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21 村の祭り
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人間界の古びた村の報酬だけが豪華なくだらない祭りに私はエントリーしようと、受付へ向かった。
「すみません。エントリーしたいのですが。」
受付のいかにもガラの悪そうなおじさんは、私をまじまじと見つめ、
「いいけど、こっちは怪我の責任はいっさいとらない。遊びならやめときな。」
と言った。まったくどいつもこいつも私をバカにして。
「いえ、大丈夫です。」
私がそういうと受付のおじさんは嫌そうな顔をしながら私を祭りの枠に入れてくれた。
受付をし終わって30分程度たった今、祭りが始まった。この祭りはリーグ戦らしく、1から20までの数字の中で、くじ引きをして誰がどの番号になるかを決めるらしい。ちなみに私は12番。11番は誰だろうとあたりをみまわすと、11という数字の札を持った、私より身長がはるかに高く筋肉ムキムキの色黒な男性と目が合った。
「お嬢ちゃんがこの俺の相手かい?」
バカにしたようにわざとらしくしゃがみ、私をニヤニヤした目で見てくる。
「俺はお前みたいな子供でも容赦しねぇ。骨の1本や2本は覚悟しとくんだな。」
そういい、うるさい笑い声をあげながらどこかへ歩いていった。遠くからは楽勝だのあたりをあてただの私をバカにする声が聞こえる。後で痛い目を見るのがどっちか分かっていないようだ。そう思い、深いため息を吐いた。
「次は11番と12番のたたかいだよー!さあ、番号のひとはステージへ!」
いつの間にか順番が来ていたらしく、もう呼ばれてしまった。もういちどため息を吐き、しぶしぶステージへのぼる。反対側にいるゴツイおっさんは相変わらずニヤニヤしている。本当にやめて欲しい。
「それでは...レディー...Go!」
審判の合図がなり、相手はいきなり右腕を大きく振りかぶってきた。あの表情はおそらく、これで勝ったという確信の顔だ。私は思い出したように観客席にいるえなとななせちゃんを見た。ななせちゃんは私が殴られると思い、焦っている。えなはと言うと真剣な眼差しでこちらを見ていた。流石に仲間の前で恥さらしはできないと思い、相手の右の殴りを左に受け流し、そのまま腕をつかんで背負い投げした。体格差を思わせないほどの投げっぷりで私は相手を地面に叩きつけた。
「あ、そういえばこれ勝敗どうやって決まるんですか?」
私は相手を投げた直後に審判へ尋ねた。
「えっ...あっ。相手の気絶か場外、まいったと言わせるかです。」
「そうですか。」
私はそっけない返事を返し、地面に叩きつけた大男を見た。プライドをズタズタにしてやって勝つのも悪くないが、私の目的はそれではない。相手が起き上がろうとして、体制が不安定になった直後、軽く足払いをして背中を軽く押した。すると相手はあっけなく場外へ。試合開始からここまでにかかった時間は1分以下。観客はあまりにもはやく勝負がつきすぎてか、私が強いのが意外だったのか、皆口をぽかんとあけている。私はそのまま一言も発することなく、静かにステージをおりた。場外に落とされた男は諦めが悪そうにピーピー叫んでいるが、私にとってはどうでもよかった。
「しょ...勝負あり!!」
審判がそういった瞬間、観客の歓声があがった。
「勝者はNo12、ナチ!!」
私はその名前を聞いた瞬間、えなを見た。えなはというとこちらを見て
「やってやったぜ、感謝しな!」
という顔をしながらピースサインをしてきた。よし。後でしばこう。
まあ、なにあともあれ余裕で勝てたわけだ。所詮小さな村のお遊び。強い人とあたることなく勝てそうだ。そう思い、私は勝ち上がった選手の控え室へと向かった。
「すみません。エントリーしたいのですが。」
受付のいかにもガラの悪そうなおじさんは、私をまじまじと見つめ、
「いいけど、こっちは怪我の責任はいっさいとらない。遊びならやめときな。」
と言った。まったくどいつもこいつも私をバカにして。
「いえ、大丈夫です。」
私がそういうと受付のおじさんは嫌そうな顔をしながら私を祭りの枠に入れてくれた。
受付をし終わって30分程度たった今、祭りが始まった。この祭りはリーグ戦らしく、1から20までの数字の中で、くじ引きをして誰がどの番号になるかを決めるらしい。ちなみに私は12番。11番は誰だろうとあたりをみまわすと、11という数字の札を持った、私より身長がはるかに高く筋肉ムキムキの色黒な男性と目が合った。
「お嬢ちゃんがこの俺の相手かい?」
バカにしたようにわざとらしくしゃがみ、私をニヤニヤした目で見てくる。
「俺はお前みたいな子供でも容赦しねぇ。骨の1本や2本は覚悟しとくんだな。」
そういい、うるさい笑い声をあげながらどこかへ歩いていった。遠くからは楽勝だのあたりをあてただの私をバカにする声が聞こえる。後で痛い目を見るのがどっちか分かっていないようだ。そう思い、深いため息を吐いた。
「次は11番と12番のたたかいだよー!さあ、番号のひとはステージへ!」
いつの間にか順番が来ていたらしく、もう呼ばれてしまった。もういちどため息を吐き、しぶしぶステージへのぼる。反対側にいるゴツイおっさんは相変わらずニヤニヤしている。本当にやめて欲しい。
「それでは...レディー...Go!」
審判の合図がなり、相手はいきなり右腕を大きく振りかぶってきた。あの表情はおそらく、これで勝ったという確信の顔だ。私は思い出したように観客席にいるえなとななせちゃんを見た。ななせちゃんは私が殴られると思い、焦っている。えなはと言うと真剣な眼差しでこちらを見ていた。流石に仲間の前で恥さらしはできないと思い、相手の右の殴りを左に受け流し、そのまま腕をつかんで背負い投げした。体格差を思わせないほどの投げっぷりで私は相手を地面に叩きつけた。
「あ、そういえばこれ勝敗どうやって決まるんですか?」
私は相手を投げた直後に審判へ尋ねた。
「えっ...あっ。相手の気絶か場外、まいったと言わせるかです。」
「そうですか。」
私はそっけない返事を返し、地面に叩きつけた大男を見た。プライドをズタズタにしてやって勝つのも悪くないが、私の目的はそれではない。相手が起き上がろうとして、体制が不安定になった直後、軽く足払いをして背中を軽く押した。すると相手はあっけなく場外へ。試合開始からここまでにかかった時間は1分以下。観客はあまりにもはやく勝負がつきすぎてか、私が強いのが意外だったのか、皆口をぽかんとあけている。私はそのまま一言も発することなく、静かにステージをおりた。場外に落とされた男は諦めが悪そうにピーピー叫んでいるが、私にとってはどうでもよかった。
「しょ...勝負あり!!」
審判がそういった瞬間、観客の歓声があがった。
「勝者はNo12、ナチ!!」
私はその名前を聞いた瞬間、えなを見た。えなはというとこちらを見て
「やってやったぜ、感謝しな!」
という顔をしながらピースサインをしてきた。よし。後でしばこう。
まあ、なにあともあれ余裕で勝てたわけだ。所詮小さな村のお遊び。強い人とあたることなく勝てそうだ。そう思い、私は勝ち上がった選手の控え室へと向かった。
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