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第1章 電話霊編
第18話 鍵蔵家の赤石 柊
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本部から事務所に帰る途中、家の前の道端で、中年くらいのおじさんにボコボコにされている、同い年ぐらい少年を見つけた。
「何をしてるんだッ!!」
僕がそう怒鳴ると、おじさんがギロっとした目でこちらを見た。
「小僧、お前には関係のない話だ。余計な首を突っ込むな」
「関係のない話?なら、せめて、その少年を殴るのをやめろ!!」
「う、うるさい・・・。う、うぅ・・・ウガァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!」
次の瞬間、おじさんの目は赤く光り、猛スピードでこちらに向かってきた。
「取り憑かれているのか!?なら、蒼天術・拳!!」
俺は不意に拳を使用した。しかし、この前のように気を失うことはなかった。僕の霊気ののった拳はおじさんの顔面にクリーンヒットした。おじさんの体から取り憑いていた幽霊が出てきた。今の拳は、あくまでもおじさんの体から霊を出しただけだ。祓ったわけではない。気を失ったおじさんはパタリと倒れた。その隙をみて、幽霊が逃げようとした。
「赤輪術・切!」
その声とともに幽霊は祓われた。
「き、きみも術が使えるのか!?」
「いや~、自分で編み出した術だから、あまり使えないけど・・・」
「自分で作った術!?」
僕は一気にその少年の話を聞きたくなった。おじさんを家の中に運び込み、少年に事務所に着いてきてもらった。事務所までの道中で名前と年齢だけ聞いておいた。
「赤石 柊です。柊でいいですよ。15歳です」
「僕は青山 優牙。優牙って呼んでくれていいよ。1個うえだけど敬語とか全然使わなくてもいいからな。ごめんな、突然、着いてきてもらって」
「全然、いいですよ。俺も青山さんの話聞きたいですし」
柊はそう答えてくれた。
「何をしてるんだッ!!」
僕がそう怒鳴ると、おじさんがギロっとした目でこちらを見た。
「小僧、お前には関係のない話だ。余計な首を突っ込むな」
「関係のない話?なら、せめて、その少年を殴るのをやめろ!!」
「う、うるさい・・・。う、うぅ・・・ウガァ”ァ”ァ”ァ”ァ”!!」
次の瞬間、おじさんの目は赤く光り、猛スピードでこちらに向かってきた。
「取り憑かれているのか!?なら、蒼天術・拳!!」
俺は不意に拳を使用した。しかし、この前のように気を失うことはなかった。僕の霊気ののった拳はおじさんの顔面にクリーンヒットした。おじさんの体から取り憑いていた幽霊が出てきた。今の拳は、あくまでもおじさんの体から霊を出しただけだ。祓ったわけではない。気を失ったおじさんはパタリと倒れた。その隙をみて、幽霊が逃げようとした。
「赤輪術・切!」
その声とともに幽霊は祓われた。
「き、きみも術が使えるのか!?」
「いや~、自分で編み出した術だから、あまり使えないけど・・・」
「自分で作った術!?」
僕は一気にその少年の話を聞きたくなった。おじさんを家の中に運び込み、少年に事務所に着いてきてもらった。事務所までの道中で名前と年齢だけ聞いておいた。
「赤石 柊です。柊でいいですよ。15歳です」
「僕は青山 優牙。優牙って呼んでくれていいよ。1個うえだけど敬語とか全然使わなくてもいいからな。ごめんな、突然、着いてきてもらって」
「全然、いいですよ。俺も青山さんの話聞きたいですし」
柊はそう答えてくれた。
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