お姫さまになれなかった僕は今日も学ランに袖を通す

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1 告白

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じゅぷっ、じゅぼっ、という下品な水音が教室に響く。
粘着質で、卑猥ともグロテスクともとれる音だ。
少年が恍惚とした表情で、僕のおちんちんをしゃぶっている。
少年の舌や頭の動きに合わせて、ぢゅぷぢゅぷと音が鳴る。
僕のちんこは粘膜に包まれて、唾液を塗りたくられて、
舌で左右に転がされて、皮の中まで剥いて舐められて、びくびくと震えている。
限界まで大きくなったちんちんを、少年が美味しそうに頬張っている。
全身を駆け巡る快楽のせいで、頭がぼんやりしていた。
ああ、なんでこんなことになったんだっけ?
どうして僕は、クラスメイトの男の子に教室なんかでペニスをしゃぶられているんだ?
こんなのは、おかしい。間違っているに違いなかった。
だけど、僕の意識も肉体も、どんどん快楽に飲まれて行って……。
今はもう、射精することしか考えられない。
早くイキたい。はやく。はやく!



――今から少し前のことだった。
何分くらいこうされているか分からないから、
正確な時間は不明だけれどそれほど経っていないような気がする。
とにかく、今日の放課後だ。


稲葉いなばくんって好きな子とか居るの?」


ホームルームが終わったあとに、
クラスメイトの女の子から声をかけられて一緒に空き教室へ行ったんだ。
小林こばやしさんという、大人しめの女の子だった。
目立たないタイプではあるけれど、小柄でそれなりに可愛らしい女の子。
大人しいといっても決して暗いわけではなくって、
保健委員をやっていて、穏やかでおっとりした感じの女の子だ。

「い、居ない、けど……」

「ほんとう? じゃ、じゃあ、あの……
 わ、私と付き合ってくれない……?」

ちょっと緊張した様子で、そんなことを言われた。
恥ずかしそうにそう言う小林さんのことを、僕はかわいらしいと思った。
小林さんとは席が近くって、たまにちょっとした話をする。
前々からいい子だなとは思っていた。
女の子に告白されたのなんか初めてだったから、とても嬉しい。
僕は素直に、小林さんと付き合ってみたいと思った。
年相応に女の子に興味があったし、恋人が欲しかった。


「へ、返事は、いつでもいいからッ……!」


小林さんは顔を真っ赤にしてそう言うと、
すぐさま僕に顔を背けて逃げるように教室から出て行ってしまった。
正直僕はドキドキしていたし、興奮もしていた。
告白を断る気なんかなかった。
彼女ができるかもしれないという事実に、舞い上がっていた。
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