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拡大する魔の手
爺さん
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俺に対し鋭い目を向けてくる変……男に俺は一つため息をつく。
や、まぁ多少冷や汗をかいたとかそんかことないから!
「自分の力を買いかぶり過ぎだぞじーさん」
「なんじゃと?」
「俺はただの通りすがり。一介の冒険者だよ。それもまだEランクのね」
あ、そうだ思い出した。
そういえば俺ランク上げようとしてたじゃん!あー…こんなところで道草くってる場合じゃない……早く終わらせよう…うん。
「Eランク!?馬鹿言え!貴様のようなやつがEランクなどといったらSSランクなどどうなるんじゃ!」
TASHIKANI☆
でもしょうがないじゃん!!事実だから!
じいさん、覚えとけ…人生は残酷なのだよ…
「それにわしは自分の力を買い被って等おらん。事実だからそれを言ってるのだ」
俺だってEランクって嘘ついてないのに…まあいいや。
「俺があんたが自身を買い被ってるという理由は一つ。ここには隠蔽魔法がかかってるって言ったよな」
「それがどうした」
「穴があるんだよ。その隠蔽魔法」
「!?」
爺さんは驚きに顔を固める。
俺はそんな爺さんを横目で見つつさらに言葉を重ねる。
「そもそも俺が使った探知魔法は魔力を探知してきた。完璧な隠蔽魔法がかかっていたら探知はできない。魔力をも隠蔽されるからな。だが今回俺は探知した。何故か?」
「この魔法に穴があり魔力が漏れてるんだよ。あんたの」
「なん…じゃと?」
「中からじゃ分かんないよなーうん。分かる」
俺も昔は隠蔽魔法がしっかり機能してるかほんと心配だったよなぁ…懐かしい…
でもしっかりしてなかったら今ここにいない…………ん?いや、でも生まれ変わって召喚されたからどっちにしろここにはいるか。
「いや…そんなはずは………現にあやつらの目だってごまかせて…」
その言葉に俺はここに来た時から頭に浮かんでいた一つの仮定が限りなく仮定ではなくなることを感じた。
「あやつら?」
今まで空気と化していたエリサティカ様が首を傾げる。
あ、エリサティカ様居たんだっけ。忘れてた。
「ー!!」
爺さんはしまった、と言うように顔を歪める。
俺はため息をついて仮定を口にする。
「やっぱり追われてんのか」
「国に」
や、まぁ多少冷や汗をかいたとかそんかことないから!
「自分の力を買いかぶり過ぎだぞじーさん」
「なんじゃと?」
「俺はただの通りすがり。一介の冒険者だよ。それもまだEランクのね」
あ、そうだ思い出した。
そういえば俺ランク上げようとしてたじゃん!あー…こんなところで道草くってる場合じゃない……早く終わらせよう…うん。
「Eランク!?馬鹿言え!貴様のようなやつがEランクなどといったらSSランクなどどうなるんじゃ!」
TASHIKANI☆
でもしょうがないじゃん!!事実だから!
じいさん、覚えとけ…人生は残酷なのだよ…
「それにわしは自分の力を買い被って等おらん。事実だからそれを言ってるのだ」
俺だってEランクって嘘ついてないのに…まあいいや。
「俺があんたが自身を買い被ってるという理由は一つ。ここには隠蔽魔法がかかってるって言ったよな」
「それがどうした」
「穴があるんだよ。その隠蔽魔法」
「!?」
爺さんは驚きに顔を固める。
俺はそんな爺さんを横目で見つつさらに言葉を重ねる。
「そもそも俺が使った探知魔法は魔力を探知してきた。完璧な隠蔽魔法がかかっていたら探知はできない。魔力をも隠蔽されるからな。だが今回俺は探知した。何故か?」
「この魔法に穴があり魔力が漏れてるんだよ。あんたの」
「なん…じゃと?」
「中からじゃ分かんないよなーうん。分かる」
俺も昔は隠蔽魔法がしっかり機能してるかほんと心配だったよなぁ…懐かしい…
でもしっかりしてなかったら今ここにいない…………ん?いや、でも生まれ変わって召喚されたからどっちにしろここにはいるか。
「いや…そんなはずは………現にあやつらの目だってごまかせて…」
その言葉に俺はここに来た時から頭に浮かんでいた一つの仮定が限りなく仮定ではなくなることを感じた。
「あやつら?」
今まで空気と化していたエリサティカ様が首を傾げる。
あ、エリサティカ様居たんだっけ。忘れてた。
「ー!!」
爺さんはしまった、と言うように顔を歪める。
俺はため息をついて仮定を口にする。
「やっぱり追われてんのか」
「国に」
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