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2章 新しい暮らし
15、マリーの悪徳とルネの憂鬱
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「ひょっとして学園を退学させられたとか?」
テストの採点方式が改悪されたとルネが嘆いてたのを思い出して、おそるおそる声をだしてみる。
新しく採用された方式は平民生徒に断然不利にできたいた。
貴族の生徒なら1問正解すると10点もらえるのに、平民はたった5点しか加算されないからだ。
そのうえ各教科の成績最下位者は強制退学となり、すでに数人の平民生徒が学園から去っていったという。
理不尽この上ない制度だが、ヒョイ様が権力をつかって学園をねじ伏せたらしい。
卒業したヒョイ様が今さら学園のテストに興味をもつわけないだろうから、どうせマリーが泣きついたのだろう。
「どう、可愛い私は何でも思い通りにできるのよ!」
と高笑いするマリーのドヤ顔が脳裏をかすめた。
身分に関係なく実力だけで評価される学園づくりなんてやはり不可能なのだろうか。
「マリーの足をへし折ってやりたいわ」
と私がギュッと眉をひそめたと同時にルネが机から顔を上げて笑い声をたてる。
「オリビアったら相変わらず暴力的なんだから。
私がへこんでいたのはね」
「へこんでいたのはなぜなの?」
私が首を傾けると他の2人も一緒に首を傾けた。
「実はね。
私、ミスキャンパスの決勝戦に出る事になったのよ」
「へ?
それがへこんでいた理由なの?」
目を見開いて驚いている私の後ろでぺぺが「きゃーやったわ」とさわいでいる。
「なーんだ、そんな事だったのね。心配して損しちゃったわ」
「なーんだ、じゃないわよ。だって私舞台にあがる自信がないんだもの」
「大丈夫よ。私達がついているから」
私はつくった拳で自分の胸をドンとたたくと、ニパーと大袈裟な笑顔をつくる。
「なら、さっそく作戦をたてないとね。
ねえ、ルネ。
マリーはわかるとしてあと1人は誰が選ばれたの?」
「セーラよ」
「なーるほどセーラときたわけか。
これはかなり強敵ね」
子爵令嬢のセーラは読書好きで控えめな生徒だけれど、肝心な時はしっかり自分の意見を言えるリーダ性をもちあわせている生徒だった。
そんなセーラの容姿は長いまっすぐの黒髪に深い黒い瞳。
保護欲をそそるマリーの可愛さと違って、癒し系可愛い子ちゃんなのだ。
「それにしてもルネ。
マリーの平民迫害が激しくなってる学園で、いくら無記名投票とはいえそれだけ票が集まったものね。
凄いわ」
「それは。
ジョイ第2王子が味方になってくれたから」
「ジョイ王子って優秀すぎる王子の事でしょ。
確か王子は現在留学中のはずよ。
それなのにどうして?
ねえ、ねえ」
「それが緊急帰国されて学園にいらしてたのよ」
そこまで言うと、なぜかルネはポッと頬をそめてうつむいた。
「え? なになにこの謎のリアクションは」
頭の中が?マークで一杯になった私は思わず呟いたのだ。
テストの採点方式が改悪されたとルネが嘆いてたのを思い出して、おそるおそる声をだしてみる。
新しく採用された方式は平民生徒に断然不利にできたいた。
貴族の生徒なら1問正解すると10点もらえるのに、平民はたった5点しか加算されないからだ。
そのうえ各教科の成績最下位者は強制退学となり、すでに数人の平民生徒が学園から去っていったという。
理不尽この上ない制度だが、ヒョイ様が権力をつかって学園をねじ伏せたらしい。
卒業したヒョイ様が今さら学園のテストに興味をもつわけないだろうから、どうせマリーが泣きついたのだろう。
「どう、可愛い私は何でも思い通りにできるのよ!」
と高笑いするマリーのドヤ顔が脳裏をかすめた。
身分に関係なく実力だけで評価される学園づくりなんてやはり不可能なのだろうか。
「マリーの足をへし折ってやりたいわ」
と私がギュッと眉をひそめたと同時にルネが机から顔を上げて笑い声をたてる。
「オリビアったら相変わらず暴力的なんだから。
私がへこんでいたのはね」
「へこんでいたのはなぜなの?」
私が首を傾けると他の2人も一緒に首を傾けた。
「実はね。
私、ミスキャンパスの決勝戦に出る事になったのよ」
「へ?
それがへこんでいた理由なの?」
目を見開いて驚いている私の後ろでぺぺが「きゃーやったわ」とさわいでいる。
「なーんだ、そんな事だったのね。心配して損しちゃったわ」
「なーんだ、じゃないわよ。だって私舞台にあがる自信がないんだもの」
「大丈夫よ。私達がついているから」
私はつくった拳で自分の胸をドンとたたくと、ニパーと大袈裟な笑顔をつくる。
「なら、さっそく作戦をたてないとね。
ねえ、ルネ。
マリーはわかるとしてあと1人は誰が選ばれたの?」
「セーラよ」
「なーるほどセーラときたわけか。
これはかなり強敵ね」
子爵令嬢のセーラは読書好きで控えめな生徒だけれど、肝心な時はしっかり自分の意見を言えるリーダ性をもちあわせている生徒だった。
そんなセーラの容姿は長いまっすぐの黒髪に深い黒い瞳。
保護欲をそそるマリーの可愛さと違って、癒し系可愛い子ちゃんなのだ。
「それにしてもルネ。
マリーの平民迫害が激しくなってる学園で、いくら無記名投票とはいえそれだけ票が集まったものね。
凄いわ」
「それは。
ジョイ第2王子が味方になってくれたから」
「ジョイ王子って優秀すぎる王子の事でしょ。
確か王子は現在留学中のはずよ。
それなのにどうして?
ねえ、ねえ」
「それが緊急帰国されて学園にいらしてたのよ」
そこまで言うと、なぜかルネはポッと頬をそめてうつむいた。
「え? なになにこの謎のリアクションは」
頭の中が?マークで一杯になった私は思わず呟いたのだ。
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