グランストリアMaledictio

ミナセ ヒカリ

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IIIStorys 【勝利の女神】

第12章10 【折れた心】

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「逃げられた……か」

タハルカ「ええ。あの後王族を退けて崖下を調べてみましたが、彼女の死体は愚か、血痕1つすら残らぬ状況」

アメン「相手は神様だって話だろー?んなら、こっそり逃げられたって何も不思議じゃねぇなー」

デン「神様神様つってるけどよー、弱体化してんだろー?なら何でそんな神業みてぇなことが出来んだよ」

ネフェル「もしかしたら、ちょっとずつ世界に適応してきてるんじゃない?ほら、遠目から私見てたけども、あの子いつの間にか普通に元気になってるじゃん?」

「それもあるかもしれない。精神状態の安定。それがこの世界への適応を始める。現に、私から前世界の記憶を渡された君達も最初こそ不安定だったが、徐々に安定し出すと覚醒したように力を得た。だけども、彼女の場合それとはまた違うね」

シェプス「違うんですの?」

「ああ、違う。違うし、これはちょっと厄介な状況にもなってきているね」

アメン「厄介?あんな雑魚相手にか?」

「そうだ。非常に厄介な状況になってきた。別に、彼女がこの世界に適応してきただけならまだ良かった。ヨミの力相手ならば私でどうにかなるからね。でも、彼女が疾走した場所は創真の例の場所だと言うのだろう?」

タハルカ「ええ。調べからは何も無いとなりましたが、この世界には不思議なことが数多くあります。もしかしたら、彼女だけが別の世界に渡ってしまった。そういう可能性もある」

「そういう事だ。まあ、彼女の精神力程度ならば何も無いと楽観的に考えることも出来るが、私は彼女を恐れている。そして、神という存在を私は信じている」

アメン「何が言いてぇんだ?」

「奇跡、なんてものが起きてしまうかもしれない。そう、彼女が完全復活を果たして、私達の前に現れてしまうという、あってはならない状況が」

ネフェル「でもでも、どこにいるのかも分からないんでしょう?なら、どうやってそうなる前に殺せばいいのよ」

シェプス「そうですよ、ネロ様。無理ゲーに入ってしまったじゃないですか」

「大丈夫だ。何も、彼女の命を奪うだけが世界を正すために必要な行いではない。むしろ、それは早めに出来たらいいよねってだけの話でここからが本番だ」

デン「あー、もしかしてやる気か?」

アメン「えー、俺それはなんか目的から反してる気がすっからあんまやりたくねぇんだけどよー」

「まあそうかもしれない。しかし、世界を救うためには多少なりともの犠牲は必要だ。ーー彼女にとって親しき人物。その全てを殺し、彼女の心を崩壊させよう。かつての厄災が到来するかもしれんが、それは私の手によって未然に防がれる。もちろん、人殺しは嫌だと言うのであればこの場から降りてもらっても構わない。元々、私達はそういう関係の元に集った同士だ」

デン「今更何言ってんだ。ここまで来たら最後まであんたに付き合う」

アメン「そーだそーだ。それに、1人の女を殺そうとしてる集団が大量殺戮になんでビビらなきゃならねぇんだよ」

タハルカ「そうです。それに、私は初めからそうするべきだと言っていたのですよ」

ネフェル「ええ。私もそっちの方が楽しいし、何より私が活躍するのはそっちだからねぇ」

シェプス「目的のためならいと仕方なしです」

「うん。いい子達だ。では、作戦はそっちで行くということでいいね」

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「う゛っ!らぁ!」

 剣と剣をぶつけ合い、命を削るようなこの戦いに私の体が悲鳴を上げている。

 剣と剣がぶつかる度に体の節々のどこかが出血し、その度に力が抜けて押し負けそうになる。

「何故そこまで抗う?」

「死にたくないから!」

「お前の体は悲鳴を上げている。これ以上の戦いは無理だ」

「でも、死にたくない!」

「……死ねば楽になる」

「そんなことを言われたって、死にたくない!」

 時折飛んでくる質問には、全て「死にたくない」の一言で返している。若干降伏を求めてくるような質問だけども、負けるならば戦い抜いた後にそれでも届かなかったからという理由じゃないと納得出来ない。

「死にたく……ない!」

 度重なる攻撃を受けて指さえも疲弊してしまったが、それでも震える手で剣を握り締める。

「なぜ諦めない?」

 ふと、相手の女が手を止めて首を傾げるようにして質問してくる。

「自分でも分かってるはずだ。ここにいてもしょうがない。死んだ方がずっとマシになる。それを分かっているのに、なぜ?」

 なぜなのか。

 なぜ、こんなにボロボロになってでも、私が立ち続けていられるのか。

 分からない。ただ彼と会いたいだけの理由でここまで私が苦しむ必要なんてないと思う。ここまでして現れない男のことなんて忘れてしまえとさえ思う。

 ーーそう、忘れてしまえたらどれだけ楽だっただろうか。私がちゃんとこの世界に適応して、彼のことを忘れられたらどれだけ楽だっただろうか。

「ーーでも、だからって忘れてた方が幸せだなんて思えない!」

 ゆっくりと息を吐いて剣を握り締める。そして、真っ直ぐに顔も見せない女の方を見る。貫かれた左目の痛みも、もう全身が痛すぎて痛みが分からなくなっている。

「……分からんな。そうまでして抗う理由が私には分からん」

「分からないならそれで結構!私がここに立つ理由は死にたくないから!それだけ覚えてもらえればーー」

 瞬間、お腹の方に新たな激痛が走る。今までの痛みも相当だったが、その痛みも超えた痛みが襲いかかってくる。

「っ……!」

 奥歯が砕けそうなほどに噛み締め、何とか倒れないように踏ん張る。

「耐えるか」

 お腹の方を見ると、そこには特別新しい怪我の跡は無かった。

「今のは、幻覚だ。普通、神経が差程集まらん腹を切ったところで今のお前に痛みを感じる暇はないだろう」

「……なんで、そんな技を」

 斬った方が100倍早いって言うのに、なんでわざわざそんな遠回りなことを……

「私も剣士だ。剣士ならば、戦って死ねと言うタイプだが、お前だけにはそんな態度を見せたくなくてな」

「……?」

「死にたいと思えるまで私はお前を痛め尽くす。剣士としての誇りなど捨てさせてやる。死ぬ気でかかって来い。そして、無様に足掻いて苦しんで、最後には「死にたい」と言ってから死ね」

 何だかよく分からないことを言われてしまったが、奴の目が赤く光ったのが一瞬だけ見えた。そしてーー

「っ……!」

 また全身に激しい痛みが襲いかかる。立ってるのも苦しくなるくらいに全身が痛い!痛い……痛い……!

「っっ……!」

 血反吐を思いっきり吐き出し、全身の痛みにもがきながらも剣を握り締めて立ち上がる。瞬間、全身を覆い尽くすほどの炎が身に降りかかり、言葉にならない絶叫を吐き出して私はその場に崩れ落ちた。

 ーーそれでも、火傷の酷い手で剣を握り締め、また立ち上がる。

「……その指も邪魔だな」

 一瞬にして距離を詰められ、剣を握っていた手の指を仰け反るようにして折られる。

「ぁっ……っー!」

「言葉くらい話す時間は与えてやろう。死にたい。そう言えば楽にしてやる」

「っ……!っ…………」

 剣を握れない。左手がもう使い物にならなくなってる。

 左手が使えないのなら、次は右手で剣を握る。

「……あくまで抗うか」

「死にたく…………な……い……」

 しかし、右手で剣を握ったはいいものの、こちらもこちらで震えが収まらなくてまともに剣を持ち上げることが出来なかった。

「既に剣を握ることさえ体が拒否してるではないか。なぜ抗う?」

「っ…………!」

「死にたいと言えば楽にしてやる。先からそう言っているであろう?なぜ抗う。なぜ死を拒む。なぜ、また立ち上がろうとする」

 剣を持ち上げられなくとも、剣を支えに私はまた立ち上がった。ぽたぽたと零れ落ちる血の量がさっきよりも少なくなってきてる。視界もさっきより悪い。それに、音もろくに聞き取れない。

 息が荒い。けど、その息も何だか弱くなってきてる。

 体が痛い。けど、その痛みも和らいでいる。

 そっか……。もう死んじゃうのか……。

 死因は失血死ってとこかな。……最高にダサい死に方だ。これなら、相手に斬られて死んだ方がまだマシかもしれない。でも、そんな方法で死になどしたら、きっと私は幽霊になっちゃうだろうな。

 まだまだこの世に未練はある。この身はまだ18を過ぎたばかりの若くて可愛い女の子で、まだあのギルドでやりたいことがたくさんあるんだ。

 ゼラの墓にはまだみんなを連れて行ってないし、そもそもこの世界ではみんなに忘れられたまんまだし、まずは私達のことを思い出してもらわなきゃならない。そして、また今年も王都で大会があるだろうし、今回は選手として思いっきり戦いたい。この世界の魔導士達と、命をかけるぐらいの本気の戦いをしてみたい。そして、王女様に昔のことをたくさん話してあげて、それからみんなに裏世界で出会ったもう1人の私達のことを話してあげたい。

 ーーそして何より、

「まだ、彼のことを思い出せていない!」

 剣を両手で握り締め、目を擦ってぼやけた視界を無理矢理ハッキリさせる。そして、フードを被った女に視線を合わせ、剣に力を込める。

 自分の足音だけが耳に響き、そして剣を振り上げた時の風を切る音が相手との距離を測る。そしてーー

「っ……!」

 相手の驚く声が、私の攻撃が当たったことを教えてくれる。

「なんだ。掠っただけか……」

 布の切れ端が空を飛んだだけで、私の攻撃は相手の肉を斬ることが叶わなかった。

「……もういい。死ね」

 胸に剣を突き刺され、そのまま地面に押し倒される。そして、確実に息の根を止めるためか、何度も何度も突き刺して、やがて地面が崩れ落ちて下の方に拡がっていた洞窟に落ちる。

「……っ……っ」

 涙がこぼれ落ちる。

 届かなかった。視力を尽くしても、やっぱり届かなかった。あの女にも、あの人にも……

 死にたく……ないな……

 まだ……生きていたいな……

 忘れたく……無かったな……

 深い眠りが私に襲いかかる。このまま目を閉じてしまえば、きっと何もかもが終わってしまうのだろう。だけど、もうそれでいいのかもしれない。彼がいないこの世界で、私はよく頑張った。頑張りすぎた。だから、もう休んでもいいのかもしれない。もう、ゆっくりと休んでもいいのかもしれない。

 ……

 ……

 ……

※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※ ※

「っ……!」

 ーー瞬間、胸の奥に突き刺すような激しい痛みが走った。

セリカ「どうかした?ヒカリん」

「……い、いえ、何でもないわ」

 今の痛みは……まさか……まさか……よね。だって、あの子が死ぬはずないんだから。どれだけ無茶をしたって、死ぬわけないんだから……

 胸の動悸が収まらない。受け入れたくない現実を前に、視界が激しく揺らぐ。

セリカ「ひ、ヒカリん!?」

 その場に立ってることが難しくなって、私はその場に崩れるようにしてしゃがみ込んだ。それを見たセリカが慌てて駆け寄ってくる。

セリカ「ど、どうしたの?ヒカリん」

「……はぁ……」

 一旦深く深呼吸して自分を落ち着かせる。

「……セリカ、信じられないかもしれないんだけど……」

セリカ「うっ……!」

 話をしようとした瞬間に、今度はセリカが頭を押さえてその場に倒れ込んだ。

「え、ちょ、ちょっとセリカ!?どうしたの!?」

 あまりにも急すぎる。まさか敵襲!?

 慌てて外に出てみると、そこにはなぜかミラさんが頭を押さえて蹲っていた。

「え、ミラさんまで……」

ミラ「っ……みん……なが……」

 介抱しようと近付くと、ミラさんは小さな声でそう呟いた。

 みんな……みんなって、まさか……。

 慌てて1個隣の集会室に駆け込む。すると、そこにはセリカ達と同じように頭を押さえて蹲る集団が形成されていた。

「な、何よ……どうなってんの……」

「ヒカリさん!」

 呆然とその場に立ち尽くしていると、背後から私の名を呼ぶ声が響いてきた。

「デルシア?」

 見れば、そこに立っているのはボロボロな格好をしたデルシアだった。

デルシア「良かった。ヒカリさんはもう既に思い出してる人だったんですね」

「え、思い出してるって……」

デルシア「ネイさんのことです!で、時間が無いので手短にお話します!」

 いつになく覇気迫る感じだったので、私は何も言わずにデルシアの言葉に耳を傾けた。

デルシア「今、皆さんの身に起きてるのは恐らく私達と同じものです。ネイさんのことを思い出した時、激しい頭痛に襲われましたよね?」

「ええ、まあ……」

 そこまで激しくはなかったんだけれど……

デルシア「それがどうやら皆さんの身にも時間差で起きてるようで、兄さん達もさっきまではこんな状態だったんですけど今は大丈夫です」

「なら、別に悪いことではないのね」

デルシア「はい。ただ、悪い報せならあります」

「……?」

デルシア「今、この街に星王会と名乗る白装束の集団が一斉に攻めて来ています。目的はただ1つ、ネイさんに関わる人全てを殺すこと。今から、この街で大量殺戮が行われようとしているんです!」

 ……

 ……

 ……

「何ですって……」
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