現代にダンジョンが現れたので、異世界人とパーティ組んでみた

立風館幻夢/夜野一海

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最終章 全員で一つの探索隊

第352話 「私たちが相手だ」

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『転生……探索者……タイム、アウト……マーメイド ウォーリアー……』

 ……そんな不気味な音声と共に……奴は……全身に鎧を身に纏った。
 その姿は……私たちと似ても似つかないが、かなり強大な力であるようだった。

「さぁ……お得意の変身を見せてみろ……ただ殺すのは面白くない……探索者の姿を……貴様らの死に装束にしてやる!!」

 どうやら向こうはやる気らしい……なら、こっちもやらないとね!

「それじゃ、お望み通り変身してあげる! クロム!」
「はいよ!」

 クロムはキマイラの姿となり……分離して、私たちの手元に来た。

「行くよ! みんな! これが最後の……『転生』!!」
「「「「転生!!」」」」
『『『『『よっしゃー!! 転生!!』』』』』

 私たちは、クロムを腕輪に通した。

『超! 転生!! エボリューション!! イノシシ、ウルフ、バッファロー! タイガー、ドラゴン、これぞキマイラ!! ウィーアー探索者! キマイラシーカー、エボリューション!! 探索者を……舐めるなよ!!』

 そんな音声と共に……私たちは、探索者の姿へと変身した。

「さぁ、かかってこい!!」

 私たちは、武器を構え……奴に啖呵を切った。

「私たちが相手だ!!」
「ほざけ……今すぐくたばれ!!」

 私たちは突撃を開始した……まず先陣を切ったのはキセノンだった。
 キセノンは己の拳を奴に目掛けてお見舞いさせた……が、奴はその攻撃を呼んでいたかのように、己の拳をぶつけ、攻撃を相殺させた。

「なかなかやるな……だが遅い!!」
「……くっ」

 キセノンは奴の回し蹴り攻撃を受け……向こうへと吹っ飛ばされてしまった。

「クソ……食らえ!!」
「甘い」

 ゴルドは斧を奴に目掛けて振り下ろすが……奴は片手の指2本でその攻撃を抑えつけ……ゴルドの斧を床へと放り出した。

「なっ!?」
「隙がデカいぞ」

 奴はゴルドの腹に目掛けてパンチをお見舞いさせ……ゴルドは吹っ飛ばされてしまった。

「こ、こいつ……」
「バリ強い……」

 と、とにかく私も攻撃に参加しなきゃ!
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