牧師に飼われた悪魔様

リナ

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第十一章「星砂の子守り唄」

モテ期

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 エスとザクに告白された。それぞれの別のタイミングだったが真剣な告白という事に違いはなかった。

 (まじか…)

「俺、モテ期がきたのかな...」
「は?ルトってば何言ってんのよ」

 アリスが呆れ顔で俺の前にコップを置いた。今俺はアリス達の家に訪れていた。別に大した用事があるわけではなく普通に遊びに来ただけ(ザクは散歩でどこか行ってる)。アリスとは人間になってからも関係が続いており、こうして定期的に遊んだりお茶をしたりしているのだ。

 ちゃぽぽ…

 慣れた様子でアリスが紅茶を注いでいく。ふわっと広がる甘い香り。ふと、コップの横にししゃもが置いてある事に気付く。紅茶のお供という事だろうか。

(何故ししゃも...)

 だが一匹食べてみると意外に合っていた。黙々といただく。

「よっこいせ」
「おっさんかよ」
「いいのよ、自分ん家なんだから」

 おっさんさながらの掛け声でアリスも椅子に座った。頬杖を付きながらこちらを見てくる。

「ていうかさ。ルトがモテるのは今に始まったことじゃないと思うけど?」
「はあ?」
「え、自覚なしだった?」
「いや...」

 昔から同性に好かれやすいのは知っている。迷惑にしか思ってなかったが。

「今までのはヤバイ奴ばっかだったし。そういうのじゃない普通の知り合いに...言われるのは全くの別物と言うかさ」
「あーなるほどねえ」

 アリスがうんうん、と頷いてる。

「盲点だもんね、そういうの」
「ああ…」

 特にエスは未だに気持ちがわからない。告白されたはいいけどあれから一回も会ってないし。まさかあれは夢だったのかと何度考えただろうか。

 (でもあのエスが冗談で告白なんてするわけない)

 何よりヤバいのがキスもしちゃった事だ。エスの気持ちにあてられたのか、俺の中に何かがあったのかはわからないが、たとえ場の空気に流されたといっても自分からキスした事に変わりはない。その事が未だに心に残ってる。

 (ザクは許してくれたけど、自分的に納得できない)

 俺にとっての特別はザクだ。その気持ちに自信を持ちたいのに…また再びエスを前にしたらザクへの気持ちがぶれるかもしれない。そう思ったら怖かった。エスもザクも俺にとっては大切な存在だ。

 (エスは辛い時に助けてくれた。優しい言葉をかけてくれた。一番に思ってくれた……大事な人、だ)

 考えすぎて頭がぐるぐるしてきた。

「.....うう...俺はなんて嫌な奴なんだ..」
「ま、まあまあ!そんな悩まない!そういう時は気分転換よ♪」
「気分転換...?」
「そうっ海で泳ぎましょう!」
「お、泳ぐって…俺がか??」
「あたしだけ行ってどうするのよ!もしやルトって泳げなかったりしてー」
「泳げる!馬鹿にするな!」
「あはは、じゃあいいじゃない!」

 そう言ってアリスに腕を引っ張られる。


 ***


 それからひとしきりアリスと遊んだあと、俺は砂浜で一人、横になった。

「ふう」

 日差しで温まった砂はとても寝心地がいい。目を瞑ってると、ふと、日差しが陰って涼しくなった。

「...?」

 何事かと目を開けると…視界いっぱいにザクの顔が現れた。ギョッとする。

「え、ザク??」
「よっ」

 ザクはにやっと笑った。

「ザク、どうしーっむむっ!?!」

 問答無用でキスされた。しかも舌入れてきたし。外でやるなとあれだけ言ってるのに!睨みつけてもザクは気にせず深いキスをしてきた。

「んん~!!ふっ、んう…!!」

 (息できないって!)

「~~このっ、ゲホゲホ!なに、するんだ!バカザク!」
「けけ、死んでんのかと思って人工呼吸した」
「逆に息吸えなくなってたんだけど??!」
「けけけ~」

 楽しそうに笑ってる。人の気も知らずに呑気な奴め。

「あ!恋人さんだ、こんにちは~」

 泳ぎ疲れたアリスが砂浜にあがってきた。髪と服を絞りながらこちらに向かってくる。

「よう。アリスちゃんだったか」
「はーい。ルトの大親友のアリスでーす!」
「けけっ恋人のザクだ。よろしくな」
「いえーい。ルト大好き同盟として仲良くしましょうね~」
「おう」

 二人は楽しそうに会話していた。なんだかんだザクは女性と話すのが得意らしい。気にしてなかったけど常に女の影もあるし見た目だけじゃなく内面的にも女性にモテるのだろう。

 (男相手とは違ってなんか紳士的というか優しいな)

 アリスと話す姿はあまり見た事がない面でちょっと面白かった。

「アリスちゃん、風邪ひくぜ」

 そう言って自分の上着を差し出すザク。なんだよその気の利いた態度は。その1%でもいいから俺にも紳士的にしろよ。俺がジト目で見てるとザクが笑って近づいてくる。

「拗ねんなって!ルトは俺様の体であっためてやるから~」
「別にすねてない!」
「はいはい、ぎゅーっ」
「やーめーろー!」

 強く抱きしめられる。顔を真っ赤にしながら必死にザクの体を押した。少し離れた所でアリスがクスクス笑ってる。

「ほんと仲いいわね~」

 助けに入る気はないらしい。ため息をつく。ザクの腕からなんとか抜け出し、海に近づいた。夕焼けに染まって水面が赤くなっている。

「…ん?」

 ぼーっと眺めていると波の間に何かが見えた。夕日が逆光になっていてよく見えない。眩しくて涙が滲んでくる。

(なにか浮かんでる...ゴミかな?)

 紐がグルグル巻き付いてる何かが水面に出たり入ったりしている。グルグル巻きにされたものをよく見ていると

(手みたいなのがある...?!)

 溺れてるのか??

 バシャっ!!

「ルト??」
「ルト!」

 二人の慌てる声を背に、俺は急いで海に入った。グルグル巻きの人間らしきものとの距離が半分まで縮まる。やっぱりソレは人間だった。頭や足も見えてるが動いてるかはわからなかった。

 (頼む...!生きててくれ!)

 水をだいぶ飲みながらも目の前にまで来た。もう足がつかない深さで、波もかなり強くなってきてる。早く戻らないと俺もやばい。

「おい!あんた!」

 声をかけても反応はない。心配になってグルグル巻きの顔部分を上に向ける。

「おいっ!起きろ!死ぬぞ!」
「...っぐ、」
「!!!」

 唸った。まだ生きてる!そう安心した時だった。

 ズキリ

 足に嫌な痛みが走る。

(これは...やば、い...!)

 右足をつったっぽい。そう気づいたときは遅かった。体が引きつって浮いてられない。

 ごぼぼぼ・・・っ

 重くなった体が沈んでいく。助けを求めて腕を上げるが、波が蓋をしてしまいすぐに目立たなくなる。

(くそっ...!あと、もう少しなのに!)

 海面に浮かぶグルグル巻きに手を伸ばす。助けたいのに、俺が不甲斐ないせいで何もできないのか。意識が薄れていきながら自分の無力さに絶望する。

『あーもーお人好しなんだからお前は』

 水の中なのに、ザクの声が聞こえる。うっすらと目を開けると、赤い何かが世界を覆っていた。

 (ザク…)

 そこで俺の意識は途絶えた。


 ***


「おーい、ルトー、おーい」
「…」
「おーい起きねーならキスすっぞー」
「…う、やめ…ゴホ!ごほ!」
「っち!ほんとに起きちまった」

 残念そうなザクの顔がすぐそこにあった。ごほごほと噎せてると水が喉からこみ上げてきた。しょっぱい…海水か。

 (あ、そっか。俺溺れたんだっけ)

 そんなことを他人事のように考えてると

『あのっ』
「!」

 聞いたことのない声がして飛び起きた。目の前に紐でぐるぐる巻きにされた青年が座っていた。黄緑色の髪に日焼けした肌。

『おれのせいですんませんっす!』
「へ?」
『おれ、ぐるぐるにされて海に投げられたんす。動けなくて困ってたらあなたの声が聞こえて…』
「あ、」

 海に浮かんでた時意識があったのか。どうりで紐で巻かれながらも浮き続けていたわけだ。

『おれを助けようとしたせいで、あなたまで危険な目に...』
「いや、別に俺は…足つっただけで自業自得だし」
『ダメっす!』

 ぐるぐる巻きにされたままズルズル近づいてくる。可哀想なので紐を解いてやった。嬉しそうに腕を動かしたあと俺をキラキラした瞳で見てくる。後ろでザクが舌打ちした。

『おれ!恩返しをさせてください!』
「...え」
『こんなおれのために命を懸けてくれたあなたに、恩を返したいんす!』
「いやそんな…」

 反応に困ってるとザクがおいおいと間に入ってきた。

「おい、ぽっと出の奴が何言ってやが」
『悪魔は黙っててください』

 青年が懐から星型の砂を取り出しそれをザクに投げつけた。

「んなもん効くかーっがふっ!」

 バタン!

「?!」

 あのザクが一発で倒れた。あまりのショックで俺はすぐに反応できなかった。

(え、え、何事..???)

 ザクの演技かと思っていたが、いくら待ってもザクが倒れたまま。やっと正気に戻る。この前の大怪我も最近やっと治ったばかりなのに。ザクに駆け寄って体を揺さぶった。

「おいっ!ザク!!ザク!大丈夫か!?」
「くかーくかーzzz」
「...ね、寝てる??」
『はい!悪魔にはこの砂で眠ってもらいました!』
「砂?!眠る??」

 胸を張る青年。意味が分からずオウム返ししかできなかった。

「お前…何者なんだ…」
『おれはザントマン、星砂の妖精っす!』
「ざんとまん?」
「聞いたことがあるわ」

 ずっと横で控えていたアリスが口を挟んでくる。そうだ、アリスは元々は妖精だった。彼女なら何か知ってるのかもしれない。

「昔からいる妖精で、人間と共存していたかなり珍しい妖精よ」
「人間と共存??」

 妖精がどうやって?確か妖精は人間に見えないはずなのに。

「姿かたちは見えなくてもいいのよ。子守り唄で人間に親しまれていたから」
「子守り唄…」
『そうっす!“夜更かしする悪い子はどこだ♪ザントマンに目をくり抜かれるぞ~良い子は砂をかけられて眠らされるぞ♪だからねんね、いい子はねんね~♪”…って感じっす!』
「おおー」

 確かに子守り唄っぽい。ちょっと歌詞怖いけど。

(子守唄もだけど、ザクを一発で眠らす砂って効果ありすぎないか…)

 ぶっちゃけ最強かもしれない。

「その、妖精、いやザントマンがどうしてここに」
『ザントでいいっすよ!えっと…』
「俺はルトだ」
『ルトさんっすね、綺麗な名前っす!』
「どうも、それで?続けてくれ」
『あ、おれがこの街に来た理由っすね。それは簡単っす。じいじの約束を守りに来たんす!』
「約束?」
『そうっす!ああ~こうしてられない!すぐに街へ行きましょう!』
「えっ」

 でもザクが、と振り返る。すやすやと大の字で寝ていた。大分起きなさそうな様子だ。

「恋人さんは私が見とくわ。ルトはいってきなよ」
「アリス…」
「彼らは悪い妖精じゃないから、安心して」

 アリスがしっしっと手を振ってくる。その顔はどこか寂しそうだった。なんでそんな顔をするんだろう。

『さあ行くっす!』
「え、あ、おい!」

 ズルズルと引きずられるように街に向かった。


 ***


『うわー!何度来てもすごい人っすね!』

 俺達は今、街の中心部に近い噴水広場に来ていた。夕方ともあって家族連れからカップルまで色んな人が歩いている。噴水台の上でぴょんぴょん飛んでるザントを、俺はベンチに腰掛けながらぼーっと見ていた。当たり前だがザントを視認できてる者はいなかった。

 (あの妖精はこんな街中に一体何の用だ?)

 約束って言ってたけど、まさか街の人間を砂で眠らせまくるとかじゃないよな。

『ルトさん!あれ見てください!』
「え?」

 俺の横にスタッと着地して指差してくる。その方向には子供がいた。五、六歳の男の子とそれより小さい女の子が手をつないで歩いてる。兄妹だろうか。

 (両親とはぐれちゃったのか?)

 ザントが彼らに近づいて自らの懐に手を突っ込む。

「おい、ザント?」
『大変です!眠らさないと!』
「えっ?!ねむらせって、待て待てダメだって!意味わかんないし!」
『なんでっすか』
「いや、まだ寝る時間じゃないし…そもそも知らない子供相手に子守り唄はやらないって』

 俺たちが言い争ってるのを不思議そうに見てる兄妹。俺は兄妹と目線が同じになるよう膝をついた。

「ぼくたち、どこから来たんだ?」
「・・・?」

 俺を不思議そうに見てる。怖がられぬよう笑顔でいると妹の方が俺に手を伸ばしてきた。そして

 ぐいっ

「いたたたたたっ!?」

 思いっきり髪を引っ張られた。普通に痛い。涙目になる。

『あ、ルトさんになにするんすか!』
「いっ、いい、から」

 怒るザントを落ち着かせ、妹の指を優しく撫でた。

「おにーちゃま、まっちろ!」
「そうだよ」

 どうやらこの白髪が気になるようだ。しょうがないのでそのまま握らしておく。兄の方に問いかけてみよう。

「どこから来たんだ?パパとママは?」
「...」

 黙り込む兄。妹がキョロキョロしながら口を開いた。こしょこしょ、と秘密話をするように。

「あのね、ちらないひとと、しゃべっちゃらめなんだよーむむぐ!」
「メグ!だめだろっ」

 妹の口を急いで塞ぐ兄。歳のわりにしっかりしてる兄だ。妹がいるとしっかりするのだろうか。関心してしまう。

 (しかし困ったな、これじゃ探しようがない…)

『眠らすっすか?』
「しないから」
『しょぼん...』
「...いや、ごめん」

 そうだよな。ザントは砂の妖精だ。自分の仕事?を全否定されたらそりゃ落ち込む、よな。

「ごめん、ありがと。今は遠慮しとくってだけだからさ」

 申し訳ない、と素直に謝ると目をうるうるさせながら俺に抱きついてきた。

『ううやっぱ優しいっすね!ルトさん~~~!』
「あーうん…」

 妖精相手だと毒を吐きにくい。なんていっても悪気がないのがわかるのだ。

 (ワンコ系というか…会ったことないタイプだな)

 どう対処すればいいのかわからなくて戸惑ってしまう。

「おにーちゃま、おにーちゃま」

 服の袖を引っ張られ下を向く。妹の方がアイス屋の方を指差した。

「食べたいのか?」
「うん」
「お前には大きくないか...あのアイス」
「おにいちゃんとはんぶんこ!」

 横の兄は黙って俺を睨んでる。しかし、そのお腹からはぐる~っと音が鳴っていた。

「はあ、よしわかった、落とすなよ」

 アイス一つぐらいなら可愛いものだ。スプーンとカップ付きのアイスを買って二人に手渡す。もらった瞬間、むしゃむしゃと美味しそうに頬張る二人。

『可愛いっすね』
「まあな」
『子供は好きっす。素直で優しくて可愛い』
「害のなさそうな顔してて、ロリコンなのか」
『妖精はみんな子供が好きっすよ?』
「…」

 嫌味も通用しないか。言ってるこっちが反省させられた。

「妖精は子供が好きか…まあそういうイメージはあるけども、って、あ!!」
『どうしたんすか』
「やば!」

 少し目を離した隙にフラフラと二人は歩き出していた。その先には柄の悪そうな男たちがたむろっている。このままでは接触してしまう!急いで追いかけるが一足遅かった。

 べちゃっ

「...あ゛?」

 アイスを膝につけられ額に青筋を浮かべる男。兄妹はアイスがなくなってしまったことと怖そうな男に睨まれたことで震え上がっていた。

「...メグ、逃げないと」
「...でも...ふぇ、あ、あいしゅ..」

 兄に引っ張られるがアイスのせいで動けない妹。それにイラついた男が二人を見下ろし

「なんだおめえら、親はどこだ!!」
「っ!」
「ううええ~ん!こわい~!」

 怒鳴られ泣き出す二人。

「ああもう!」

 俺はやっと二人に追いつき、震える彼らを背に隠した。目の前の男と睨み合う。
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