2回目チート人生、まじですか

ゆめ

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動き出した影と光

暇な時間

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「結局何も収穫なかったなぁ」
「そうですねぇ」
「んーそうでもねえよ?」
「「え?」」
「アヴォルが国の奴らに近づいてた事に確証がもてたんだ」
「そんだけじゃん…」
「………………………………………」

 まあまあまあまあ。




「うーーーーーーーーーーん」

 さて、どうしたものか…………。

 アナラスとセトルイスと別れて自室に戻りベッドに寝転びながら考える。

 レヴィスを捕らえて魔力を封じてるからもうトングの雨関係の魔法は解けただろう。
 そしたら今度はアヴァイルだ。

 この国に手出したんだから少しおしおきしに行かねばね…………レヴィスも捉えられて証拠はあるし。そもそもこの件まだ王様に報告してないから上層部の方々知らないんだよなぁ…。そうなると正面から行くのは不可能だし…とるなとやっぱこっそり、ねぇ。
 やっぱ行くなら昼だと目立つから夜かなぁ~。
 てか俺ココ最近忍び込むことばっかりしてる気がする…いつから忍びへと転職したんだろう?

 まあいいか。とりあえず今夜行こう。

 まだ昼前。当分時間はある。何をしよう暇だ。

「ちょっと、身体動かしてきますかね」

 ベッドから飛び降りて訓練場へと向かった。


「おーーーやってるやってる」

 訓練場は何個かあり今俺が来ている訓練場では現在、第二騎士団が訓練を行っていた。

 因みにこの騎士団は何個かの部隊により編成されている。

 こんな感じ






 第五騎士団は基本後方支援。治療等等。だからといって戦えないわけでもなく普通に戦える。
 正直偵察隊ってどういうのか俺はまだよく知らない。団長とはいえ騎士団にはいったばっかだし…偵察隊なんてそんな会わないし…………

「やっほーーーーーー」

 入口でブンブン手を降れば訓練を中断して俺の前に全員が来ようとするので全力で止める。第二騎士団団長のみよぶ。

「よォ、グレイ」
「どうしたんスか?団長」

 第二騎士団団長の名前はグレイ。18歳とこの騎士団でも若い部類に入る。因みにこの年で団長となったのはグレイが初らしい。優秀だね!
 性格も明るくムードメーカー的な存在で部下からも慕われているらしい。

「いや、ちょっと暇になってな。一緒に訓練参加してもいいか?」
「もちろんスよ!!!あ、なら俺と戦いましょうよ!最近不完全燃焼で退屈してたんスよー!」

 不完全燃焼………?
 お前今まで他の奴らと戦ってたよな…?
 お前の相手になったと思われるヤツらそこら辺でちらほら死んでんだけど……………

 え、俺もこうなるの?え、やだよ無理。
 
 あ、ちょっと待って。そんな期待の眼差しで見ないで!!そんな10代の若々しい顔でそんな俺を見つめないで!!

「………………………あい…」

 やったーーー、とはしゃぐ姿はもはや新しいおもちゃを買ってもらった子供のよう。
 
 手加減してね…………?
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