収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア

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180.変な人がやってきました

七階層へ移動し、スキルを回収しながら奥へ奥へと進んでいく。

ただ八階層に行くだけなら多少の敵を無視しても構わないんだけど、今回の依頼を達成するためにはポイズンスコーピオンとゴンゴンスネークどちらのスキルも必要なのでスルーすることができないんだよなぁ。

そのせいで普通よりも余計に時間を食ってしまったけれど、依頼主には今からは連絡するって言っていたので多少の時間はあるはずだ。

桜さんがいないので若干探索に時間はかかっているもののリルと俺のコンビで潜るのには慣れているので特に問題なく魔物を撃破、そんなわけでフルストックまでスキルを回収してから目的の八階層へとむかった。

「さて、後は依頼主が来る前に獲物を捕まえるとするか。」

「ガウ!」

「その為にはガーゴイルを見つける必要があるから、怪しい奴があったら教えてくれ。」

「わふ!」

まかせて!という感じのリルを先頭に八階層へ移動、蒸し暑く薄暗い通路を慎重に進んでいくと、石像が並んだ一角でリルがピタリと動きを止めた。

全部で四体、そのうち手前と奥の二体に魔装銃を打ち込むも反応は無し。

ということは真ん中のうちのどちらかになるわけだが、まぁ外れた時は外れた時だ。

【ポイズンスコーピオンのスキルを使用しました。ストックは後六つです。】

手前のやつめがけてスキルを発動、毒々しい液体を浴びた石像が明らかにその色を変えたものの、静かに動かないでいる。

どうやらこいつで間違いないらしい。

それを確認したリルがすかさずとびかかり動き出した石像の首を一発で吹き飛ばす。

だが、残念なことに首が飛んで行っても関係ない無生物なのでそのまま襲い掛かってきたのだが、スキルの効果で脆くなったボディに棍をフルスイングすれば豆腐を潰すかのように腰の部分にめり込み、勢いもそのままに地面に叩きつける。

うつぶせになったままじたばたするガーゴイルの背中を力強く踏み抜き、抵抗が弱くなったタイミングでスキルを収奪。

擬態スキルがあれば後はエコースキルを併用してジュエルスカラーべを確保できる。

本来逃げ足が速くどこにいるかもわからないような魔物でも、収奪スキルを駆使すれば捕獲することだって不可能じゃない。

何体かガーゴイルを撃破しつつスキルを収奪、エコースキルに反応があったら即座に擬態スキルを使用してジュエルスカラーべを石化してから持参したとある箱に放り込む。

プロボックス。

ジ階層へ移動し、スキルを回収しながら奥へ奥へと進んでいく。

ただ八階層に行くだけなら多少の敵を無視しても構わないんだけど、今回の依頼を達成するためにはポイズンスコーピオンとゴンゴンスネークどちらのスキルも必要なのでスルーすることができないんだよなぁ。

そのせいで普通よりも余計に時間を食ってしまったけれど、依頼主には今からは連絡するって言っていたので多少の時間はあるはずだ。

桜さんがいないので若干探索に時間はかかっているもののリルと俺のコンビで潜るのには慣れているので特に問題なく魔物を撃破、そんなわけでフルストックまでスキルを回収してから目的の八階層へとむかった。

「さて、後は依頼主が来る前に獲物を捕まえるとするか。」

「ガウ!」

「その為にはガーゴイルを見つける必要があるから、怪しい奴があったら教えてくれ。」

「わふ!」

まかせて!という感じのリルを先頭に八階層へ移動、蒸し暑く薄暗い通路を慎重に進んでいくと、石像が並んだ一角でリルがピタリと動きを止めた。

全部で四体、そのうち手前と奥の二体に魔装銃を打ち込むも反応は無し。

ということは真ん中のうちのどちらかになるわけだが、まぁ外れた時は外れた時だ。

【ポイズンスコーピオンのスキルを使用しました。ストックは後六つです。】

手前のやつめがけてスキルを発動、毒々しい液体を浴びた石像が明らかにその色を変えたものの、静かに動かないでいる。

どうやらこいつで間違いないらしい。

それを確認したリルがすかさずとびかかり動き出した石像の首を一発で吹き飛ばす。

だが、残念なことに首が飛んで行っても関係ない無生物なのでそのまま襲い掛かってきたのだが、スキルの効果で脆くなったボディに棍をフルスイングすれば豆腐を潰すかのように腰の部分にめり込み、勢いもそのままに地面に叩きつける。

うつぶせになったままじたばたするガーゴイルの背中を力強く踏み抜き、抵抗が弱くなったタイミングでスキルを収奪。

擬態スキルがあれば後はエコースキルを併用してジュエルスカラーべを確保できる。

本来逃げ足が速くどこにいるかもわからないような魔物でも、収奪スキルを駆使すれば捕獲することだって不可能じゃない。

何体かガーゴイルを撃破しつつスキルを収奪、エコースキルに反応があったら即座に擬態スキルを使用してジュエルスカラーべを石化してから持参したとある箱に放り込む。

プロボックス。

一見するとただのアクリルケースだが、その強度はかなりのもので魔法や少々の衝撃では壊れたりしない。

その特性を生かしてフィギュアなどの玩具だけでなく魔道具や装備品なんかを展示するのにつかわれているものだが、元々はダンジョンで見つかった素材でそれが広く使われるようになった。

その強度を信じて捕まえたジュエルスカラーべを中に入れてみたのだが、石化が解けて暴れだしても壊れることはなくその形を維持していた。

この前は灰色になった姿しか見ることが出来なかったけれど今回の目的は捕獲なのでしっかりスキルをゲットしてある。

【ジュエルスカラーべのスキルを収奪しました。宝石化、ストック上限は後五つです。】

宝石化。

今ある物を宝石にするのかはたまたドロップ品を宝石に買えるのかなぞは多いけれど、とりあえず依頼を片付けてから検証することにしよう。

今回用意したのは全部で二つ、スキル的にはまだ捕獲できるんだけど須磨寺さんからあまり市場にドロップ品を流しすぎるのもよくないとのことだったのであえてそのぐらいにしておいた。

本当は一匹でもよかったんだけど、依頼内容をよく読むと一匹増えるつき別途報酬を支払うと書いてあったのでついつい欲が出てしまった。

おそらくドロップ品も渡すことになるので全部終わってから自分用を準備しよう。

そんなことを考えながら入り口から少し離れた場所で休憩をしていると、リルがピクリと耳を立ててそっち方面をじっと見つめた。

「戻れ。」

依頼主かそうでないかはわからないけど、とりあえずブレスレットに戻ったようがよさそうだ。

コツコツという足音が五つ、薄暗い通路の向こうからランタンに照らされた影が延びて来る。

「あれ?そこにいるのはもしかして新明さんっすか?」

「お!お前らは。」

「へへ、御影ダンジョン以来ですね!」

「え?ってことはあの依頼を受けたのって新明さんだったんですか!?」

やってきたのは見覚えのある面々、彼らこそ御影ダンジョンで共闘をした仲良し四人組。

そして見覚えのない五人目がおそらく今回の依頼主なんだろう。

下手すれば死ぬ危険のあるダンジョンにきわどいスリットの入った真っ赤なチャイナドレスでやってくる時点で頭がおかしいことが分かる。

その姿で真ん丸かつ真っ黒なサングラスをかけていると大昔の映画に出てきたマフィアのようにも見えてしまうんだが、なんだろう狙ってやってるのかガチで変人なのか・・・いや、狙ってやってるガチな変人に違いない。

やれやれ、変な以来だと思っていたけどまさかこんな人が来るとは、ちょっと想定外だったなぁ。
感想 9

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