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引きこもり作戦決行します
朝からセリムの丁寧過ぎる行き過ぎた処理にぐったりとして、ブランチ後に再度転寝をしていたらお客様が来たと言ってセリムに起こされた。
だけど今日は素直にセリムの言う事を聞いてやる気にはないので体調が悪いと帰ってもらう事にした。
そもそもクラエスが居ない時間に来る客がいる物かという俺の持論にセリムにお帰り下さいと説得させるのが俺なりの嫌がらせだと思っている。
その間俺はスマホでお菓子を買って摘まみながらこの世界のハウツー本なる物を読んでいた。
このスマホホント便利だよなー。
スマホでも読めるし本も購入して読めるし、こんな怪しい本倉庫にしまっておけるし優れものだなーと今は懐かし緑茶を啜る。ペットボトルの緑茶だけど。
細かい事は気にせず自室のベットでごろごろとしていればやがて邸の外が賑やかになった。
窓からこっそりと覗けば来客の妙にでぶっとした頭が光を反射する、ここから見ても脂肪が歩みと共に跳ね上がるおっさんは不機嫌を隠せずに馬車に乗りこんで去っていくのを見送って俺は行かなくてよかったと本気で思った。
何せこのハードモードなエロゲー世界でうかつに人と出会うとズッコンバッコン犯されまくられる待遇が用意されているのだ。
見るからにエロジジイに犯される事は嫌でも理解できて、クラエスが居ない今俺の防衛力はゼロにも等しい。
それよりもわからないのはこの世界の美観だ。
鏡に映る自分の姿を見れば黒髪、黒目、やせ気味の身体と平均程度の身長しかない俺が少し疲れた顔をしていただけだった。
仕事疲れではないので理由の大半はクラエスだが、それでもこのわけのわからん強制力のせいで俺の頭痛の種と言うか、敵は身近な所にも発生したのだ。
とは言え薄味だけど塩分控えめのいい物を食べさせてもらっているので顔の血色は良くなっていた。
元の世界の生まれ育った国ではよくある平均的な顔だと言うのにクラエスもアレックスも俺を美しいと誉め立てる。セリムも俺を美の神のように足にキスをするし、調子に乗って足を舐めろと言ったら喜んで舐めそうだから調子に乗らないけどね。
鏡を睨みつけてこの顔のどこに欲情する事があると睨み合っていればトントンとノックの音。
「はい」
「セリムです。よろしいでしょうか」
「ドアの外から報告をどうぞ」
なんせ今ベットの上では一人プチパーティ中だ。
セリムが用意したわけのない異世界の食べ物を見られるわけにはいかないし、朝の出来事は早々許すつもりもない。
冷たい対応だけど自ら招いたものだと言うよう一定の距離を取れば少しだけ言葉を失ったセリムは、それでも冷製に報告をしようと口を開いた。
「今お見えになられたお客様はお帰りになられました。要件は……」
「それはクラエスに言え。まだグランデル家の友好関係までは学んでいない俺がしゃしゃり出る問題でもないだろう」
これ以上の会話もしたくないと言う様にこの話を終わらせた。
「とりあえず今日はお前と二人きりになる気にはならん。それを覚えておけ」
理性と自制の聞かないガキはお断りだ。
その後何か言いたげに扉の前に立っていたが、ほどなくして去っていく足音を聞けばとりあえずスマホに集中する。
本日もバッテリーは100%、生体モードもだんだん馴染んで人物鑑定も自然に出来る様になり、そして驚きの鑑定にも動揺する事がなくなって来た。
ほら、まさかの誰かしらの間者とかそんな所まで鑑定できるなんて思わないじゃん?
とりあえず家のシェフが何か知らない家の間者でいつでも毒殺できるように伺っているって言う鑑定、恐ろしくてご飯食べれないじゃんと思っていたらそれ以降食事のたびに解毒しますかのYES/NOの質問をするようになって来たから俺暗殺されかけてるーなんて自覚をしつつも解毒は常時YES!と固定してしまうのはそんな便利なチェックボックスがあるのが悪いとしっかり活用させてもらっている。
暗殺されかけてるのは異世界召喚の失敗と言う俺の存在を消す事だと思っている。
信用していた奴も安心できない家の中なので常に人物鑑定をしてたらレベルが上がったらしくその日のコンディションや思ってる事も備考欄に記載される始末。
これは俺に管理しろという設定なのかと不安になる物の、見ればわかる鑑定結果に体調が悪い人には声をかけたりはするが、人物鑑定が日常になってる俺としてはこんな事をしないと安心できないこの家の生活に少し疲れて来ているのは隠しきれない。
とりあえず家の中のばれにくそうな物を売り払っておやつ代を捻出したり、必要な物を買う様にしていた。髭剃りとかね、こっちの髭剃り結構剃り味悪いからね。
お風呂に入ってる時にシェービングクリームと一緒にぽちっと購入。使用後は倉庫に格納。何だか倉庫がこう言ったゴミで溢れて倉庫購入と言った事になりそうだと笑えない現実にどこかばれずに捨てれる場所ってないかなと考えてしまうが、俺のこの世界の知識はこの家の敷地内と城の出入りした場所が全部。国王の執務室と言う普通の人じゃ入れない所はノーカンと言うか城は鬼門なので考えないようにしている。
そのうち領地の方にも連れてってくれるだろうからそこの道のり途中なりどこかの人が下りなさそうな崖で処分すればいいかとオーパーツとは言え何の価値のない切れない剃刀やシェービングクリームの空き缶のオーパーツ的な価値なんて綺麗に俺の中にはなかった。まぁ、ポイ捨て禁止な社会の中で育った俺なのでそんな事はしないけど、このゴミ問題何とかしたい。スライムが居ればスライムに処分してもらうのもありかと思うもこのクソエロゲー世界の強制力でスライムに服を溶かされてまっぱになった所を通りすがりの魔物に犯される、もしくは助けに来た冒険者に回されると言う未来が簡単に想像できて即行で却下するのだった。
あれだね。
下手にどころか絶対に妊娠しない構造の身体だからひたすらヤられっぱなしって言うのもどうよ?
せめてもうちょっと体を鍛えたいと筋トレグッズを購入した事は内緒だ。
そして腹が立つ事にアダルトグッズまでさりげなく検索に出てくる、挙句の果てに筋トレグッズのおまけにアダルトグッズがついて来るこの世界の強制力の強引さに腹を立てるのは当然だ。
だけど今日は素直にセリムの言う事を聞いてやる気にはないので体調が悪いと帰ってもらう事にした。
そもそもクラエスが居ない時間に来る客がいる物かという俺の持論にセリムにお帰り下さいと説得させるのが俺なりの嫌がらせだと思っている。
その間俺はスマホでお菓子を買って摘まみながらこの世界のハウツー本なる物を読んでいた。
このスマホホント便利だよなー。
スマホでも読めるし本も購入して読めるし、こんな怪しい本倉庫にしまっておけるし優れものだなーと今は懐かし緑茶を啜る。ペットボトルの緑茶だけど。
細かい事は気にせず自室のベットでごろごろとしていればやがて邸の外が賑やかになった。
窓からこっそりと覗けば来客の妙にでぶっとした頭が光を反射する、ここから見ても脂肪が歩みと共に跳ね上がるおっさんは不機嫌を隠せずに馬車に乗りこんで去っていくのを見送って俺は行かなくてよかったと本気で思った。
何せこのハードモードなエロゲー世界でうかつに人と出会うとズッコンバッコン犯されまくられる待遇が用意されているのだ。
見るからにエロジジイに犯される事は嫌でも理解できて、クラエスが居ない今俺の防衛力はゼロにも等しい。
それよりもわからないのはこの世界の美観だ。
鏡に映る自分の姿を見れば黒髪、黒目、やせ気味の身体と平均程度の身長しかない俺が少し疲れた顔をしていただけだった。
仕事疲れではないので理由の大半はクラエスだが、それでもこのわけのわからん強制力のせいで俺の頭痛の種と言うか、敵は身近な所にも発生したのだ。
とは言え薄味だけど塩分控えめのいい物を食べさせてもらっているので顔の血色は良くなっていた。
元の世界の生まれ育った国ではよくある平均的な顔だと言うのにクラエスもアレックスも俺を美しいと誉め立てる。セリムも俺を美の神のように足にキスをするし、調子に乗って足を舐めろと言ったら喜んで舐めそうだから調子に乗らないけどね。
鏡を睨みつけてこの顔のどこに欲情する事があると睨み合っていればトントンとノックの音。
「はい」
「セリムです。よろしいでしょうか」
「ドアの外から報告をどうぞ」
なんせ今ベットの上では一人プチパーティ中だ。
セリムが用意したわけのない異世界の食べ物を見られるわけにはいかないし、朝の出来事は早々許すつもりもない。
冷たい対応だけど自ら招いたものだと言うよう一定の距離を取れば少しだけ言葉を失ったセリムは、それでも冷製に報告をしようと口を開いた。
「今お見えになられたお客様はお帰りになられました。要件は……」
「それはクラエスに言え。まだグランデル家の友好関係までは学んでいない俺がしゃしゃり出る問題でもないだろう」
これ以上の会話もしたくないと言う様にこの話を終わらせた。
「とりあえず今日はお前と二人きりになる気にはならん。それを覚えておけ」
理性と自制の聞かないガキはお断りだ。
その後何か言いたげに扉の前に立っていたが、ほどなくして去っていく足音を聞けばとりあえずスマホに集中する。
本日もバッテリーは100%、生体モードもだんだん馴染んで人物鑑定も自然に出来る様になり、そして驚きの鑑定にも動揺する事がなくなって来た。
ほら、まさかの誰かしらの間者とかそんな所まで鑑定できるなんて思わないじゃん?
とりあえず家のシェフが何か知らない家の間者でいつでも毒殺できるように伺っているって言う鑑定、恐ろしくてご飯食べれないじゃんと思っていたらそれ以降食事のたびに解毒しますかのYES/NOの質問をするようになって来たから俺暗殺されかけてるーなんて自覚をしつつも解毒は常時YES!と固定してしまうのはそんな便利なチェックボックスがあるのが悪いとしっかり活用させてもらっている。
暗殺されかけてるのは異世界召喚の失敗と言う俺の存在を消す事だと思っている。
信用していた奴も安心できない家の中なので常に人物鑑定をしてたらレベルが上がったらしくその日のコンディションや思ってる事も備考欄に記載される始末。
これは俺に管理しろという設定なのかと不安になる物の、見ればわかる鑑定結果に体調が悪い人には声をかけたりはするが、人物鑑定が日常になってる俺としてはこんな事をしないと安心できないこの家の生活に少し疲れて来ているのは隠しきれない。
とりあえず家の中のばれにくそうな物を売り払っておやつ代を捻出したり、必要な物を買う様にしていた。髭剃りとかね、こっちの髭剃り結構剃り味悪いからね。
お風呂に入ってる時にシェービングクリームと一緒にぽちっと購入。使用後は倉庫に格納。何だか倉庫がこう言ったゴミで溢れて倉庫購入と言った事になりそうだと笑えない現実にどこかばれずに捨てれる場所ってないかなと考えてしまうが、俺のこの世界の知識はこの家の敷地内と城の出入りした場所が全部。国王の執務室と言う普通の人じゃ入れない所はノーカンと言うか城は鬼門なので考えないようにしている。
そのうち領地の方にも連れてってくれるだろうからそこの道のり途中なりどこかの人が下りなさそうな崖で処分すればいいかとオーパーツとは言え何の価値のない切れない剃刀やシェービングクリームの空き缶のオーパーツ的な価値なんて綺麗に俺の中にはなかった。まぁ、ポイ捨て禁止な社会の中で育った俺なのでそんな事はしないけど、このゴミ問題何とかしたい。スライムが居ればスライムに処分してもらうのもありかと思うもこのクソエロゲー世界の強制力でスライムに服を溶かされてまっぱになった所を通りすがりの魔物に犯される、もしくは助けに来た冒険者に回されると言う未来が簡単に想像できて即行で却下するのだった。
あれだね。
下手にどころか絶対に妊娠しない構造の身体だからひたすらヤられっぱなしって言うのもどうよ?
せめてもうちょっと体を鍛えたいと筋トレグッズを購入した事は内緒だ。
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