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第二章「嫉妬の荒魂」
第17話 差し込んだ魔
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「いやー、あはは。大失敗大失敗」
記録会の後、皆で海斗の家に集まったが、御琴はまったく気にしていない様子で笑っていた。
「まさかスタートを失敗するなんてね。お陰でペースも全部狂っちゃった」
「まったく、お陰でこっちは記者から質問攻めだ。オフの時の指導に問題がなかったのかとかいらんことまで聞いてくる奴までいた」
「あちゃあ……ごめん、咲耶おばさん」
「伊薙先生だ……って、もう家だから構わんか」
まだ日が出ているのに、咲耶は早めの晩酌を始めていた。ビールの缶を一本空け、次の缶に手を伸ばす。
「まあいい。御琴ちゃんの実力はあんなものじゃない。次で見返してやればいいさ」
「そうですよね。これからも、御指導お願いします!」
「ああ、任せろ。三木と一緒に面倒を見てやる」
そう言って缶を開ける。一気に喉に通し、機嫌よく盛大に息をついた。
「ぷはーっ! いやあ、しかし三木は凄かったな。まさか御琴ちゃんの記録まで破るとは思わなかったぞ」
「そ、そうですね……」
「あいつの成長は目覚ましい。いい選手になるぞ」
「……私よりもですか?」
「ん?」
「いえ、なんでもありません」
御琴は目をそらして会話を打ち切る。咲耶はそんな彼女に首を傾げながら缶を口に持っていくが、既に中身が空になっていたことに気付いた。
「ん? 海斗ー、ビール終わったぞー。おつまみまだー?」
「早っ!? まだ作ってるんだからゆっくり飲んでてくれよ!」
キッチンには海斗と美波が立っていた。食材を切り、火加減を見て、二人で忙しそうに駆け回っている。
「それに、今日の主賓は御琴だろ。母さんはもうちょっと自重してくれ」
「母さんだって顧問として頑張ってるんだぞー。最近は事件続きで忙しかったんだし、このくらいのごほーびは許されるはずだ―!」
学校での凛とした姿はどこへ行ったのか。自堕落な酔っ払いと化している咲耶に息子は呆れていた。そんな咲耶に苦笑いを浮かべながら美波は冷蔵庫から冷えた瓶ビールとグラスを彼女に差し出す。
「んー、美波ちゃん気が利いてる! ねえ、海斗の嫁にならない?」
「いえいえ。拙者、まだ修行中の身ゆえ」
「だって。海斗、残念だったね」
「なんでいつの間にか俺がフラれてるんだよ!?」
「じゃ、じゃああたしなら――!」
いきなり御琴が立ち上がった。思った以上の勢いだったので椅子がその拍子に倒れる。大きな音で皆の会話も止まった。
「ど、どしたの御琴ちん。びっくりしたー」
「……あ、ええっと。ごめん、驚かせて」
倒れた椅子を元に戻して御琴はもう一度席に着く。そんな彼女の様子を咲耶はじっと見てニヤニヤと笑い始めていた。
「な、何ですか。おばさん……?」
「いやいや、何でもない。いいねえ、青春だー」
「え、えっと……向こうを手伝って来ます!」
「結構結構。頑張れ若人よ」
咲耶の視線に耐えられなくなった御琴は、キッチンへと逃げ込んでいく。咲耶は笑いながらグラスとビール瓶を持って立ち上がった。
「海斗、お義父さんと一緒に飲んでるから、おつまみ出来たら持ってきて」
「おいおい、じいちゃんまで巻き込むなよ」
「固いこと言わない。ただの食前酒だから」
果たして食前酒とはビール何杯分のことを言うのだろうか。海斗がそんなことを思っている間に咲耶は家の奥へと消えて行った。
「ねえ海斗。あたしにも手伝わせて」
「いいけど……あれ、御琴って料理できたっけ?」
「だ、大丈夫。このくらいなら――痛っ!?」
海斗の不安な声を振り切って包丁を手にした御琴だったが、たどたどしい手つきで野菜を切り始めたところですぐに指を切ってしまった。
「大丈夫か、御琴!」
「う、うん。ちょっと切っただけだから」
「美波、そこの引き出しに絆創膏あるから取ってくれ」
近くの棚から美波が絆創膏を出す。海斗がそれを受け取り、御琴の指に巻いた。
「どうしたんだよ。御琴は座って待ってていいんだぞ?」
「……ごめん」
「どうした?」
「な、何でもない!」
海斗が触れている手を否が応でも意識してしまう。顔が熱くなるのを感じ、御琴は目を逸らした。
「ねえカイくん、大きいお皿ある?」
「ちょっと待て、今出す。美波、火よろしく」
「あいあい」
海斗と美波がさっと位置を入れ替わる。もうこの伊薙家のキッチンで何度も繰り返された連携なので二人には慣れたものだ。
「……っ!」
もう一度席につき、テーブルの下で御琴はいたたまれなくなって拳を握っていた。いつもならこうして二人が美味しい料理を作るのをお腹を空かせて待っていた。そして、一番に出来立てを食べさせてもらっていた。
だけど今は、その立場がとても悔しい。すぐそばで、海斗の隣に立つことが許されない。
「美波、これ味見してもらっていいか?」
「ちょっと待って。今洗い物してるから」
「仕方ないな。ほら、口開けろ」
「あーん」
ぐっと奥歯を噛み締める。そうしないと、目から何かが零れ落ちてしまいそうで――。
「御琴?」
「御琴ちん?」
「……ごめん、あたし帰る」
これ以上、見ていられなかった。自分以外の女の子と海斗の仲睦まじい姿を。それが、大好きな幼馴染であっても。
「ど、どうしたの御琴ちん。もうすぐご飯できるのに――」
「触らないで!」
手を伸ばした美波の手を、振り向きざまに払いのける。手を叩かれた痛みよりも、その冷たい言葉を受けたことの方が美波は驚いていた。
「……え?」
「いいから……あたし、みんなに頑張れって言ってもらえるようなことできてないし。ほら、こういうのってもっと実力のある子にやってあげるべきじゃん……まどかとか」
自分の心の底に芽生えた気持ちを、言葉で無理やり蓋をする。それが歪なものだから隙間からまた溢れそうになる。それをまた乱暴な言葉で押さえつける。
「あたしじゃ……ダメなんだよ。水泳も、料理も勝てない。勉強もできない。誰よりも誇れる物なんてあたしにはないのに」
自分を傷つける、心無い言葉。それを言わないと、自分の中の醜い部分が出てしまう。大好きな男子を独り占めしたいという願望が。
「そんなことない。だって私は御琴ちんのいいとこ――」
「やめてよ、慰めなんか聞きたくない!」
優しい言葉が傷を抉る。自分よりも海斗のそばにいる彼女が、たまらなく恨めしくなる。大切な幼馴染なのに。一番好きな親友なのに。
「放っといてよ。あたしのことを構わないで! 保護者でも何でもないくせに!」
「違う、私は!」
「あんたなんて――」
だから突き放してしまう。勢いのまま、自分の傷を隠すために、一番言ってはならない一言を―――。
「お母さんを死なせたくせに!」
「御琴っ!!」
「――あ」
海斗の叫び声で御琴は我に返った。落ち着きを取り戻して行くにつれ、自分が何を言ってしまったのかを自覚し、震え出した。
「御琴……ちん?」
「あ、あたし……今、なにを……」
蒼白になる美波と御琴。わなわなと震え出し、そして美波に対して放った一言の重みに耐えられなくなり、踵を返して走り出す。
「……っ!」
「御琴!」
カバンを乱暴に拾い上げ、御琴が家を出ていく。騒動に気が付いた武志や咲耶が顔を出した時には、既にリビングに静寂が戻った後だった。
「……美波」
「あ、あはは……御琴ちんってば、どうしちゃったんだろうね」
無理に笑顔を作って海斗に振り向く。その表情があまりにも痛々しく見えて海斗は目を逸らした。
「大丈夫。御琴ちんはちょっとお腹が空いてイライラしていただけだよ。すぐ戻って来るはず……だって、そうじゃなきゃ……あんなこと、御琴ちん絶対言うはずないもん」
キッチンに戻り、美波が料理を再開する。だが包丁の音に交じってすすり上げる声が聞こえていた。
「ごめん、カイくん……ちょっとお料理できるの遅れそう。待っててもらっていい?」
「……ああ」
エプロンを外し、海斗は咲耶と武志にもそこから離れるように促す。そして彼も、一番離れている自分の部屋へと向かった。できるだけ、声が聞こえないように。
「なんだよ……何でこうなっちゃったんだ」
廊下を歩いていると、夕日が沈みかけているのが見えた。
「逢魔が時……」
あの日、深雪はこの時間をそう呼んだ。昼と夜が入り混じり、人と、人ならざるものが混在する時間。いつもは綺麗だと思う夕陽が、今は恨めしいと思うほどに海斗を照らしていた。
記録会の後、皆で海斗の家に集まったが、御琴はまったく気にしていない様子で笑っていた。
「まさかスタートを失敗するなんてね。お陰でペースも全部狂っちゃった」
「まったく、お陰でこっちは記者から質問攻めだ。オフの時の指導に問題がなかったのかとかいらんことまで聞いてくる奴までいた」
「あちゃあ……ごめん、咲耶おばさん」
「伊薙先生だ……って、もう家だから構わんか」
まだ日が出ているのに、咲耶は早めの晩酌を始めていた。ビールの缶を一本空け、次の缶に手を伸ばす。
「まあいい。御琴ちゃんの実力はあんなものじゃない。次で見返してやればいいさ」
「そうですよね。これからも、御指導お願いします!」
「ああ、任せろ。三木と一緒に面倒を見てやる」
そう言って缶を開ける。一気に喉に通し、機嫌よく盛大に息をついた。
「ぷはーっ! いやあ、しかし三木は凄かったな。まさか御琴ちゃんの記録まで破るとは思わなかったぞ」
「そ、そうですね……」
「あいつの成長は目覚ましい。いい選手になるぞ」
「……私よりもですか?」
「ん?」
「いえ、なんでもありません」
御琴は目をそらして会話を打ち切る。咲耶はそんな彼女に首を傾げながら缶を口に持っていくが、既に中身が空になっていたことに気付いた。
「ん? 海斗ー、ビール終わったぞー。おつまみまだー?」
「早っ!? まだ作ってるんだからゆっくり飲んでてくれよ!」
キッチンには海斗と美波が立っていた。食材を切り、火加減を見て、二人で忙しそうに駆け回っている。
「それに、今日の主賓は御琴だろ。母さんはもうちょっと自重してくれ」
「母さんだって顧問として頑張ってるんだぞー。最近は事件続きで忙しかったんだし、このくらいのごほーびは許されるはずだ―!」
学校での凛とした姿はどこへ行ったのか。自堕落な酔っ払いと化している咲耶に息子は呆れていた。そんな咲耶に苦笑いを浮かべながら美波は冷蔵庫から冷えた瓶ビールとグラスを彼女に差し出す。
「んー、美波ちゃん気が利いてる! ねえ、海斗の嫁にならない?」
「いえいえ。拙者、まだ修行中の身ゆえ」
「だって。海斗、残念だったね」
「なんでいつの間にか俺がフラれてるんだよ!?」
「じゃ、じゃああたしなら――!」
いきなり御琴が立ち上がった。思った以上の勢いだったので椅子がその拍子に倒れる。大きな音で皆の会話も止まった。
「ど、どしたの御琴ちん。びっくりしたー」
「……あ、ええっと。ごめん、驚かせて」
倒れた椅子を元に戻して御琴はもう一度席に着く。そんな彼女の様子を咲耶はじっと見てニヤニヤと笑い始めていた。
「な、何ですか。おばさん……?」
「いやいや、何でもない。いいねえ、青春だー」
「え、えっと……向こうを手伝って来ます!」
「結構結構。頑張れ若人よ」
咲耶の視線に耐えられなくなった御琴は、キッチンへと逃げ込んでいく。咲耶は笑いながらグラスとビール瓶を持って立ち上がった。
「海斗、お義父さんと一緒に飲んでるから、おつまみ出来たら持ってきて」
「おいおい、じいちゃんまで巻き込むなよ」
「固いこと言わない。ただの食前酒だから」
果たして食前酒とはビール何杯分のことを言うのだろうか。海斗がそんなことを思っている間に咲耶は家の奥へと消えて行った。
「ねえ海斗。あたしにも手伝わせて」
「いいけど……あれ、御琴って料理できたっけ?」
「だ、大丈夫。このくらいなら――痛っ!?」
海斗の不安な声を振り切って包丁を手にした御琴だったが、たどたどしい手つきで野菜を切り始めたところですぐに指を切ってしまった。
「大丈夫か、御琴!」
「う、うん。ちょっと切っただけだから」
「美波、そこの引き出しに絆創膏あるから取ってくれ」
近くの棚から美波が絆創膏を出す。海斗がそれを受け取り、御琴の指に巻いた。
「どうしたんだよ。御琴は座って待ってていいんだぞ?」
「……ごめん」
「どうした?」
「な、何でもない!」
海斗が触れている手を否が応でも意識してしまう。顔が熱くなるのを感じ、御琴は目を逸らした。
「ねえカイくん、大きいお皿ある?」
「ちょっと待て、今出す。美波、火よろしく」
「あいあい」
海斗と美波がさっと位置を入れ替わる。もうこの伊薙家のキッチンで何度も繰り返された連携なので二人には慣れたものだ。
「……っ!」
もう一度席につき、テーブルの下で御琴はいたたまれなくなって拳を握っていた。いつもならこうして二人が美味しい料理を作るのをお腹を空かせて待っていた。そして、一番に出来立てを食べさせてもらっていた。
だけど今は、その立場がとても悔しい。すぐそばで、海斗の隣に立つことが許されない。
「美波、これ味見してもらっていいか?」
「ちょっと待って。今洗い物してるから」
「仕方ないな。ほら、口開けろ」
「あーん」
ぐっと奥歯を噛み締める。そうしないと、目から何かが零れ落ちてしまいそうで――。
「御琴?」
「御琴ちん?」
「……ごめん、あたし帰る」
これ以上、見ていられなかった。自分以外の女の子と海斗の仲睦まじい姿を。それが、大好きな幼馴染であっても。
「ど、どうしたの御琴ちん。もうすぐご飯できるのに――」
「触らないで!」
手を伸ばした美波の手を、振り向きざまに払いのける。手を叩かれた痛みよりも、その冷たい言葉を受けたことの方が美波は驚いていた。
「……え?」
「いいから……あたし、みんなに頑張れって言ってもらえるようなことできてないし。ほら、こういうのってもっと実力のある子にやってあげるべきじゃん……まどかとか」
自分の心の底に芽生えた気持ちを、言葉で無理やり蓋をする。それが歪なものだから隙間からまた溢れそうになる。それをまた乱暴な言葉で押さえつける。
「あたしじゃ……ダメなんだよ。水泳も、料理も勝てない。勉強もできない。誰よりも誇れる物なんてあたしにはないのに」
自分を傷つける、心無い言葉。それを言わないと、自分の中の醜い部分が出てしまう。大好きな男子を独り占めしたいという願望が。
「そんなことない。だって私は御琴ちんのいいとこ――」
「やめてよ、慰めなんか聞きたくない!」
優しい言葉が傷を抉る。自分よりも海斗のそばにいる彼女が、たまらなく恨めしくなる。大切な幼馴染なのに。一番好きな親友なのに。
「放っといてよ。あたしのことを構わないで! 保護者でも何でもないくせに!」
「違う、私は!」
「あんたなんて――」
だから突き放してしまう。勢いのまま、自分の傷を隠すために、一番言ってはならない一言を―――。
「お母さんを死なせたくせに!」
「御琴っ!!」
「――あ」
海斗の叫び声で御琴は我に返った。落ち着きを取り戻して行くにつれ、自分が何を言ってしまったのかを自覚し、震え出した。
「御琴……ちん?」
「あ、あたし……今、なにを……」
蒼白になる美波と御琴。わなわなと震え出し、そして美波に対して放った一言の重みに耐えられなくなり、踵を返して走り出す。
「……っ!」
「御琴!」
カバンを乱暴に拾い上げ、御琴が家を出ていく。騒動に気が付いた武志や咲耶が顔を出した時には、既にリビングに静寂が戻った後だった。
「……美波」
「あ、あはは……御琴ちんってば、どうしちゃったんだろうね」
無理に笑顔を作って海斗に振り向く。その表情があまりにも痛々しく見えて海斗は目を逸らした。
「大丈夫。御琴ちんはちょっとお腹が空いてイライラしていただけだよ。すぐ戻って来るはず……だって、そうじゃなきゃ……あんなこと、御琴ちん絶対言うはずないもん」
キッチンに戻り、美波が料理を再開する。だが包丁の音に交じってすすり上げる声が聞こえていた。
「ごめん、カイくん……ちょっとお料理できるの遅れそう。待っててもらっていい?」
「……ああ」
エプロンを外し、海斗は咲耶と武志にもそこから離れるように促す。そして彼も、一番離れている自分の部屋へと向かった。できるだけ、声が聞こえないように。
「なんだよ……何でこうなっちゃったんだ」
廊下を歩いていると、夕日が沈みかけているのが見えた。
「逢魔が時……」
あの日、深雪はこの時間をそう呼んだ。昼と夜が入り混じり、人と、人ならざるものが混在する時間。いつもは綺麗だと思う夕陽が、今は恨めしいと思うほどに海斗を照らしていた。
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