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後
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「――ってシャンナは思い込んでいるみたいなんだけどね。まあ、今のでほぼ間違いないと思う。彼女、精霊眼の持ち主だ。それもかなり高級のね」
「精霊眼て――魔力が目に見えるって、あれか?」
「そう。だって初めて会ったときから、ぼくのことすごく見づらそうにしてるのだもの。一応抑えてるつもりだけど、どうしても収まりきらないらしいから……」
「……てことはあんた、ダダ漏れ魔力の自覚があったくせに、精霊眼使いのことを連れ回してたってことか? ひどくね?」
「いやあ……だって本人が『わたくし、一般人ですので』って態度を崩さないから。あとはほら、ずっと明るい場所にいれば、そのうち目が慣れるのと同じような感じにならないかな、って――」
「俺あんたみたいな奴のこと、なんて言うか知ってるぜ。天然ドS野郎だ」
「えっ……?」
二人は勝手に話を進めているけれど、わたくしは身に覚えのない話に首を傾げるしかない。
「シャンナ、『そんなご冗談を』って顔してるね……」
「いえ、確かに殿下のことはお会いしてよりこちら、常にまぶしく見えておりましたし、ロジェ=ギルマンにも似たような波動は感じられるものの、殿下より弱いなあとは思っていましたが……」
「この野郎……事実なんだとしてもなんか腹立つな……」
「逆に今まで自覚はなかったの? 誰かに指摘されたこともない?」
「おまえの目は鬱陶しいからこっちを見るな、なら何度か言われましたが……」
わたくしが返すと、男子学生二人は顔を合わせ、なんだか難しそうな表情になります。
そういえば、周囲の人達から立ち上る煙のような光のようなあれ、前はそこまではっきりと見えなかったはずですが、最近――ちょうど殿下とお会いした頃ぐらいから、はっきり見えるようになったような……?
「……まあ、いいや。とにかく、皇子サマは真っ向勝負で俺を上回った。お嬢サマは俺の手の内を見抜いた。どっちにしろ、きれーに負けたわけだ。俺はあんたらに従うよ」
……よくわかりませんが、殿下が友人にしたがっていた方がお迎えできたのであれば、わたくしも喜びましょう!
あれ? でもやっぱりそうすると、特待生の劣化版たる凡人のわたくしは解雇では?
「シャンナ、やったね! これでますます学園生活が楽しめそうだ」
ああ……やっぱりわたくしも殿下チームの一員の一人なのですね。
精霊眼とやらはきっと気のせいだろうと思いますが、捨てられぬ限りはお仕えしようと決めたのですし、これからも頑張りましょう、わたくし!
「精霊眼て――魔力が目に見えるって、あれか?」
「そう。だって初めて会ったときから、ぼくのことすごく見づらそうにしてるのだもの。一応抑えてるつもりだけど、どうしても収まりきらないらしいから……」
「……てことはあんた、ダダ漏れ魔力の自覚があったくせに、精霊眼使いのことを連れ回してたってことか? ひどくね?」
「いやあ……だって本人が『わたくし、一般人ですので』って態度を崩さないから。あとはほら、ずっと明るい場所にいれば、そのうち目が慣れるのと同じような感じにならないかな、って――」
「俺あんたみたいな奴のこと、なんて言うか知ってるぜ。天然ドS野郎だ」
「えっ……?」
二人は勝手に話を進めているけれど、わたくしは身に覚えのない話に首を傾げるしかない。
「シャンナ、『そんなご冗談を』って顔してるね……」
「いえ、確かに殿下のことはお会いしてよりこちら、常にまぶしく見えておりましたし、ロジェ=ギルマンにも似たような波動は感じられるものの、殿下より弱いなあとは思っていましたが……」
「この野郎……事実なんだとしてもなんか腹立つな……」
「逆に今まで自覚はなかったの? 誰かに指摘されたこともない?」
「おまえの目は鬱陶しいからこっちを見るな、なら何度か言われましたが……」
わたくしが返すと、男子学生二人は顔を合わせ、なんだか難しそうな表情になります。
そういえば、周囲の人達から立ち上る煙のような光のようなあれ、前はそこまではっきりと見えなかったはずですが、最近――ちょうど殿下とお会いした頃ぐらいから、はっきり見えるようになったような……?
「……まあ、いいや。とにかく、皇子サマは真っ向勝負で俺を上回った。お嬢サマは俺の手の内を見抜いた。どっちにしろ、きれーに負けたわけだ。俺はあんたらに従うよ」
……よくわかりませんが、殿下が友人にしたがっていた方がお迎えできたのであれば、わたくしも喜びましょう!
あれ? でもやっぱりそうすると、特待生の劣化版たる凡人のわたくしは解雇では?
「シャンナ、やったね! これでますます学園生活が楽しめそうだ」
ああ……やっぱりわたくしも殿下チームの一員の一人なのですね。
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