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歴史と共になんてただの腐れ縁だろうがそれでも切っても切り離されない縁は確かにある 6
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麓の家では想像以上に皆さん楽しそうだった。
大の大人がきゃっきゃうふふと楽しむ様子の輪の中に入るのを俺たち二人は一瞬戸惑う。
関わりたくないと。
だけどかわいい孫の姿を見た鉄治さんは真っ先に我に返った。
「おう幸治と吉野の。わざわざ下まで送り届けてもらって申し訳ない」
「あ、いえ。明日は朝に帰る皆さんがいると聞いていたのでご挨拶に……」
なんだかんだ前回から圭斗と交流を持つようになった人もいて、圭斗も時々誘われて仕事の現場に足を運んだ資する事があると言う。
若手の皆さんは先輩方の仕事ぶりを学ぶ貴重な現場、しかもこの世界に足を入れた時は圭斗同様、理不尽な事をたくさん教えられたと言う。
学歴、外見、そして人間としての経験値のなさ。
どれひとつとっても揚げ足取りをされてどつかれる日々。更に理不尽な事に給料からの謎の経費の棒引き。圭斗の様に尊敬する親方が居たから我慢できたと言う幸運とは違い、早々に独り立ちを決めた皆さんはそれなりに苦労して小さな仕事をコツコツとこなして経験をコツコツと積み上げてきたのだ。
そんなこんなで知り合った縁、みんなの兄貴森下さんと出会い、古民家再生の若手の力としてこうやって声をかけてもらいながら俺達は知りあって、なんだかんだ圭斗と一緒につるむ事が増えている状況だ。
皆さん早々に結婚して地に足を付けた堅実な仕事と生活、そして年寄組のパシリ、じゃなくってサポートとして仕事を学びながら危うい場所の仕事を任されたりしながら顧客を譲ってもらったりと仕事を任されたりしている。県内はもちろん近隣の場所ならどこにでも向かうフットワークの軽さに定評があり、応援に呼ばれればどこにでも行くその姿勢にこんな山奥まで来てしまった時はさぞ驚いただろうと思うも
「いえいえ、あのクッソ暑い季節にこんなにも快適に過ごせるなんて想像もつきませんでした。嫁さんを旅行とかあんま連れてってやれないし、俺の仕事もよくわかってない嫁さんもこんな仕事をしてるって納得してもらえたし楽しんでもらえたのでよかったらまた声をかけてください」
陽気な会話に次も何かあったら森下さんに呼んでもらいますねー、多分茅葺き屋根の素材集めぐらいだけどねー、あくまでも中間を飛ばしちゃいけねーぜと注意は促しておく。
田舎に辟易としてるだろうが、子供は好き放題遊べていたって楽しそうだ。似たような年頃の子供もいるし。似たようなファッションを好む嫁さん同士会話も弾む。
何より森下さんの奥さんがなかなかの曲者。
動画仲間ではないけど子供を通じて和気藹々と情報交換をする猛者。まめな性格なのかLIMEからのガッツリ連絡を取り合って近からず遠からずの距離感をがっちりと掴んでいると言う。
今回は山の上で女子会だと言いながら手作りお菓子を持ち寄って子供用品の交換会。新米ママさんから神扱いされて鼻高々と言ったところか。
山の上に来たお父さん達はハバにされて本宅の方でおっさん達の男だらけの飲み会が繰り広げられるのだった。
それを見守りながら昼間は昼間で皆さん知らない所で恐れていたとおり修羅場が発生していたと言う話を思い出していた。
鉄治さんの奥さんがやっぱりしでかそうとしてたそうだ。
これと言った大事にはならなかったそうだが、圭斗の家の竈に火を点けた薪を持って圭斗の家を凄い顔で睨みつけていたそうだ。
長沢さんの奥さん、長谷川さんの奥さんが目を離したほんの一瞬。
偶然隣の陸斗の友達の女の子が今日も陸斗の家は賑やかだなー、またバーベキューやってるのかなーなんて何気なく窓から覗いていればその内田さんの奥さんの異様さに直感ですぐに母親にヤバいってと言いに行けば、この狭い街なので内田さんの奥さんの事を知っていたようですぐに駆けつけてくれたと言う。
「良恵ちゃん何やってるの?!」
悲鳴のような呼びかけにみんな直ぐに集まるも、当の本人は手にした焚き木を捨てて
「知らない!私は何も知らない!」
泣き叫ぶもこれだけ皆が見ていたのにシラを通す気だったそうだ。
逆恨み。
ではないが、幸せだったはずなのにこの一家のせいでバラバラになってしまった事を酷く恨んでいたと言う。
俺も夕方幸治を送った時に聞いた話でかいつまんで聞かされた程度だけど、隣の森村さんが連れてきた娘さんの愛奈ちゃんに
「人を傷つけて包帯だらけにしてお金を巻き上げて心もずたずたにして死にそうなくらいの顔をさせるまで苦しませてまで得た幸せって何なのよ?!
知らなかったからって人を不幸にした上の幸せって、マジ理解できないんだけど!!」
ハッと言うように息を飲んで、子供ならの率直な怒りに内田さんの奥さんは泣きだしてしまった。
縁側に座らせて森村さんの奥さんが面倒を見る傍ら娘の愛奈ちゃんはもう次のことに気を取られ
「今時竈ってマジ使えるのとかwww」
抱腹絶倒にもかかわらず長沢さんの奥さんや長谷川さんの奥さんと一緒に竈の使い方を学びながらお手伝いをすると言う、意外と家庭的な一面を見せるとは……
あながち陸斗を狙っていると言う噂は信ぴょう性を増すと言う物だろうか。
すぐに鉄治さんと浩太さんと圭斗に奥さんの話しは伝わり
「すみません。頼る人が他に居なくて甘えさせてもらいましたが無神経でした。申し訳ありません」
真っ先に圭斗が鉄治さんと奥さんに向かって綺麗に体を折って頭を下げる姿に全員が圭斗が悪くないのにと息をのみ、内田の奥さんも違うと言う様に頭を振るいながらも泣き続ける様子に森村さんの家で夕方まで一緒におしゃべりしましょうかと引き取ってくれたのだった。
まさか近所のお友達が隣の家に火をつけようとするなんて信じられないと言う所だろう。直に見てしまったから認めざるしかなく、良恵さんの家族がバラバラになる気持ちもわからなくない物のやってる事は間違っている。自分の幸せの為に家族をこれ以上苦しめないでくれと第三者からも説得をしてくれるのだった。
それから森村さんは毎日のように内田さんの奥さんに会いに行ってまた前みたいに明るく笑えるようになるのは数か月後の話しになるが、内田さんの奥さんの年齢になっても森村さんのお母さんのような親子ほどの歳の離れた友達と仲良くできると言うのはかけがえがないように見えて、俺が圭斗の家に遊びに行く時は名前は知らないけどバアちゃんの花畑から花が咲いている時期限定で見繕って森村さんに持って行くように圭斗をパシらせる。その花を内田さんの奥さんにもおすそ分けと言うのを聞いて感謝を思いながらも歳を重ねてもそんな付き合いが出来る事を羨ましくも思うのだった。
大の大人がきゃっきゃうふふと楽しむ様子の輪の中に入るのを俺たち二人は一瞬戸惑う。
関わりたくないと。
だけどかわいい孫の姿を見た鉄治さんは真っ先に我に返った。
「おう幸治と吉野の。わざわざ下まで送り届けてもらって申し訳ない」
「あ、いえ。明日は朝に帰る皆さんがいると聞いていたのでご挨拶に……」
なんだかんだ前回から圭斗と交流を持つようになった人もいて、圭斗も時々誘われて仕事の現場に足を運んだ資する事があると言う。
若手の皆さんは先輩方の仕事ぶりを学ぶ貴重な現場、しかもこの世界に足を入れた時は圭斗同様、理不尽な事をたくさん教えられたと言う。
学歴、外見、そして人間としての経験値のなさ。
どれひとつとっても揚げ足取りをされてどつかれる日々。更に理不尽な事に給料からの謎の経費の棒引き。圭斗の様に尊敬する親方が居たから我慢できたと言う幸運とは違い、早々に独り立ちを決めた皆さんはそれなりに苦労して小さな仕事をコツコツとこなして経験をコツコツと積み上げてきたのだ。
そんなこんなで知り合った縁、みんなの兄貴森下さんと出会い、古民家再生の若手の力としてこうやって声をかけてもらいながら俺達は知りあって、なんだかんだ圭斗と一緒につるむ事が増えている状況だ。
皆さん早々に結婚して地に足を付けた堅実な仕事と生活、そして年寄組のパシリ、じゃなくってサポートとして仕事を学びながら危うい場所の仕事を任されたりしながら顧客を譲ってもらったりと仕事を任されたりしている。県内はもちろん近隣の場所ならどこにでも向かうフットワークの軽さに定評があり、応援に呼ばれればどこにでも行くその姿勢にこんな山奥まで来てしまった時はさぞ驚いただろうと思うも
「いえいえ、あのクッソ暑い季節にこんなにも快適に過ごせるなんて想像もつきませんでした。嫁さんを旅行とかあんま連れてってやれないし、俺の仕事もよくわかってない嫁さんもこんな仕事をしてるって納得してもらえたし楽しんでもらえたのでよかったらまた声をかけてください」
陽気な会話に次も何かあったら森下さんに呼んでもらいますねー、多分茅葺き屋根の素材集めぐらいだけどねー、あくまでも中間を飛ばしちゃいけねーぜと注意は促しておく。
田舎に辟易としてるだろうが、子供は好き放題遊べていたって楽しそうだ。似たような年頃の子供もいるし。似たようなファッションを好む嫁さん同士会話も弾む。
何より森下さんの奥さんがなかなかの曲者。
動画仲間ではないけど子供を通じて和気藹々と情報交換をする猛者。まめな性格なのかLIMEからのガッツリ連絡を取り合って近からず遠からずの距離感をがっちりと掴んでいると言う。
今回は山の上で女子会だと言いながら手作りお菓子を持ち寄って子供用品の交換会。新米ママさんから神扱いされて鼻高々と言ったところか。
山の上に来たお父さん達はハバにされて本宅の方でおっさん達の男だらけの飲み会が繰り広げられるのだった。
それを見守りながら昼間は昼間で皆さん知らない所で恐れていたとおり修羅場が発生していたと言う話を思い出していた。
鉄治さんの奥さんがやっぱりしでかそうとしてたそうだ。
これと言った大事にはならなかったそうだが、圭斗の家の竈に火を点けた薪を持って圭斗の家を凄い顔で睨みつけていたそうだ。
長沢さんの奥さん、長谷川さんの奥さんが目を離したほんの一瞬。
偶然隣の陸斗の友達の女の子が今日も陸斗の家は賑やかだなー、またバーベキューやってるのかなーなんて何気なく窓から覗いていればその内田さんの奥さんの異様さに直感ですぐに母親にヤバいってと言いに行けば、この狭い街なので内田さんの奥さんの事を知っていたようですぐに駆けつけてくれたと言う。
「良恵ちゃん何やってるの?!」
悲鳴のような呼びかけにみんな直ぐに集まるも、当の本人は手にした焚き木を捨てて
「知らない!私は何も知らない!」
泣き叫ぶもこれだけ皆が見ていたのにシラを通す気だったそうだ。
逆恨み。
ではないが、幸せだったはずなのにこの一家のせいでバラバラになってしまった事を酷く恨んでいたと言う。
俺も夕方幸治を送った時に聞いた話でかいつまんで聞かされた程度だけど、隣の森村さんが連れてきた娘さんの愛奈ちゃんに
「人を傷つけて包帯だらけにしてお金を巻き上げて心もずたずたにして死にそうなくらいの顔をさせるまで苦しませてまで得た幸せって何なのよ?!
知らなかったからって人を不幸にした上の幸せって、マジ理解できないんだけど!!」
ハッと言うように息を飲んで、子供ならの率直な怒りに内田さんの奥さんは泣きだしてしまった。
縁側に座らせて森村さんの奥さんが面倒を見る傍ら娘の愛奈ちゃんはもう次のことに気を取られ
「今時竈ってマジ使えるのとかwww」
抱腹絶倒にもかかわらず長沢さんの奥さんや長谷川さんの奥さんと一緒に竈の使い方を学びながらお手伝いをすると言う、意外と家庭的な一面を見せるとは……
あながち陸斗を狙っていると言う噂は信ぴょう性を増すと言う物だろうか。
すぐに鉄治さんと浩太さんと圭斗に奥さんの話しは伝わり
「すみません。頼る人が他に居なくて甘えさせてもらいましたが無神経でした。申し訳ありません」
真っ先に圭斗が鉄治さんと奥さんに向かって綺麗に体を折って頭を下げる姿に全員が圭斗が悪くないのにと息をのみ、内田の奥さんも違うと言う様に頭を振るいながらも泣き続ける様子に森村さんの家で夕方まで一緒におしゃべりしましょうかと引き取ってくれたのだった。
まさか近所のお友達が隣の家に火をつけようとするなんて信じられないと言う所だろう。直に見てしまったから認めざるしかなく、良恵さんの家族がバラバラになる気持ちもわからなくない物のやってる事は間違っている。自分の幸せの為に家族をこれ以上苦しめないでくれと第三者からも説得をしてくれるのだった。
それから森村さんは毎日のように内田さんの奥さんに会いに行ってまた前みたいに明るく笑えるようになるのは数か月後の話しになるが、内田さんの奥さんの年齢になっても森村さんのお母さんのような親子ほどの歳の離れた友達と仲良くできると言うのはかけがえがないように見えて、俺が圭斗の家に遊びに行く時は名前は知らないけどバアちゃんの花畑から花が咲いている時期限定で見繕って森村さんに持って行くように圭斗をパシらせる。その花を内田さんの奥さんにもおすそ分けと言うのを聞いて感謝を思いながらも歳を重ねてもそんな付き合いが出来る事を羨ましくも思うのだった。
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