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第十八話
腐男子、監禁陵辱される ※
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(ヤバイ……マジでどうしよう)
時間停止能力は門衛の所で使ってしまったのでもう使えない。
キールも多分鎖で繋がれているから助けに来てくれない。
ってか、キール自身もあの店主に襲われてるからピンチなんだ。
ど……どうするどうするどうする……!
頭をフル回転させたけど状況がヤバすぎて落ち着いて考えられず、いい案が浮かんでこない。
その間にブラウスのボタンを全部外され、パンツのホックも外され、下着ごと膝まで脱がされた。うわあぁぁぁ!
「キミ、僕の超タイプなんだよね。
本当は殺して犯す方が好きなんだけど……先に滅茶苦茶に犯してから、殺して楽しもうかな」
俺は今からここで犯された挙句殺される……?
そう思った途端、背筋がゾッとした。カミユ狂ってる。
そうだ。カミユを鑑定した時、性的嗜好の欄に死体愛好とあった。
キールがいるからって油断してた。
もっと色々と警戒するべきだった。
そもそもついてくるべきではなかった。
出された料理やお酒も鑑定能力を使って調べるべきだった。
せっかくのチート能力ムダにしてるじゃん! 本当にバカだ俺!
後悔しても時すでに遅かった。
すっかり萎えてしまっているモノをカミユはギュッと握り、そのまま口に咥えだした。
「っ……!!」
ヌルッとした感触。カミユの口の中は温かく、唾液が絡まりじゅぼじゅぼ、と卑猥な音が響く。
初めて口でされた……男に! でも手でするのとは全然違う……!
思わず下半身がビクッと反応した。
「……っい、いやあっ……あぁっ……!」
耐え切れず変な声が出てしまった。
ヤバイ、気持ち良すぎる……何だこれ……!?
「フフ、口では嫌がってるクセに、元気に立ってきたよ? こういうプレイが好きなの? 変態だね」
カミユは自分の指を舐めると、口に含んだ俺のモノを上下にネットリ舐めながら俺のお尻の穴に指を入れ、門衛と同じ部分をグリグリ刺激してきた。
「ひぅっ……、あっ、あぁぁっ、いっ、いやっ……そこ嫌だっ……あぅぅっ……!」
前と後ろを同時に刺激され、今まで味わった事のない気持ち良さに目眩がし、心臓がバクバク鳴り出し、汗が吹き出た。
でも目からはいつの間にか涙がボロボロ流れ出ていた。
体は俺の意思に反して感じまくっている。両手を鎖で繋がれ無理矢理犯されているのに。
前を上下に舐められる度、後ろの前立腺に触れられる度に全身に電流が走りビクビクする。
こんな狂った奴に無理矢理イかされそうになっている……嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ!
「あ~、いいね、その泣き顔、ゾクゾクするよ……ホラ、もうイッても良いんだよ? 僕に、泣きながらイク所を見せてよ……!」
より一層激しく口で吸われて舐められて、後ろも指を出し入れされながら刺激され、俺は……もう我慢出来ず、涙を流しながらカミユの口の中でイッてしまった。
「……はぁっ、はぁ……うっ……うぅぅ……」
とてつもない脱力感と共に、色んな感情が入り混じり、俺は咽び泣いた。
カミユは俺が出した精液をゴクンと飲み込み
「まだまだ本番はこれからだよ。僕をもっと興奮させてくれよ」
カミユは狂気に満ちた顔でそう言うと下着からビクビク反り立ったモノを出し、俺の口元に宛てがった。
「ホラ、舐めてよ。僕がキミにしたように」
いっ……嫌だっ……無理に決まってる……!!
顔を背けて拒否すると、頬を掴まれ強引に口を開けられ、ググッと捻じ込まれた。
「うぅっ! ……うぐっ……うぅっ……!」
「しっかり根元まで舐めてね。歯を立てたら殴っちゃうからね~」
カミユは俺の頭を両手で掴み、無理矢理前後に動かした。喉の奥に当たる度に吐きそうになる。
苦しい……息が出来ない……気持ち悪い……
「ハァッ……いいよ、キミ上手だね……素質あるよ」
カミユはそう言って俺の口に入っていた物を抜き、俺のお尻の方に擦り付けだした。
(……あぁ、もう駄目だ……)
諦めかけたその時、鉄製のドアが勢いよく開いた。
「ヤマト!! 無事かっ!?」
キール……!! 助けに来てくれたんだ……!
そう思った瞬間、キールの後ろにいたもう一人の人物が部屋に入り、物凄い速さでカミユの首元に剣を突き付けた。
「我が名は王都第二騎士団長、ディルト。
カミユ、貴様を連続強姦、監禁、殺人罪で逮捕・連行する。拒否権は与えられない」
蒼い髪に眼鏡をかけたディルトという名の騎士に剣を突き付けられ、カミユは観念したのか両手を挙げて立ち上がり、続けて入ってきた他の団員達に服を着せられ連れて行かれた。
ディルトさんは剣を腰につけた鞘に戻し、俺の手首についていた手枷を鍵で外してくれた。
(た、助かった……のか……)
ホッとしていたら、キールが俺の傍に駆け寄り、キツく抱きしめてきた。
「ヤマト……ヤマト……」
「キール……ごめん……俺のせいで」
今回の件は俺の責任だ。俺が無警戒過ぎた為、キールまで危険な目に遭わせてしまった。
鑑定能力をもっと有効活用しなくては……今回の件で勉強になった。
キールに抱きしめられたまま色々考えていたら、騎士団長のディルトさんがゴホン、と咳払いし喋り出した。
「そこの黒髪の……ヤマト君と言ったかな、無事で良かった。
私は王都第二騎士団長、ディルト。
先程連行したカミユは第一級殺人犯でね。
この辺りに潜伏・出没しているという情報があって巡回していたんだが……丁度君達がカミユに連れられて店に入っていくのを団員が見つけたんだ」
ディルトさん達は頃合いを見て店に突入し、先にキールを救出し店主を連行。その後ダミーの部屋に阻まれつつ、俺の監禁されている部屋を見つけたらしい。
「カミユは先程も言ったが第一級殺人犯で何人もの人を監禁強姦し、殺している。
厳しい処罰が下り、二度と外の世界へ戻れないだろう。
参考の為、被害者である君達に話を聞きたい。
キール君は被害に遭う前に我々が救出したが……ヤマト君はその……下を履いていないから……奴に何かされたんだろう?」
ディルトさんが顔を赤らめ、顔を横に背けながら再びゴホンと咳払いをする。
!! そういえば俺、カミユにイかされてパンツと下着ずらされたままだったぁぁぁ!! うわぁぁぁぁ!!
真っ赤になって急いで下着ごと上げる。
キールと初対面の騎士団長二人にバッチリ見られた。最悪だ……
服を整えた俺は、ディルトさんに被害に遭った内容と、カミユと初めて会った山小屋の事等も話した(あの熊男も犯罪者かもしれないし)。
何か進展があったら報告すると言われたので、街道の本屋で働いている事を告げ、ようやく店を出られた頃には日が傾きかけていた。
購入していた本達もご飯を食べたカウンターの所で無事見つけたし、キールも被害に遭ってなくて本当に良かった。
「キール、帰ろうか」
そう言ってキールの顔を覗き込んだ。
キールは無言で頷いたが……いつもと少し様子が違って見えた。
時間停止能力は門衛の所で使ってしまったのでもう使えない。
キールも多分鎖で繋がれているから助けに来てくれない。
ってか、キール自身もあの店主に襲われてるからピンチなんだ。
ど……どうするどうするどうする……!
頭をフル回転させたけど状況がヤバすぎて落ち着いて考えられず、いい案が浮かんでこない。
その間にブラウスのボタンを全部外され、パンツのホックも外され、下着ごと膝まで脱がされた。うわあぁぁぁ!
「キミ、僕の超タイプなんだよね。
本当は殺して犯す方が好きなんだけど……先に滅茶苦茶に犯してから、殺して楽しもうかな」
俺は今からここで犯された挙句殺される……?
そう思った途端、背筋がゾッとした。カミユ狂ってる。
そうだ。カミユを鑑定した時、性的嗜好の欄に死体愛好とあった。
キールがいるからって油断してた。
もっと色々と警戒するべきだった。
そもそもついてくるべきではなかった。
出された料理やお酒も鑑定能力を使って調べるべきだった。
せっかくのチート能力ムダにしてるじゃん! 本当にバカだ俺!
後悔しても時すでに遅かった。
すっかり萎えてしまっているモノをカミユはギュッと握り、そのまま口に咥えだした。
「っ……!!」
ヌルッとした感触。カミユの口の中は温かく、唾液が絡まりじゅぼじゅぼ、と卑猥な音が響く。
初めて口でされた……男に! でも手でするのとは全然違う……!
思わず下半身がビクッと反応した。
「……っい、いやあっ……あぁっ……!」
耐え切れず変な声が出てしまった。
ヤバイ、気持ち良すぎる……何だこれ……!?
「フフ、口では嫌がってるクセに、元気に立ってきたよ? こういうプレイが好きなの? 変態だね」
カミユは自分の指を舐めると、口に含んだ俺のモノを上下にネットリ舐めながら俺のお尻の穴に指を入れ、門衛と同じ部分をグリグリ刺激してきた。
「ひぅっ……、あっ、あぁぁっ、いっ、いやっ……そこ嫌だっ……あぅぅっ……!」
前と後ろを同時に刺激され、今まで味わった事のない気持ち良さに目眩がし、心臓がバクバク鳴り出し、汗が吹き出た。
でも目からはいつの間にか涙がボロボロ流れ出ていた。
体は俺の意思に反して感じまくっている。両手を鎖で繋がれ無理矢理犯されているのに。
前を上下に舐められる度、後ろの前立腺に触れられる度に全身に電流が走りビクビクする。
こんな狂った奴に無理矢理イかされそうになっている……嫌だ……嫌だ嫌だ嫌だ!
「あ~、いいね、その泣き顔、ゾクゾクするよ……ホラ、もうイッても良いんだよ? 僕に、泣きながらイク所を見せてよ……!」
より一層激しく口で吸われて舐められて、後ろも指を出し入れされながら刺激され、俺は……もう我慢出来ず、涙を流しながらカミユの口の中でイッてしまった。
「……はぁっ、はぁ……うっ……うぅぅ……」
とてつもない脱力感と共に、色んな感情が入り混じり、俺は咽び泣いた。
カミユは俺が出した精液をゴクンと飲み込み
「まだまだ本番はこれからだよ。僕をもっと興奮させてくれよ」
カミユは狂気に満ちた顔でそう言うと下着からビクビク反り立ったモノを出し、俺の口元に宛てがった。
「ホラ、舐めてよ。僕がキミにしたように」
いっ……嫌だっ……無理に決まってる……!!
顔を背けて拒否すると、頬を掴まれ強引に口を開けられ、ググッと捻じ込まれた。
「うぅっ! ……うぐっ……うぅっ……!」
「しっかり根元まで舐めてね。歯を立てたら殴っちゃうからね~」
カミユは俺の頭を両手で掴み、無理矢理前後に動かした。喉の奥に当たる度に吐きそうになる。
苦しい……息が出来ない……気持ち悪い……
「ハァッ……いいよ、キミ上手だね……素質あるよ」
カミユはそう言って俺の口に入っていた物を抜き、俺のお尻の方に擦り付けだした。
(……あぁ、もう駄目だ……)
諦めかけたその時、鉄製のドアが勢いよく開いた。
「ヤマト!! 無事かっ!?」
キール……!! 助けに来てくれたんだ……!
そう思った瞬間、キールの後ろにいたもう一人の人物が部屋に入り、物凄い速さでカミユの首元に剣を突き付けた。
「我が名は王都第二騎士団長、ディルト。
カミユ、貴様を連続強姦、監禁、殺人罪で逮捕・連行する。拒否権は与えられない」
蒼い髪に眼鏡をかけたディルトという名の騎士に剣を突き付けられ、カミユは観念したのか両手を挙げて立ち上がり、続けて入ってきた他の団員達に服を着せられ連れて行かれた。
ディルトさんは剣を腰につけた鞘に戻し、俺の手首についていた手枷を鍵で外してくれた。
(た、助かった……のか……)
ホッとしていたら、キールが俺の傍に駆け寄り、キツく抱きしめてきた。
「ヤマト……ヤマト……」
「キール……ごめん……俺のせいで」
今回の件は俺の責任だ。俺が無警戒過ぎた為、キールまで危険な目に遭わせてしまった。
鑑定能力をもっと有効活用しなくては……今回の件で勉強になった。
キールに抱きしめられたまま色々考えていたら、騎士団長のディルトさんがゴホン、と咳払いし喋り出した。
「そこの黒髪の……ヤマト君と言ったかな、無事で良かった。
私は王都第二騎士団長、ディルト。
先程連行したカミユは第一級殺人犯でね。
この辺りに潜伏・出没しているという情報があって巡回していたんだが……丁度君達がカミユに連れられて店に入っていくのを団員が見つけたんだ」
ディルトさん達は頃合いを見て店に突入し、先にキールを救出し店主を連行。その後ダミーの部屋に阻まれつつ、俺の監禁されている部屋を見つけたらしい。
「カミユは先程も言ったが第一級殺人犯で何人もの人を監禁強姦し、殺している。
厳しい処罰が下り、二度と外の世界へ戻れないだろう。
参考の為、被害者である君達に話を聞きたい。
キール君は被害に遭う前に我々が救出したが……ヤマト君はその……下を履いていないから……奴に何かされたんだろう?」
ディルトさんが顔を赤らめ、顔を横に背けながら再びゴホンと咳払いをする。
!! そういえば俺、カミユにイかされてパンツと下着ずらされたままだったぁぁぁ!! うわぁぁぁぁ!!
真っ赤になって急いで下着ごと上げる。
キールと初対面の騎士団長二人にバッチリ見られた。最悪だ……
服を整えた俺は、ディルトさんに被害に遭った内容と、カミユと初めて会った山小屋の事等も話した(あの熊男も犯罪者かもしれないし)。
何か進展があったら報告すると言われたので、街道の本屋で働いている事を告げ、ようやく店を出られた頃には日が傾きかけていた。
購入していた本達もご飯を食べたカウンターの所で無事見つけたし、キールも被害に遭ってなくて本当に良かった。
「キール、帰ろうか」
そう言ってキールの顔を覗き込んだ。
キールは無言で頷いたが……いつもと少し様子が違って見えた。
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