最強の騎士団~1番強いのは団長ではなく料理人らしいです~

TTT

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11話

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 休みはあっという間に終わりこれから仕事に戻ることになった。

 「よーし!みんな揃ってるな?これより南の果てにあるスコットリー辺境伯様の領地を脅かす魔物を退治しに行く。」

 団長が今回の仕事内容を伝えた。

「魔物退治は普段なら冒険者がやることなんだが、辺境伯様の領地は南の果て。移動費や盗賊の危険など考えるとどうしても割りに合わんらしい。それで俺達の出番というわけだ。」

「どのくらいかかるのですか?」

「いや、わからん。実は俺も行ったことがないんだ。はっはっはっ!よし、行くぞ!」


 実に不安なスタートを切ったリントブルム騎士団であった。

 食料や予備の武器が入った馬車3台を囲むようにして僕達は進んだ。



「よーし!ここらへんで昼にするぞ!」

 川の近くでお昼にするらしい。

 お昼ということは早速僕の出番な訳であり

 「そういう事でキオ昼飯頼んだぞ!」

 はい、任されましたっと

 さて、今日はどうしよう。

 今回の仕事は遠くに行くのでパンや乾燥麺とか持ってきている。

 川も近くにあるので水の心配はいらない。

 「よし!あれを作るか」



 干し肉を水に浸す。


 オリーブオイルで、キャベツと水に浸した干し肉を切って軽く炒める


 乾麺をたくさんのお湯で茹でる。お湯には塩を入れる。


 麺が茹で上がったら、炒めておいた具材と絡ませる。

 皿に盛りつけて最後に切った唐辛子を乗せて

 「ペペロンチーノの完成だ!」

 本当はねカルボナーラを作ろうと思ったんだけど、ネズミ君がチーズを必死に守ろうとするから諦めた。

「みなさん出来ましたよ!」

「お?今日はなんだ?」

「今日はペペロンチーノです。」

「ぺぺ…なんだって?」

「ペペロンチーノです。」

「ふーん、まぁ何でもいいや。早く食おう!」

「えーと、今日はペペロンチーノを作りました。まぁ、美味しいとは思います。」

「なんだ?今日はやけに自信がないな。」

「いえ、食べてみればわかるかと。」

「ふーん、そうか。」

「では、食材に感謝して…いただきます」

「「いただきます!!」」


 ズズッ、ズズッ、ズズズ

 あぁ、そうか。この世界にはパスタが無いのか。

「みなさん、このご飯はこうやってフォークで巻きつけて食べてください。」

「ん!食べやすくなった。」

「おぉ!唐辛子が少し辛いがそれが旨さを引き出している!」

「うん、美味い!」

 みんな美味しそうに食べているけど僕は

「う~ん、失敗だったなぁ~。やっぱりこの麺ではパスタは無理だったか。」


 今回使った乾麺は少し太かった。うどんまでとはいかないが太かったのだ。

 どうやらこの世界にはパスタが無いみたいだし今度自分で作ってみるのもいいだろう。

 一般的にこの乾麺はスープに入れて食べることが多いのだそう。やっぱりうどんみたいだなと思ったりした。


 その後順調に進み町とまでは行かないがそれなりに大きな村にに着いた。

 日が落ち暗くなってきたのでここの宿屋に泊まることにした。

 夜ご飯は宿屋の人が出してくれたので僕は作らなかったがどの料理も味が薄く、みんなもあまりいい顔をしなかった。

 「やっぱりお前の飯が一番うまいよ」

 などとみんな言ってくれた。

 嬉しかった。
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