頬を押し潰しながら外を眺めた。
最初に降り始めてから既に三時間は経っているが、未だ止む気配は見られない。
ザーザーと言うよりも、ドボドボと言った風な音で表す方が的確と思える程に大粒で、それが砕け散った時に出来た破片が、地面に落ちた時も、音が発生しているのでは無いかと思う程、雨音は激しかった。
一枚のガラスの扉を隔ててある外から聞こえてくる大合奏を聞きながら、ぼんやりと滴の大群を眺める。
程なくして、雷が再び鳴り始めた。
どうやら私は寝ていたらしく、雷の音で気がついたのだ。
まだ寝ぼけ眼で頭が働かないが、スカートのポケットに入れてあったスマホで時間を確認する。
午後の授業が始まるまで、まだ結構時間が残っている。
予鈴は鳴らない為スマホのアラームをセットして、残る眠気に素直に従い、再度眠りに落ちた。
規則的に聞こえてくる雨音を掻き乱す雷鳴が轟いていたと思われるのに、寝不足気味だった事も手伝って、アラームがなるまで目が覚めること無く熟睡していた。
あと数分で授業だと分かっては居るものの、割と深い眠りの時に目を覚ましたので、気怠さが凄まじい。
このまま午後はバックレて仕舞いたいが、あとたった二時間を逃げて、午前中の我慢を水の泡に還したくは無いので、お弁当箱を手に持ち、非常に重たい腰を上げ、教室へと足を運ぶ。
自分の席に着いてすぐ、授業開始のチャイムが鳴った。
私は身長と視力がある為、一番後の席にしかならない。
個人的には窓際が居心地良くて好きなのだが、今回はど真ん中だった。
なので、窓の外を見ようとすると、誰かを見ているようになってしまって、気まずいので黒板や自分のノートに目を向けるしかない。
それでも天気が気になって、チラリと盗み見るように窓の外へ目を向けても、相も変わらず土砂降りだ。
あの場所が氾濫していたらどうしよう。
待ち望んだ放課後が近付くに連れ、この天気に不安を覚える。
彼はあの場所に居るのだろうか。
…恐らく、彼は私の学校が終わるであろう時間を予想して、その時間にはもう既に待っているだろう。
それは、この悪天候であろうとも変わらない。
彼と出会ってまだ日は浅いが、何となく律儀な人だというのは理解している。
恐らく、この土砂降りの中でも彼は来るだろう。
なので私も、彼に会いに行く。
約束をしたのだ。
いや、そんな事より私は彼に会いたい。
会って今日一日頑張ったのだと伝えて、褒めてもらいたい。
凄い…偉いねと、たった一言彼の口から聞けたのなら、私は今日の労苦に報いることが出来る。
幸いにも、風は強くないので波の心配は要らなそうだ。
晴れていたなら、コンビニででもお菓子を買って行き、一緒に食べようなんて考えていたのに、傘をさしてもズブ濡れになるのが分かりきっている中、ゆっくり腰を据えて…だなんてのは、気温が高いこの時期であっても遠慮したい。
今日は近くのカフェや、ファミレスか何かに誘ってみてもいいかもしれない。
彼はきっと甘い物が好きなのだろう。
でなければ、キャラメルなんて持ち歩かない。
そう言えば、昨日貰った一粒をスクールバッグの外ポケットにしまい込んだままな事を思い出した。
午後の授業の一つが終わり、数分の休憩時間がやって来た。
私は先程思い出した物を、恐る恐る取り出す。
すると、それは貰った時の形をキチンと保っていて、包装紙を剥い出みたものの、何処も溶けた様子が見当たらない。
そこで若干の、食べられるのか、本当にキャラメルなのか…と言う不安を覚えたが、包を取り去らって剥き出しになった茶色い固形物からは、甘くていい香りが漂ってくる。
私は意を決して、キャラメルであって欲しい物体を口に入れた。
甘いものがそこまで好きではない私が、素直に美味しいと思える様な、しつこ過ぎない甘味で、仄かにバターとアーモンドが香る。
手に持っていたときは固かったのに、口に入れたらあっという間に柔らかくなって、どんどん溶けていく。
もっとゆっくり楽しみたいが、きっと授業が始まる前には溶けてしまうという予感が確信に変わって、残念に思う。
しかし、溶けてしまうものは仕方が無いので、味と香りを堪能する事に専念する。
予期せぬ清涼効果をもたらしたキャラメルのお陰と、残り一教科は現代文で、昔何かと凄い賞を取った、先生お気に入りの小説の映画化された物を鑑賞するだけだそうなので余裕で乗り越えられそうで、離れていても癒してくれる彼と、楽な授業に私は心から感謝した。
そして、待ちに待った放課後がやって来た。
ホームルームが終わると、私は逸る気持ちを抑えつけ、荷物をまとめて下駄箱へと早足で向かう。
先程までの暗雲は、先刻の授業中に退散したようで、今はもう朝と変わらぬ晴天に成り代わっていた。
気付くと私は小走りになっていて、すれ違った、顔だけ見たことのある、名前もなんの教科かも知らない先生に注意され、一言簡単に謝罪を述べて歩調を緩める。
上履きを脱ぎ、入れ替えるように自分の下駄箱にある外履きを指に引っ掛けて、足場の簀子を避けて放るように足元に置く。
靴につま先を突っ込んだら、踵を潰してしまわないよう、多少気を配りつつ校門へと進む。
校舎から一歩踏み出したと同時に、私は駆け出した。
アスファルトの湿り気と、所々に残る水溜りを消し去ろうとしている太陽の所為で、吸い込む空気がとても重い。
それでも気分は軽くて、頬が筋肉痛になってしまいそうだ。
周りの風景なんぞに目を向ける余裕なんて消えていて、私はただひたすらに彼の元へ足を向かわせる。
二十分弱走り続け、やっとの事であの場所が見えてきた。
そして思い出した、コンビニに寄ろうと思っていたことを。
「思ってたより早かったね、お疲れ様」
今から最寄りのコンビニに行って何か買ってこようと体を反転させたら、後から声を掛けられた。
振り向くと、あの場所へと続く砂浜から歩いてくる彼の姿が目に入った。
「いつから居たの?」
まさかとは思うが、あの土砂降りの中待っていた…なんて事はやめて欲しい。
「雨が止んでから、家を出てきた感じかな」
その返答を聞いて胸をなで下ろす。
彼も買い物に誘って一緒に買いに行けばいいと思い、口を開きかけたら彼が何か言おうとしているのに気がついた。
「どうかした?」
もしかして今日はこれから用事があって、今すぐ帰らなければならないとか、そういった事を言われるのかと少し構える。
すると彼は申し訳なさそうに眉を下げて、
「いつもの場所、雨で水浸しになってて座れそうも無かった」
と頭を垂れた。
彼の可愛らしい仕草に心臓を鷲掴みにされて反応が遅れたが、これは今日はもう帰ろう…と言う事だろうか。
あまりしつこく誘って嫌な思いをさせたくないし、二度と会いたくないと言われたら立ち直れそうもないので、思い描いていた雨が止まなかった場合に行こうとしていた、色々な場所の提案をぐっと飲み下す。
「そっか、じゃあ今日はもう帰る?」
やっとの事で発した言葉は、謀らずも素っ気なくて冷たかった。
「君が疲れてて帰りたいならそうしよう」
それに対して彼はあっさりそう言った。
やはり今日は気分では無かったのだろう。
それでもちゃんと会いに来てくれたのだからありがたい。
私も喜ぶべきだ…分かっていても、どんどん気分は沈んで行く。
そんな私の心境を知らない彼は、何か言いたそうにしている。
「どうしたの?」
明らかに沈んだ声色だったが、最早それを気にしていられる程の余裕が無くなった今ではどうでもいい事だ。
すると、彼はおずおずと口を開く。
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