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蜜柑色の彼と色褪せた世界
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自分のクラスがある場所は、まだ帰っていないクラスメイト達の声で賑わっていたがこの辺は閑静な雰囲気で、人影もなく廊下の電気は消されており、薄暗く寂しげであった。
部活勧誘イベントの全ての部活が紹介された後に戻ってきた教室で、簡素に行われたホームルームの最後に配られた一枚の紙。
入部届と印刷されたプリントを見つめながら、一度来た事が覚えのあるその寂しげな廊下を歩み。
別に入部するつもりなんてない。別に何の興味もそそられてなんて微塵もない。ただ少しだけ、演奏していた上級生達のあの顔を思い返すと、理由は分からないがとにかくもう一度近くで聴いてみたくなって、自ずと足が向かっていたのだ。
(……吹奏楽なんて興味ない、気まぐれで行くだけだ……それだけのことだ)
「吹奏楽入部すんのっ?」
「うわ…っ!」
ブツブツと自分に言い聞かせるように小さく呟いていた所に、爽やかな声色で後ろからいきなり声をかけられて驚嘆の声を上げ、後ろを振り返るとそこに居たのは芦家でその姿に僕は目を瞬かせる。
何故、彼がこんなところに。
「……っ、何できみが…」
「いつもみてぇにさっさと帰るのかと思ったら、なんか違う方に歩いてくのが見えたから着いてきた」
楽しそうに笑う芦家の姿に僕は、呆れて一つ息を漏らし前に向きなおると、彼は僕の横に足早にやってきて並んだ。
まるで大型犬が飼い主と散歩を楽しむような馴れ馴れしさに、僕は辟易して彼を一瞥する。
着いてきた、なんてこんな友人でも無いのにそんなことをする理由が意味も分からない。そもそも、今日から入部を受け付けているのだから僕なんかに構わずに、期待されているバスケ部に行くべきでは無いのかと怪訝に見つめる。
「着いてきたって……、君はバスケ部に行くんじゃ無いのか」
「あー……、手を怪我した事顧問に言ったら入部受付までまだ時間あるからゆっくりしておけって言われたからまだ入部しねぇんだ」
「怪我…って」
彼の左手をよく見れば、制服の袖からかすかにサポーターが手首に巻かれていて、僕はその怪我が前に僕を庇った時に生じたものな事に気がついた。
「……その、芦家…」
「気にしなくていいから、ほら、行こうぜ?吹奏楽部入部すんだろ?」
「……いや、入部はしない、……君は何故吹奏楽部に僕が入学すると思ったんだ?」
「この先にある部活は吹奏楽部しかねぇからこっちにきた時点でそれしかねぇと思ってた」
「そう……少し見に行くだけだよ」
「ふぅん、そっか?」
怪我の事に僕が何か言う前に、彼の言葉に流されて会話が進む。
流石に怪我の事は気がひけて、僕は彼の言葉にそれなりに返して会話を行うと彼は僕の言葉に頷いて、吹奏楽部に向かう道を促してきて、やはり吹奏楽部を見に行くのはやめようと後戻りが出来なくなったその足を、引き摺るように進める。
「やっぱり、バスケは興味無かった?」
「……興味があるか無いかと言われたら無いかな」
「そっか、一緒にやれたらいいなと思ってたけど、んじゃ仕方ねぇな」
その言葉にまさかバスケ部を勧めていたのが本気だったのかと、驚かされ僕の顔よりずっと上の方にある顔を見上げるとその身長の高さを分かっていたのも関わらず驚かされた。
すぐ横を歩いていると、本当に身長が高い。頭一つ以上違う気がする。
僕が見ている事に気がついた芦家に笑いかけられたのと同時に、僕は前へと向き直り足を早める。
その後も彼は、昨日食べた夕食のカレーの話や日本で流行っているらしいYouTuberの話を返事も漫ろな僕に一人楽しげに話した。
彼が喋る度に僕達がいる静かで薄暗く寂しげな廊下を、彼の明るい声がそれを照らすようで、彼一人いるだけで雰囲気を一新するのを目の当たりしながら、音楽室へと足を運ぶと微かにサクソフォンやトランペットの華やかな音色を耳が捉え、僕はその音色に一瞬立ち止まる、
「…黒瀬…?」
「……………………」
「……………」
立ち止まった僕の様子に3歩程先を言った芦家が振り返り、僕に声を掛けてきたが僕は彼に言葉を返す事はなく、その音の方に歩き出す。
弾いている曲は知らないけどそれでも上手くは無い事は伝わる、稚拙な音。その音に導かれて僕は前に偶然来た、音楽室の前へと立った。
その扉を開けるか、迷う。
「はい、ストップ!皆いいけど、このボカロ曲はもう少しマスターに対しての恋慕を隠す感じがいいと思うんだ、なんというかもっとボカロの娘の気持ちを汲み取って演奏してみて……」
「せんせー、面白すぎるからやめて」
「あはは、先生完全にオタクみたいになってるよ」
「いやここは譲れない所だよ皆、僕は昨日このボーカロイドプロデューサーのSNSを調べに調べてこの曲を作曲していた時に呟かれたコメントを読んできてまとめたんだけどね、この曲はただのラブソングでは無くてね……」
「やば、先生、熱意凄すぎる」
音楽室の扉を隔てた向こう側から聞こえる会話に、僕は目を瞬かせる。音楽の話をしているのだろうが、僕には何を言ってるのか全く理解が出来なくて戸惑う。
オケ用語とかではない、単語の羅列に生徒達は何がおかしいのか笑っている、それは僕には未知の世界で、僕と彼等を隔てるこの扉を開けるのを迷う。
「よし、早く入ろうぜ。また演奏始まっちまう」
「……っ、ちょっ、まって……っ」
音楽室の扉を開くか迷い、力無く扉に添えていた僕の手に、芦家の大きな手が上から被さってその扉を止める間もなく開く。
薄暗い廊下から、音楽室の光が洩れて眩く照らされたせいで目の奥が点滅するのを瞬きをした。
瞬間、中にいた少人数の上級生とその前で指導していた教師の視線が僕達に集まる。
皆んなが呆気に取られた顔をした後に、一人の上級生が「新入生だっ」と叫んだ瞬間、僕の周りに楽器を置いて、人がワラワラと一斉に集まってきた。
「新入生だよねっ?入部希望者?」
「二人もいるーっ、こんな早くに来てくれるなんて嬉しすぎて涙出てくるわ……」
「やってみたい楽器とかある?」
「ちょ、ちょっと……、いや、僕らは」
「あ、すみません、先輩達、俺はもう部活決まってて友達の付き添いっす」
「いつ僕が君と…ッ」
友達になったんだ、と言おうとしたがそれは上級生の「あー、残念だ」やら「じゃあ友達は入部希望でいいんだよね」やら、盛り上がる上級生の言葉に掻き消されて、あれよあれよという間に音楽室の前に招かれる。
少人数ながらも圧が凄くて、僕は目を白黒しながら対応に困っていると、僕らを取り囲む上級生の後ろから、落ち着いた低い声が聞こえた。
「皆、ちょっと落ち着いて……、見学だけかもしれないし………あれ、君は……」
「…………ッ」
上級生に落ち着くように声をかける銀縁眼鏡をかけた、髪を上げた教師が僕の姿を目に止めてその瞳を見開いた。
その瞬間、その教師の瞳が煌めいたのを僕は目にしたがその理由は定かでもなく、周りで獲物を逃すまいと群がる肉食獣の如き、上級生達を前にそんな事を気にする余裕はなかった。
部活勧誘イベントの全ての部活が紹介された後に戻ってきた教室で、簡素に行われたホームルームの最後に配られた一枚の紙。
入部届と印刷されたプリントを見つめながら、一度来た事が覚えのあるその寂しげな廊下を歩み。
別に入部するつもりなんてない。別に何の興味もそそられてなんて微塵もない。ただ少しだけ、演奏していた上級生達のあの顔を思い返すと、理由は分からないがとにかくもう一度近くで聴いてみたくなって、自ずと足が向かっていたのだ。
(……吹奏楽なんて興味ない、気まぐれで行くだけだ……それだけのことだ)
「吹奏楽入部すんのっ?」
「うわ…っ!」
ブツブツと自分に言い聞かせるように小さく呟いていた所に、爽やかな声色で後ろからいきなり声をかけられて驚嘆の声を上げ、後ろを振り返るとそこに居たのは芦家でその姿に僕は目を瞬かせる。
何故、彼がこんなところに。
「……っ、何できみが…」
「いつもみてぇにさっさと帰るのかと思ったら、なんか違う方に歩いてくのが見えたから着いてきた」
楽しそうに笑う芦家の姿に僕は、呆れて一つ息を漏らし前に向きなおると、彼は僕の横に足早にやってきて並んだ。
まるで大型犬が飼い主と散歩を楽しむような馴れ馴れしさに、僕は辟易して彼を一瞥する。
着いてきた、なんてこんな友人でも無いのにそんなことをする理由が意味も分からない。そもそも、今日から入部を受け付けているのだから僕なんかに構わずに、期待されているバスケ部に行くべきでは無いのかと怪訝に見つめる。
「着いてきたって……、君はバスケ部に行くんじゃ無いのか」
「あー……、手を怪我した事顧問に言ったら入部受付までまだ時間あるからゆっくりしておけって言われたからまだ入部しねぇんだ」
「怪我…って」
彼の左手をよく見れば、制服の袖からかすかにサポーターが手首に巻かれていて、僕はその怪我が前に僕を庇った時に生じたものな事に気がついた。
「……その、芦家…」
「気にしなくていいから、ほら、行こうぜ?吹奏楽部入部すんだろ?」
「……いや、入部はしない、……君は何故吹奏楽部に僕が入学すると思ったんだ?」
「この先にある部活は吹奏楽部しかねぇからこっちにきた時点でそれしかねぇと思ってた」
「そう……少し見に行くだけだよ」
「ふぅん、そっか?」
怪我の事に僕が何か言う前に、彼の言葉に流されて会話が進む。
流石に怪我の事は気がひけて、僕は彼の言葉にそれなりに返して会話を行うと彼は僕の言葉に頷いて、吹奏楽部に向かう道を促してきて、やはり吹奏楽部を見に行くのはやめようと後戻りが出来なくなったその足を、引き摺るように進める。
「やっぱり、バスケは興味無かった?」
「……興味があるか無いかと言われたら無いかな」
「そっか、一緒にやれたらいいなと思ってたけど、んじゃ仕方ねぇな」
その言葉にまさかバスケ部を勧めていたのが本気だったのかと、驚かされ僕の顔よりずっと上の方にある顔を見上げるとその身長の高さを分かっていたのも関わらず驚かされた。
すぐ横を歩いていると、本当に身長が高い。頭一つ以上違う気がする。
僕が見ている事に気がついた芦家に笑いかけられたのと同時に、僕は前へと向き直り足を早める。
その後も彼は、昨日食べた夕食のカレーの話や日本で流行っているらしいYouTuberの話を返事も漫ろな僕に一人楽しげに話した。
彼が喋る度に僕達がいる静かで薄暗く寂しげな廊下を、彼の明るい声がそれを照らすようで、彼一人いるだけで雰囲気を一新するのを目の当たりしながら、音楽室へと足を運ぶと微かにサクソフォンやトランペットの華やかな音色を耳が捉え、僕はその音色に一瞬立ち止まる、
「…黒瀬…?」
「……………………」
「……………」
立ち止まった僕の様子に3歩程先を言った芦家が振り返り、僕に声を掛けてきたが僕は彼に言葉を返す事はなく、その音の方に歩き出す。
弾いている曲は知らないけどそれでも上手くは無い事は伝わる、稚拙な音。その音に導かれて僕は前に偶然来た、音楽室の前へと立った。
その扉を開けるか、迷う。
「はい、ストップ!皆いいけど、このボカロ曲はもう少しマスターに対しての恋慕を隠す感じがいいと思うんだ、なんというかもっとボカロの娘の気持ちを汲み取って演奏してみて……」
「せんせー、面白すぎるからやめて」
「あはは、先生完全にオタクみたいになってるよ」
「いやここは譲れない所だよ皆、僕は昨日このボーカロイドプロデューサーのSNSを調べに調べてこの曲を作曲していた時に呟かれたコメントを読んできてまとめたんだけどね、この曲はただのラブソングでは無くてね……」
「やば、先生、熱意凄すぎる」
音楽室の扉を隔てた向こう側から聞こえる会話に、僕は目を瞬かせる。音楽の話をしているのだろうが、僕には何を言ってるのか全く理解が出来なくて戸惑う。
オケ用語とかではない、単語の羅列に生徒達は何がおかしいのか笑っている、それは僕には未知の世界で、僕と彼等を隔てるこの扉を開けるのを迷う。
「よし、早く入ろうぜ。また演奏始まっちまう」
「……っ、ちょっ、まって……っ」
音楽室の扉を開くか迷い、力無く扉に添えていた僕の手に、芦家の大きな手が上から被さってその扉を止める間もなく開く。
薄暗い廊下から、音楽室の光が洩れて眩く照らされたせいで目の奥が点滅するのを瞬きをした。
瞬間、中にいた少人数の上級生とその前で指導していた教師の視線が僕達に集まる。
皆んなが呆気に取られた顔をした後に、一人の上級生が「新入生だっ」と叫んだ瞬間、僕の周りに楽器を置いて、人がワラワラと一斉に集まってきた。
「新入生だよねっ?入部希望者?」
「二人もいるーっ、こんな早くに来てくれるなんて嬉しすぎて涙出てくるわ……」
「やってみたい楽器とかある?」
「ちょ、ちょっと……、いや、僕らは」
「あ、すみません、先輩達、俺はもう部活決まってて友達の付き添いっす」
「いつ僕が君と…ッ」
友達になったんだ、と言おうとしたがそれは上級生の「あー、残念だ」やら「じゃあ友達は入部希望でいいんだよね」やら、盛り上がる上級生の言葉に掻き消されて、あれよあれよという間に音楽室の前に招かれる。
少人数ながらも圧が凄くて、僕は目を白黒しながら対応に困っていると、僕らを取り囲む上級生の後ろから、落ち着いた低い声が聞こえた。
「皆、ちょっと落ち着いて……、見学だけかもしれないし………あれ、君は……」
「…………ッ」
上級生に落ち着くように声をかける銀縁眼鏡をかけた、髪を上げた教師が僕の姿を目に止めてその瞳を見開いた。
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