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念願の結婚式で
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雲ひとつない澄んだ青い空、教会の鐘が鳴り響く。
真っ白な総レースのウェディングドレスにロングベールの花嫁姿。わたくしことアナベル・ノースフィールドはこのたびブランデン侯爵嫡男サイラス様と結婚いたします。
18年間そのほとんどをサイラス様と過ごしました。幼馴染でございます。ふたつ年上の彼は美しいブロンドの髪とサファイアブルーの瞳、見目麗しい容姿です。それだけでなく頭脳明晰にして次期侯爵としての誉れも高くわたくしにはもったいないお相手なのです。
そしてもうひとり、わたくしの大事な幼馴染
「ロズマリンっ!」
「アナベル、あぁ綺麗たわ。本当におめでとう」
「綺麗だわじゃないわよ。あなたどうして普通のドレスなの?ウェディングドレス着てないの?」
「…あなたのお父上であるノースフィールド侯爵に泣いて頼まれたのよ。結婚式には親類縁者が大勢来る。だから式だけは普通にしてくれって」
またお父様は邪魔したのね。了承したじゃない!
「ロズマリン、あなたそれで言いなりになったわけ?常識に囚われすぎているんじゃなくて?」
ふふっ遂に言えたわ。ロズマリンの決め台詞
”あなた、常識に囚われすぎているんじゃなくて?”
ロズマリンは困ったような微妙な顔をしていた。青みかかった黒髪と黒曜石の瞳、ぷるんとした紅い唇、美人が台無しよ。
「ふたりとも大丈夫かい?」
ブロンドの髪をかき上げながらサイラス様が珍しく焦った様子でやってきた、白のタキシード姿、素敵ですわ。
「その…父上たちから話を聞いてね。ロズマリン、すまなかった」
「いいえ、サイラス。気にしないで」
「一夫多妻制ならよかったのに。僕たちの関係は理解されないのだよ」
サイラス様のサファイアブルーの瞳が悲しげに揺れた。
ふたりの新婦とひとりの新郎。やはり許されないことなのかしら?
真っ白な総レースのウェディングドレスにロングベールの花嫁姿。わたくしことアナベル・ノースフィールドはこのたびブランデン侯爵嫡男サイラス様と結婚いたします。
18年間そのほとんどをサイラス様と過ごしました。幼馴染でございます。ふたつ年上の彼は美しいブロンドの髪とサファイアブルーの瞳、見目麗しい容姿です。それだけでなく頭脳明晰にして次期侯爵としての誉れも高くわたくしにはもったいないお相手なのです。
そしてもうひとり、わたくしの大事な幼馴染
「ロズマリンっ!」
「アナベル、あぁ綺麗たわ。本当におめでとう」
「綺麗だわじゃないわよ。あなたどうして普通のドレスなの?ウェディングドレス着てないの?」
「…あなたのお父上であるノースフィールド侯爵に泣いて頼まれたのよ。結婚式には親類縁者が大勢来る。だから式だけは普通にしてくれって」
またお父様は邪魔したのね。了承したじゃない!
「ロズマリン、あなたそれで言いなりになったわけ?常識に囚われすぎているんじゃなくて?」
ふふっ遂に言えたわ。ロズマリンの決め台詞
”あなた、常識に囚われすぎているんじゃなくて?”
ロズマリンは困ったような微妙な顔をしていた。青みかかった黒髪と黒曜石の瞳、ぷるんとした紅い唇、美人が台無しよ。
「ふたりとも大丈夫かい?」
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「その…父上たちから話を聞いてね。ロズマリン、すまなかった」
「いいえ、サイラス。気にしないで」
「一夫多妻制ならよかったのに。僕たちの関係は理解されないのだよ」
サイラス様のサファイアブルーの瞳が悲しげに揺れた。
ふたりの新婦とひとりの新郎。やはり許されないことなのかしら?
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