二度目の恋もあなたと

雪本 風香

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愛撫★

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吹っ切れたのか、あれだけためらっていたのが嘘のように安村の愛撫はしつこかった。
いつもの優しい彼じゃない。
今の安村は目の前の美咲をヨガらせることに注力している。
美咲の全身にくまなく指を這わせて弱いところを見つけると、そこだけを重点的に責め立ててくる。

乳房に首筋、そして股の間の小さな膨らみ。

セルフプレイの際に必ず刺激するクリトリスソコは美咲の一番弱いところ。
安村は他の性感帯を刺激するのを早々に止め、クリトリスの愛撫に専念したのだ。

「助かったよ、ココでイくことを知っていて。さぁ、しっかり感じてくれよ」
美咲のより太い指がクリトリスの上を滑る。一定のリズムで何度も往復する。
それだけなのに、美咲はいとも簡単に絶頂を迎えた。
トプリと溢れる愛液に安村が口をつける。
インターバルなんか与えてはくれなかった。

クリトリスだけで絶頂を迎えた直後、美咲のナカに侵入してきたのは指だった。
「あっ!んあっ!入っ……んっ!」
「イった直後だからウネッてるな」
「んっ……。あっ……きつっ……太ぃ」
膣壁をなぞる指。ナカに異物が入ってくるのは初めての経験だ。
美咲は体を強張らせる。
「おいおい、力入れすぎだ。まだ第一関節までしか挿れてないぞ。それに……」
安村は苦笑する。
「この程度でキツイって言っていたら、僕のモノなんか入らない。……止めておこうか」
「やっ……。止めないでくださいっ!」
美咲の哀願に、安村の笑みが深くなった。

「なら、力を抜くんだ」
美咲は激しく頷きながら力を抜こうとする。
だが、安村の指がそれを許してくれない。
「ほら、もっと抜いて」
安村はほんの少し、ナカで指を動かす。それだけなのに、何も挿れたことのない秘密の部屋はそれ以上の侵入を許さないというようにぎゅうぎゅうと締め付ける。
コントロールできない体の反応に、美咲は先程のクリイき後の脱力が嘘のように全身を固くする。
「できないのかい?……やれやれ、仕方ないな」

ピチャッと音を立ててクリトリスに触れた安村の舌。
「んんんぅぅ!!っ……あっ!そこっ!きたなっ」
「こら、暴れない」
未知の感覚に逃げようとした体を言葉で静止する。
イッたばかりのクリトリスは敏感だと美咲も知っている。
指での刺激は強すぎるのに。
「あっ……!だめぇっ、舌っ!……っつ!弾いちゃ……あっん!!やぁ……吸わなっ……んっ!!」
熱くて柔らかい舌は痛みもなく美咲に快楽の続きを教え込む。
「そうだ、そのまま力抜いて」
ヌポヌポと挿入したままの指を動かす。
クリトリスへの快感のおかげか、いい感じに力が抜けたようだ。
安村の指が一旦引き抜かれる。トロリとナカから愛液がおしりの方まで伝うのが自分でもわかった。

再び挿入された時、先程とは全然違うものが体を支配した。
「んっ!あっ。……!!そこっ!やだっ!変っ……へんになるっ!」
されていることといえば、クリトリスを舌でなぶられながら入口を指でヤワヤワと触られているだけ。
なのに体を襲う快楽は、クリだけ責められていた時の比にならない。
淡々と責め立てる安村に、美咲は溢れる声を抑えれられない。
「んっ……あっ!へんになるっ……!はぁっんん!また……きちゃっ!……んんっ!!」

あっけなく二度目の頂に登らされる。
ぎゅうと収縮する腟内が安村の指に絡みつく。

「うっ……んっ……はっ……」
クリイキよりも深い絶頂に体が跳ねる。快楽を逃そうと短く息を吐くのに、全然出ていかない。
指がほんの少し――第一関節程度入っただけなのに。
先程とは違う重いエクスタシーに美咲の目から涙が溢れる。

様子に気づいた安村が美咲を見つめる。
「痛いのかい?」
美咲は首を振る。痛みなんかない。
「ここで止めるか?」
再度首を振った後、小声で呟いた。
「最後まで、シたいで」
安村は頷いた。
「わかった。ならもう少し解すとしよう。せめて指がスムーズに3本出し入れできる程度には」
安村は、もう困ったように眉を寄せることはなかった。




「あっ……んっ……んっくぅ!」
美咲の体がビクンと跳ねる。何度目かの絶頂かもはやわからない。
もう指一本動かせない。それくらいイかされているのに、ピチャピチャと秘豆を舐める音とグチョグチョと2本の指で中をかき混ぜる音は止まない。

「あっ……もっ……イっくのっ!も……無理」
「まだ2本だ。しっかり解さないと痛いのは美咲君だ」
安村が言葉を放つ度に硬くなった豆に息がかかる。
「んっ……はっうんっ」
舐められるのとは違う感覚に、美咲は体を震わせる。
動かすのも億劫なほどのダルさなのに、ソコだけはどんどん鋭敏さを増している。

たっぷり指と口でイかされた。
自分でするのとは全然違う行為。休ませてもらえず、畳み掛けるように襲ってくる快楽。

キモチイイ。なのに、満たされない。
男の――安村のアレをねじ込んで欲しくてたまらない。

もう、限界だ。
美咲は足の間に顔を埋めている安村を静止する。

「いいです。……もう挿れて」
美咲の言葉を聞いた安村は一言つぶやいた。
「痛くても知らないぞ」
コクリと頷く美咲を横目で確認すると、ベッドサイドの引き出しから避妊具を取り出したのだった。
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