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ヤバイやつにバレた!
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配膳のとを聞いた俺は足音が遠ざかったのを確認してから戸を開けた。
「副団長ですよね」
「チ、チガウヨ」
こいつかよ!!よりによってバレたらヤバイやつに見つかってしまった!
彼のしたことに俺は怒る。
────────────────────────
俺にできることは隠れることと籠ることくらいだが、油断は禁物だ。
なんせこの騎士団はおかしなやつらばかりだからだ。
一見普通に見える顔と雰囲気をしているが、騙されるな。
中身がおかしいんだ。中身が。
アキュールは怪力でゴリラ。というか脳筋。たまに力加減を間違えて物を壊すことがある。
この間は俺の部屋のドアノブ取ったからな。「おや?取れたぞ??」と頭をかきながら「立て付け悪かったみたい?」とドアノブのせいにしてたからな。まったく、あり得ない。
ユキは隠密を得意とし、器用に何でも(魔法も剣術も)こなす弱点なし男。
紹介した当日の夜に暗殺しにきたやつだ。「確認」の一言だけだった。つまりどのくらいできるのか、確かめにきたということだ。こわっ!
慌てたところや表情が動いてるところはあまり見たことがない。わかってるのは、アキュール大好き人間(?)ってことだけだな。
リックは嗅覚と聴覚が優れすぎて、集中すると数百キロメートル遠くの声も聞こえるらしい。
普段はそれらを無視して奥さんの音を聞いているらしいが。
まだまだ未知なやつだ。
リオンは紳士のふりしたゴリ…脳筋。
この前犯人の襟足掴んで笑顔で片手でぶん投げてた。
キレると笑いながら迫って追い詰めてくる。
拷問が得意らしい。
他の団員もヤバイやつらが多いため、敵に回すと恐ろしいと俺は思っている。味方でよかった。
一番まともなのユース卿だけだと思う。
何としてでもバレるわけには…
コンコン
(ユース卿かな?)
「すまないが、そこに置いておいてくれ」
カタ… コツ コツ
(……行った、か?)
ドアに耳を押し当てて足音を確かめる。
足音が遠ざかったことを確かめてから、ドアを少し開けた。
キィ…
トレイがない。
ドアの反対側に置いたのか。
これは出るしかないな。
だがしかし、トレイを反対側に置く必要があるか?普通なら取りやすいように置いてくれるはずなのだが… 何故?
ひょこっと部屋から出て、ドアの反対側を覗くとご飯の乗ったトレイが置いてあった。
「お、あったあった。ずいぶん沢山盛ってくれたんだな、ありがたい。これを朝と昼に分けて食べるとして、これを持つのはちょっと危ないから引きずって運ぶか」
「副団長、手伝いますか?」
「いやいい。これは自分で運べ……る………」
俺は今、誰と会話していた?
ギギギとゆっくり後ろを振り替えると、後ろでユキがしゃがんで俺の方をじっと見ていた。
「副団長ですよね」
「チ、チガウヨ」
こいつかよ!!よりによってバレたらヤバイやつに見つかってしまった!
「でもさっき返事し「ちがうよ!」」
俺はささっとトレイを持たずに部屋に入ってすぐに鍵を閉めた。
両手で扉を押さえる。
「はぁ… これで奴も入ってこれな「これどうしますか?」」
「………ありがとう、そこ置いておいて」
俺は小さい手で両目をそっと隠すが、ブカブカの服が顔をも覆い隠す。なんでいるんだよぉ……(泣)
「はい」
(いつの間にトレイを持って入ってきた!?あの一瞬だぞ!隠密とかそういうレベルじゃないこいつはヤバイ!)
「お兄ちゃん、誰?」
「お兄ちゃん」
不思議そうに俺の方を見てくるユキが、またしゃがんで目線を合わせてきた。
よし!とりあえず演技だ。
「僕は副団長の弟だよ」
「そうですか」
「………」
「………」
どうしよう、会話が続かない。
「副団長」
「なに!?」
急に言われた俺はビックリして体がビクッと強ばる。
「やっぱり副団長だ」
「ち、違う!間違っただけ!」
「そうですか」
何っなのこいつ!突然呼ぶからビックリして返事しちゃっただろうがっっ!!💢
しばらく黙ったあと、ユキがポケットからかさりと紙を取り出して、「今日のメニュー」と言って渡してきた。
「あ?メニュー?どれどれ… んー、ここちょっと甘くないか?」
「どこ」
「午後の部のトレーニング。休憩10分後に水分補給、その後模擬戦を30分追加で。トーナメント戦形式でやりたいから順番はユース卿に任せて…、あとは、終わった後の片付けとしっかり休めということくらいかな…」
「わかりました。書き足しておきます」
はい、とメニューの紙をユキに返して、こことここなと再度改めて変えた箇所を指差して教えた。
ごそごそと体をさわり、ペンを探すユキに「ペンあるぞ」とソファーに投げておいた上着の中からペンを取り出してユキに渡した。
「ありがとうございます」
カリカリと床に座って言われたことを書き足すユキ。
「あと、ここな」
「はい」
カリカリ…
「今日はこんなもんだろ」
「ありがとうございます、副団長」
「おー」
はぁ、やれやれと頭をかいてはたと気付く。ん?俺は今いったいなにをやっていた??
「………」
「………」
しばしの沈黙。
「やっぱり副団ち「違う!違うから!」」
俺のバカ!!なにやってんのほんとにっ!!!
「何故隠す?」
首を傾げて不思議そうな顔をするユキに、俺はもう限界だと思い、折れた。
「悪かった。あー…少し事情があってな」
「事情」
「そう、バレてはいけないミッションみたいなやつな」
「ミッション。誰?」
不思議そうな顔から真面目な顔になったユキにどう答えたらいいか言葉に迷った。
変に濁すのもなぁ💧
「あー、えーっと… すまない、言えないんだ。そういう約束だから」
「脅迫?」
「されてないから安心しな」
「ん」
ユキの頭を俺の小さな手で撫でるとふふと小さく笑った。くすぐったいらしい。滅多に笑わないユキの貴重な笑顔だ。
「だから、ユキもこのミッションがバレないように協力をしてほしいんだ。頼む」
俺は正座をして両手を両ひざの上にのせてペコリと頭を下げてお願いをした。
「了承」
「ありがとう、ユキ」
これでこいつに関しては一安心…──
「条件」
「なに!?条件!?」
──してなかった!なにを言うつもりだ。
「団長騙せても俺騙されない。真実言う、嘘だめ」
「もしかしてお前、魔法使ったろ」
「はい」
即答かよ。
「なんかやたら体がピリピリすると思ったら… 真偽を見抜く魔法だったか」
「はい」
勝手に魔法をかけられて薄々気付いてはいたが、真偽を見抜く魔法とは… 気分が悪い。
「ユキ、こんなことは二度とやるな」
怒りを込めた声にビクッとしたユキが少し背中を丸め、「すみません」と小さな声で謝る。
「勝手に干渉の魔法をかけるのはよくない。真実については、悪いがどうしても言えない事情があるんだ。お前にだって言えない秘密の1つや2つあるだろ」
「…………」
彼は黙ったままコクンと頷く。
「今は仲間として共にいるが、そんなに信用ないか。俺は」
「違、います」
「じゃあ何故」
「いつもと、様子が違った…から……」
彼はゴニョゴニョと言葉を濁す。
「様子というか姿が違うからな」
「副団長の匂いする。でも魔力の流れ変。……心配」
ゆっくりと話す彼の頬にツー…と雫が落ちてきていた。
え、もしかして泣いてる?
「その辺も大丈夫だから、心配かけて悪かったな」
「すみませんでした」
ごしごしと腕で目を擦って再度改めて正座をし、俺に頭を下げて謝罪をしてきた。だいぶ反省してるっぽいし許してやるか。
「もうやるなよ」
「はい」
「それと、黙っててくれよ。この状況をな」
「了承した」
俺とユキは握手をして、ユキは協力の意を示した。
今度こそ、 一安心だ。
「副団長ですよね」
「チ、チガウヨ」
こいつかよ!!よりによってバレたらヤバイやつに見つかってしまった!
彼のしたことに俺は怒る。
────────────────────────
俺にできることは隠れることと籠ることくらいだが、油断は禁物だ。
なんせこの騎士団はおかしなやつらばかりだからだ。
一見普通に見える顔と雰囲気をしているが、騙されるな。
中身がおかしいんだ。中身が。
アキュールは怪力でゴリラ。というか脳筋。たまに力加減を間違えて物を壊すことがある。
この間は俺の部屋のドアノブ取ったからな。「おや?取れたぞ??」と頭をかきながら「立て付け悪かったみたい?」とドアノブのせいにしてたからな。まったく、あり得ない。
ユキは隠密を得意とし、器用に何でも(魔法も剣術も)こなす弱点なし男。
紹介した当日の夜に暗殺しにきたやつだ。「確認」の一言だけだった。つまりどのくらいできるのか、確かめにきたということだ。こわっ!
慌てたところや表情が動いてるところはあまり見たことがない。わかってるのは、アキュール大好き人間(?)ってことだけだな。
リックは嗅覚と聴覚が優れすぎて、集中すると数百キロメートル遠くの声も聞こえるらしい。
普段はそれらを無視して奥さんの音を聞いているらしいが。
まだまだ未知なやつだ。
リオンは紳士のふりしたゴリ…脳筋。
この前犯人の襟足掴んで笑顔で片手でぶん投げてた。
キレると笑いながら迫って追い詰めてくる。
拷問が得意らしい。
他の団員もヤバイやつらが多いため、敵に回すと恐ろしいと俺は思っている。味方でよかった。
一番まともなのユース卿だけだと思う。
何としてでもバレるわけには…
コンコン
(ユース卿かな?)
「すまないが、そこに置いておいてくれ」
カタ… コツ コツ
(……行った、か?)
ドアに耳を押し当てて足音を確かめる。
足音が遠ざかったことを確かめてから、ドアを少し開けた。
キィ…
トレイがない。
ドアの反対側に置いたのか。
これは出るしかないな。
だがしかし、トレイを反対側に置く必要があるか?普通なら取りやすいように置いてくれるはずなのだが… 何故?
ひょこっと部屋から出て、ドアの反対側を覗くとご飯の乗ったトレイが置いてあった。
「お、あったあった。ずいぶん沢山盛ってくれたんだな、ありがたい。これを朝と昼に分けて食べるとして、これを持つのはちょっと危ないから引きずって運ぶか」
「副団長、手伝いますか?」
「いやいい。これは自分で運べ……る………」
俺は今、誰と会話していた?
ギギギとゆっくり後ろを振り替えると、後ろでユキがしゃがんで俺の方をじっと見ていた。
「副団長ですよね」
「チ、チガウヨ」
こいつかよ!!よりによってバレたらヤバイやつに見つかってしまった!
「でもさっき返事し「ちがうよ!」」
俺はささっとトレイを持たずに部屋に入ってすぐに鍵を閉めた。
両手で扉を押さえる。
「はぁ… これで奴も入ってこれな「これどうしますか?」」
「………ありがとう、そこ置いておいて」
俺は小さい手で両目をそっと隠すが、ブカブカの服が顔をも覆い隠す。なんでいるんだよぉ……(泣)
「はい」
(いつの間にトレイを持って入ってきた!?あの一瞬だぞ!隠密とかそういうレベルじゃないこいつはヤバイ!)
「お兄ちゃん、誰?」
「お兄ちゃん」
不思議そうに俺の方を見てくるユキが、またしゃがんで目線を合わせてきた。
よし!とりあえず演技だ。
「僕は副団長の弟だよ」
「そうですか」
「………」
「………」
どうしよう、会話が続かない。
「副団長」
「なに!?」
急に言われた俺はビックリして体がビクッと強ばる。
「やっぱり副団長だ」
「ち、違う!間違っただけ!」
「そうですか」
何っなのこいつ!突然呼ぶからビックリして返事しちゃっただろうがっっ!!💢
しばらく黙ったあと、ユキがポケットからかさりと紙を取り出して、「今日のメニュー」と言って渡してきた。
「あ?メニュー?どれどれ… んー、ここちょっと甘くないか?」
「どこ」
「午後の部のトレーニング。休憩10分後に水分補給、その後模擬戦を30分追加で。トーナメント戦形式でやりたいから順番はユース卿に任せて…、あとは、終わった後の片付けとしっかり休めということくらいかな…」
「わかりました。書き足しておきます」
はい、とメニューの紙をユキに返して、こことここなと再度改めて変えた箇所を指差して教えた。
ごそごそと体をさわり、ペンを探すユキに「ペンあるぞ」とソファーに投げておいた上着の中からペンを取り出してユキに渡した。
「ありがとうございます」
カリカリと床に座って言われたことを書き足すユキ。
「あと、ここな」
「はい」
カリカリ…
「今日はこんなもんだろ」
「ありがとうございます、副団長」
「おー」
はぁ、やれやれと頭をかいてはたと気付く。ん?俺は今いったいなにをやっていた??
「………」
「………」
しばしの沈黙。
「やっぱり副団ち「違う!違うから!」」
俺のバカ!!なにやってんのほんとにっ!!!
「何故隠す?」
首を傾げて不思議そうな顔をするユキに、俺はもう限界だと思い、折れた。
「悪かった。あー…少し事情があってな」
「事情」
「そう、バレてはいけないミッションみたいなやつな」
「ミッション。誰?」
不思議そうな顔から真面目な顔になったユキにどう答えたらいいか言葉に迷った。
変に濁すのもなぁ💧
「あー、えーっと… すまない、言えないんだ。そういう約束だから」
「脅迫?」
「されてないから安心しな」
「ん」
ユキの頭を俺の小さな手で撫でるとふふと小さく笑った。くすぐったいらしい。滅多に笑わないユキの貴重な笑顔だ。
「だから、ユキもこのミッションがバレないように協力をしてほしいんだ。頼む」
俺は正座をして両手を両ひざの上にのせてペコリと頭を下げてお願いをした。
「了承」
「ありがとう、ユキ」
これでこいつに関しては一安心…──
「条件」
「なに!?条件!?」
──してなかった!なにを言うつもりだ。
「団長騙せても俺騙されない。真実言う、嘘だめ」
「もしかしてお前、魔法使ったろ」
「はい」
即答かよ。
「なんかやたら体がピリピリすると思ったら… 真偽を見抜く魔法だったか」
「はい」
勝手に魔法をかけられて薄々気付いてはいたが、真偽を見抜く魔法とは… 気分が悪い。
「ユキ、こんなことは二度とやるな」
怒りを込めた声にビクッとしたユキが少し背中を丸め、「すみません」と小さな声で謝る。
「勝手に干渉の魔法をかけるのはよくない。真実については、悪いがどうしても言えない事情があるんだ。お前にだって言えない秘密の1つや2つあるだろ」
「…………」
彼は黙ったままコクンと頷く。
「今は仲間として共にいるが、そんなに信用ないか。俺は」
「違、います」
「じゃあ何故」
「いつもと、様子が違った…から……」
彼はゴニョゴニョと言葉を濁す。
「様子というか姿が違うからな」
「副団長の匂いする。でも魔力の流れ変。……心配」
ゆっくりと話す彼の頬にツー…と雫が落ちてきていた。
え、もしかして泣いてる?
「その辺も大丈夫だから、心配かけて悪かったな」
「すみませんでした」
ごしごしと腕で目を擦って再度改めて正座をし、俺に頭を下げて謝罪をしてきた。だいぶ反省してるっぽいし許してやるか。
「もうやるなよ」
「はい」
「それと、黙っててくれよ。この状況をな」
「了承した」
俺とユキは握手をして、ユキは協力の意を示した。
今度こそ、 一安心だ。
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