転生少女は自由に生きるっ！

8 学院に行く前に・・・

今日は学院の入学式1日前、もう明日の準備は万端だ！！
初日から忘れ物はヤダからね！
せっかく？新しい人生だから、チートもあるし優等生でいたいよね。

前の私えみは忘れ物も多かったし、課題もいっつも遅れて出してた・・・それでいっつも先生に怒られてて・・・
もう、あの頃の皆んなには会えないのかな・・・

あれ・・？なんで私泣いちゃってるの・・・
もうわかってたはずなのに・・・



「エミー、もうすぐ夕食だから一緒に食堂行こー！」

エル兄様・・ちょっとだけ、もうちょっとだけ今は、1人にして・・・

「エミー？大丈夫？・・・入るよ」

ガチャ

あっ・・・

「エミ？どうしたの？・・・何か辛いことでもあったの？！」

ダメ、ダメ涙止まって！エル兄様心配しちゃってるよ。
でも、なんだかエル兄様を見てると、私一人じゃないんだなって思ってもっと涙が出てきちゃうよ・・・

「えっ、エミ？大丈夫？？」



結局あの後しばらく涙が止まらなくなっちゃって、ちょっと困り顔のエル兄様が隣にいて慰めてくれて、
なかなか私達が食堂にこないからって、お母様とお父様や使用人の人達が心配して来てくれた。

あー、私ってこんなにたくさんの人に心配してもらってるんだなって、一人じゃないんだなって嬉しくなった。
でも、やっぱりあの頃に戻りたいって思っちゃう自分もいて・・・
まだ整理はつかないけど、少しずつでもいいからなんとかしていこうと思う。

まだまだ、今の人生エミは始まったばかりだしね！！