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嘘だろ……
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パーティーは何事もなく進み、トラブルもなかった。
なかったわけではないが、迅速に対応していたのでなかったことにカウント、ということで。
町の警護も滞りなく。たまに酔っぱらいが腕相撲始めたくらいの小さな喧嘩だけ。これはいつも通りなので、勃発しない限りは見守るだけだった。
俺は急いで寝支度を済ませ、ベッドに寝転がり一息ついた。
「はぁ…疲れ、あ?え、ちょっ、待…!」
やっと休めると気を抜くと、体から魔方陣が現れて、俺は子供になってしまっていた。
「嘘だろ…」
発動は明日の夜のはずなのに、何故か今子供の姿になってしまった。
どうしよ……
──────────────────────
王妃様の誕生日パーティー当日。
盛大に祝われた誕生日パーティーは、貴族達でいっぱいになった。
俺は会場内での警備 兼 王妃様達の警護、午後からは町の警備に当たっていた。
常に目を光らせ、不審なモノはいないか見回る。
「あの、すみません… 私と一曲おおお踊っていただけないでしょうかっ!」
ドレスのスカートを強く握りしめて、俺にダンスの申し込みをしてきたご令嬢が現れた。
「レディ、私は今職務中ですので、ダンスのお申し込みはご遠慮願います。すみません」
丁寧に断り、お辞儀をすると「そ、そそそそうなのですね!わかりました。すみま、あり、がとうございましゅ!」
「申し訳ありません。お声をかけていただきありがとうございます。引き続き、パーティーをお楽しみください」
「はひ!///」
様子がおかしいけど、お酒でも飲んだのだろうか?
心配しつつ、ご令嬢の側をサッと離れた。
また別なご令嬢に話しかけられるのも面倒だからだ。
パーティーの終わりを告げる鐘が鳴り響く。パーティーは18時でお開きとなった。
皆帰り支度を始め、ぞろぞろとお城を出ていく。
パーティーは何事もなく進み、トラブルもなかった。
なかったわけではないが、迅速に対応していたのでなかったことにカウント、ということで。
町の警護も滞りなく。たまに酔っぱらいが腕相撲始めたくらいの小さな喧嘩だけ。これはいつも通りなので、勃発しない限りは見守るだけだった。
「疲れたー」
「アキュール、まだ終わってないんだからそのようなことは口にしてはいけないよ」
リックに「終わってからにしなさい」と注意され、アキュールは口を尖らせる。
「はーい」
「頑張ろ」
ユキに励まされ、アキュールはやれやれ頑張りますかぁと後片付けを再開する。
「ふぅ…」
大広間の片付けは終わらせ、その飾りをそのまま大食堂に飾る。
作り直しますよ💦、とメイドが王妃様に言うと、「だってこの飾りはみんなが頑張って作ってくれた飾りなのよ、私はそのまま残したいの」
「ですが…💦」
「お願い」
キラキラとした目でメイドに懇願する王妃様。
「わわかりました。では、今回よりももっと素敵に仕上げてみせますから」
「ありがとう(^^) 無理はしないでね」
「お任せください」
メイドはペコリとお辞儀をし、後ろに下がっていった。
大食堂の飾りつけがさくさくと進む。さすがメイドと執事達。動きに無駄がない。
大広間の装飾とは思えない出来映えとなっていた。
あれが大広間に使われていた装飾だったか?と疑問を持たざるを得ないほど豪華になっていた。
ユース卿がメイドに聞いていた。
「装飾変えた?」
「いえ、大広間のものを使いましたよ」
「別物になってない?」
「頑張りましたから((*´ω`*)ドヤァァ)」
「そうなんだ…」
スゴイネとユース卿は答えに困って片言が出てきたくらいだ。
これは…うん。ユース卿の言いたいことはわかる。こんなもの装飾にあったっけ?というものも飾られていた。
もはや別物だ。
わいわいと準備をし、20時半過ぎには準備が終わった。
執事長から時間を知らされ、俺たち全員急いで解散した。
21時前に終わってよかった。
シャワーを浴び、寝支度を済ませた。
ベッドに寝転がりながら今日はすごく大変だったと思い返す。
「はぁ…疲れ、あ?え、ちょっ、待…!」
やっと休めると気を抜くと、体から魔方陣が現れて、俺は子供になってしまっていた。
「嘘だろ…」
今日は魔法が発動するほど身体に大きな負荷など………… あ、あのときか!
盗っ人3人捕まえるとき、四方八方に逃げるから一気に転移魔法3つ展開、牢に転移させた直後、俺の右横で酒に酔って暴れたゴリラ…じゃなかった怪力男が一人の騎士を殴ろうとしたのを目撃。
急な身体強化発動、ゴリ…怪力男と殴り合いをして沈めた。治療魔法も使ったな。
他にもいろいろ…やらかしたな💧
思い当たる原因しかない。
「一気に魔法を使いすぎたぁ」
(かなり気を張っていたから発動しなかったのか?
ということは、今気を抜いたから発動したということか。
それにしても今でよかったけど、午後に発動してたら危なかったな…)
明日の朝までに戻ってくれよと思いつつ、魔法書を読み漁る。
彼女の歌声が聞こえてきた。
「毎度行くのもなぁ、気が引けるというかなんというか」
魔法書を手に持ってうろうろと扉の前を行ったりきたりして悩む。
「そうか、彼女に会いに行かなければいいんだ」
手足の裾を捲り、廊下に出る。
「今日はあの本を読もうかな」
もう返却されてるはずだ。
目指すは図書室。
合う靴をまだ用意できず、裸足のペタペタと足音が鳴る。
今度休みを取って買いに行くしかないなと小さな足を見てため息をつく。
「さて、気を取り直して」
読みたかった本を借りに行くことにした。
「あった」
[魔方陣の構成と変換について 上 ]
下巻は、探したがなかった。
「上巻だ、けで、も、借、りれる、だ、けあり、がた、いっ」
上の棚にあり、短い手では届かない。
魔法は使いたくないし… 詰んだ。
まだ台となるものを探す。
(脚立もないのか、ここ。まぁほぼ魔法で取ってるしな)
仕方なく椅子を寄せ、椅子の上に下の棚に入っている本をどんどん積み重ねていく。
「もうちょっと… え?」
腕をめいっぱい伸ばし、高いところに本を積もうとしているところに後ろからひょいと本を取られ、高いところに本を置いてくれた人物がいた。
黒装束をきた人… 暗殺者か!
「僕、何を取りたいの?」
声からして女性だ。
「あ、あの… あれ」
[魔方陣の構成と変換について 上 ] ではなく、1個下の棚の挿し絵が入った本を俺は指を指した。
「これね」
「じ、自分で取りたいんだ」
暗殺者のズボンを掴んで少しクイッと引っ張ってだっこをねだる。
「かわ… んん! 仕方ないなぁ、ほら」
なんの疑いもなく俺をだっこしてくれた。
「ありがとう」 からの ドス!
「ぅぐっ!なん、で…っ!」
抱きつくふりをして、彼女の首後ろに少しだけ魔法を使い小さい手を固くし、手刀をくらわし気絶させた。
「いてっ!はぁはぁ… この身体で魔法は使いたくなかった」
どうやらお師匠様が抑えてくれている魔法の域を越えたのだろう、身体に激痛が走る。
「ふぅふぅ、大丈夫、大丈夫だからな。落ち着け、落ち着けー」
自分を宥めて気持ちと魔力を落ち着かせる。
しばらくして少し落ち着いてきた。
「歩、けるけど、まだ…いた、い」
ずりずりと匍匐(ほふく)前進で進み、なんとか扉を開けて図書室を出た。
「もう、無理」
こてんと廊下に寝転がる。
廊下が冷たい。
このままここにいようかな…、ん?
「~♪」
"何してるの?"と言いたげな顔で小首をかしげてこちらを覗く彼女と目があった。
「図書室に運んでほしい人がいるんだ」
「~♪」
こくりとうなずいた彼女は俺を抱き上げて、図書室に向かう。
倒れたときにぶつかりバラバラになった本の中に暗殺者が横たわっていた。
"また君がやったの?"という顔が俺をじろりと見てくる。
視線が痛い。
俺はプイッとそっぽを向いて知らん顔した。
彼女は前と同じ方法で暗殺者を牢に運んでくれた。
違ったところといえば、俺をだっこしたままということだけ。
身体が痛くて動けない俺は、くったりとだっこされるがままの状態だった。
「~♪」
台所に着いてもだっこされたまま。
そのまま彼女は椅子に座り、俺の背中をさする。
「~♪♫」
(微妙に違う子守唄。どこの国の子守唄だろうか)
背中に感じる温かい彼女の手からは魔力が感じられる。
(やめろ…… 俺に魔力を流すな)
言いたいが、もう口が開けないほど身体中が痛い。
痛みに耐え続けた俺は、ふつ、と気絶してしまった。
目を覚ますと朝になっていた。
あの激痛の身体の痛みはほとんど消え、普段の痛みになっていた。
彼女の部屋のベッドから起き上がり、出ようとして気付く。
え…? 手が小さい? なんで……
「まずいことになった……」
俺は一瞬にして絶望した。かなりまずい状況になった。
次の日になっても身体はまだ子供の姿のままだったのだ。
なかったわけではないが、迅速に対応していたのでなかったことにカウント、ということで。
町の警護も滞りなく。たまに酔っぱらいが腕相撲始めたくらいの小さな喧嘩だけ。これはいつも通りなので、勃発しない限りは見守るだけだった。
俺は急いで寝支度を済ませ、ベッドに寝転がり一息ついた。
「はぁ…疲れ、あ?え、ちょっ、待…!」
やっと休めると気を抜くと、体から魔方陣が現れて、俺は子供になってしまっていた。
「嘘だろ…」
発動は明日の夜のはずなのに、何故か今子供の姿になってしまった。
どうしよ……
──────────────────────
王妃様の誕生日パーティー当日。
盛大に祝われた誕生日パーティーは、貴族達でいっぱいになった。
俺は会場内での警備 兼 王妃様達の警護、午後からは町の警備に当たっていた。
常に目を光らせ、不審なモノはいないか見回る。
「あの、すみません… 私と一曲おおお踊っていただけないでしょうかっ!」
ドレスのスカートを強く握りしめて、俺にダンスの申し込みをしてきたご令嬢が現れた。
「レディ、私は今職務中ですので、ダンスのお申し込みはご遠慮願います。すみません」
丁寧に断り、お辞儀をすると「そ、そそそそうなのですね!わかりました。すみま、あり、がとうございましゅ!」
「申し訳ありません。お声をかけていただきありがとうございます。引き続き、パーティーをお楽しみください」
「はひ!///」
様子がおかしいけど、お酒でも飲んだのだろうか?
心配しつつ、ご令嬢の側をサッと離れた。
また別なご令嬢に話しかけられるのも面倒だからだ。
パーティーの終わりを告げる鐘が鳴り響く。パーティーは18時でお開きとなった。
皆帰り支度を始め、ぞろぞろとお城を出ていく。
パーティーは何事もなく進み、トラブルもなかった。
なかったわけではないが、迅速に対応していたのでなかったことにカウント、ということで。
町の警護も滞りなく。たまに酔っぱらいが腕相撲始めたくらいの小さな喧嘩だけ。これはいつも通りなので、勃発しない限りは見守るだけだった。
「疲れたー」
「アキュール、まだ終わってないんだからそのようなことは口にしてはいけないよ」
リックに「終わってからにしなさい」と注意され、アキュールは口を尖らせる。
「はーい」
「頑張ろ」
ユキに励まされ、アキュールはやれやれ頑張りますかぁと後片付けを再開する。
「ふぅ…」
大広間の片付けは終わらせ、その飾りをそのまま大食堂に飾る。
作り直しますよ💦、とメイドが王妃様に言うと、「だってこの飾りはみんなが頑張って作ってくれた飾りなのよ、私はそのまま残したいの」
「ですが…💦」
「お願い」
キラキラとした目でメイドに懇願する王妃様。
「わわかりました。では、今回よりももっと素敵に仕上げてみせますから」
「ありがとう(^^) 無理はしないでね」
「お任せください」
メイドはペコリとお辞儀をし、後ろに下がっていった。
大食堂の飾りつけがさくさくと進む。さすがメイドと執事達。動きに無駄がない。
大広間の装飾とは思えない出来映えとなっていた。
あれが大広間に使われていた装飾だったか?と疑問を持たざるを得ないほど豪華になっていた。
ユース卿がメイドに聞いていた。
「装飾変えた?」
「いえ、大広間のものを使いましたよ」
「別物になってない?」
「頑張りましたから((*´ω`*)ドヤァァ)」
「そうなんだ…」
スゴイネとユース卿は答えに困って片言が出てきたくらいだ。
これは…うん。ユース卿の言いたいことはわかる。こんなもの装飾にあったっけ?というものも飾られていた。
もはや別物だ。
わいわいと準備をし、20時半過ぎには準備が終わった。
執事長から時間を知らされ、俺たち全員急いで解散した。
21時前に終わってよかった。
シャワーを浴び、寝支度を済ませた。
ベッドに寝転がりながら今日はすごく大変だったと思い返す。
「はぁ…疲れ、あ?え、ちょっ、待…!」
やっと休めると気を抜くと、体から魔方陣が現れて、俺は子供になってしまっていた。
「嘘だろ…」
今日は魔法が発動するほど身体に大きな負荷など………… あ、あのときか!
盗っ人3人捕まえるとき、四方八方に逃げるから一気に転移魔法3つ展開、牢に転移させた直後、俺の右横で酒に酔って暴れたゴリラ…じゃなかった怪力男が一人の騎士を殴ろうとしたのを目撃。
急な身体強化発動、ゴリ…怪力男と殴り合いをして沈めた。治療魔法も使ったな。
他にもいろいろ…やらかしたな💧
思い当たる原因しかない。
「一気に魔法を使いすぎたぁ」
(かなり気を張っていたから発動しなかったのか?
ということは、今気を抜いたから発動したということか。
それにしても今でよかったけど、午後に発動してたら危なかったな…)
明日の朝までに戻ってくれよと思いつつ、魔法書を読み漁る。
彼女の歌声が聞こえてきた。
「毎度行くのもなぁ、気が引けるというかなんというか」
魔法書を手に持ってうろうろと扉の前を行ったりきたりして悩む。
「そうか、彼女に会いに行かなければいいんだ」
手足の裾を捲り、廊下に出る。
「今日はあの本を読もうかな」
もう返却されてるはずだ。
目指すは図書室。
合う靴をまだ用意できず、裸足のペタペタと足音が鳴る。
今度休みを取って買いに行くしかないなと小さな足を見てため息をつく。
「さて、気を取り直して」
読みたかった本を借りに行くことにした。
「あった」
[魔方陣の構成と変換について 上 ]
下巻は、探したがなかった。
「上巻だ、けで、も、借、りれる、だ、けあり、がた、いっ」
上の棚にあり、短い手では届かない。
魔法は使いたくないし… 詰んだ。
まだ台となるものを探す。
(脚立もないのか、ここ。まぁほぼ魔法で取ってるしな)
仕方なく椅子を寄せ、椅子の上に下の棚に入っている本をどんどん積み重ねていく。
「もうちょっと… え?」
腕をめいっぱい伸ばし、高いところに本を積もうとしているところに後ろからひょいと本を取られ、高いところに本を置いてくれた人物がいた。
黒装束をきた人… 暗殺者か!
「僕、何を取りたいの?」
声からして女性だ。
「あ、あの… あれ」
[魔方陣の構成と変換について 上 ] ではなく、1個下の棚の挿し絵が入った本を俺は指を指した。
「これね」
「じ、自分で取りたいんだ」
暗殺者のズボンを掴んで少しクイッと引っ張ってだっこをねだる。
「かわ… んん! 仕方ないなぁ、ほら」
なんの疑いもなく俺をだっこしてくれた。
「ありがとう」 からの ドス!
「ぅぐっ!なん、で…っ!」
抱きつくふりをして、彼女の首後ろに少しだけ魔法を使い小さい手を固くし、手刀をくらわし気絶させた。
「いてっ!はぁはぁ… この身体で魔法は使いたくなかった」
どうやらお師匠様が抑えてくれている魔法の域を越えたのだろう、身体に激痛が走る。
「ふぅふぅ、大丈夫、大丈夫だからな。落ち着け、落ち着けー」
自分を宥めて気持ちと魔力を落ち着かせる。
しばらくして少し落ち着いてきた。
「歩、けるけど、まだ…いた、い」
ずりずりと匍匐(ほふく)前進で進み、なんとか扉を開けて図書室を出た。
「もう、無理」
こてんと廊下に寝転がる。
廊下が冷たい。
このままここにいようかな…、ん?
「~♪」
"何してるの?"と言いたげな顔で小首をかしげてこちらを覗く彼女と目があった。
「図書室に運んでほしい人がいるんだ」
「~♪」
こくりとうなずいた彼女は俺を抱き上げて、図書室に向かう。
倒れたときにぶつかりバラバラになった本の中に暗殺者が横たわっていた。
"また君がやったの?"という顔が俺をじろりと見てくる。
視線が痛い。
俺はプイッとそっぽを向いて知らん顔した。
彼女は前と同じ方法で暗殺者を牢に運んでくれた。
違ったところといえば、俺をだっこしたままということだけ。
身体が痛くて動けない俺は、くったりとだっこされるがままの状態だった。
「~♪」
台所に着いてもだっこされたまま。
そのまま彼女は椅子に座り、俺の背中をさする。
「~♪♫」
(微妙に違う子守唄。どこの国の子守唄だろうか)
背中に感じる温かい彼女の手からは魔力が感じられる。
(やめろ…… 俺に魔力を流すな)
言いたいが、もう口が開けないほど身体中が痛い。
痛みに耐え続けた俺は、ふつ、と気絶してしまった。
目を覚ますと朝になっていた。
あの激痛の身体の痛みはほとんど消え、普段の痛みになっていた。
彼女の部屋のベッドから起き上がり、出ようとして気付く。
え…? 手が小さい? なんで……
「まずいことになった……」
俺は一瞬にして絶望した。かなりまずい状況になった。
次の日になっても身体はまだ子供の姿のままだったのだ。
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