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1616.転売屋はペア用品を売り出す
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「なんかカップル増えてないか?」
「繁殖期ですからなぁ。」
「その言い方はちょっと・・・いやまぁそうなんだけども。」
店にやってくる客層のほとんどが冒険者。
そのほとんどが仲間内でワイワイもしくは準備担当や一人で黙々と探索道具や装備品を買い付けるという感じなのだが、ここ最近カップルでくる冒険者が増えている。
それはもう人目も憚らずイチャコラしてくれちゃって、それはもう鬱陶しくてしかたがない。
とはいえ俺も人のことは言えないし、最低でも二人分は物が売れるもしくはどちらかがいいところを見せようとするのでそれなりの物が一緒に売れることもある。
収益で言えば間違いなくプラスなのでそれに関しては問題ないのだが、やっぱり鬱陶しいのは間違いない。
虫が湧くかのようにカップルが大量発生しているここ王都では店の中も店の外もどこを見てもカップルだらけ、これを繁殖期だからという大きなくくりで言うのもちょっとあれなんだが、事実だから仕方がない。
そんなことを考えながら店番をしていると、噂のカップルがコップを手にカウンターにやってきた。
「あの、これと同じ物はありませんか?」
「それは・・・ちょっと待ってくれよ。」
「できれば色違いがいいんですけど。」
注文の多いやつだなと内心思いながらも、持ってきたのが買い付けたもののなかなか売れなかったコップなのでこの機を逃すのは勿体ない。
急ぎ二階に駆け上がり在庫を確認するとちょうど色違いが残っていた。
「この赤色のラインが入ったやつならあるが。」
「それにします!いくらですか?」
「そうだな・・・二つ買ってくれたし銀貨6枚を5枚にしてやろう。大事に使えよ。」
「「ありがとうございます!」」
売れ残りを買ってくれてお礼を言うのはこっちの方だ。
大喜びするカップルを見送り少しだけ気分が晴れながら引き続き店番を続け、波が去ったところでジンにまかせていつもの買い出しへ。
さっきも言ったがどこもかしこもカップルだらけで、独り身の男が何とも言えない表情を浮かべながら彼らを見送っている。
心中お察しするよと言いたいところだが、彼らからすれば俺こそ爆発してほしい相手だろうから火に油を注ぐ様なことはしない。
「いらっしゃいませ、可愛いブレスレットはいかがですか?」
「あ、これ可愛い!あの、こっちのとお揃いですか?」
「形は違いますが模様は合わせていますのでお揃いで使ってもらえますよ。」
「えーどうしよう、どう思う?」
「これなら俺でも付けられるし買ったら?」
「じゃあ買います!」
「ありがとうございます!」
またまたカップルが揃いのブレスレットを買って大喜びしている。
よく見るとブレスレットだけでなく鞄にひっかけているアクセサリー的なものや、なんなら装備の色まで同じにしている筋金入りのカップルのようだ。
揃えるのは楽しいだろうし、もし何かあった時に一目でわかるドッグタグ的な役割は果たすだろうけどここまでそろえる必要があるのだろうか。
みんな違ってみんないいじゃないけれど・・・いや、これ以上は藪蛇だな。
本人たちが喜んでいるのなら俺がそれをどうこう言う権利はない。
さぁ、仕事だ仕事。
そんなわけでいつものように市場を見て回りながら気になった商品を買い付けていると、ふとしたことに気が付いた。
「バーバラ、揃いの物を身に付けるのって流行りなのか?」
「友達同士とかはそこまででもないですけど恋人同士とかでは多いですね。」
「あー、やっぱりそうなのか。市場に行ってもそれ系の物が並んでいたからもしかしてって思ったんだがやっぱりなぁ。」
「私はそういうの好きじゃないんで・・・って、まぁ恋人もいないんですけど。」
「別に急ぐようなもんでもないだろ?」
下手にフォローはせずあえて無難な返事を心がけて地雷回避に成功、やれやれいきなりぶっこんできやがったな。
とかなんとかやりながら情報収集すると、やはり市場で感じた違和感は間違いなかったようだ。
ペアルックとまではいかないけれど、揃いの物を買うというブームが少しずつ起きてきているらしい。
こういうのは始まるのも早いけど終わるのもあっという間、だが本来なら一個しか売れなかったものが二個同時に売れるのは売り手側としては非常にありがたい。
そんなわけでこのビッグウェーブに乗るべくジンとバーバラにお願いして倉庫から使えそうなものを片っ端から探してもらうことにした。
その日の夕方。
いつものように探索を終えた冒険者が店にやってくる頃を見計らって倉庫から運んできた品を店頭に並べる。
どこもかしこもペア用品ばかり、あまりにも露骨なやり方に自分でどうかと思ってしまうのだが金になってさらには在庫を処分出来るのだからやらない理由はないだろう。
「すみません、買取お願いしていいですか?」
「いらっしゃいませ、それではカウンターに買取希望の品を乗せてください。」
「私は奥の商品を見てるね。」
「あぁ。」
早速やってきたのは比較的若いカップルの冒険者、そこまでお揃いの物を身に着けている感じはないけれど今の流行を考えたら彼女の方は欲しがっているんだろう。
現に彼が査定の手続きをしている間ずっとそれ系の物を羨ましそうに眺めていた。
「イラッシャイ、探し物があるのか?」
「そういうわけじゃないですけど・・・。」
「このブレスレットなんかはお勧めだ、職人街にいたルティエっていう職人が作った作品で女性はブレスレット男性はアンクレットとして使えるようになっている。揃いの模様と石が入れてあるから見えない部分でも繋がっていられるし見た目にもおしゃれな感じだ。」
「綺麗、これっていくらですか?」
「一つ銀貨5枚だが、二つセットで買ってくれるなら銀貨8枚でもいいだろう。在庫はある限りだから気に入ったのなら早めに買うのをお勧めする。売れたら次に入ってくる予定はない。」
期間限定・在庫品限り。
この文言に煽られてきた人がいったいどれだけいるのだろうか、次に来たときはないかもしれないと思ってしまえばしまうほど欲しくなるのが人間っていう生き物だ。
女性は即座にカウンターで査定を待つ彼氏の所に行き、事情を説明して無事に買ってもらえることになったらしい。
同じような流れてペア販売できそうなものを片っ端から販売していくと思っている以上にペア用品が売れていく。
こんなことなら前もって準備していたっていうのにもったいない。
その後もカップルが店内に置いたペア用品を次々と買っていき、気づいたときには店頭に並べた在庫がなくなっていた。
おそるべしペア用品、まさかこんなに売れる日が来るとは。
「売れましたなぁ。」
「売れたな、それもベタなカップやタオルなんかがこんなに売れるとは思わなかった。」
「手軽に使えてかつ安いものが人気でしたな。高い物もそれなりに売れてはおりますが、余裕のある人しか買えない値段ですから数としてはさほど。明日はどうしますか?」
「とりあえず今日出せなかったもので更に比較的安めな物を中心に並べておこう。残りは何がある?」
「服、アクセサリー、短剣なんかも面白いかもしれませんぞ。」
剥ぎ取り用の小刀は冒険者ならだれもが一本は持っている必需品、探索に出れば毎日使うものだからこそお揃いの物が欲しくなるんだろう。
確か工房があったはずなので人気が出るようであれば追加生産をお願いしてもいいかもしれない。
奇をてらったものよりもこういうシンプルかつベタなものの方が売れそうな気がする。
翌日はよりベタに使えるペア用品を展示してみたのだが、思っていた以上の反響があり朝から店の外まで客が並ぶ状態だった。
「「ありがとうございました。」」
礼儀正しいカップルがしっかりを頭を下げて去っていく。
「やれやれやっと客が引いたな、とりあえず休憩中の札を出しておいてくれ。」
「わかりました。」
急いで札を出さないとまた新しい客が入ってきてずるずると夕方まで忙しくなりそうなので、ここで一つ流れを断ち切っておかなければ。
「大盛況でしたな。」
「予想通り揃いの小物が売れたのはありがたい。この流行がいつまで続くかはわからないけど、とりあえず次を仕込んでおいて損はないだろう。」
「仕込むとして何にしますか?」
「揃いのハンカチ、タオル、カップも結構人気だったな。ただラインが引いてあるだけなのにここまで売れるとは思わなかったが、今後はティタム鉱のカップなんかを作っても面白いかもしれない。さすがにあの鉱石を染めるのは難しいが時間はあるし改良していけばそれこそ貴族にも売れるようになるかもしれない。」
貴族の場合はそこまで興味をもってもらえるかわからないけれど、流行には敏感なので多少高めでも買ってくれるだろう。
もちろんそれに見合う商品を提供しなければならないが幸いにもそういったものが倉庫に山ほど眠っているので、むしろ消化してもらえるだけでありがたい。
これから暑くなるしアルトリオの三人にお願いして同じ柄のシャツでも作って貰うのはどうだろうか。
冷感素材を練りこむことで夏の暑さにも耐えられて、更にはデザインの良さをペア用品という形で売り込んでいく。
もちろんそれに関しては強気の値段設定をさせてもらうが、俺の予想ではそれでも売れていくに違いない。
流行に乗り遅れるなんて恥ずかしい、みたいな空気をイザベラとレイラに出してもらう事で確実に問い合わせは増えるはずだ。
小さいことからコツコツと、でもデカく儲ける時はがっつりと。
ちょうどこの間の展示会で見つけたものの中にペア用品があったので準備が出い次第そっちも売りに出せばさらに儲けは増えるはずだ。
買ったからには売らなければ儲からない、残り四か月とちょっとしっかり頑張っていかないとな。
この夏、更に勢いを増したカップルたちが王都に大量発生するのだがそれはまだもう少し先のお話。
「繁殖期ですからなぁ。」
「その言い方はちょっと・・・いやまぁそうなんだけども。」
店にやってくる客層のほとんどが冒険者。
そのほとんどが仲間内でワイワイもしくは準備担当や一人で黙々と探索道具や装備品を買い付けるという感じなのだが、ここ最近カップルでくる冒険者が増えている。
それはもう人目も憚らずイチャコラしてくれちゃって、それはもう鬱陶しくてしかたがない。
とはいえ俺も人のことは言えないし、最低でも二人分は物が売れるもしくはどちらかがいいところを見せようとするのでそれなりの物が一緒に売れることもある。
収益で言えば間違いなくプラスなのでそれに関しては問題ないのだが、やっぱり鬱陶しいのは間違いない。
虫が湧くかのようにカップルが大量発生しているここ王都では店の中も店の外もどこを見てもカップルだらけ、これを繁殖期だからという大きなくくりで言うのもちょっとあれなんだが、事実だから仕方がない。
そんなことを考えながら店番をしていると、噂のカップルがコップを手にカウンターにやってきた。
「あの、これと同じ物はありませんか?」
「それは・・・ちょっと待ってくれよ。」
「できれば色違いがいいんですけど。」
注文の多いやつだなと内心思いながらも、持ってきたのが買い付けたもののなかなか売れなかったコップなのでこの機を逃すのは勿体ない。
急ぎ二階に駆け上がり在庫を確認するとちょうど色違いが残っていた。
「この赤色のラインが入ったやつならあるが。」
「それにします!いくらですか?」
「そうだな・・・二つ買ってくれたし銀貨6枚を5枚にしてやろう。大事に使えよ。」
「「ありがとうございます!」」
売れ残りを買ってくれてお礼を言うのはこっちの方だ。
大喜びするカップルを見送り少しだけ気分が晴れながら引き続き店番を続け、波が去ったところでジンにまかせていつもの買い出しへ。
さっきも言ったがどこもかしこもカップルだらけで、独り身の男が何とも言えない表情を浮かべながら彼らを見送っている。
心中お察しするよと言いたいところだが、彼らからすれば俺こそ爆発してほしい相手だろうから火に油を注ぐ様なことはしない。
「いらっしゃいませ、可愛いブレスレットはいかがですか?」
「あ、これ可愛い!あの、こっちのとお揃いですか?」
「形は違いますが模様は合わせていますのでお揃いで使ってもらえますよ。」
「えーどうしよう、どう思う?」
「これなら俺でも付けられるし買ったら?」
「じゃあ買います!」
「ありがとうございます!」
またまたカップルが揃いのブレスレットを買って大喜びしている。
よく見るとブレスレットだけでなく鞄にひっかけているアクセサリー的なものや、なんなら装備の色まで同じにしている筋金入りのカップルのようだ。
揃えるのは楽しいだろうし、もし何かあった時に一目でわかるドッグタグ的な役割は果たすだろうけどここまでそろえる必要があるのだろうか。
みんな違ってみんないいじゃないけれど・・・いや、これ以上は藪蛇だな。
本人たちが喜んでいるのなら俺がそれをどうこう言う権利はない。
さぁ、仕事だ仕事。
そんなわけでいつものように市場を見て回りながら気になった商品を買い付けていると、ふとしたことに気が付いた。
「バーバラ、揃いの物を身に付けるのって流行りなのか?」
「友達同士とかはそこまででもないですけど恋人同士とかでは多いですね。」
「あー、やっぱりそうなのか。市場に行ってもそれ系の物が並んでいたからもしかしてって思ったんだがやっぱりなぁ。」
「私はそういうの好きじゃないんで・・・って、まぁ恋人もいないんですけど。」
「別に急ぐようなもんでもないだろ?」
下手にフォローはせずあえて無難な返事を心がけて地雷回避に成功、やれやれいきなりぶっこんできやがったな。
とかなんとかやりながら情報収集すると、やはり市場で感じた違和感は間違いなかったようだ。
ペアルックとまではいかないけれど、揃いの物を買うというブームが少しずつ起きてきているらしい。
こういうのは始まるのも早いけど終わるのもあっという間、だが本来なら一個しか売れなかったものが二個同時に売れるのは売り手側としては非常にありがたい。
そんなわけでこのビッグウェーブに乗るべくジンとバーバラにお願いして倉庫から使えそうなものを片っ端から探してもらうことにした。
その日の夕方。
いつものように探索を終えた冒険者が店にやってくる頃を見計らって倉庫から運んできた品を店頭に並べる。
どこもかしこもペア用品ばかり、あまりにも露骨なやり方に自分でどうかと思ってしまうのだが金になってさらには在庫を処分出来るのだからやらない理由はないだろう。
「すみません、買取お願いしていいですか?」
「いらっしゃいませ、それではカウンターに買取希望の品を乗せてください。」
「私は奥の商品を見てるね。」
「あぁ。」
早速やってきたのは比較的若いカップルの冒険者、そこまでお揃いの物を身に着けている感じはないけれど今の流行を考えたら彼女の方は欲しがっているんだろう。
現に彼が査定の手続きをしている間ずっとそれ系の物を羨ましそうに眺めていた。
「イラッシャイ、探し物があるのか?」
「そういうわけじゃないですけど・・・。」
「このブレスレットなんかはお勧めだ、職人街にいたルティエっていう職人が作った作品で女性はブレスレット男性はアンクレットとして使えるようになっている。揃いの模様と石が入れてあるから見えない部分でも繋がっていられるし見た目にもおしゃれな感じだ。」
「綺麗、これっていくらですか?」
「一つ銀貨5枚だが、二つセットで買ってくれるなら銀貨8枚でもいいだろう。在庫はある限りだから気に入ったのなら早めに買うのをお勧めする。売れたら次に入ってくる予定はない。」
期間限定・在庫品限り。
この文言に煽られてきた人がいったいどれだけいるのだろうか、次に来たときはないかもしれないと思ってしまえばしまうほど欲しくなるのが人間っていう生き物だ。
女性は即座にカウンターで査定を待つ彼氏の所に行き、事情を説明して無事に買ってもらえることになったらしい。
同じような流れてペア販売できそうなものを片っ端から販売していくと思っている以上にペア用品が売れていく。
こんなことなら前もって準備していたっていうのにもったいない。
その後もカップルが店内に置いたペア用品を次々と買っていき、気づいたときには店頭に並べた在庫がなくなっていた。
おそるべしペア用品、まさかこんなに売れる日が来るとは。
「売れましたなぁ。」
「売れたな、それもベタなカップやタオルなんかがこんなに売れるとは思わなかった。」
「手軽に使えてかつ安いものが人気でしたな。高い物もそれなりに売れてはおりますが、余裕のある人しか買えない値段ですから数としてはさほど。明日はどうしますか?」
「とりあえず今日出せなかったもので更に比較的安めな物を中心に並べておこう。残りは何がある?」
「服、アクセサリー、短剣なんかも面白いかもしれませんぞ。」
剥ぎ取り用の小刀は冒険者ならだれもが一本は持っている必需品、探索に出れば毎日使うものだからこそお揃いの物が欲しくなるんだろう。
確か工房があったはずなので人気が出るようであれば追加生産をお願いしてもいいかもしれない。
奇をてらったものよりもこういうシンプルかつベタなものの方が売れそうな気がする。
翌日はよりベタに使えるペア用品を展示してみたのだが、思っていた以上の反響があり朝から店の外まで客が並ぶ状態だった。
「「ありがとうございました。」」
礼儀正しいカップルがしっかりを頭を下げて去っていく。
「やれやれやっと客が引いたな、とりあえず休憩中の札を出しておいてくれ。」
「わかりました。」
急いで札を出さないとまた新しい客が入ってきてずるずると夕方まで忙しくなりそうなので、ここで一つ流れを断ち切っておかなければ。
「大盛況でしたな。」
「予想通り揃いの小物が売れたのはありがたい。この流行がいつまで続くかはわからないけど、とりあえず次を仕込んでおいて損はないだろう。」
「仕込むとして何にしますか?」
「揃いのハンカチ、タオル、カップも結構人気だったな。ただラインが引いてあるだけなのにここまで売れるとは思わなかったが、今後はティタム鉱のカップなんかを作っても面白いかもしれない。さすがにあの鉱石を染めるのは難しいが時間はあるし改良していけばそれこそ貴族にも売れるようになるかもしれない。」
貴族の場合はそこまで興味をもってもらえるかわからないけれど、流行には敏感なので多少高めでも買ってくれるだろう。
もちろんそれに見合う商品を提供しなければならないが幸いにもそういったものが倉庫に山ほど眠っているので、むしろ消化してもらえるだけでありがたい。
これから暑くなるしアルトリオの三人にお願いして同じ柄のシャツでも作って貰うのはどうだろうか。
冷感素材を練りこむことで夏の暑さにも耐えられて、更にはデザインの良さをペア用品という形で売り込んでいく。
もちろんそれに関しては強気の値段設定をさせてもらうが、俺の予想ではそれでも売れていくに違いない。
流行に乗り遅れるなんて恥ずかしい、みたいな空気をイザベラとレイラに出してもらう事で確実に問い合わせは増えるはずだ。
小さいことからコツコツと、でもデカく儲ける時はがっつりと。
ちょうどこの間の展示会で見つけたものの中にペア用品があったので準備が出い次第そっちも売りに出せばさらに儲けは増えるはずだ。
買ったからには売らなければ儲からない、残り四か月とちょっとしっかり頑張っていかないとな。
この夏、更に勢いを増したカップルたちが王都に大量発生するのだがそれはまだもう少し先のお話。
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そんな僕はこの世界で苦労すると思ったら大間違い、王シリーズのスキルでウハウハ、製作で人助け生活していきます
◇
四巻が販売されました!
今日から四巻の範囲がレンタルとなります
書籍化に伴い一部ウェブ版と違う箇所がございます
追加場面もあります
よろしくお願いします!
一応191話で終わりとなります
最後まで見ていただきありがとうございました
コミカライズもスタートしています
毎月最初の金曜日に更新です
お楽しみください!
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