【朗読用】夢の記憶

憑 桜兎 -Yoru Sakuto-

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文字と言葉と存在

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一人朗読(不問)



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『しんどい・辛い』


脳から…心臓から…全身に[[rb:滲 > にじ]]んで、[[rb:拡 > ひろ]]がって、むしばまれて。
身体なかに重く、苦しいものがふくらみ支配していますか?


眼を閉じて…息を吸って―――

…息を吐いて。


眼を閉じたまま…アナタの感性が生まれる全てから、負として影響する物を引き出して。溢れさせて。……怖くてもいい、恐怖も一緒に出しましょう。ゆっくりで良いですから、解き放ってください。


眼を開けて…今、その現状のアナタのままで、文字にしてみましょう?
アナログでもデジタルでも、どちらでもいいんですよ?
そばにある物を手に取り、文字にぶつけてください。
想いを乗せて、あるがままに書き出して。打ち出して。




―――書き出せましたか?

今出したものは、捨てずに消さずに、残しておいてください。
もしまた同じものが襲ってきたら、読み返して……。読んだらまた、新しくその時のものを思いのままに文字にぶつけるんです。気分が楽になったら、それがアナタにとっての吐き出し方の一つになるでしょう?





言葉は大切な手段 文字も同じだと思うのです

書き出して軽くなりましょう?
打ち出して軽くなりましょう?
それができたら 周りを見てみませんか?

アナタの言葉を 待ってくれている人が居るはずです。

その人はきっと、アナタが苦しんでる間もずっと、見てくれていたはずです。

自分から歩むのです。声をかけてみましょう?
聞いてくれる人は居ます。

時間がかかってしまっても、声が出なくても、アナタが話すまで、待ってくれる人が居るんです。気付かないフリをし続けて、失わないようにしてください。そこに居てくれる人は、大切な人…大切にしてくれる人…のはずですから。自分から一人になんてならないで。

負の思いを繰り返すのは、悪い事じゃないんです。……その思いが分からなくなる事、感じなくなる事の方が、良くない事だと思います。繰り返してください、幾度となく吐き出してください。そしていつか必ず……聞いてくれる人を見つけて、大切にしてください。


アナタは救われます。生きていけるようになるのです。

そうして、感謝を抱え…アナタは大切な人を支えたいと思い、その人の話を聞けるようになり、支え合えるようになるのです。


自分を待っていてくれた人を大切に思い、心を開き、アナタも待つようになる。話を聞けるようになって、相手も心を開いてくれるようになるんです。その頃には、アナタと相手との関係性は、素晴らしく素敵なものになっているでしょう。





―――――。


ゆっくり吐き出して 深呼吸を忘れずに

ゆっくり聞いて たまに相槌あいづちしてあげたりして

繰り返してしまっても話して

繰り返されてしまっても聞いて

頼って 支えてもらって

頼られたら 支えてあげて

そうして歩んでみたら

弱さが少し、強さに変っているかもしれませんよ?






……こんな事をアナタに伝えた私ですが、自分自身に向けた言葉…だったりするんです。



私は私の大切な存在と共に、生きたいんです。
なんせ、いくら感謝しても足りないですから!
私も…これからなんです!




ご清聴、有難う御座いました。

また……どこかで―――。










END
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