グランストリアMaledictio

ミナセ ヒカリ

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第6章 【龍の涙】

第6章11 【闇の魔導士】

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「さぁさぁ!お昼休憩も終えて、いよいよ第3試合、マジックアルケミストミーニャ選手VS、ハイドロオーシャンズスー選手の試合だァ!」

「やっほー。トゥインクルのカスミちゃんに変わって元気を届けるにゃー!」

「......」

「あれ?無視かにゃ?」

「風神雷鳴」

「にゃ、にゃにゃ!?」

 いきなり始まったスーの攻撃。確かに、もう試合開始はしているが、この攻撃にミーニャは戸惑うだけだ。

「あれ?もう始まってるのかにゃ?」

「えー......一応もう始まっております」

「そうにゃのか!疾風猫雷しっぷうびょうらい!」

 きっと、多くの人はここで"迅雷"では?と思うだろう。だが、ミーニャの場合は"猫雷"なのである。本人の言動を見れば、大体その理由も分かるだろう。

「風魔一閃」

「猫風バリアー!」

 スーの激しい風属性攻撃を、ミーニャも同じ風属性で守る。この試合、持久力の高い方が勝ちになる。

「フゥー!凄まじい風!風!風だァ!」

「うわぁ、こちらにまで届いてきますね」

「風属性同士のぶつかり合いは、台風もを作り出しますからな。そうならない事を祈りますな」

「うにゃにゃにゃにゃにゃにゃー!」

「......風雷」

「魔風激!」

 恐らく、この第2回戦で1番まともな勝負が出来ているであろう第3試合。だが、ミーニャが出ている時点でそう上手く進むわげない。

「うぁーめんどくせぇー!魔風・猫雷激びょうらいげき!」

 ミーニャも天候を変えることができる。

「錬成!陥没しちまえにゃー!」

 狂ってもマジックアルケミストのメンバー。両の手に書いた錬成陣を伝って、錬金術を扱うことも出来る。

 試合会場は、一瞬にして洪水からの地盤が崩れ落ちる。

「錬成」

「にゃにゃ!?お前も錬金術使えるかにゃー!?」

 ミーニャが崩した地面を、スーが一瞬で元に戻す。

「仕方にゃいにゃ。猫風剛撃ねこかぜごうごき!」

「風魔の盾」

「疾風猫雷!からのー、バステトマジック!」

「ハヌマーンウォール」

「にゃぁ!?」

 神の力に対して、神の力で防ぐ。スーは、冷静に、相手の魔法に応じた魔法で応戦している。そして、何も考えずに突っ走るミーニャには疲れの色が出始める。

 いくら体力が有り余るほどあると言っても、強力な魔法を連発すれば、すぐに疲れがやってくる。え?じゃあ、ネイは?となるが、彼女は自分で魔法を撃っていない。というか、そんな事関係なしに秒でネイは疲れる。

「にゃぁ、にゃぁ、中々やるね」

「風魔一閃」

「......猫風バリアー!」

「風魔砲雷」

「にゃぁ!」

 流石のミーニャでも、疲れきっている今ではまともな対応ができない。よって、スーの攻撃をもろに喰らい、ミーニャはその場に倒れた。

「うにゃにゃぁ......」

「ハイドロオーシャンズ、スー選手の勝利だァ!」

「骨のないやつだった」

「うにゃぁ......」

「ダークソウルもそうですが、ハイドロオーシャンズもかなり手強いギルドですねー!」

「初参加で決勝という出来事に恥じぬ戦いぶりですな」

「ええ。惜しかったけど、ミーニャもよく頑張りました!」

「はい!それでは、本日最後の試合に向かいましょう!」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「本日最後の試合!ダークソウルソウセイ選手VS、グランメモリーズB、エレノア選手だァ!」

ーー「良いか。奴らは、恐らく全員黒魔法を扱うことが出来る。一瞬の隙でも見つけない限りは魔法は通らんと考えた方がええ」

 魔法が効かない相手。ヴァルさんの言っていたように、敵にすると一番厄介な能力持ち。剣も弓も扱ったことはないし、ハズレくじを引いてしまった気分だ。

 ヨミさんでも読みを外すことがあるのかな。でも、魔法が完全に効かない相手なんかいない。全力でぶつかればどうにかなる。......そう思って試合が始まったのだが......

「ライトウォール!」

「......」

 魔法を無効化って、自身を守るために放ったものまで無効化してくるのか。戦い辛すぎる......

「エレノア選手!防戦一方!ダークソウルのソウセイ選手が圧倒的に有利だァ!」

 昔から、クジ運はない方だと思っていたが、せめて実力でどうにかできる相手が良かった。こんなの無理無理無理無理。勝てるわけがない。それに、相手のソウセイはずっと無口で気持ち悪いし......

「フェイト・アイスグラウンド!」

「......」

 まただ。また魔法が体をすり抜けて奥の壁に当たった。

 フウロさんが戦っていた時は、一瞬にして決着が着いたため、よく分からなかったが、魔法の無効化ってそういう事だったのか。なんか想像してたのと違う!

「エレノア!負けんな!」

 Bチームの席からヴァルの声が響いてくる。こんな歓声まみれの会場で、よく聞こえてくるもんだ。何か魔法使ってない?

「スター・アイスブラスト!」

「......」

 隙を見つけろとヨミさんは言ったが、肝心の隙が見当たらない。攻撃しても、何の動作もなく魔法はすり抜けて行くし、相手の攻撃は一瞬でやって来るし、これヨミさんならどうにか出来るの!?絶対無理なんだけど。

「フェイト・シャインバースト!」

 ダメだ。やってもやっても攻撃が当たってくれない。

 チラリとグランメモリーズの観覧席に、ひっそりと構えるヨミさんーー今はネイさんなんだっけーーに目を合わせる。

 ヨミさんは、指で「3属性+光属性の超火力を、フィールド全体にぶつけろ。それでダメなら諦めろ」と手話で伝えてくる。

 そんな無茶な......

 でも、やれる事がないならそれしかない。

「フェイト・スターバースト・アイスドウォー・エレクトリックレイン・フルチャージ」

 ダメなら諦めよう。潔く降参しよう。

「ディスチャージ!行っけえぇぇぇぇ!」

 会場すらも包みかねない勢いの魔法は、確かに、奴に当たった感触がした。これ程の魔法を喰らって立っていられる人がいたら、間違いなくそれは化け物だ。

「なっ......うっ!」

「......」

「あぁっ!」

 急に、奴の攻撃が激しくなってきた。

 さっきの攻撃でマナの枯れた私には何も出来ない。

「うぅっ!」

 相手はそれを理解して攻撃してきてる......?

「あぅっ......!」

 いや、今はそれどころではない。マナの枯れた状況で、延々と攻撃され続けるのは勘弁願いたい。

「ライト......バリ」

「......」

「あぁっ!」

「......」

「うっ......!」

 立ち上がる力も残っていない。全身が痛い。痛すぎる。

 こんなの、試合じゃない。明らかにやりすぎだ。もう、私が戦えないのも分かっているのに。

 それに、なんで私の攻撃を喰らって無傷なんだ。あれ程の高威力魔法、例え黒魔法でも、守りきるには相当なマナが必要だ。なのに、奴は疲れていないどころか、私への攻撃をどんどん激しくさせていく。

「す、ストップ!やり過ぎです!この試合、ダークソウルのソウセイ選手の勝利です!」

 試合終了の合図が告げられた。

「......」

「うぁっ!」

 なのに、奴は攻撃をやめない。

「ちょ、ちょっとソウセイ選手!攻撃をやめてください!試合は終わってます!」

「......」

「うぁぁぁっ!」

 違う。こいつは、自分の魔法で守ったわけじゃない。

 どこか、横から誰かが介入してきた。

「......」

「ソウセイ選手!これ以上は失格扱いとしますよ!?やめてください!」

「......創界の記憶人よ。図に乗るな」

 そう言って、ソウセイは立ち去っていった......

 ......

 ......

 ......

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ヴァル「クソっ!あいつらやり過ぎだろ!」

フウロ「同感だ。いくら試合と言えど、あれは度が過ぎてる」

ネイ「まあ落ち着けお前ら。怪我人の目の前じゃぞ」

ヴァル「落ち着いてられるかよ!もう我慢ならねえ。俺は抗議しに行く!」

ヴェルド「俺も付き合うぜヴァル」

 怒りを体現した2人が外に出ようとする。

ネイ「お主らが行っても何にもならんぞ。むしろ、不利になるのは妾達かもしれん」

ヴァル「はぁ?なんでだよ」

ネイ「全部聞いた。今行っても、妾達は国の目が付けられておる。変な行動は起こさん方がええ」

 目を付けられている......?なんで。

 確かに、うちのギルドは騒ぎすぎな方だが、目を付けられるほどの惨事を起こした覚えはない。

ネイ「すまない。妾が悪いんじゃ」

ヴァル「それとこれとは関係ねえだろ!」

ネイ「ああ確かに関係ない。じゃが、運営に訴えても、最終的な決定権を持っておるのは国。それも、ゼイラ王女」

セリカ「あの人が!?」

ネイ「......彼奴が、なんで妾の事を目に付けておるのかは分からん。じゃが、行っても無駄じゃ」

ヴァル「じゃあ、泣き寝入りしろって言うのかよ!」

ヴァハト「落ち着けヴァル」

ヴァル「......じっちゃん」

 何やら、憔悴しきった様子のマスターが現れる。

ヴァハト「悪い、2代目。そこのバカ共よりも先に行ってしもうた」

ネイ「......無駄だったじゃろ」

ヴァハト「ああ。話すら聞き入れてくれんかったわい」

ヴァル「クソがァっ!」

フウロ「大会運営すら敵。どうすればいいんだろうな」

ヴァハト「可愛い可愛いガキ共をボコボコにされて、黙っとらん親はおらん。じゃが、口を開いても理不尽が襲いかかってくるだけ。すっかり、嫌われ者のギルドになってしもうたんじゃな」

テラーチ「なんでもいいが、寝てる奴がいる所でギャンギャン騒ぐんじゃないよ。患者のストレスが溜まっちまうだろうが」

ヴェルド「......あの、ダークソウルってギルド。何なんだ。なんでエレノアを狙ったんだ」

ネイ「......実を言うと、あの試合。ダークソウルの不正があった」

「「「 は? 」」」

ヴァル「おい!それはどういう事だ!」

ネイ「耳元でうるさい......。あの試合はな、ダークソウルのチーム観覧席におったマセイとかいう奴が、エレノアの最大級の攻撃に合わせて最大級の防御陣を敷いておった」

 そんな事が試合中に行われていた......!?

ヴェルド「おい、なんなんだよそれ。不正をした上に、俺達の仲間までボロボロにしやがったのかよ......」

ヴァル「なら、それを運営に言えば......」

フウロ「いや、無駄だろう。それくらいの事、他のギルドの面々も気づいている。ただ、気づいたところでそれは当事者同士の問題。むしろ、そんな事で負けるような弱いギルドに興味はないという事だ」

ヴァル「......」

 ヴァルが歯ぎしりをする。

ネイ「悔しい気持ちも分かるが、今は我慢するしかない。理不尽に抗うことは大事じゃが、抗いすぎて大事な物が見えんくなっても仕方ない」

ヴェルド「......お前は見てるだけだからいいよな!」

 ヴェルドが大声でそう言う。

セリカ「ヴェルド......」

ヴェルド「仲間がこんなになっても何も思わない。所詮、お前は俺達のことを駒としか見てねえってことだろ!」

セリカ「ちょっとヴェルド!」

ヴェルド「何が変わった、だ!結局はただの悪ガキのままじゃねえか!」

ヴァル「言い過ぎだ!ヴェルド!ネイだってそんなつもりで言ったんじゃ......」

ネイ「もうよい」

「「「 ...... 」」」

ネイ「少しは馴染めたと思ってたんですが、どうやら勘違いだったようですね」

セリカ「ネイりん......」

ネイ「風にでも当たって、少し頭を冷やしたらどうですか?人が1人死んでもないのに、大怪我したくらいで騒ぎすぎですよ?」

テラーチ「あんた、その言い分はなんだい!」

ネイ「そのままの意味です。死んでもないのに騒ぎすぎだと」

ヴァハト「いくら2代目でも、その発言は許されませんぞ......」

 ヴェルド、マスター、テラーチの3人が攻撃態勢に入る。

ネイ「私に勝てるんですか?」

「「「 ...... 」」」

ネイ「正解です。私には手を出さない方がいい。あなた達程度じゃ返り討ちに逢うだけです」

ヴァル「......おい、どこに行くつもりだ」

ネイ「どこか、その辺に。夜までには帰ってきますよ」

 誰も、止める気にはなれなかった。

 ネイの言うことは正しいのかもしれない。だけど、感情がそれを許してくれない。

 だって、うちのギルドは、理論で動かず、感情で動くタイプなんだから。

ヴェルド「ヴァル、今はあいつを1人にしとけ」

ヴァル「......やなこった。あいつの口の悪さは俺が治してやらねえといけねえからな」

 ヴァルはいつも通りでよかった。こんな空気の中で、自ら悪役を買ってでるとは、中々に勇気のいることだ。まあ、ヴァルの場合はそんな事を気にしてないんだろうけど。

ヴァハト「......全員、宿に戻っとけ。この事は、追追2代目と相談する」
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