我ら月夜の白兎団

CROW莉久

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第1章 結成 「月夜の白兎団」

第2話 図書室にて

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 ―翌日―


 とりあえず学校で能力者を探すことにする。


 だが、その前に本当に「力」が使えるか確認しておこう。

 外に出て試してみる。

 確認する方法はとりあえず、ジャンプで良いか。


「ふんッ」


 と普通にジャンプしてみる。いつもと変わらない視点が60cmくらい上がってそのまま落ちた。

 次は首の模様に少し意識を集中してからやってみる。

 意識を集中すると、模様がほんのり温かくなってきた。


「ここだッ!!」


 完全に意識を集中したタイミングで飛んでみた。

 視点はいつもより高い、恐らく100cm以上は飛んだ。


 トンッと着地したが衝撃は普通のジャンプした時よりも少ない。

「力」のおかげだろうか。


 「力」を確認できたので、もう学校に行くことにする。

自転車を出していつものように通学路を走って行った。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



 昼休みになった。

 学校について、とりあえず4時限目まで授業をしたが、模様が着いている人は見つからなかった。同じクラスにはいないのか、それとも服で隠れているのか。

 服で隠れている場合は確認できないので諦めることにする。

 とりあえず、校内を回ってみることにした。



┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



 体育館、格技場、校庭、その他色々を回ってみたが模様の入っている人はいなかった。

 そして、最後に人が居そうな図書室の前に来た。


 中に入ると、奥の本棚で銀髪の小さい女子生徒が手を伸ばして棚の1番上の本を取ろうとしていた。

 その女子生徒のところまで行き、本を取ってあげる。


「はい、これ」


 と言いながら本を女子生徒に渡す。


「あ、ありがとうございます……」



「いや、別に良い…よ……」


 と言ってるときに見つけた。

 女子生徒の手の甲に黄緑色に光っている模様を。


「君……その手の甲の模様って……もしかして……」


「もしかして、この模様のこと知ってるんですか?」


「うん、その模様があるということは、君は何か「能力」を?」


「はい……」


 周りから視線を感じる、そういえばここは図書室であった。

 場所を変えた方が良いだろう。


「ちょっと場所を変えよう」


キーンコーンカーンコーン


「あ」


 チャイムが鳴ってしまった。


「どうしますか?」


 と女子生徒が聞いてくる。


「とりあえず、放課後にまた話そう。どこかいい場所あるかな……」


「あっ、それなら」

「私、現代文化研究同好会なのでその部室でいいですか?」


「あ、いいけど、部室って他に人いたりしないの?」


「大丈夫です、うちの同好会私1人しかいませんから!」


 と笑顔で言ってくる。

 自分で部員1人とか言って悲しくなってこないのだろうか


「じゃあ、その部室にしよう」


「はい!じゃあ放課後待ってますね!」


 と言って図書室を出て行く彼女の後ろ姿はとても嬉しそうだった。

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