牧師に飼われた悪魔様

リナ

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第十四章「海賊船と呪いの秘宝」

シーカーニバル

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「いらっしゃいいらっしゃい!新鮮だよー!」
「こっちは珍しいお魚がたーっくさんあるぞ!」
「真珠のアクセサリーはいかが?」
「ここでしか出会えないモノ!ほしくねえかーい?」

 牧師業の合間、いつものように生活必要品を買うため街に降りてきた。なにやら市場の方から賑やかな声が聞こえてきた。

「らっしゃいらっしゃい!」
「今だけだよー!」

 街の人間がどんどん声の方に流れていき、大きな人の流れができている。俺はそれを少し離れて見つめたあと隣に立つザクに視線を移した。

「お祭りでもやってるのか?」
「みてえだな。あっちに張り紙があるぜ」

 張り紙の情報によれば、今日は“シーカーニバル”が街で開催されているらしい。年に数回しかないお祭りのためこんなに賑やかになってるようだ。市場の方に行くとすぐにその祭りの内容がわかった。

「おおー!」

 近場では見かけない魚や魚介が街の中央市場に並び、船乗りたちが街中の酒場を埋めていた。船乗りのみやげ話に耳を傾ける者、市場に並ぶ珍しい魚を眺める者、祭りを楽しむ者。皆それぞれ楽しんでいた。街はいつもに増して活気に満ちている。

「船がこんなに港に…」
「いつもは数えれるぐれーの量なのに、今日は1、2…10、30、100以上か??いやもっと入ってきてるなーすっげえ~」
「こんなたくさんの船がきたならそりゃ賑やかになるか」
 =ルトにい!すご~い!=
「あ!こらリリっ!見失っちゃうからもう少しゆっくり!」

 胸ポケットから飛び出した小鳥が前方の人波に突っ込んでいく。急いで追いかけて小鳥の姿を目で追う。が、やはりその姿はもうなくて。

「っけ、またかよ」

 ザクをじーっと見つめると、嫌々という感じでザクが近くの路地に入っていく。次の瞬間赤毛の猫が路地から顔を出した。

 =探してこりゃいいんだろ、探せばー=

 何度もやっている流れなので、さすがに何も言わずとも理解してくれたようだ。

(リリは本当によく迷子になる…)

 ザクは器用に人の足の間を進んでいきやがてその赤い尻尾も見えなくなった。多分、数分もすればリリを見つけて連れてきてくれるだろう。俺は市場から少し離れた時計塔の下まで移動し、そこで待つことにした。

「あら!その白髪はルトじゃない」
「アリス」

 市場の中から見知った顔が出てきた。持っているカゴには溢れんばかりの魚(見たことない魚ばかり)が入っている。すでに市場をまわってきたあとのようだ。

「アリスも来てたのか」
「ええ、見たことない魚がいっぱいあるからさー♪彼と一つ一つ調理していくのが楽しみだわー!」
「惚気をごちそうさま」
「万年惚気カップルが何いってんのよ。そっちこそどうなの?」
「?」

 アリスが顔を近づけてきた。耳元にきて囁いてくる。

「悪魔の彼とはうまくいってるの?」

 同じ人外と人間の恋をした同士だから心配してくれてるのか。少し黙ったあと頷いた。

「まあ、それなりに」
「おおぉ~♪ルトがそういうってことはラっブラブなんでしょーねーふふふ!」

 (俺とザクがラブラブ…?)

 うーん、色々ありすぎて、というかザクにはいつも振り回されてるから、そういうラブラブっぽい空気にはなかなかならないんだが。でも、俺達なりにはうまくいってると思う。そんな事を考えながら、にやけないよう渋い顔をしているとアリスが笑った。

「もーっ照れない照れない♪」

 見抜かれたのが悔しくて咄嗟にそっぽを向いたが、そんな自分に笑えてきて…結局はアリスと一緒に笑ってしまった。

「ねえねえ、今度ダブルデートしましょ!」
「えっ」
「いいじゃない!それともなに?女と歩いたら彼怒っちゃう?」
「いや、そうじゃなくて…どっちかというとザクの方が女好きでアリスが危ないだろ」
「えーなにそれーあははははっ!」

 爆笑してる。笑いすぎてカゴの魚が落ちそうだ。

「あんなにルトの事好きな男が、私なんかに向くわけないでしょ~?ふふっおかしい!」
「わ、わからないぞ…ザクって基本女の人しか好きにならないし!」
「あーあ、ルトは天然ねー。彼もきっと苦労してるわよ」
「はあ?俺は天然じゃない」
「天然は天然って認識しないものよー」

「可愛いねえ、お嬢さんがた」

 アリスと話し込んでいると、いつの間にか3人グループの船乗りたちに囲まれていた。一気に緊張が走る。アリスと一度目配せをしてから、俺が口を開いた。

「生憎だが俺は男だ」

「ええっそんなベッピンさんが男?!」
「いや、そういう嘘かも…」
「ありえねえー!いや、いける…この子なら俺いける気がする!!」

 それぞれ反応を見せる船乗りたち。その隙に背中に手を持っていく。いつでも逃げれるように、とアリスにジェスチャーを送った。小さく頷くアリス。ちらっと周囲を確認する。道いく人たちは俺たちのことを見もしない。

(ま、仕方ないか、市場の声のせいで近くの音しか聞こえないしな)

 他の船乗りも女を口説いてるようだしこの行為自体珍しくないんだろう。

「なあなあ、お嬢さんと坊や。一緒に酒でも飲まないか?」

 どうやら引く気はないようだ。アリスはまあ、喋らなければ可愛いし。俺一人なら喧嘩腰で受け答えしてるが今はアリスがいる。俺が守らないと。

「俺は牧師だ、酒は飲まない」

 嘘だけど。それっぽく言って去ろうとする。

「ちょっ、ちょっと待てよ!」

 がしっと肩を掴まれた。そして後ろに引っ張られる。

「少しでいいって!訪れた島でさ、いい薬もらってさ…」

 耳元で囁かれる。

「男でもヨクなれるらしいぜ?」
「!!やめろ!」

 先ほど同じように囁いてきたアリスとは全然違って、鳥肌が立つぐらい気持ち悪かった。かなり酒臭いし。押しのけて体を離そうとしても屈強な体を持つ船乗り相手では敵うはずもない。

「ほら、いい店しってんだ、いこうぜ!」
「暴れない暴れない~」

 二人がかりで引っ張られていく。残りの一人がアリスの腕を引いていた。抵抗してるが少女の力ではどうしようもない。

(くそっ!!このシチュエーション、何度やれば俺は気が済むんだ!少しは学習しろよっ!)

 自分の無力さを痛感した。唇を噛んで思考を巡らす。

(どうにかして、アリスだけは逃がさないと…!)

 時計塔の下から無理矢理移動させられ、建物の影になった暗い路地に連れて行かれる。一気に人が減り周りには誰もいなくなった。焦りが思考を空回りさせていく。

「ふーん、なーんか面白そうなことやってんじゃーん」

 酔っぱらいのような気怠げな声が路地に響く。聞いたことのない男の声だ。大して音量もないのに響くのは、男の声がかなりの低音だからだろうか。

「誰だ!!お前!」

 船乗りがそう叫ぶと路地から長い足が出てきた。そして全身が現れる。

「可愛い女は一人占めするもんじゃねーなあ」

 白に近いグレーの髪を短く切りそろえ、一束だけ腰まで伸ばしているという不思議な髪型の男が立っていた。服は着崩されているため大きく胸元が見えている。首からかけられた銀色に輝く星のネックレスが胸の前で揺れていた。派手な服を着てるわけじゃないのに、目が奪われる。惹きつけられるというか、顔が整ってるせいもあるだろう。
 俺が男を観察していると、男の方も俺を見てきた。

「なあー、聞いてたんだけどさー」
「?」
「おめえ牧師なんだってー?」
「そ、そうだけど…」

 さっきの会話を聞いていたのか。それで後をつけて止めにはいってくれた…と。

「じゃあ牧師のおめえに話を聞いてもらいたいんだわー、いい?」
「ええっ?!いや、いいけど…」

 船乗り達を見た。今俺、こいつらに絡まれててそれどころじゃないから。

「あ、はいはい、こいつらがいて難しいってわけ」

 男の言葉に船乗りたちの額に血管が浮かんだ。

「こいつらって!てめえこそ口説いてる邪魔してくるなよ!何様だ!」
「そうだそうだ!俺ら船乗りなめるなよ!」
「力仕事で鍛えた俺らの腕力にかかりゃお前なんてそこらの小枝と同じだっつの!」

 ギャーギャー喚く船乗りども。それを興味なさげに見る男。

「ちょ、ちょっとあの人格好よく現れたけど、大丈夫かな…」

 アリスが不安げに男たちを見ている。

 ザッ

 船乗り三人が男に近づいていく。腕の筋肉をムキムキさせながら。男の方は何もしないし腕を上げる様子もない。体をパッと見た感じだとそれなりに男にも筋肉がついているが船乗りたちほどではない。このままだとボコボコにされてしまう。なのに、当の本人は欠伸をしていた。

「ふあ~あ」

 あ、なんか少しだけ雰囲気がザクに似てるかも。顔とか体つきは全然違うけど。そんなことをふと思ってしまった。

(だから目がいくのか・・・)

「覚悟しろ!」
「泣いても許してやらねー!」
「骨の一本ぐらいは挨拶だよな!」

 それぞれ船乗りが叫び拳を振りかざした。隣にいたアリスがキャッといって手で顔を覆う。

 ドカッバキッ!!

 痛そうな音が路地に響いた。つい顔をしかめてしまう。でも、目は男たちからはなさなかった。おかげで、見逃すことはなかった。

「えーっと、なんだっけ?骨の一本は挨拶なんだっけー?」

 涼しげな顔で屈強な男三人を倒してしまう、男の姿を。大して早くもないスピードで船乗りたちの動きを殺し、ついでと言わんばかりに、のろのろと最低限の動きで船乗りたちの足を払ったのだ。
 手際のよさというより場慣れした動きに誰もが言葉を失う。

「どーでもいいけどさー鬱陶しいから早くお前らの暑苦しい顔消えてくれないかなー」

 面倒だ、という顔をしながら三人を見下ろす。そして無表情のまま。

「殺したくなるからさー」

 ドスの効いた声でそう言い放った。今までとは違うピリッとした空気が漂う。それに伴い、皆の動きが止まり少しの間路地が静かになった。

「ひっ」

 しかし次の瞬間、雷にでも打たれたかのようにビクッと震え、立ち上がる船乗り三人。

「「「すっすみませんでしたーーーー!!」」」

 走り去っていく船乗りをぽかーんと見つめる俺とアリス。男はすでに船乗りたちへの興味が失せていたのか俺たちの方に顔を向けていた。

「これで話せるよなー?」

 にまっと笑う。まだピリピリした空気は消えていない。

(ここで断ったら…何をされるかわからないな)

 動揺を胸に押し込め、深く息を吸った。

(ここで引いたら、だめだ)

「わかった、あんたの話を聞けばいいんだな」

 喉がカラカラで声がかすれそうだ。でもなんとか言うことはできた。そんな俺の答えを聞きなぜか男は目を丸くし、

「おもしれー!」

 ケラケラ笑い出した。笑いのツボが全然わからない。

「あんた面白いわー!名前はー?」
「る、ルト」
「俺はイーグルだ、よぉろしくなー」

 にまっと笑いながら握手してくる。

「じゃあ移動し…」

「おーい、ルトー!どこだー!」

 そこで、聞き慣れたザクの声が市場の方から届いてきた。一気に体から力が抜ける。

(よかった!ザクが来てくれた…!)

「お、こんな路地にいたのかよ、って、何やってんだ?」

 匂いで追ってきたのかザクが路地に入ってきた。ザクの右手が握り締められていて、指の隙間から小さな頭がひょっこりと飛び出してくる。

 =ルトにいー!どこいってたのお?=

 元気そうなリリの姿。ザクが手を広げたら今にでも飛び立ってしまいそうな勢い。

「リリ!よかった…!」
 =もう、まいごになっちゃだめだよ~=
「え、俺?!」
 =ルトにいはリリからはなれちゃだめだからね~!=
「いやいや迷子になったのはお前だからな。毎回探させられる俺様の立場にも」
 =さっきあそこでね~おいしそうなおマメみつけたの~=
「聞けよ!!ゴラあ!」
「はは」

 ザクとリリの会話に少しだけ和んでいると、隣のアリスがあっと声を上げた。

「アリス、どうした?」
「あ、あの人消えちゃった…わよ」
「ええっ?!!」

 いつの間にか、あのイーグルとかいう男が消えていた。ザクは不思議そうな顔で俺たちを見ている。

「誰かいたのか?」
「あ、いや…なんでもない」

 こんなに近くにいてザクが気づかなかったのならただ者じゃないのだろう。助けてくれたのは感謝してるが追いかけてまで言うことじゃない。ザクを心配させるだけだしそれとなく流しておいた。

「あ!こんな時間!そろそろ私帰らないと」

 アリスがカゴを持ち直しぽんと手を叩いた。

「じゃあ二人共、リリちゃん、また会おうね~!」

 そういって路地を進んでいくアリス。ふとその足が止まり振り返ってきた。

「そうだ!ルト、忘れないでよ?あの約束!」
「え?あ、ああ」

 ダブルデートの話か。本当はめんどくさいし、ザクを説得するのも大変そうだからなるべくやりたくないが。今日色々と巻き込んでしまったし、埋め合わせのためにも今回は頷いておこう。

「わかった、約束な」
「えへへっ楽しみにしてるんだからー!じゃあねっルト♪」

 投げキッスなんていうお茶目な仕草をしながらアリスは去っていった。その姿を見ていたザクがぼそりと呟く。

「なーんか、お前らって仲いいよなー」
「はは、嫉妬?」
「うるせっ」

 ザクがリリの頭をもう片方の手で優しく包んだ。何も見えなくなったせいでリリがうるさく鳴いてる。何をやってるんだと睨んだら、ザクの顔が近づいてきて

 ちゅっ

「…!!」

 口に触れるだけのキスをされた。そしてザクは何もなかったかのように手を開きリリを解放する。

 =ぷはー!ザクにいのばかー!=
「けけけ、迷子になったお仕置きだバーカ」

 リリと笑いながら路地を出るザク。その背中を睨みつけながら自分の唇をなぞった。

(くそ…キスなんて何度もしてるのに…ドキドキしてしまう…)

 自分のバクバクとうるさい心臓にため息をつきながらその背中を追いかけた。
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