ゲームの《裏技》マスター、裏技をフル暗記したゲームの世界に転生したので裏技使って無双する

鬼来 菊

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《裏技》マスター、ダンジョンに潜る

ドワーフ族の工房見学しませんか?

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「じゃあ早速頼むよ」

「分かったわ!」

 俺の銃を手に取ってスタスタと部屋を出て行く。

 彼女達なら3分くらいで銃の構造を解明して、10分くらいで改造してくれるだろう。

 そう考えるとドワーフ族って中々ヤバい種族だよなー。

 敵じゃなくて本当に良かった。

 そう思いつつ俺も部屋に帰る。

「ただいまー」

「おかえりイイジマ。取引はどうだったの?」

「大成功だ」

「やったじゃない!」

「凄ーい!」

 レカにまた抱きしめられつつソファに座る。

「それでどんな取引をしたの?」

「銃を改造して貰う事にした」

「あっ、確かにベルトに銃が挟まってないわね」

 こくこくとうなずいてソファーに寝っ転がる。

「あー……この後どうする?」

 この後は予定が無いので普通にこの国の観光でもしようかと思ったのだ。

「私はぶっちゃけ何処でも良いわ」

「私もー!」

 その返答が一番困るんだよなぁ……。

「じゃあ……工房見学でもするか?」

「えっ!? それ大丈夫なの!?」

「リーファに許可貰えば大丈夫だ。
 じゃあ、ちょっと行ってくる」

 そう言ってリーファが行ったであろう工房へと向かった。




『カチィン! カチィン!』

『ガガガガガガガ』

『ジジジジ』

 うっ! やっぱここはハンマーの音とか機械の音で凄っごい耳が痛たくなるな!

「女王様、この様な感じでよろしいでしょうか?」

「ふーむ……こんな物でイイジマ殿に喜んで貰えるか! 作り直せ!」

「はっ!」

 うわー、厳しー。

「リーファ、どうだ? 出来て来てるか?」

「イッ、イイジマ!? ……殿。どうしたました?」

「落ち着け、言葉が少しおかしくなってるぞ」

「うぅっ……」

 リーファの顔が湯気が出そうなくらい真っ赤になってる……。

「で、どうなんだ?」

「い、未だ作り終わってはいません。ですが、まもなく終わるかと」

「そうか、今どんな感じか見ても良いか?」

「ひぇ!? あ、えと、つ、作り終わるまでお待ち下さい」

 ……何か嫌な予感がするぞー。

「ちょっと失礼するぜ」

「あ! ちょ!」

 そう言って工房の奥に行くと……

「ここにイイジマLOVEの文字を……」

「そうだなぁ……あ、この弾を入れるやつに女王様の顔を……」

「「「それだ!」」」

「いやそれだじゃねぇよ!」

 俺がそう叫んだ事によりドワーフ達が俺のことをビックリした顔で見る。

「あっ! イイジマさん!」

「ギーダお前もか……」

 てかリーファの顔面をマガジンに付けても何もならないだろ!

「お前らさぁ、威力増強とか反動軽減とかしてくれよ」

「あ、それならもう出来てるぜ!」

「ならもうそれで良いだろ!」

 そう言って銃を取る。

「うわっ!?」

 な、何だこれ!? 重い……!

「今イイジマさんが威力増強なんかは一通りやったんだが、すんげぇ重くなっちまったんだ。
 だからまだ完全には出来てねぇんだ」

「なら……普通にやってくれ……女王にもそう言っとくから」

「分かった」

 何とか持ち上げて机の上に乗せる。

「明日あたりに様子見にくるよ」

「分かった」

 そう言ってリーファの元へ行く。

「頼む、頼むから俺の銃に変な事しないでくれ」

「ヘ、ヘンナコトナンテシテナイヨー」

「目ー泳いでるぞ」

「うぐっ」

「取り敢えず、本当に頼むぞ?」

「はい……」

 さてと、これでリーファも変な事はしないだろう。

 俺は……今ここで帰ってもする事無いし少し見学でもするか。

 試しに近くの工房へ行く。

「んぁ? あぁあんたは……」

「イイジマだ」

「そうそうイイジマだイイジマ。あんたぁ何しにんなとこへ?」

「俺の武器の改造をして貰っててな。それついでに周りを見学しようかなってな」

「なるほどなぁ」

 そう会話しながらも彼はテキパキと作業をしている。

「今何を作ってるんだ?」

「んー? ドリルさ」

「ド、ドリル?」

「ああ、またこの国の拡張が決まったんだ。だから俺らはいつもより採掘道具を作んねばならねぇんだ」

 拡張か……いやダンジョンを拡張するって凄いなほんと。

 その後もブラブラ歩いて、武器や防具なんかを見た。

 まあ作られている大半の物は採掘関係の物ばっかだったが……。

「んじゃ、そろそろ帰るか」

 そう言って俺は家に帰る事にした。
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