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動き出した影と光
いい案
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「この後はどうするつもりなのだ?」
「あー…そうですね……とりあえずギルドのランクを上げたいと考えてるのでここに滞在しながらクエストをやっていこうかと考えてます」
言い忘れていたがギルドはどの国にも拠点みたいなものがある。そこでクエストを受けることも可能ただ。
「そうか、ランクを上げてどうするのだ?」
「強くなります。今のランクのままのクエストでは強くなれません。Aランクにでもなれればそれなりのクエストを受けられるはず…」
「そうだな、確かにランクが上がればクエストの難易度はあがる………が…ふむ」
考えるような仕草をした国王はいい事を思いついたとばかりに手を打った。
「強くなることを望んでいるなら我が国の騎士団長にならぬか?」
「…へ?」
「あぁ!いい考えですね!父………国王!」
「そうであろ?今は団長の座が空席だからな」
手を叩いて喜ぶエリサティカ様に褒められて嬉しい国王の図。そして話に付いていけない俺、という奇妙な空間。
「いや、その国王?騎士団長など俺には無理です!!」
「何故だ?」
「いやいや!そんな大層な役目を務められるほどの技量を持ってませんし…」
「…あやつらを倒した主が何を言っておる…」
「いやいやだって考えても見ろよ!?騎士団長なんて剣の扱いが国一番じゃなきゃだろ!?俺より剣を使えるヤツがこの世界には何万といることか!?」
「杞憂じゃな………」
「はい!?!?」
「それなら実力を皆に知らせればいいだろう」
「へ?」
「別に騎士団長になるのが嫌だというわけでは…………………あるのか?」
「いや、嫌って訳ではありませんけど…」
そう。嫌ではない。嫌では。そんな大層な役目を剣の扱いがしょぼい俺なんかが勤めたら不満が溢れるだろう。
「では明日の夕頃に行うとしよう」
もはや決定事項だとばかりにうんうん頷く国王に俺は頷くしかなかった。
「あ、今夜は客間に泊まるといい。あそこは多分………被害は無いようだから…」
「あ、ありがとうございます」
「では私が案内しますね!」
………力を知らせるって…まさか誰かと戦うのか?うーむ………恥ずかしい真似はしたくないぞ…
「あー…そうですね……とりあえずギルドのランクを上げたいと考えてるのでここに滞在しながらクエストをやっていこうかと考えてます」
言い忘れていたがギルドはどの国にも拠点みたいなものがある。そこでクエストを受けることも可能ただ。
「そうか、ランクを上げてどうするのだ?」
「強くなります。今のランクのままのクエストでは強くなれません。Aランクにでもなれればそれなりのクエストを受けられるはず…」
「そうだな、確かにランクが上がればクエストの難易度はあがる………が…ふむ」
考えるような仕草をした国王はいい事を思いついたとばかりに手を打った。
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「…へ?」
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手を叩いて喜ぶエリサティカ様に褒められて嬉しい国王の図。そして話に付いていけない俺、という奇妙な空間。
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「何故だ?」
「いやいや!そんな大層な役目を務められるほどの技量を持ってませんし…」
「…あやつらを倒した主が何を言っておる…」
「いやいやだって考えても見ろよ!?騎士団長なんて剣の扱いが国一番じゃなきゃだろ!?俺より剣を使えるヤツがこの世界には何万といることか!?」
「杞憂じゃな………」
「はい!?!?」
「それなら実力を皆に知らせればいいだろう」
「へ?」
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「いや、嫌って訳ではありませんけど…」
そう。嫌ではない。嫌では。そんな大層な役目を剣の扱いがしょぼい俺なんかが勤めたら不満が溢れるだろう。
「では明日の夕頃に行うとしよう」
もはや決定事項だとばかりにうんうん頷く国王に俺は頷くしかなかった。
「あ、今夜は客間に泊まるといい。あそこは多分………被害は無いようだから…」
「あ、ありがとうございます」
「では私が案内しますね!」
………力を知らせるって…まさか誰かと戦うのか?うーむ………恥ずかしい真似はしたくないぞ…
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