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玄関ホールに行くと、アルトが使用人を下がらせた状態で私たちを待っていた。黒い上着に落ち着いた装いだが、いつになく険しい表情をしているのがわかる。
「アルト……朝から一体何の用?」
私が率直に切り出すと、アルトは少し目を伏せるようにしてため息をつく。
「アデル、悪いが少し話したいことがある。できれば二人きりで……」
「二人きりって、またそうやって勝手なことを言うのね」
私は眉をひそめる。ギルバートがそばで控えるようにしているが、アルトが表情を曇らせて続ける。
「誤解しないでくれ。フローラのことで相談があるんだ。彼女は今、あの事件について色々と動いている。俺としては、もう放っておけない」
「フローラが動いてるって、具体的にどういうこと?」
レオンが思わず口を挟む。アルトはレオンをじろりと見るが、特に嫌悪感は示さず口を開く。
「フローラが王城や貴族連中に“アデルこそが事件の首謀者だ”と吹き込みはじめたんだ。俺の目から見ても、あれはやりすぎだと思う。証拠もないのに、何か根拠があるみたいに話しているから始末が悪い」
「そりゃまた迷惑な話ね。私を犯人にするシナリオを用意しているってこと……?」
怒りがこみ上げる。昨日のうちに動き出していたのか、フローラは。時間を置かずに動いてくるあたり、本気で私を潰しにかかっているようだ。
アルトは苦い表情を浮かべ、私に一歩近づいてくる。
「だから、俺は止めたい。お前とフローラの仲が完全にこじれる前に、ちゃんと話し合いをするべきだと思ったんだ。でもフローラは聞く耳を持たない。
だからこうしてお前のところに来て、俺にできる範囲で情報を伝えようと……」
私は思わず言葉に詰まる。アルトがここまで言ってくれるのは意外だ。昨日までなら「お前が変なことをするなよ」くらいの態度だったのに、何があったのだろう。
「……どういう風の吹き回し? フローラと一緒になって私を追い詰めるんじゃなかったの?」
「そこまで俺は鬼じゃない。事件が明らかに危険なものだし、フローラがやっていることも正当性に欠ける。俺は別にお前を殺したいわけじゃないんだ、アデル」
うーん、相変わらず素直じゃない言い方。だが、アルトが私の無実を信じてくれるなら、少しはありがたい。
「わかったわ。とにかく、フローラが私を犯人に仕立てる計画を進めてるということね。何か具体的な噂話とかあるの?」
「“アデルが捨て猫を使って王家の道具を手に入れ、事件を起こした”というシナリオらしい。捨て猫……つまりそこのレオンのことだろう」
アルトがレオンをちらっと見て言う。レオンはビクリと肩を震わせる。
「僕が王家の道具を手に入れて、アデルと一緒に悪巧みしたって……? そんな馬鹿な話が通るのか?」
「通らないとは思うが、フローラは“レオンが身元不明で怪しい技能を持っている”とか、“帝王学や護身術を昔学んでいたらしい”とか、断片的な情報を集めてまわりに言いふらしているんだ。そうなれば、信じる人も一定数出てくるだろう」
なるほど。確かにレオンは王家の血筋で、帝王学を学んでいたという噂が広まれば、不用意に怪しまれる可能性はある。
フローラはそこを利用して「レオンが王家の道具を盗み、アデルと共謀して事件を起こした」とでも主張する気なのか……!
「……許せないわ。あの女、本当に私を陥れようとしているのね」
怒りが込み上げる。ギルバートがそばで落ち着かせるように私の肩に手を置く。
「アデル、冷静に。アルト様、もしこのままフローラの暴走を止められないなら、僕たちが先手を打つしかありません」
「先手って、具体的には何を……?」
アルトが問いかけるので、私はもう隠す気もなく言う。
「こっちだって王家の道具の正体をある程度つかんでる。もしフローラが私に濡れ衣を着せようとするなら、私たちは逆に“王家内部の誰かがフローラと通じて道具を流した”という可能性を主張するまでよ」
すると、アルトは少し驚いたように目を見開く。
「王家の道具……それ、本当なのか? あれはただの嫌がらせグッズじゃなかったのか?」
「あなたに全部話すつもりはないけど、フローラが言うように私とレオンが王家の道具を手に入れたわけじゃないわ。むしろ、フローラか、その背後の誰かが仕入れたと考えるほうが自然」
「そんな馬鹿な……」
アルトは困惑している。やはり何も知らずにフローラに振り回されていたのかもしれない。
「アルト、あなたがフローラを止めてくれるなら私も感謝する。でも、これだけは覚えておいて。“私を敵に回すなら、それなりに痛い目を見せてあげる”ってことよ」
冷たい響きを含めて言い放つと、アルトは唇を噛むようにして視線をそらす。
「お前……本当に変わったな」
「変わったんじゃないわ。もともと私はこういう性格だったの。あなたが見ていなかっただけよ」
背筋が少し震える。こういうきつい言葉を放つ自分が、いわゆる“悪役令嬢”なのだろうと、今さら再確認してしまう。でも、引き下がるわけにはいかない。
アルトは複雑そうな表情を浮かべつつ、そっとため息をついた。
「わかった。とりあえず、フローラがこれ以上勝手な噂を広めないように俺からも言い含めてみる。ちゃんと話して聞くかはわからないが……」
「それができるならしてちょうだい。そもそも、あなたはフローラの味方なんでしょう? なら制止する義務くらいあるでしょ」
苦い調子で言い放つ私に、アルトは言葉を返さない。少し沈黙が流れたあと、彼は「これで十分だな?」と切り上げるように言う。
「……ああ、あとひとつ言い忘れてた。近いうちに王城から正式な呼び出しがあるかもしれない。捨て猫が本当に“王族の道具”を流用したのかどうか、確認をしたがっている連中がいる」
「やっぱりそうなるのね」
私はレオンのほうを見る。レオンは顔を強張らせ、肩をすくめる。
「わかったよ。王城が呼ぶなら、逃げ回っても仕方ない……。そのときはちゃんと向き合うさ」
「そうか。ならいい。……じゃあ、俺はこれで失礼する」
アルトは踵を返し、屋敷の扉のほうへ向かう。ギルバートが少し迷ったように視線を交わすが、私は黙って見送った。
本当ならもっと追及したいことがあったが、今のアルトはフローラと距離を置きながらもまだ完全に切れてはいない。これ以上口論しても平行線に終わるだけだろう。
アルトが屋敷を出たあと、私たち三人は顔を見合わせる。玄関ホールに緊張した空気だけが残っていた。
「まさかアルト様が朝イチで来るとはね……。それだけフローラの動きが急だということか」
ギルバートが低い声で言う。私もうんざりした気分。
「そうね。私を犯人に仕立てるために、王宮や貴族に根回しを進めてる……正直、いやらしいやり方よ。私の悪役イメージを利用するなんて」
「ここまで来たら、やはり先手を打たなければならないですね。ヴィクトリア様と連携して、あの道具が本来“王家のもの”だという事実をもっと広める手段はありませんかね?」
「うーん、どうだろう。王家の内部文書でも出れば一発だけど、そんなの簡単には公開できないし……」
私たちが頭を悩ませていると、レオンが小さく手を挙げる。
「あの……僕、王城から呼び出しが来たら行くしかないと思うんだ。そこできちんと事情を話せば、僕たちが道具を盗んだわけじゃないって証明できないかな」
「ただ、それにフローラが割って入ってきたら、“レオンが嘘をついている”と言い張るかもしれないわよ。証拠がないと厳しい」
ギルバートが悔しそうに首を振る。レオンは私たちを見回す。
「でも、逃げるわけにもいかない。どこかで堂々と話をする必要があるし、アルトもある程度は協力してくれそうな空気を出してた。……僕は行こうと思うよ、王城の呼び出しが正式に来たら」
レオンが決意を固めているのを見て、私もそれでいいと思う。むしろ、私とギルが無理やり止めたところで、フローラの讒言を止められるわけではない。
「わかったわ。レオンが行くときは私も同行する。どうせ当事者扱いされているわけだし、遠慮することはないでしょ」
ギルバートもこくりとうなずく。
「はい。何かあったら僕がフォローします。アデルとレオンだけでは心配ですし」
「気遣い感謝するわ。さて……一体どう転ぶのか。フローラが強引に話を捻じ曲げる前に、アルトがどこまで止めてくれるかも鍵ね」
「アルト……朝から一体何の用?」
私が率直に切り出すと、アルトは少し目を伏せるようにしてため息をつく。
「アデル、悪いが少し話したいことがある。できれば二人きりで……」
「二人きりって、またそうやって勝手なことを言うのね」
私は眉をひそめる。ギルバートがそばで控えるようにしているが、アルトが表情を曇らせて続ける。
「誤解しないでくれ。フローラのことで相談があるんだ。彼女は今、あの事件について色々と動いている。俺としては、もう放っておけない」
「フローラが動いてるって、具体的にどういうこと?」
レオンが思わず口を挟む。アルトはレオンをじろりと見るが、特に嫌悪感は示さず口を開く。
「フローラが王城や貴族連中に“アデルこそが事件の首謀者だ”と吹き込みはじめたんだ。俺の目から見ても、あれはやりすぎだと思う。証拠もないのに、何か根拠があるみたいに話しているから始末が悪い」
「そりゃまた迷惑な話ね。私を犯人にするシナリオを用意しているってこと……?」
怒りがこみ上げる。昨日のうちに動き出していたのか、フローラは。時間を置かずに動いてくるあたり、本気で私を潰しにかかっているようだ。
アルトは苦い表情を浮かべ、私に一歩近づいてくる。
「だから、俺は止めたい。お前とフローラの仲が完全にこじれる前に、ちゃんと話し合いをするべきだと思ったんだ。でもフローラは聞く耳を持たない。
だからこうしてお前のところに来て、俺にできる範囲で情報を伝えようと……」
私は思わず言葉に詰まる。アルトがここまで言ってくれるのは意外だ。昨日までなら「お前が変なことをするなよ」くらいの態度だったのに、何があったのだろう。
「……どういう風の吹き回し? フローラと一緒になって私を追い詰めるんじゃなかったの?」
「そこまで俺は鬼じゃない。事件が明らかに危険なものだし、フローラがやっていることも正当性に欠ける。俺は別にお前を殺したいわけじゃないんだ、アデル」
うーん、相変わらず素直じゃない言い方。だが、アルトが私の無実を信じてくれるなら、少しはありがたい。
「わかったわ。とにかく、フローラが私を犯人に仕立てる計画を進めてるということね。何か具体的な噂話とかあるの?」
「“アデルが捨て猫を使って王家の道具を手に入れ、事件を起こした”というシナリオらしい。捨て猫……つまりそこのレオンのことだろう」
アルトがレオンをちらっと見て言う。レオンはビクリと肩を震わせる。
「僕が王家の道具を手に入れて、アデルと一緒に悪巧みしたって……? そんな馬鹿な話が通るのか?」
「通らないとは思うが、フローラは“レオンが身元不明で怪しい技能を持っている”とか、“帝王学や護身術を昔学んでいたらしい”とか、断片的な情報を集めてまわりに言いふらしているんだ。そうなれば、信じる人も一定数出てくるだろう」
なるほど。確かにレオンは王家の血筋で、帝王学を学んでいたという噂が広まれば、不用意に怪しまれる可能性はある。
フローラはそこを利用して「レオンが王家の道具を盗み、アデルと共謀して事件を起こした」とでも主張する気なのか……!
「……許せないわ。あの女、本当に私を陥れようとしているのね」
怒りが込み上げる。ギルバートがそばで落ち着かせるように私の肩に手を置く。
「アデル、冷静に。アルト様、もしこのままフローラの暴走を止められないなら、僕たちが先手を打つしかありません」
「先手って、具体的には何を……?」
アルトが問いかけるので、私はもう隠す気もなく言う。
「こっちだって王家の道具の正体をある程度つかんでる。もしフローラが私に濡れ衣を着せようとするなら、私たちは逆に“王家内部の誰かがフローラと通じて道具を流した”という可能性を主張するまでよ」
すると、アルトは少し驚いたように目を見開く。
「王家の道具……それ、本当なのか? あれはただの嫌がらせグッズじゃなかったのか?」
「あなたに全部話すつもりはないけど、フローラが言うように私とレオンが王家の道具を手に入れたわけじゃないわ。むしろ、フローラか、その背後の誰かが仕入れたと考えるほうが自然」
「そんな馬鹿な……」
アルトは困惑している。やはり何も知らずにフローラに振り回されていたのかもしれない。
「アルト、あなたがフローラを止めてくれるなら私も感謝する。でも、これだけは覚えておいて。“私を敵に回すなら、それなりに痛い目を見せてあげる”ってことよ」
冷たい響きを含めて言い放つと、アルトは唇を噛むようにして視線をそらす。
「お前……本当に変わったな」
「変わったんじゃないわ。もともと私はこういう性格だったの。あなたが見ていなかっただけよ」
背筋が少し震える。こういうきつい言葉を放つ自分が、いわゆる“悪役令嬢”なのだろうと、今さら再確認してしまう。でも、引き下がるわけにはいかない。
アルトは複雑そうな表情を浮かべつつ、そっとため息をついた。
「わかった。とりあえず、フローラがこれ以上勝手な噂を広めないように俺からも言い含めてみる。ちゃんと話して聞くかはわからないが……」
「それができるならしてちょうだい。そもそも、あなたはフローラの味方なんでしょう? なら制止する義務くらいあるでしょ」
苦い調子で言い放つ私に、アルトは言葉を返さない。少し沈黙が流れたあと、彼は「これで十分だな?」と切り上げるように言う。
「……ああ、あとひとつ言い忘れてた。近いうちに王城から正式な呼び出しがあるかもしれない。捨て猫が本当に“王族の道具”を流用したのかどうか、確認をしたがっている連中がいる」
「やっぱりそうなるのね」
私はレオンのほうを見る。レオンは顔を強張らせ、肩をすくめる。
「わかったよ。王城が呼ぶなら、逃げ回っても仕方ない……。そのときはちゃんと向き合うさ」
「そうか。ならいい。……じゃあ、俺はこれで失礼する」
アルトは踵を返し、屋敷の扉のほうへ向かう。ギルバートが少し迷ったように視線を交わすが、私は黙って見送った。
本当ならもっと追及したいことがあったが、今のアルトはフローラと距離を置きながらもまだ完全に切れてはいない。これ以上口論しても平行線に終わるだけだろう。
アルトが屋敷を出たあと、私たち三人は顔を見合わせる。玄関ホールに緊張した空気だけが残っていた。
「まさかアルト様が朝イチで来るとはね……。それだけフローラの動きが急だということか」
ギルバートが低い声で言う。私もうんざりした気分。
「そうね。私を犯人に仕立てるために、王宮や貴族に根回しを進めてる……正直、いやらしいやり方よ。私の悪役イメージを利用するなんて」
「ここまで来たら、やはり先手を打たなければならないですね。ヴィクトリア様と連携して、あの道具が本来“王家のもの”だという事実をもっと広める手段はありませんかね?」
「うーん、どうだろう。王家の内部文書でも出れば一発だけど、そんなの簡単には公開できないし……」
私たちが頭を悩ませていると、レオンが小さく手を挙げる。
「あの……僕、王城から呼び出しが来たら行くしかないと思うんだ。そこできちんと事情を話せば、僕たちが道具を盗んだわけじゃないって証明できないかな」
「ただ、それにフローラが割って入ってきたら、“レオンが嘘をついている”と言い張るかもしれないわよ。証拠がないと厳しい」
ギルバートが悔しそうに首を振る。レオンは私たちを見回す。
「でも、逃げるわけにもいかない。どこかで堂々と話をする必要があるし、アルトもある程度は協力してくれそうな空気を出してた。……僕は行こうと思うよ、王城の呼び出しが正式に来たら」
レオンが決意を固めているのを見て、私もそれでいいと思う。むしろ、私とギルが無理やり止めたところで、フローラの讒言を止められるわけではない。
「わかったわ。レオンが行くときは私も同行する。どうせ当事者扱いされているわけだし、遠慮することはないでしょ」
ギルバートもこくりとうなずく。
「はい。何かあったら僕がフォローします。アデルとレオンだけでは心配ですし」
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