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第四章「渇愛の奇魂」
第54話 愛に飢えた魔物
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階段を駆け下りた海斗と美波は男子棟を走り抜け、管理棟のホールに出る。御琴たちが向かった女子棟へはここから入ることができる。
「くそっ、こっちもか!」
その女子棟の方からカサカサと床を這い回る音が聞こえてくる。先ほど彼らを襲った巨大な蜘蛛がこちらからも姿を現した。海斗と美波はミサキから渡された箒を構える。
「美波、俺から離れるなよ!」
「うん!」
邪気をまとい、飛び掛かってくる無数の蜘蛛を海斗が蹴散らす。ミサキの言う通り、祓う力を備えているのか、箒で叩くと蜘蛛の動きが鈍くなる。
「……痛っ!」
だが、海斗は右手首を負傷している。箒を振り回すだけでも負担がかかり、痛みを増す。だが、左手に持ち替えての攻撃では威力が足りず、十分なダメージを蜘蛛に与えられない。
「カイくん、無茶しないで!」
「でも、無茶しないと切り抜けられない!」
包帯で固定した右手から悲鳴をあげたくなるような激痛が走る。既に捻挫は悪化していると見ていい。これ以上無理をすれば内出血や靭帯が断裂する可能性まである。
「ぐ……御琴と先輩を見つけたらすぐ外に逃げるぞ」
「……うん」
ひっきりなしに襲ってくる蜘蛛。右手首を押さえて海斗は苦痛に表情を歪める。それでも歯を食いしばって耐える海斗の右側に回り込み、美波はできる限り海斗の右手に負担をかけないよう努める。美波自身、蜘蛛が得意なわけではないが必死の海斗の姿を見て自分を奮い立たせる。
「御琴ちん!」
「先輩、どこですか!」
蜘蛛を払いながら少しずつ先へと二人は進んでいく。女子棟に入り、先に入った二人の名を呼ぶが声は返ってこない。一階を手早く見回ると、海斗たちは二階へ向かうことにした。蜘蛛も、階段はさすがに素早く上ってはこれないようで、二人は上から来る蜘蛛に注意しながら駆け上がっていく。
「御琴! 先輩!」
そして、階段を上り切った海斗たちは廊下の先で気を失っている御琴と深雪の姿を見つけた。まとわりつく蜘蛛の糸が体を縛り、廊下に転がされるようにして二人は倒れていた。
海斗と美波は側にいた蜘蛛を追い払い、二人を拘束している糸を箒で巻き取って取り除く。
「しっかりしろ、御琴! 先輩!」
「う……かい、と……」
「ダメだよ…御琴ちんも先輩も歩ける状態じゃないよ」
最初の怪異の時の美波と同じように、二人とも赤い顔で高熱にうなされていた。意識も朦朧としている。
「うう……私の力じゃどっちも運べない」
「俺も片手じゃ無理だ。くそっ!」
「そうだカイくん。ミサキさんからもらった勾玉!」
美波に言われて慌てて海斗は懐から白い勾玉を取り出す。ミサキが作った護身用の勾玉は四つ。そのうち二つは海斗と美波が持っている。残るは二つ。ちょうど数は合う。
「……でも」
だが、海斗が一瞬勾玉を使うのを躊躇う。ここで勾玉を使えば、確かに二人は海斗らと同じように邪気の中を動けるようになるだろう。しかしそれは今の状況を全て知られてしまうということだ。何も知らないまま、誰も巻き込まないでいたかった海斗にとっては苦渋の決断と言える。
「くそっ!」
廊下の向こうからは蜘蛛が押し寄せて来る。決断を迷っている時間はなかった。海斗は二つの勾玉を二人の手に握らせる。淡い光を放ちながら清浄な力がその体を包んでいく。
「……う」
「私……何を」
御琴と深雪が目を開いた。邪気による不快感は消え、頭も働く。いつも通りの調子を取り戻していく。
「海斗……美波ん?」
「……これって、いったい?」
手にした勾玉と、明らかに異常な雰囲気の園内。そして倒れた時の記憶もまだ薄れていない。戸惑う二人を前に海斗は静かに語り掛けた。
「後で全部話すよ。今はここから出よう」
「う、うん……」
「行かせませんよ」
だが、そこへ聞き慣れた声が廊下に響く。四人は一斉にそちらを向いた。
「まどか!?」
蜘蛛が道を開ける。その間をゆっくりと歩いてまどかが姿を現した。今度は鵺の変化したものではない。その証拠に、胸元にはひび割れた勾玉がこれまで以上の大量のどす黒い邪気をまとって光っていた。
「誰も逃がしません。この園に入った以上、外へ出ることはこの私が許しませんから」
「そんなことをして、どうするんだよ!」
「ずっとみんなで一緒に暮らしていくに決まってるじゃないですか」
にっこりと、いつもと変わらない笑顔を見せるまどか。だが海斗らにはその笑顔がいつも与えてくれる安心感を感じられない。
「素敵じゃないですか、誰にも邪魔されないでみんなで一緒にいられるんですよ」
「有名になって、みんなのお父さんとお母さんを捜してあげるんじゃなかったのかよ」
「ああ。そんなことはどうでもいいんです。だってその人たち、私たちを捨てたんですよ? そもそも生きてるかどうかもわからない人を待つなんて、そんなの無駄じゃないですか」
「そ、そんなことって……」
これもいつものまどかなら絶対に言わない言葉だ。御琴も彼女が異常な状態であることを悟る。
「私たちは親の愛を与えられなかった身なんです。だから仲間同士みんなで寄り添って、ずっとずっと一緒に、仲良く、お互いを愛し合えればそれで幸せなんです。わざわざ見つかるかもわからない肉親を捜すより、よっぽど理想的じゃないですか?」
「違う……そんなの、いつまでも狭い世界に閉じこもってるだけじゃないか」
「……あなたに何がわかるんですか」
背筋が凍り付くような冷たい、氷のような声だった。まどかの表情が笑顔から憤怒の形相へと変わっていく。
「生まれた時から何不自由なく育って来て……いつも周りに誰かいて、ぬくぬくと親の庇護の下で生きてきたお金持ちのお坊ちゃんに、私たちの何がわかるって言うんですか!」
「……っ!」
海斗は何も言い返せなかった。憎悪に燃え、冷たく突き放すその言葉は彼にはあまりに重いものだった。
「私たちは人並みに愛されたかっただけなんです……恵まれた生活して、私の持っていないもの全部持ってるくせに! 偉そうに説教しないで!」
まどかがずっと心の中で抱えていた思い。父親がいて、母親がいて、ごく普通の家庭で、普通に愛情に包まれながら生活をしたかった。
だが、それはかなわないものだった。だから小さな子たちのお姉さんとして、みんなの支えになってあげて、自分が経験できなかった、暖かな家庭というものを築きたかった。ただそれだけだった。
それなのに、そんな小さな願いすら全て壊されてしまう。最後まで守りたかった自分の「家庭」を守るため、まどかは愛した者にすらその牙を向ける。
「もういい。先輩たちは私たちの世界にいらない」
まどかが右手を高々と上げる。蜘蛛たちがその姿を邪気に戻し、まどかの背後にそれが集っていく。この場だけじゃない。その規模は三木きぼう園を埋め尽くす妖すべてから邪気を集めていた。
「何をする気だ、まどか!」
「うるさい!」
拒絶の言葉が具現化する。求め続けた誰かから愛されること、誰かを愛する思い、誰かを守りたいという思い、それらが蜘蛛の巣のように彼女をがんじがらめに縛る。
「気安く呼ばないで! その名前は私の……誰にも汚されない、私だけの大切なものなの!」
激情のままにまどかが手を振り下ろす。邪気の塊が明確に形を成していく。かつて朝廷に従わぬものを指して「古事記」や「日本書紀」に記されたその名は、いつしか妖怪としてのものへと変化していった。
明確にその姿が記されたのは「平家物語」において。さらに後世の物語において絵によって姿形を与え、一説には二十丈(約六十メートル)もの身の丈と語られた異形の存在――。
「私たちから全部奪っていく先輩なんていなくなっちゃえ!」
古より伝えられしその名。人はそれを土蜘蛛と呼んだ。
「くそっ、こっちもか!」
その女子棟の方からカサカサと床を這い回る音が聞こえてくる。先ほど彼らを襲った巨大な蜘蛛がこちらからも姿を現した。海斗と美波はミサキから渡された箒を構える。
「美波、俺から離れるなよ!」
「うん!」
邪気をまとい、飛び掛かってくる無数の蜘蛛を海斗が蹴散らす。ミサキの言う通り、祓う力を備えているのか、箒で叩くと蜘蛛の動きが鈍くなる。
「……痛っ!」
だが、海斗は右手首を負傷している。箒を振り回すだけでも負担がかかり、痛みを増す。だが、左手に持ち替えての攻撃では威力が足りず、十分なダメージを蜘蛛に与えられない。
「カイくん、無茶しないで!」
「でも、無茶しないと切り抜けられない!」
包帯で固定した右手から悲鳴をあげたくなるような激痛が走る。既に捻挫は悪化していると見ていい。これ以上無理をすれば内出血や靭帯が断裂する可能性まである。
「ぐ……御琴と先輩を見つけたらすぐ外に逃げるぞ」
「……うん」
ひっきりなしに襲ってくる蜘蛛。右手首を押さえて海斗は苦痛に表情を歪める。それでも歯を食いしばって耐える海斗の右側に回り込み、美波はできる限り海斗の右手に負担をかけないよう努める。美波自身、蜘蛛が得意なわけではないが必死の海斗の姿を見て自分を奮い立たせる。
「御琴ちん!」
「先輩、どこですか!」
蜘蛛を払いながら少しずつ先へと二人は進んでいく。女子棟に入り、先に入った二人の名を呼ぶが声は返ってこない。一階を手早く見回ると、海斗たちは二階へ向かうことにした。蜘蛛も、階段はさすがに素早く上ってはこれないようで、二人は上から来る蜘蛛に注意しながら駆け上がっていく。
「御琴! 先輩!」
そして、階段を上り切った海斗たちは廊下の先で気を失っている御琴と深雪の姿を見つけた。まとわりつく蜘蛛の糸が体を縛り、廊下に転がされるようにして二人は倒れていた。
海斗と美波は側にいた蜘蛛を追い払い、二人を拘束している糸を箒で巻き取って取り除く。
「しっかりしろ、御琴! 先輩!」
「う……かい、と……」
「ダメだよ…御琴ちんも先輩も歩ける状態じゃないよ」
最初の怪異の時の美波と同じように、二人とも赤い顔で高熱にうなされていた。意識も朦朧としている。
「うう……私の力じゃどっちも運べない」
「俺も片手じゃ無理だ。くそっ!」
「そうだカイくん。ミサキさんからもらった勾玉!」
美波に言われて慌てて海斗は懐から白い勾玉を取り出す。ミサキが作った護身用の勾玉は四つ。そのうち二つは海斗と美波が持っている。残るは二つ。ちょうど数は合う。
「……でも」
だが、海斗が一瞬勾玉を使うのを躊躇う。ここで勾玉を使えば、確かに二人は海斗らと同じように邪気の中を動けるようになるだろう。しかしそれは今の状況を全て知られてしまうということだ。何も知らないまま、誰も巻き込まないでいたかった海斗にとっては苦渋の決断と言える。
「くそっ!」
廊下の向こうからは蜘蛛が押し寄せて来る。決断を迷っている時間はなかった。海斗は二つの勾玉を二人の手に握らせる。淡い光を放ちながら清浄な力がその体を包んでいく。
「……う」
「私……何を」
御琴と深雪が目を開いた。邪気による不快感は消え、頭も働く。いつも通りの調子を取り戻していく。
「海斗……美波ん?」
「……これって、いったい?」
手にした勾玉と、明らかに異常な雰囲気の園内。そして倒れた時の記憶もまだ薄れていない。戸惑う二人を前に海斗は静かに語り掛けた。
「後で全部話すよ。今はここから出よう」
「う、うん……」
「行かせませんよ」
だが、そこへ聞き慣れた声が廊下に響く。四人は一斉にそちらを向いた。
「まどか!?」
蜘蛛が道を開ける。その間をゆっくりと歩いてまどかが姿を現した。今度は鵺の変化したものではない。その証拠に、胸元にはひび割れた勾玉がこれまで以上の大量のどす黒い邪気をまとって光っていた。
「誰も逃がしません。この園に入った以上、外へ出ることはこの私が許しませんから」
「そんなことをして、どうするんだよ!」
「ずっとみんなで一緒に暮らしていくに決まってるじゃないですか」
にっこりと、いつもと変わらない笑顔を見せるまどか。だが海斗らにはその笑顔がいつも与えてくれる安心感を感じられない。
「素敵じゃないですか、誰にも邪魔されないでみんなで一緒にいられるんですよ」
「有名になって、みんなのお父さんとお母さんを捜してあげるんじゃなかったのかよ」
「ああ。そんなことはどうでもいいんです。だってその人たち、私たちを捨てたんですよ? そもそも生きてるかどうかもわからない人を待つなんて、そんなの無駄じゃないですか」
「そ、そんなことって……」
これもいつものまどかなら絶対に言わない言葉だ。御琴も彼女が異常な状態であることを悟る。
「私たちは親の愛を与えられなかった身なんです。だから仲間同士みんなで寄り添って、ずっとずっと一緒に、仲良く、お互いを愛し合えればそれで幸せなんです。わざわざ見つかるかもわからない肉親を捜すより、よっぽど理想的じゃないですか?」
「違う……そんなの、いつまでも狭い世界に閉じこもってるだけじゃないか」
「……あなたに何がわかるんですか」
背筋が凍り付くような冷たい、氷のような声だった。まどかの表情が笑顔から憤怒の形相へと変わっていく。
「生まれた時から何不自由なく育って来て……いつも周りに誰かいて、ぬくぬくと親の庇護の下で生きてきたお金持ちのお坊ちゃんに、私たちの何がわかるって言うんですか!」
「……っ!」
海斗は何も言い返せなかった。憎悪に燃え、冷たく突き放すその言葉は彼にはあまりに重いものだった。
「私たちは人並みに愛されたかっただけなんです……恵まれた生活して、私の持っていないもの全部持ってるくせに! 偉そうに説教しないで!」
まどかがずっと心の中で抱えていた思い。父親がいて、母親がいて、ごく普通の家庭で、普通に愛情に包まれながら生活をしたかった。
だが、それはかなわないものだった。だから小さな子たちのお姉さんとして、みんなの支えになってあげて、自分が経験できなかった、暖かな家庭というものを築きたかった。ただそれだけだった。
それなのに、そんな小さな願いすら全て壊されてしまう。最後まで守りたかった自分の「家庭」を守るため、まどかは愛した者にすらその牙を向ける。
「もういい。先輩たちは私たちの世界にいらない」
まどかが右手を高々と上げる。蜘蛛たちがその姿を邪気に戻し、まどかの背後にそれが集っていく。この場だけじゃない。その規模は三木きぼう園を埋め尽くす妖すべてから邪気を集めていた。
「何をする気だ、まどか!」
「うるさい!」
拒絶の言葉が具現化する。求め続けた誰かから愛されること、誰かを愛する思い、誰かを守りたいという思い、それらが蜘蛛の巣のように彼女をがんじがらめに縛る。
「気安く呼ばないで! その名前は私の……誰にも汚されない、私だけの大切なものなの!」
激情のままにまどかが手を振り下ろす。邪気の塊が明確に形を成していく。かつて朝廷に従わぬものを指して「古事記」や「日本書紀」に記されたその名は、いつしか妖怪としてのものへと変化していった。
明確にその姿が記されたのは「平家物語」において。さらに後世の物語において絵によって姿形を与え、一説には二十丈(約六十メートル)もの身の丈と語られた異形の存在――。
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