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作戦担当 ハトホル 5 起

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作戦担当責任 ハトホル 5


いったい 何が、起きてんだ?

どうなってんだ?・・・

この世界は、何かがおかしい!

いったい、なんなんだよ!

なんか、ゲームだなこりゃ。

人が勝手に消えて、記憶もなくなるか?

こんなことあるか?

・・・・・まあいいや、お宮に行こう。

すいませー――ん すいません。


はい・・・

宮司さん あの、昨日のこと、覚えてますか?


・・・・君、誰だっけ?


はあ・・・あの、お祓いを受けてた幸輔です。

あの、うちは、お祓いはしてないから・・・

受けたいなら、別のお宮に行ってください。

はあ・・・・そうですか・・・・



なんでだ?

どうなった?

じゃあ、俺だけ捕まったってこと?

警察署に行けば、わかるな・・・

すみません 昨日、捕まった幸輔ですが、
昨日、僕の友達も捕まったんですか?


はあ、なんだ、いきなり・・・・

昨日、君、何やったの?

えっと、藁人形打ってた女の人を、脅かしたり、
宮司さんを間違えて、殴ったり、なんですけど。


はあ・・・それで、君は、捕まったの?

はい・・・

あの、そんな履歴は、ないけど。


・・・君、大丈夫?


えっ・・・僕が、捕まった履歴もないんですか?

・・・ないね。

けど、学校のみんなは、知ってたけど・・・

どういうことだ?

学校のみんなは、グルだということ?

けど、おかしいな?

何のために、そんなことする、必要があるんだ?



ないよな?


昭雄と明美、珠美が、消えた。

みんなの記憶から、消え去った。

そして、警察の記録には、僕が捕まった記録は、ない。

宮司さんの記憶もない。


はあ・・けども、みんなは、僕が捕まったことを知っていた。


おかしい・・・おかしすぎる。

何か、見えない力が、働いてるな?

おかしい・・・調べるしかないな。

えっと、過去の文献は、あー――読む気もしねえや!

まったく、なにこれ・・・あー-難しい字でいっぱい書いてある・・・

読めないや、こんなの・・なにか手掛かりねえかな?

あっ そうか・・・そうだ聞いて回ればいいのか?

あのー――宮司さん いますか?

ちょっと、お聞きしたいんですけど?

うん・・何でしょう?

あの、二日前に、殴られた記憶ありますか?

はあ・・・誰に?

・・・じゃあ、ないということですかね?

いや、あるよ!


うちの奥さんに殴られた。


もしかして、デートが、原因なんですか?

いいや、違うよ。

お宮の外で、騒がしい音がしたんで、見に行ったら、
うちの奥さんが、泥棒と思って殴りかかってきた。


・・・えー―やっぱり、ケガはしたんですか?

したよ、殴られたんだもん。

その場所に、僕は、いませんでした?


えっ・・君いたの?


けど、誰もいなかったような気がするな。

あーそうですか・・・

それで、奥さんは、なんか言ってました?

いや、殴った記憶は、ないって・・・

そうなんだよ、殴ったくせに、記憶がないって言うんだ。

あー――そうですか・・・

わかりました。

ありがとうございました。

これでいいの?

はい・・あっ そうだ、デートの時は、黄色い服と赤いズボンは、
止めた方がいいですよ!

なんで?

奥さんにバレますもん。


だからか・・・道理で、バレるはずだ・・・

そういうことか・・・なんで、知ってんの?

へへっ 秘密です。

わかったことは、宮司さんの記憶は、消されている。

けども、物証は、残ってるな!

あの日、事件は、起きた。

誰かが、ストーリーを、書き換えた。

なんちゅう野郎だぜ!

けど、そんなことができるのは、神様ぐらいだよな!


犯人は、お宮の神様か?

あー―――っつ・・・あいつらか?

カメラに映ってた幽霊3人組か?

あー――わかった。


そういうことは、昭雄と明美、珠美は、存在してるけど、
今、休んでて、その間、みんなの記憶を消してるだけだな。



じゃあ、もうすぐ出てくるな!







ほう、凄いじゃん、見破ったね!
やるね・・・・伊達じゃないね、落ちこぼれ1万回は・・・






ここかな、昭雄の家は?

すみませー-ん 昭雄君いますか?

はい、昭雄ね?

ごめんなさい、今、病気にかかって隔離中だから、会えないんだよね!


治ったら、学校きますよね?

当然、行きます。

あーーー良かった、心配してました。

じゃあ、よろしく言っといてください。



よっしゃ、次は、明美の家は・・・

すいませー-ん 明美さんいますか?

おまえ、誰?

あの、学校の友達なんですけど・・・・

明美は、死んだよ。

えっ・・・・

去年の夏に、死んだよ!

はあ、・・・・えっ・・○○高校の明美さんですよね?

そうだよ。



・・・・・・・・



はあ・・・また迷路に入った・・



・・・あれっ・・おかしいぞ!

明美の高校は、△〇高校だ。

間違って、自分の高校言ったのに・・

死んでないな!

言わされたな!

・・・張り込むしかないな。

・・・あっ やっぱり明美だ。

生きてるじゃん。

なんちゅう奴らだ。


・・・まったく、人の言動を、操るとは、とんでもない奴らだぜ!

じゃあ、珠美も大丈夫だな!

よっしゃ・・・自分の頭は、おかしくないぞ!



なんか、凄い奴らに、憑りつかれてんだな。

まったく、精神もおかしくなりかけたけど、
よく、今まで生きてこられたな。



幸輔ファイト!




キンコンカンコン

えー-と、どうしようかな?

あんまり、関わりたくないけど・・・

すいません すいませーーん

どうしたの? また来たの?

はい、実は、折り入って話がありまして・・・

なに、君はそうだったと言ってるわけね?

はい・・・

それで、何がしたいの?

あの、お祓いの続きを、お願いしたいんですけど?


お祓いね・・・あれはさあ、インチキみたいなもんだから、やっても、効果ないよ。

えー――っ まじですか?
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