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第0章 【グラン・ゼロ・ストーリー】
第0章3 【冒険】
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宝探しをしにやってきたという海賊さん3人を引き連れ、私が向かうは島の中心にそびえ立つ大きな大樹の下。
私自身、ここが何なのかは全然分からないんですけど、キラキラと光る大きな石を大層大事そうに祀っていたので、多分、海賊さんが探してるとしたらそれでしょう。
大事なものってのはわかってるんですけど、どうせこの島に住むのは私1人。つまりはこの島にあるものは私がどう扱おうが知ったこっちゃねぇって話ですよね。
ラウス「なあ、本当にこの先に宝があるって言うのか?」
と、背の高い草木を掻き分けながら進むラウスさんが、チラッとこちらを振り返ってきながらそう言います。
「ありますよ~。大きな大きな光る石が」
シャウト「石か......」
モルガン「まあ、宝石だって突き詰めれば石ころみたいなもんだし、期待してもいいんじゃないか?」
シャウト「そうだな」
むぅ......文句があるならついてこなくていいのに......いや、それだと私が外の世界に旅立てなるからダメなのか。うーん......。
まあ、見れば宝だって認めてくれるはずですし、私は1人、鼻高々にしてれば良いのです。
「あ、そろそろです。もう少しで祭壇っぽいところが見えてきますよ」
ラウス「おう、そうか」
あんまり期待して無さそうですね。本当にこの人達お宝探しでこの島にやって来たんですかね?私が気にすることじゃないんでしょうけど。
そうして、高い草むらを掻き分け続け、いよいよ例の祭壇が見えてきました。ここに来るのは5年ぶり?くらいになりますかね。記憶が正しければ、あの事件の日以来、1回も来てないはずなんですよね。存在自体を忘れてましたし、欠片の興味もありませんでしたから。
ラウス「で、どこにあるんだ?大きな光る石ってのは」
先頭で、広場に一番乗りしたラウスがキョロキョロとしながらそう言ってきました。
「どこも何も、そこにご丁寧に飾られているはずですよ?」
ラウス「そこ?あー、なんか変な陣の中心にあるあれか?」
私が指さした方へとラウスが駆け寄り、またしてもそこでキョロキョロと地面の方を見ます。
ラウス「光る石なんてどこにもねぇぞ?」
「そんなはずありません。絶対にあるはずです、光る石が」
ラウス「本当か?」
「本当です」
ラウス「何も無いぞ?」
ラウスの目は節穴なんですかね?5年前には確かに存在していたはずの物ですし、この5年間、誰1人としてこの島に訪れた者はいないのですから、誰かが私の知らないうちに取っていった、なんてことはないはずですけど......
シャウト「確かに、何も無いな」
ラウス「だろ?確かに、ここら辺が変に凹んでるから、ここらになんか置いてあったんじゃねぇかなぁってのは分かるんだが......」
モルガン「まあ、大方5年前の大火災で巻き添えを喰らったのだろう」
「そんなぁ......」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「うぅ......外の世界に出られると思ったのに......」
祭壇の中心から少し離れた木陰でゼラがなんか負のオーラを出して俯いている。
まあ、気持ちは分からなくもねぇな。
「どうするよ?俺らに関係ねぇけど、ちょっと可哀想だぜ」
モルガン「そうだな。まあ、こんな島に1人残すってのも可哀想ではあるし、連れて帰るか?シャウト」
シャウト「俺に聞くな。お前らで決めろ」
相変わらずだな......まあいいや。
宝石がねぇってのは残念な話だが、あのババアに一矢報いることが出来るってんなら、ここに足を運んだことも無意味じゃなくなる。
「......なあ、宝石って、本当に燃えちまったのか?」
シャウト「......どういう事だ?」
ラウス「いや、確かにこの島に近づくバカなんていねぇから、誰かが盗んだなんて可能性は考えねぇけど、ここら、燃えた跡なんて残ってるか?」
モルガン「......確かに」
シャウト「言われてみればそうだな。宝石の耐久値なんて物によって変わる。だが、全焼するほどなら、5年経っても燃え跡くらい残っててもおかしくないな」
「だろ?でも、ここらにはそんな跡は1つもない」
「「「 ...... 」」」
自分で言い出しといてなんだが、だから何だって話になる。俺が考えた可能性としては、誰かが盗んでいったって事くらいだが、ゼラの話を聞く限りでは、この5年間誰も来てないって言うし、その線は薄そうである。まあ、見落としてるだけってことも考えなくはないんだが。
モルガン「実物を見たわけじゃないから何とも言えんが、5年の間に別の災害が起きるとかして、飛ばされていったという可能性も考えられなくはないな」
シャウト「いや、その線は無いだろう。仮にもこの島の住民に祀られていたものだ。たかが災害如きで飛ばされるようになっているとは考えられん」
「でもよ、ほぼ地べたに近いところに置かれてたっぽいもんだぜ?弱い衝撃には耐えられるが、強いやつには耐えられない、なんてことになっててもおかしくはないと思うぜ」
シャウト「......そうか」
まあ、ここで考えてても埒が明かない話ではあるんだが......。
近くの木陰では未だにゼラが落ち込んでるし、悩む時間もそろそろにしとかないとな。
「うしっ、この話は一旦お預けにして、そろそろ本部に戻ろうぜ」
モルガン「そうだな。俺達だけで悩んでても仕方ない」
シャウト「船の準備をしてくる。お前らはあの子に話をしておけ」
「分かった」
シャウトが1人、船がある方へと歩き出し、俺とモルガンはゼラの方へと歩み寄る。
ゼラ「何ですか。私にもう用はないはずでしょう」
「あー、そうかもなー。でもな、俺らは世界中の宝を探す賊なんだ。1度目ェ付けた宝を逃すなんて事はしたくねぇ」
ゼラ「......だったら何です」
ゼラが、若干の涙腺を残した顔をこちらに向けてきてそう言う。
目に光がなく、13とか言ってた割には幼い......いや、13だったらこんなもんなのか。まあ、俺達の国ではあまり見ない珍しいタイプの顔だ。もしかしたら、これは瘴気の影響なのかもしれねぇな。俺の知ったことではないが。
「なあ、嬢ちゃん。俺らと一緒に宝探しをしねぇか?」
ゼラ「......?」
「嬢ちゃんじゃねぇと、この島にある宝が何なのか分からねぇんだ。だから、俺達と一緒にこの島の宝を探しに行こうぜ」
ゼラ「......でも、あの石は燃えたはずなんじゃ」
モルガン「俺達で考えを巡らせたところ、その可能性は極めて低いという判断に至った。それに、この島の住民のことを考えれば、突風などで簡単に飛んでいってしまうような構造になっているとは考えられない。よって、可能性の話ではあるが、盗まれた可能性もある」
ゼラ「だから、一緒に探しに行けと?」
「まあ、そういう事だ」
盗まれた可能性なんて、無いに等しいと思うけどな。
ゼラ「分かりました。そういう事なら行きましょう!我が冒険の第1歩へ!」
「おわっと!」
急にゼラが立ち上がり、海の方へと指を向けて元気よく背を伸ばす。
......なんだかんだ言っても子供だな。13歳だし、冒険心が疼く頃なんだろうな。
ゼラ「さあ行きましょう!冒険者達よ!我らの冒険小説は最初の1ページを刻み始めたばかりです!ふっふっふーん♩」
スキップしながら船とは真反対の方向へと歩き出すゼラ。楽しみなのは分かるが、方向くらいは間違えないでくれ。
モルガン「ところで、今更俺が言うのもあれだが、お前の口ぶりからしてしばらくはあの子と一緒にいるつもりなんだな?」
「......あ」
やっべ。流れでつい口走っちまった。
そうだよ、あのババアに全部押し付けるって話してたじゃねぇかよ!俺のバカ!
モルガン「まあ、悪くはないと思うぞ。もしかしたら、あの子がとんでもない幸運を運んできてくれるかもしれんしな」
「そうか?」
モルガン「なんせ、5年前の瘴気事件から生き残ってる子だ。相当運は良いはずだ」
「そういうもんかなぁ」
俺は運なんて信じないが、もしも本当に神様って奴がいるのなら、どうか俺に飛びっきりの幸運を持ってきて欲しいぜ、全く。
......
......
......1000年前の再霊島。そこには1人の少女が冒険を求めてひたすらに待ちぼうけをしていました。待っても待っても現れないそれらしき人たち。しかし、今日というこの日にやっとその待ち人が現れました。彼らの名は『ラウス』、『モルガン』、『シャウト』。そうです。後のグランメモリーズ結成の際のメンバーとなる人達です。
彼らと、この時はまだ己の力に気づいていなかった強欲の魔女が、様々な国を旅して見つけたお宝は何だったのでしょうか?緑溢れる自然の国や、和を尊ぶ白の国、冷徹なりて血の香りがする黒の国。更には、龍との契約を結びし国に、賊のみが集う国まで。この世界にはたくさんの国、いえ、"冒険"が待っています。ええ、それはもう、1冊の本で語り終えるには難しいほどにたくさんの冒険が!しかし、今回は私が特に気に入っているお話を幾つかお話させていただきましょう。
まずは......そうですね。では、私が初めて見た"外の世界"からのお話をしましょうか。
それは、漁業によって栄えた、港町『シージュアル』でのお話です。綺麗な海にただの鳥たちでさえ、宝石のようにキラキラと輝いて見える朝焼け。私の冒険の始まりは、ここから刻まれていくのです。まあ、ほんの少ししか冒険譚はないのですが......いえ、ほぼほぼ無かったと思います。
......おや?仲間がもう1人足りないそうですね。まあ、彼女はまだこの時はいませんから、今は気にしないでください。
私自身、ここが何なのかは全然分からないんですけど、キラキラと光る大きな石を大層大事そうに祀っていたので、多分、海賊さんが探してるとしたらそれでしょう。
大事なものってのはわかってるんですけど、どうせこの島に住むのは私1人。つまりはこの島にあるものは私がどう扱おうが知ったこっちゃねぇって話ですよね。
ラウス「なあ、本当にこの先に宝があるって言うのか?」
と、背の高い草木を掻き分けながら進むラウスさんが、チラッとこちらを振り返ってきながらそう言います。
「ありますよ~。大きな大きな光る石が」
シャウト「石か......」
モルガン「まあ、宝石だって突き詰めれば石ころみたいなもんだし、期待してもいいんじゃないか?」
シャウト「そうだな」
むぅ......文句があるならついてこなくていいのに......いや、それだと私が外の世界に旅立てなるからダメなのか。うーん......。
まあ、見れば宝だって認めてくれるはずですし、私は1人、鼻高々にしてれば良いのです。
「あ、そろそろです。もう少しで祭壇っぽいところが見えてきますよ」
ラウス「おう、そうか」
あんまり期待して無さそうですね。本当にこの人達お宝探しでこの島にやって来たんですかね?私が気にすることじゃないんでしょうけど。
そうして、高い草むらを掻き分け続け、いよいよ例の祭壇が見えてきました。ここに来るのは5年ぶり?くらいになりますかね。記憶が正しければ、あの事件の日以来、1回も来てないはずなんですよね。存在自体を忘れてましたし、欠片の興味もありませんでしたから。
ラウス「で、どこにあるんだ?大きな光る石ってのは」
先頭で、広場に一番乗りしたラウスがキョロキョロとしながらそう言ってきました。
「どこも何も、そこにご丁寧に飾られているはずですよ?」
ラウス「そこ?あー、なんか変な陣の中心にあるあれか?」
私が指さした方へとラウスが駆け寄り、またしてもそこでキョロキョロと地面の方を見ます。
ラウス「光る石なんてどこにもねぇぞ?」
「そんなはずありません。絶対にあるはずです、光る石が」
ラウス「本当か?」
「本当です」
ラウス「何も無いぞ?」
ラウスの目は節穴なんですかね?5年前には確かに存在していたはずの物ですし、この5年間、誰1人としてこの島に訪れた者はいないのですから、誰かが私の知らないうちに取っていった、なんてことはないはずですけど......
シャウト「確かに、何も無いな」
ラウス「だろ?確かに、ここら辺が変に凹んでるから、ここらになんか置いてあったんじゃねぇかなぁってのは分かるんだが......」
モルガン「まあ、大方5年前の大火災で巻き添えを喰らったのだろう」
「そんなぁ......」
※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※
「うぅ......外の世界に出られると思ったのに......」
祭壇の中心から少し離れた木陰でゼラがなんか負のオーラを出して俯いている。
まあ、気持ちは分からなくもねぇな。
「どうするよ?俺らに関係ねぇけど、ちょっと可哀想だぜ」
モルガン「そうだな。まあ、こんな島に1人残すってのも可哀想ではあるし、連れて帰るか?シャウト」
シャウト「俺に聞くな。お前らで決めろ」
相変わらずだな......まあいいや。
宝石がねぇってのは残念な話だが、あのババアに一矢報いることが出来るってんなら、ここに足を運んだことも無意味じゃなくなる。
「......なあ、宝石って、本当に燃えちまったのか?」
シャウト「......どういう事だ?」
ラウス「いや、確かにこの島に近づくバカなんていねぇから、誰かが盗んだなんて可能性は考えねぇけど、ここら、燃えた跡なんて残ってるか?」
モルガン「......確かに」
シャウト「言われてみればそうだな。宝石の耐久値なんて物によって変わる。だが、全焼するほどなら、5年経っても燃え跡くらい残っててもおかしくないな」
「だろ?でも、ここらにはそんな跡は1つもない」
「「「 ...... 」」」
自分で言い出しといてなんだが、だから何だって話になる。俺が考えた可能性としては、誰かが盗んでいったって事くらいだが、ゼラの話を聞く限りでは、この5年間誰も来てないって言うし、その線は薄そうである。まあ、見落としてるだけってことも考えなくはないんだが。
モルガン「実物を見たわけじゃないから何とも言えんが、5年の間に別の災害が起きるとかして、飛ばされていったという可能性も考えられなくはないな」
シャウト「いや、その線は無いだろう。仮にもこの島の住民に祀られていたものだ。たかが災害如きで飛ばされるようになっているとは考えられん」
「でもよ、ほぼ地べたに近いところに置かれてたっぽいもんだぜ?弱い衝撃には耐えられるが、強いやつには耐えられない、なんてことになっててもおかしくはないと思うぜ」
シャウト「......そうか」
まあ、ここで考えてても埒が明かない話ではあるんだが......。
近くの木陰では未だにゼラが落ち込んでるし、悩む時間もそろそろにしとかないとな。
「うしっ、この話は一旦お預けにして、そろそろ本部に戻ろうぜ」
モルガン「そうだな。俺達だけで悩んでても仕方ない」
シャウト「船の準備をしてくる。お前らはあの子に話をしておけ」
「分かった」
シャウトが1人、船がある方へと歩き出し、俺とモルガンはゼラの方へと歩み寄る。
ゼラ「何ですか。私にもう用はないはずでしょう」
「あー、そうかもなー。でもな、俺らは世界中の宝を探す賊なんだ。1度目ェ付けた宝を逃すなんて事はしたくねぇ」
ゼラ「......だったら何です」
ゼラが、若干の涙腺を残した顔をこちらに向けてきてそう言う。
目に光がなく、13とか言ってた割には幼い......いや、13だったらこんなもんなのか。まあ、俺達の国ではあまり見ない珍しいタイプの顔だ。もしかしたら、これは瘴気の影響なのかもしれねぇな。俺の知ったことではないが。
「なあ、嬢ちゃん。俺らと一緒に宝探しをしねぇか?」
ゼラ「......?」
「嬢ちゃんじゃねぇと、この島にある宝が何なのか分からねぇんだ。だから、俺達と一緒にこの島の宝を探しに行こうぜ」
ゼラ「......でも、あの石は燃えたはずなんじゃ」
モルガン「俺達で考えを巡らせたところ、その可能性は極めて低いという判断に至った。それに、この島の住民のことを考えれば、突風などで簡単に飛んでいってしまうような構造になっているとは考えられない。よって、可能性の話ではあるが、盗まれた可能性もある」
ゼラ「だから、一緒に探しに行けと?」
「まあ、そういう事だ」
盗まれた可能性なんて、無いに等しいと思うけどな。
ゼラ「分かりました。そういう事なら行きましょう!我が冒険の第1歩へ!」
「おわっと!」
急にゼラが立ち上がり、海の方へと指を向けて元気よく背を伸ばす。
......なんだかんだ言っても子供だな。13歳だし、冒険心が疼く頃なんだろうな。
ゼラ「さあ行きましょう!冒険者達よ!我らの冒険小説は最初の1ページを刻み始めたばかりです!ふっふっふーん♩」
スキップしながら船とは真反対の方向へと歩き出すゼラ。楽しみなのは分かるが、方向くらいは間違えないでくれ。
モルガン「ところで、今更俺が言うのもあれだが、お前の口ぶりからしてしばらくはあの子と一緒にいるつもりなんだな?」
「......あ」
やっべ。流れでつい口走っちまった。
そうだよ、あのババアに全部押し付けるって話してたじゃねぇかよ!俺のバカ!
モルガン「まあ、悪くはないと思うぞ。もしかしたら、あの子がとんでもない幸運を運んできてくれるかもしれんしな」
「そうか?」
モルガン「なんせ、5年前の瘴気事件から生き残ってる子だ。相当運は良いはずだ」
「そういうもんかなぁ」
俺は運なんて信じないが、もしも本当に神様って奴がいるのなら、どうか俺に飛びっきりの幸運を持ってきて欲しいぜ、全く。
......
......
......1000年前の再霊島。そこには1人の少女が冒険を求めてひたすらに待ちぼうけをしていました。待っても待っても現れないそれらしき人たち。しかし、今日というこの日にやっとその待ち人が現れました。彼らの名は『ラウス』、『モルガン』、『シャウト』。そうです。後のグランメモリーズ結成の際のメンバーとなる人達です。
彼らと、この時はまだ己の力に気づいていなかった強欲の魔女が、様々な国を旅して見つけたお宝は何だったのでしょうか?緑溢れる自然の国や、和を尊ぶ白の国、冷徹なりて血の香りがする黒の国。更には、龍との契約を結びし国に、賊のみが集う国まで。この世界にはたくさんの国、いえ、"冒険"が待っています。ええ、それはもう、1冊の本で語り終えるには難しいほどにたくさんの冒険が!しかし、今回は私が特に気に入っているお話を幾つかお話させていただきましょう。
まずは......そうですね。では、私が初めて見た"外の世界"からのお話をしましょうか。
それは、漁業によって栄えた、港町『シージュアル』でのお話です。綺麗な海にただの鳥たちでさえ、宝石のようにキラキラと輝いて見える朝焼け。私の冒険の始まりは、ここから刻まれていくのです。まあ、ほんの少ししか冒険譚はないのですが......いえ、ほぼほぼ無かったと思います。
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