最強の騎士団~1番強いのは団長ではなく料理人らしいです~

TTT

文字の大きさ
10 / 18

9話

しおりを挟む
 翌日戦いは始まった。

 キィン

 ガンッ

「オラァァ!」

「ぐはっ!」

「いけぇぇ!」


 ちなみに僕は他の料理人と一番後ろで騎士の人に守られている


 今の状況は少し押されている。このままでは王国は戦争に負けるだろう。

 王国の騎士たちにも不安の色が見え始めた

 そんな状況を見て王国騎士団長は叫ぶ

「おらおら!どうした!昨日のカレーの味を思い出せ!もう一度食べたくはないのか!戦いに勝利すればもう一度食べられる事を約束するぞ!」


 そんな馬鹿な

 そんな事で士気があがるとは…

「「うおぉー!」」

 おぉーい!なんで士気が上がるんだよ

 あれ~?なんだろう、前線が帝国を押し始めたぞ?

 あ、指揮をとっていた帝国軍の人がやられた。

 あれ?これはカレーが凄いのか?

 食は偉大なり!

 ああ、王国騎士団長のカリスマ性を見た気がする

 王国騎士団長の一言から状況は一変し数時間後帝国は王国に降伏した。

「帝国は王国に降伏した!王国の勝利だ!!」

「「…うおぉー!!!」」

「「やったー!」」

「「カレーだ!」」

「そうだカレーだ!」

「腹が減ったぞ!」


「そうだったキオ、もう肉は無いぞ。どうするつもりだ。」

「えー!肉ないんですか。そうですね~、仕方ない狩ってきます」

「そうか、頼んだぞ」

 王国騎士団長はまだ知らない。キオが何を狩って来るなんて。


 いつものごとく近くにあった森へ来た。今回は護衛を連れて来ていない。

「だいぶ深いところまで来たなぁー」

「ブモォォォ!!」

「うわっ!なんだ!?」

 ドスン!ドスン!

 何かが近づいて来る

「うわー!でかいなぁ!」

 目の前に現れたのは巨大な牛。7m位だろうか

 しかもただの牛ではない

「二足歩行の牛は初めて見たよ」

 そう、目の前の牛は二足歩行だった。さらに

「なんでそんなボディビルダーみたいな体してるんだろう」

 おまけにガチムチ

 人型の牛、更にはガチムチときた。普通の人であれば恐怖とキモさに嘔吐してしまうだろう。

 だがここにいるのはキオである。
 
「牛肉だぁ!」

 そのへんに落ちていた石をまず投げてみる

 己の筋肉によほどの自信があるのだろうか。ボディビルダーのようにポージングしている。

 そこへキオの投げた石が直撃する

「ブモォォォ?!」

 あろうことか股関に命中

「ブモッ、ブモッ、ブモォー!」

「やばい、なんか鼻息荒いぞ」

「チュー、チュウ」

 ほらネズミ君も怯えてるじゃないか!

 キモすぎて鳥肌が立ってきたので直ぐに首をチョンパ

「よし帰るか」

 牛肉を得ることができたので直ぐにみんなの元へ戻った。


「狩りは成功したのか?」

「あ、王国騎士団長!見て下さい牛です!」

「なっ!そ、それはミノタウロスではないか!!」

「へえー、ミノタウロスっていうんですねこの牛」

「ミノタウロスはその鉄壁の肌ゆえ、ダメージがなかなか通らず騎士が20人がかりで倒せるかどうかの魔物だ。」

「しかも個体はオスしかいないのに人間の男好きだ。だから男の俺達は行動がキモすぎてなかなか狩ることが出来ないんだ。それをお前は一人で…」

 この牛、オネエなのか。

「確にキモかったですよ。だから直ぐに首をチョンパしました。」

「首をチョンパ…リントブルム騎士団の団長に話を聞かなければ…」

 放心状態の王国騎士団長を無視して料理場に向かった。
 

「はぁー、またあの量のカレー作らないといけないのかぁー」

 この後、僕達料理人は涙を流しながらカレーを作った。

 もしかすると、昨日のカレーより塩がきいていたかもしれない。

 ちなみにカレーはとても美味しかった。特に肉が


 その後僕達は数日かけて王国に帰還した。

 帰還すると王国はお祭り状態だった。

 凱旋パレードを行い戦争は終わったと国民たちを安心させ一息つけたのは王国についてから2日後の事だった。


 宿で休んでいると

「おう!キオじゃねーか。大活躍だったみたいだな!」

「あ、団長!なんか久しぶりですね」

「ああ、西の平原についてからはお前は王国騎士団長とすごしてたからな」

「ええ、もう二度とあんな仕事やりたくないですけどね。」

「ははっ、確にそうだ。」

「そういえばそのうち表彰みたいなのがあるみたいだ」

「へえー、そうなんですか」

「なに他人事みたいに言ってるんだ。お前も出るんだぞ」

「ええ!僕がですか!?」

「あったりまえだろ。お前の作ったカレーのおかげで勝ったみたいなもんだろ」

 おいおい、流石にそれはないだろう

 なにがともあれ表彰されるみたいだ。

 どうしようネズミ君!

 「チュー!」

 だめだ、こんな時に限ってネズミ君の言いたいことがわからない!都合良すぎないか?

 「チュウー!」
しおりを挟む
感想 32

あなたにおすすめの小説

好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】

皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」 「っ――――!!」 「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」 クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。 ****** ・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。

《完結》「パパはいますか?」ある日、夫に似た子供が訪ねて来た。

ヴァンドール
恋愛
嫁いですぐに夫は戦地に赴いた。すると突然一人の男の子が訪ねて来た「パパはいますか?」 その子供の顔は戦地に行った夫にそっくりだった。

「お前みたいな卑しい闇属性の魔女など側室でもごめんだ」と言われましたが、私も殿下に嫁ぐ気はありません!

野生のイエネコ
恋愛
闇の精霊の加護を受けている私は、闇属性を差別する国で迫害されていた。いつか私を受け入れてくれる人を探そうと夢に見ていたデビュタントの舞踏会で、闇属性を差別する王太子に罵倒されて心が折れてしまう。  私が国を出奔すると、闇精霊の森という場所に住まう、不思議な男性と出会った。なぜかその男性が私の事情を聞くと、国に与えられた闇精霊の加護が消滅して、国は大混乱に。  そんな中、闇精霊の森での生活は穏やかに進んでいく。

聖女の力を妹に奪われ魔獣の森に捨てられたけど、何故か懐いてきた白狼(実は呪われた皇帝陛下)のブラッシング係に任命されました

AK
恋愛
「--リリアナ、貴様との婚約は破棄する! そして妹の功績を盗んだ罪で、この国からの追放を命じる!」 公爵令嬢リリアナは、腹違いの妹・ミナの嘘によって「偽聖女」の汚名を着せられ、婚約者の第二王子からも、実の父からも絶縁されてしまう。 身一つで放り出されたのは、凶暴な魔獣が跋扈する北の禁足地『帰らずの魔の森』。 死を覚悟したリリアナが出会ったのは、伝説の魔獣フェンリル——ではなく、呪いによって巨大な白狼の姿になった隣国の皇帝・アジュラ四世だった! 人間には効果が薄いが、動物に対しては絶大な癒やし効果を発揮するリリアナの「聖女の力」。 彼女が何気なく白狼をブラッシングすると、苦しんでいた皇帝の呪いが解け始め……? 「余の呪いを解くどころか、極上の手触りで撫でてくるとは……。貴様、責任を取って余の専属ブラッシング係になれ」 こうしてリリアナは、冷徹と恐れられる氷の皇帝(中身はツンデレもふもふ)に拾われ、帝国で溺愛されることに。 豪華な離宮で美味しい食事に、最高のもふもふタイム。虐げられていた日々が嘘のような幸せスローライフが始まる。 一方、本物の聖女を追放してしまった祖国では、妹のミナが聖女の力を発揮できず、大地が枯れ、疫病が蔓延し始めていた。 元婚約者や父が慌ててミレイユを連れ戻そうとするが、時すでに遅し。 「私の主人は、この可愛い狼様(皇帝陛下)だけですので」 これは、すべてを奪われた令嬢が、最強のパートナーを得て幸せになり、自分を捨てた者たちを見返す逆転の物語。

【完結】捨て去られた王妃は王宮で働く

ここ
ファンタジー
たしかに私は王妃になった。 5歳の頃に婚約が決まり、逃げようがなかった。完全なる政略結婚。 夫である国王陛下は、ハーレムで浮かれている。政務は王妃が行っていいらしい。私は仕事は得意だ。家臣たちが追いつけないほど、理解が早く、正確らしい。家臣たちは、王妃がいないと困るようになった。何とかしなければ…

【1話完結】あなたの恋人は毎夜わたしのベッドで寝てますよ。

ariya
ファンタジー
ソフィア・ラテットは、婚約者アレックスから疎まれていた。 彼の傍らには、いつも愛らしい恋人リリアンヌ。 婚約者の立場として注意しても、アレックスは聞く耳を持たない。 そして迎えた学園卒業パーティー。 ソフィアは公衆の面前で婚約破棄を言い渡される。 ガッツポーズを決めるリリアンヌ。 そのままアレックスに飛び込むかと思いきや―― 彼女が抱きついた先は、ソフィアだった。

初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】

星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。 だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。 しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。 王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。 そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。 地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。 ⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。

夫が妹を第二夫人に迎えたので、英雄の妻の座を捨てます。

Nao*
恋愛
夫が英雄の称号を授かり、私は英雄の妻となった。 そして英雄は、何でも一つ願いを叶える事が出来る。 そんな夫が願ったのは、私の妹を第二夫人に迎えると言う信じられないものだった。 これまで夫の為に祈りを捧げて来たと言うのに、私は彼に手酷く裏切られたのだ──。 (1万字以上と少し長いので、短編集とは別にしてあります。)

処理中です...