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第一章「慟哭の和魂」
第07話 顕現
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深雪と別れた後、海斗は帰宅の途に就くため階段を降りていた。校舎内は多くの生徒が帰宅した後で、昼間のような喧騒はないが、まだ構内で活動している文化系の部活――演劇部の発声や吹奏楽部の練習だろうか――の声や音が聞こえていた。
「あ、伊薙君やっほー」
「あれ、先輩?」
二階で海斗は、階段を降りようとしていた料理部の先輩たちを見かけた。何か楽しいことがあったのか、二人の表情は晴れやかに見えた。
「伊薙君もこれから帰り?」
「いえ、ちょっと水泳部の方に顔を出して行こうかと」
「あ、そうか。お母さん顧問だもんね」
「ええ。ついでに御琴の様子も見に行こうと思って」
海斗、美波、御琴は三人ともクラスが違う。体育など合同の授業で会う機会はあるが、この日はあいにくとそれらの授業がなく、御琴には一度も会えていなかった。
「そっか。八重垣さん、今年の大会で期待されてるもんね」
「頑張ってって伝えておいて」
「はい」
「じゃあねー、伊薙君」
そう言って手を振りながら二人は階段を下りて行った。
「……あれ、俺も?」
まるでこれから帰るような二人の言い方に海斗は違和感を抱いた。
「まだ料理部は活動中だよな……?」
『ふっふっふ……』
意味ありげな笑い声がミサキから聞こえる。
『ようやく噂の子に会えるのね』
「……懲りないなお前」
海斗はため息を吐く。いったい彼女の海斗に対する執着は何なのだろうか。そう呆れながら海斗も二階に辿り着き、さらに階下を目指す。そして踊り場に下りた――その時だった。
「なっ……!?」
海斗は全身に冷水がかけられたかと思うほどの震えが走った。吐き気がするほどの寒気に、思わず海斗はその場にうずくまる。
「な……んだこれ」
幸い、不気味な感覚はすぐに収まった。海斗は気持ちを落ち着けるために深く深呼吸をする。
『海斗も感じたの?』
ミサキの声が聞こえる。どうやら今の感覚は海斗一人が感じたものではないようだ。
「ああ。なんとなくだけど、上の階から感じた気がする」
『当たりよ。今の禍々しい気配は上の階……今通り過ぎた二階辺りからね』
「わかるのか?」
「……どうしてかは、私にもわからないけどね」
彼女には記憶がない。だが得体の知れない感覚に対し、確信を持ったその言葉と伝わって来る思いに海斗はそれを信じた。
果たしてその失われた記憶に関わりがあるのだろうか。彼女の言葉は心強くもあったがその反面、今の異様なものが気のせいではないという証でもあった。
『とにかく、行ってみましょ』
「あ、ああ……わっ!?」
不安を抱きながらも海斗は二階へ戻るために振り返る。だがその途端、彼は何かに肩を突き飛ばされ、踊り場に倒れ込んだ。
「痛っ……!」
誰もいなかった。足音もなかった。それでも海斗は突き飛ばされ、踊り場の壁まで飛ばされる。
『大丈夫、海斗!?』
「ああ……大したことは――えっ?」
立ち上がった海斗は目を疑った。突き飛ばされた衝撃のあった右肩。そこのワイシャツの部分がぱっくりと切り裂かれていたのだ。
この状況を見て海斗の頭に浮かんだのは「かまいたち現象」だった。
「なんで……いや、ここ学校の中だぞ?」
かまいたち現象は気圧や気温差などで引き起こされるという話を海斗は聞いたことがあった。だが、気圧も気温も大きな変動が起きていない学校の中で果たして発生するというのだろうか。
「ああ、今日はいったい何なんだ!」
快晴の空から雷が部屋に落ち、自分はそれに打たれて無傷。ミサキと名乗る女の子が体の中に宿り、室内でかまいたちに襲われる。
これまでの知識と常識がまるで通じない。
『海斗、頭かきむしってる場合じゃないわよ!』
その常識の枠外の少女が叫ぶ。顔を上げる。海斗はその慌てた言葉の意味を理解した。
「何だこれ……」
たった今、何かが通りすがったあとに黒い煙のようなものが残されていた。それは海斗の前から二階と一階へとそれぞれ続いている。
『どうして邪気が』
「邪気?」
ミサキが発した言葉はまた、海斗が生活の中で聞いたことのない言葉だった。ゲームやアニメなどで聞くような、現実離れした言葉だ。
『この世のものじゃないものがそこにいた証よ』
「な、なんだそれ。この世の……ものじゃない?」
『……理由は分からないけど、この正体を知ってるのよ。海斗が視えるのもたぶん私の影響だと思う』
彼女から伝わる緊張した感情が、その言葉が嘘ではないことを物語る。彼女が朝、言っていた「視覚を共有している」というのは、どうやら海斗にも適用されるらしい。つまりミサキが視えるものも視覚を通じて海斗は視ることができると言うことだ。
それに海斗もこんな奇妙な光景を目の当たりにして、今更疑えるわけもなかった。
『ねえ海斗、一つお願いしてもいい?』
「この先に行けってことだろ!」
海斗は階段を駆け下りる。お願いされるまでもなかった。
邪気の発生源と思われる二階はもちろん気になったが、たった今海斗を突き飛ばし、何かが向かった先は階段の下の教室。つまり料理部の活動している家庭科室だ。ミサキの言う「この世のものではない何か」がそこへ向かったとなれば海斗にとっても由々しき問題だ。
海斗はオカルトに詳しいわけではない。知識もアニメや漫画から得た程度のものしかない。それでも、こんな異常な状況で、異常が起きているであろう場所に飛び込もうとしている。
「その代わり、後で話を詳しく聞かせろよ!」
恐怖がないと言えば嘘になる。何が待っているかなんてろくなものじゃないに決まっている。
だけど小さい頃からずっと一緒にいた大切な幼馴染――美波がそこにいる以上、彼に行かないという選択肢はなかった。
「美波っ!」
階段を下りきってすぐに家庭科室に飛び込む。そして彼は、今この時が既に日常ではなく、怪異に取り込まれていることを改めて目の当たりにするのだった。
「うっ……!?」
包丁で切る音や鍋で調理する音、料理が出来上がりつつあるいい匂いに満たされているはずの家庭科室は邪気が充満しており、一歩踏み入れただけで気持ちの悪い空気がどろりとまとわりついて来た。
だがミサキの視覚の影響か、そんな中でも海斗には家庭科室の様子はしっかりと知覚することができた。
「みんな気絶してるのか……?」
調理の最中に海斗と同じような体調不良に陥ったのか、部員たちは皆、床に倒れているか机にもたれかかっていた。そして、その中には美波もいた。
「美波!」
湧き上がる嘔吐感をこらえ、家庭科室の中を行く。机に突っ伏したままの美波は赤い顔で荒い息をついており、見るからに高熱を発していることがうかがえた。
「はあっ……はあっ……」
「しっかりしろ、美波!」
『……だめ、行逢ってる』
「行逢ってる? ミサキ、もっとわかりやすく言ってくれよ!」
『さっきの何かにやられたのよ。霊障とか呪いって言えばわかる?』
「呪いって……美波を誰かが呪ったって言うのか?」
海斗には信じられない。美波は恨みを買うような人物ではない。多少したたかな面はあるが、基本的にやや天然で人当たりもいい。長く付き合ってきて彼女がケンカをしたところもほとんど見たことが無い。
その海斗の思いを肯定するかのようにミサキは言葉を返した。
『彼女は巻き込まれただけよ。ううん、この料理部のほとんどがここにいたから巻き込まれたに過ぎないわ。この呪い……本命は別にいる』
「本命……?」
その瞬間、ぞわっとした感覚が海斗に走る。家庭科室に立ち込める邪気が教室の中心へと集まっていく。空気の対流もないのにつむじ風が巻き起こり、その中から邪気を纏って何かが姿を現し始める。
「なんだ……こいつ」
海斗はこんな状態の中で思っていた。どうしてこんなことになってしまったのか。いつもの日常はどこへ行ったのか。全てこのミサキが自分に宿ってから異変が始まった。
『来る……っ!』
だが、そんなミサキは海斗のことを考えている。美波のことを心配してくれる。この状況に危機感を抱いている。姿は見えないがその心だけは彼に伝わって来る。
「くそっ!」
海斗は熱にうなされている美波を見る。彼女だけじゃない、ここにいるみんなが――深雪が仲間だと思っているみんなが――巻き込まれたこの状況をなんとかできるとしたら、一人確信をもって対処しているミサキだけだ。そして、その彼女が宿っている自分もまた同じだ。
「やるしかないのか」
どす黒い邪気からその手足が現れる。毛むくじゃらの全身に細長い胴体。短い四肢には鎌のような鋭利な爪を持つそれは鋭い目つきで牙を剥く。
海斗が幼い頃に名前を聞き、アニメや漫画の影響で抱いていたイメージそのものの姿でそれは顕現した。
――鎌鼬
人は、それをそう呼んだ。
「あ、伊薙君やっほー」
「あれ、先輩?」
二階で海斗は、階段を降りようとしていた料理部の先輩たちを見かけた。何か楽しいことがあったのか、二人の表情は晴れやかに見えた。
「伊薙君もこれから帰り?」
「いえ、ちょっと水泳部の方に顔を出して行こうかと」
「あ、そうか。お母さん顧問だもんね」
「ええ。ついでに御琴の様子も見に行こうと思って」
海斗、美波、御琴は三人ともクラスが違う。体育など合同の授業で会う機会はあるが、この日はあいにくとそれらの授業がなく、御琴には一度も会えていなかった。
「そっか。八重垣さん、今年の大会で期待されてるもんね」
「頑張ってって伝えておいて」
「はい」
「じゃあねー、伊薙君」
そう言って手を振りながら二人は階段を下りて行った。
「……あれ、俺も?」
まるでこれから帰るような二人の言い方に海斗は違和感を抱いた。
「まだ料理部は活動中だよな……?」
『ふっふっふ……』
意味ありげな笑い声がミサキから聞こえる。
『ようやく噂の子に会えるのね』
「……懲りないなお前」
海斗はため息を吐く。いったい彼女の海斗に対する執着は何なのだろうか。そう呆れながら海斗も二階に辿り着き、さらに階下を目指す。そして踊り場に下りた――その時だった。
「なっ……!?」
海斗は全身に冷水がかけられたかと思うほどの震えが走った。吐き気がするほどの寒気に、思わず海斗はその場にうずくまる。
「な……んだこれ」
幸い、不気味な感覚はすぐに収まった。海斗は気持ちを落ち着けるために深く深呼吸をする。
『海斗も感じたの?』
ミサキの声が聞こえる。どうやら今の感覚は海斗一人が感じたものではないようだ。
「ああ。なんとなくだけど、上の階から感じた気がする」
『当たりよ。今の禍々しい気配は上の階……今通り過ぎた二階辺りからね』
「わかるのか?」
「……どうしてかは、私にもわからないけどね」
彼女には記憶がない。だが得体の知れない感覚に対し、確信を持ったその言葉と伝わって来る思いに海斗はそれを信じた。
果たしてその失われた記憶に関わりがあるのだろうか。彼女の言葉は心強くもあったがその反面、今の異様なものが気のせいではないという証でもあった。
『とにかく、行ってみましょ』
「あ、ああ……わっ!?」
不安を抱きながらも海斗は二階へ戻るために振り返る。だがその途端、彼は何かに肩を突き飛ばされ、踊り場に倒れ込んだ。
「痛っ……!」
誰もいなかった。足音もなかった。それでも海斗は突き飛ばされ、踊り場の壁まで飛ばされる。
『大丈夫、海斗!?』
「ああ……大したことは――えっ?」
立ち上がった海斗は目を疑った。突き飛ばされた衝撃のあった右肩。そこのワイシャツの部分がぱっくりと切り裂かれていたのだ。
この状況を見て海斗の頭に浮かんだのは「かまいたち現象」だった。
「なんで……いや、ここ学校の中だぞ?」
かまいたち現象は気圧や気温差などで引き起こされるという話を海斗は聞いたことがあった。だが、気圧も気温も大きな変動が起きていない学校の中で果たして発生するというのだろうか。
「ああ、今日はいったい何なんだ!」
快晴の空から雷が部屋に落ち、自分はそれに打たれて無傷。ミサキと名乗る女の子が体の中に宿り、室内でかまいたちに襲われる。
これまでの知識と常識がまるで通じない。
『海斗、頭かきむしってる場合じゃないわよ!』
その常識の枠外の少女が叫ぶ。顔を上げる。海斗はその慌てた言葉の意味を理解した。
「何だこれ……」
たった今、何かが通りすがったあとに黒い煙のようなものが残されていた。それは海斗の前から二階と一階へとそれぞれ続いている。
『どうして邪気が』
「邪気?」
ミサキが発した言葉はまた、海斗が生活の中で聞いたことのない言葉だった。ゲームやアニメなどで聞くような、現実離れした言葉だ。
『この世のものじゃないものがそこにいた証よ』
「な、なんだそれ。この世の……ものじゃない?」
『……理由は分からないけど、この正体を知ってるのよ。海斗が視えるのもたぶん私の影響だと思う』
彼女から伝わる緊張した感情が、その言葉が嘘ではないことを物語る。彼女が朝、言っていた「視覚を共有している」というのは、どうやら海斗にも適用されるらしい。つまりミサキが視えるものも視覚を通じて海斗は視ることができると言うことだ。
それに海斗もこんな奇妙な光景を目の当たりにして、今更疑えるわけもなかった。
『ねえ海斗、一つお願いしてもいい?』
「この先に行けってことだろ!」
海斗は階段を駆け下りる。お願いされるまでもなかった。
邪気の発生源と思われる二階はもちろん気になったが、たった今海斗を突き飛ばし、何かが向かった先は階段の下の教室。つまり料理部の活動している家庭科室だ。ミサキの言う「この世のものではない何か」がそこへ向かったとなれば海斗にとっても由々しき問題だ。
海斗はオカルトに詳しいわけではない。知識もアニメや漫画から得た程度のものしかない。それでも、こんな異常な状況で、異常が起きているであろう場所に飛び込もうとしている。
「その代わり、後で話を詳しく聞かせろよ!」
恐怖がないと言えば嘘になる。何が待っているかなんてろくなものじゃないに決まっている。
だけど小さい頃からずっと一緒にいた大切な幼馴染――美波がそこにいる以上、彼に行かないという選択肢はなかった。
「美波っ!」
階段を下りきってすぐに家庭科室に飛び込む。そして彼は、今この時が既に日常ではなく、怪異に取り込まれていることを改めて目の当たりにするのだった。
「うっ……!?」
包丁で切る音や鍋で調理する音、料理が出来上がりつつあるいい匂いに満たされているはずの家庭科室は邪気が充満しており、一歩踏み入れただけで気持ちの悪い空気がどろりとまとわりついて来た。
だがミサキの視覚の影響か、そんな中でも海斗には家庭科室の様子はしっかりと知覚することができた。
「みんな気絶してるのか……?」
調理の最中に海斗と同じような体調不良に陥ったのか、部員たちは皆、床に倒れているか机にもたれかかっていた。そして、その中には美波もいた。
「美波!」
湧き上がる嘔吐感をこらえ、家庭科室の中を行く。机に突っ伏したままの美波は赤い顔で荒い息をついており、見るからに高熱を発していることがうかがえた。
「はあっ……はあっ……」
「しっかりしろ、美波!」
『……だめ、行逢ってる』
「行逢ってる? ミサキ、もっとわかりやすく言ってくれよ!」
『さっきの何かにやられたのよ。霊障とか呪いって言えばわかる?』
「呪いって……美波を誰かが呪ったって言うのか?」
海斗には信じられない。美波は恨みを買うような人物ではない。多少したたかな面はあるが、基本的にやや天然で人当たりもいい。長く付き合ってきて彼女がケンカをしたところもほとんど見たことが無い。
その海斗の思いを肯定するかのようにミサキは言葉を返した。
『彼女は巻き込まれただけよ。ううん、この料理部のほとんどがここにいたから巻き込まれたに過ぎないわ。この呪い……本命は別にいる』
「本命……?」
その瞬間、ぞわっとした感覚が海斗に走る。家庭科室に立ち込める邪気が教室の中心へと集まっていく。空気の対流もないのにつむじ風が巻き起こり、その中から邪気を纏って何かが姿を現し始める。
「なんだ……こいつ」
海斗はこんな状態の中で思っていた。どうしてこんなことになってしまったのか。いつもの日常はどこへ行ったのか。全てこのミサキが自分に宿ってから異変が始まった。
『来る……っ!』
だが、そんなミサキは海斗のことを考えている。美波のことを心配してくれる。この状況に危機感を抱いている。姿は見えないがその心だけは彼に伝わって来る。
「くそっ!」
海斗は熱にうなされている美波を見る。彼女だけじゃない、ここにいるみんなが――深雪が仲間だと思っているみんなが――巻き込まれたこの状況をなんとかできるとしたら、一人確信をもって対処しているミサキだけだ。そして、その彼女が宿っている自分もまた同じだ。
「やるしかないのか」
どす黒い邪気からその手足が現れる。毛むくじゃらの全身に細長い胴体。短い四肢には鎌のような鋭利な爪を持つそれは鋭い目つきで牙を剥く。
海斗が幼い頃に名前を聞き、アニメや漫画の影響で抱いていたイメージそのものの姿でそれは顕現した。
――鎌鼬
人は、それをそう呼んだ。
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