グランストリアMaledictio

ミナセ ヒカリ

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第6章 【龍の涙】

第6章32 【邪龍の咆哮】

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ネイ「邪龍の咆哮!」

「神殺しの咆哮」

 威力は互角。だけど、向こうに押されている。

「......貴様、邪龍だけでなく、神でもあるな」

ネイ「ええ。こんななりでも、時を操る神ですからね」

「相性的には我が有利」

ネイ「そうみたいですね......」

 戦えと言われて戦いだしたが、まさか、この龍が神殺しの法を持っているとは思わなかった。というか、神殺しゴッドスレイヤーの龍がいること自体に驚きだ。

ラナ(どうする?君には相性が悪そうだ。五龍王で行くかい?)

ネイ「いや、ジークがいないから無理です。多少不利でも、無理矢理やるしかありません」

 大丈夫。攻撃さえ当たらなければどうってことはない。

ネイ「邪龍の斬撃!」

「神殺しの刃」

 攻撃を避けてから、奴の皮膚に直接攻撃する。

 戦いにおいて、相手の攻撃を喰らわないというのは大事なこと。ただ、普通なら多少は喰らっても、無理矢理どうにかする方法がある。だが、今回に関しては喰らえば終わり。滅神の攻撃なんて1度だって喰らうことは出来ない。

 さあ、攻撃を喰らった無龍はどう動く?

「神殺しの咆哮」

 やはり、遠距離技で距離を置いてくるか。

ネイ「アマツ、行くよ」

アマツ(承知)

アマツ「傲慢の盾」

 見下す者の傲慢なる守り。いかなる攻撃をも防ぐ。

「......中に、他の龍がいるな?」

アマツ「我、此ノ者ト契約セシ龍王。名ヲ導キノ氷海龍王・アマツト呼ブ」

「なるほど。龍王か......」

アマツ「龍王ノ命ハ絶対。貴様ハ、誰ノ命ヲ受ケテイル?」

「我は、あの空で構える龍王の命を受けている。貴様が龍王でも、我は命に従い、貴様を殺す」

 アマツの権限でも、相手を退かせることは出来ない。どうあっても殺すしかないようだ。

ネイ(アマツ、慈悲はかけなくて大丈夫です)

アマツ「承知シテイル。奴ニ慈悲ハカケナイ。我ハ、ソナタノ命ニ従イ動ク」

 剣の形がレイピアになり、髪色も水色に染まる。アマツが覚悟を決めてくれた証だ。

アマツ「怠惰一閃」

「神殺しの刃」

アマツ「憤怒の氷炎」

「神殺しの咆哮」

アマツ「嫉妬の刃」

「神殺しの蹴撃」

 技と技のぶつかり合い。身体は私のものだが、アマツになってからは大きな力の差を受けることはない。

アルテミス「フィア・ウォタラ・フロウ・アロウズ」

 アルテミス達が、やっと起き上がれるまでに回復してきた。ただ、アルテミス達が起き上がれたところで、手助けにもならない。

 私達、ジークを除いた4体と1人の力で勝つしかない。

 ヴァルは、ちゃんと戦えているだろうか。私と違って、ヴァルにとてつもない力はない。ここで戦ってるよりも、ヴァルのところに行きたい気持ちもある。

ネイ(............)

アマツ「七元氷魔・大罪の剣」

「......それしきか」

アマツ「主、此ノ者ニ、我ノ力ハ通ジナイ」

ネイ(ありがとうアマツ。相手の戦い方は十分に見ることが出来ましたから)

 アマツを一旦意識下に戻す。

 五龍王......で行くにしても、こいつ相手に戦えるかどうか。私には相性が悪すぎる相手。

 ......仕方ない。他の龍殺しドラゴンスレイヤーがいる所に逃げるか。奴も、私を追いかけてきてくれるだろう。となれば、ヴァルが行ってそうな然属性の龍のところに行くか。

ラナ(なるほどね。確かに、君1人では相性の悪い相手だねぇ。だとしても、2体の龍を1箇所に集めるのはどうかとも思うよ)

ネイ「......だとしても、私1人で相手にするのも厳しいです。これ以外に勝ち筋はないように思えます」

ラナ(それなら、ジーク君を呼び戻すかい?)

ネイ「いえ。ジークはあのまま、空の龍の相手をしててもらいましょう。奴らに好きにさせないためにも」

ラナ(分かったよ。君の好きなように戦いたまえ)

 言われなくとも......

「......貴様、逃げ出すつもりか」

ネイ「不利な相手に対して、ずっと相手をし続けられませんよ」

「......逃がすと思うか」

アルテミス「え、ちょ、ネイ、逃げるの!?」

 すみません。これも、策のうちです。

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「邪龍ですか。良いものを見せてくれましたね。まさか、負の感情に支配されてるとは」

ジーク「お嬢はそんな奴じゃねえ!あの力は、俺達龍王によって制御された力だ!負の感情なんざ関係ねぇ!」

「おやおや。まだしがみついていたのですか?しつこいドラゴンさんですね。いつまで耐えることが出来るでしょうか?」

 ちっ、人間のくせに舐めた態度を取りやがって......

 必死にこの龍にしがみついてはいるが、ここからどうすればいいのかが分からない。戦おうにも、こいつの飛ぶ速度が早すぎて、追いつくのがやっとだ。

 お嬢がいてくれたら、上にいる変な奴もぶっ飛ばせるってのによォ。クソっ。

「ほら、見てください。下の光景を。あの邪龍、無龍を然龍のところにまで惹き付けてますね。流石は、元天才軍師といったところでしょうか」

ジーク「お前、お嬢について何を知っている?俺が知らねえお嬢を知ってるんだろ?」

「ええ、知ってますとも。確か、10歳くらいの時の彼女に出会ったことがありましてねぇ。まあ、その事は忘れてしまったようですが。と言っても、私自身も忘れていたのですがね。彼女に会って思い出しましたよ」

 意味が分からねえ。何を言ってるんだこいつは。

「ジーク......でしたっけ?」

ジーク「ああ?なんだ」

「あなたも、彼女を通じて、この世界の歴史を見たことがありますよね?」

 いきなり何を言い出すんだこいつは?

ジーク「......一応、色々と聞いたさ。お嬢には、お喋りな仲間が多いからな」

「そうですか。ならば、こんな話をしてみましょうか」

ジーク「なんだ?」

「これは、世界の禁忌に触れた者の物語......」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

ヴァル「クッソ!こいつ、ぶにぶにしてて攻撃が通らねえ!」

ヴェルド「しっかりしてくれよヴァル!お前が攻撃しねえとダメージを与えられねえんだぞ!」

ヴァル「分かってるわ!そんくらい」

 お前らには分からねえだろうが。俺の炎が一切効かねえ。この、弾力ありまくりの皮膚のせいで。

 さて、どうする?出来そうなことは全部やってみた。それでも、こいつにダメージが入った節はない。

「そろそろ限界が近づいてきたか?火の龍殺しドラゴンスレイヤー

ヴァル「バカヤロウ。まだ諦めるには早いってんの!」

 諦めるつもりはない。だが、その気持ちだけでどうにかなる相手ではない。誰でもいいから、戦う龍を取っ替えてくれねえかな。

ネイ「ヴァルー!」

ヴァル「......?ネイ?」

 翼を広げてネイが飛んできた。

 てっきり、もう終わったのかと思ったが、後ろにでっけぇ二足歩行型で、羽と腕が同じ部位になっている灰色の龍がいた。

ヴァル「お前、何しに来たんだ?」

ネイ「私じゃ、あれの相手は厳しいので、ヴァルのと取っ替えです」

ヴァル「......」

ネイ「......」

ヴァル「......あ、そういう事か。よし、取っ替えだ!」

 都合よく現れてくれたもんだ。だが、この状況は、ただ取っ替えたと言うより、2対2の形にしたと言うべきだろう。

「ほう、火の龍殺しドラゴンスレイヤーか」

ヴァル「舐めんなよ。こちとら、あのぶにぶにドラゴンは相手に出来なかったが、お前はしっかりと調理してやっからな!」

「活きのいい小僧だ」

 俺は、無属性の龍へ、ネイは、然属性の龍へと向き直る。

ネイ「神殺しの法を持っていなければ余裕です!あなたの命、あと30分で尽きます!」

「小娘か......我の相手が貴様で務まるとは思えんな」

「舐めないでください。これでも、邪を司る龍殺しドラゴンスレイヤーですから」

 お前の場合、それはただのオマケ機能だな。本当の力はもっとヤベぇもんだろ。

ヴァル「......」

 こいつはこいつでヤバそうな相手だな。さっき、ネイが神殺しとかなんとか言ってたな。神殺しゴッドスレイヤーか?

 まあ、なんでもいいや。ぶっ飛ばしてやる。

ヴァル「地獄龍の、咆哮!」
ネイ「邪龍の、咆哮!」

「......っ!!」

「......っ!!」

 さっきまでと違って、ちゃんと効いてる。やっぱ、ただ単に相性が悪かっただけなんだな。

「小僧、やるな」

「小娘、思った以上の力だな」

 俺達、最強のペアを舐めるなっての。2人揃えば最強だ。

ヴァル「行くぞネイ。合体技だ」

ネイ「え?アレでやるんですか?」

 だって、アレくらいしか強い魔法はねえだろ。

ネイ「そんなに手を合わせたいのなら、仕方ないですね」

 こいつめんどくせえな。戦いの時くらい、真面目な思考をしてろ。

ヴァル&ネイ「「 神聖奥義・親愛の絆 」」

「「 っ......!! 」」

 どうだ?これで死んでくれてたら楽なんだが......

「今のは、少しだけ効いたな」

「シエル、お前、ボロボロになっているぞ」

「そう言う貴様こそ、自慢の皮膚はどうした?」

「あーあ、見事に焼かれちまった」

 倒すことは出来なかったが、かなりのダメージは入ったらしい。

「小僧、本物の滅龍奥義というものを見せてやる」

ヴァル「ああ?」

「滅龍奥義・虚無の支配者」

「滅龍奥義・神木の怒り」

ネイ「......!全員伏せて!」

 ......

 ......

 ......

ヴァル「......なんだ......これは?」

 半径何キロか分からないくらいの距離で、街が消えていた。

「外したか」

「次をやればいい話だ」

 おいおい嘘だろ?こんな奴らを俺達は相手にしているのか?

ジーク「グァァァァァッ」

 空から、火のドラゴンが落ちてきた。

ヴァル「その声、ジーク!?」

ジーク「......?おう、坊主!丁度いい。乗れや!上にいる龍王様を倒しに行くぞ」

 龍王......そうか、その龍王を倒せばこいつらを鎮められるのか。だからネイは真っ先に上にいる奴を狙ってたのか。

ヴァル「頼むぞ!ジーク!」

ネイ「え?ちょっと、ヴァル!この2体を相手にしろって言うんですか!?」

ヴァル「悪ぃネイ!一瞬で終わらせてくるから!」

 ネイには悪いが、まああいつなら2体程度は相手に出来るだろう。それに、あそこにはセリカ達もいるわけだしな。

ヴァル「待ってろ龍王......!」

ジーク「ぶちどめすぞ!坊主!」

ヴァル「おう!」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「小僧が逃げたか」

「まあ良い。滅龍の法を使うものは、これで小娘1人となった」

「我は、この者に対して有利である。ここは、我が先頭に出よう」

「任せたぞ」

 どうしよう......。私1人でこの2体を相手に......

 いや、無理でしょ。然属性の龍だけなら、普通に勝てるだろうけど、神殺しの龍までいたんじゃ話にならない。

 後ろにいる、セリカ達を守ることさえ出来ない。

ネイ「っ......」

「神殺しの咆哮」

「然龍の咆哮」

ネイ「邪龍の、咆哮!」

 ダメだ。無龍1体の力に劣るのに、そこに追加で然龍の力まで合わさったら、私に勝ち目はない。

ネイ「うっ......」

 最初から押し続けられ、激しく飛ばされた。

セリカ「ネイりん!」

「たったの1発でくたばったか......」

「ならば、龍王の命の続きをしようか」

セリカ「......させない!あんた達、龍に好き勝手にはさせない!サモンズスピリット・カグヤ!」

エレノア「フェイト・シャインバースト!」

フウロ「桜花・桜の舞!」

ヴェルド「アイススピアレイン!」

シアラ「ウォタラブレード!」

 ......

 ......

 ......

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「なんだ?この魔法は」

「人間の魔法。滅龍の力のない魔法に、我らは殺られはしない」

「ハエにもならんな」

 みんなで、全力で攻撃してるのに、一切攻撃が入らない。龍が魔法を無効化にするというのは聞いていたが、まさか一切合切だとは思わなかった。

カグヤ「ご主人様。奴ら龍に、我ら精霊は抵抗することが出来ません。ですが、唯一抵抗することが可能な精霊が1体だけおります」

 それは......多分、私じゃ召喚できない精霊。

カグヤ「ウラノスでございます。彼ならば、この龍を相手にすることも可能でしょう。ですが......」

セリカ「私にウラノスを召喚することは出来ない......」

カグヤ「......ええ」

 私が、変な事情を抱えていなければ、この状況を打開できたかもしれない。いや、抱えていなくとも、私にはウラノスを召喚できない。

「我らに仇なすのならば、貴様ら滅龍以外の人間にも容赦はしない」

ヴェルド「何をやろうってんだ?何やっても、防ぎきってみせるぜ」

「ふん、ただの強がりが」

シアラ「強がりなんかじゃありません。私達ならば、龍の攻撃を全て防ぎきってみせます」

エレノア「大丈夫。私達、グランメモリーズは、どんな相手にも屈しないから。ですよね?セリカ」

セリカ「うん!私達ならやれる!」

「どうする?リライズ」

「やってしまえ。シエル」

「「 双龍滅龍奥義・然無虚木ねんむきょぼく 」」

セリカ「みんな!」

「「「 おう! 」」」

 滅龍の奥義だって、私達で防いでみせる。これ以上、この街を破壊させはしない!ネイにばっか守られている私達じゃない!

 例え、その魔法で死ぬのだとしても、最期の一瞬まで諦めはしない。

 ......

 視界に、大きな自然の風景が映り......

 ......

 視界を、真っ白に染めあげるほどの光に包まれる。

 ......

 人間の魔法では無理。ここで死んでしまう。まだ、やりたい事がたくさん残っているのに......

「グランフィールド・無魔!」
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